2022年8月半ばに北陸から長野への旅のお話シリーズ。
前回までで金沢のお話は終了。
本編を始める前に、ここまでの行程のリンク集をどうぞ。
金沢の近江町市場で朝食をとった後、朝の金沢をぶらぶら、宿に戻ってまた温泉に入りつつ比較的ゆっくり過ごした。
この日は岐阜から長野へ抜ける行程。
急ぐ旅でもなかったので下道で国道156号を下る。
県道451号、白山公園線を西へひたすら走る。
この行程がなかなかに遠い(^^;
離合も難しいのではと思うような道をかなり進むとやがて開けた場所に出る。
白山国立公園大白川園地の大白川駐車場。
まずはここに車をとめて一息つきながら散策。
向こうに見える美しい色の湖は白水湖。
これは後に今回の目的地、露天風呂からも眺めることができた。
駐車場の奥にある小屋「白山レイクサイドロッジ」。
※写真は観光紹介サイトより拝借
食事をとることもできるが、ここが目的地「大白川露天風呂」の受付になっていた。
入浴料は500円。
こちらの営業時間以外は浴場に直接料金を納める仕組みらしい。
ちなみにこの露天風呂は6月上旬~10月下旬頃までの営業。
ただ今季(2023)の営業は、7月16日から8月28日の「県道白山公園線の通行可能期間」のみの営業となるそうだ。
詳しくは公式ページ↑で確認くださいまし。
さて、小屋から浴場へてくてくと歩くと緑に埋もれた古い要塞の入口のようなところが見えてくる。
こちらが「大白川露天風呂」の入口。
13時半過ぎに到着した。
大白川露天風呂
こちら夏季のみの営業だけに加え、毎週金曜は清掃のため一時時間帯は利用ができないとのこと。
実は訪れた日はその金曜日だったため、事前に電話で入浴可能時間を聞いていた…相方がいるので完全な空振りは避けたい!
担当の方曰く、午前中から掃除を始めるけど、しっかり湯に入れるようになるのは午後の何時になるかちょっとわからないとのはっきりしない回答に困りつつ、急がずゆっくり向かった次第。
まだコロナ禍仕様で、入口には消毒のアルコールが設置されていた。
こちらの入浴可能時間は8時半~18時。
この日はそういうわけで清掃で朝は入れなかったはず。
浴場は露天風呂のみで男女別にそれぞれある。
あまりの山奥に事前には勝手に貸切状況だろうと思っていたのだが、駐車場に着いた時点でそれは無理だろうと思い始めていた(^^;
実際に男湯は先客が2人。
しばらくして1人追加で貸切状況は無理だった。
元より貸切ったとしてもこちらは撮影禁止だった
この時の旅は撮影禁止がとても多かった(^^;
よって以下の浴場写真は各紹介サイトから拝借したものとなりますm(__)m
そして男女の浴場が入り混じっているはず。
実際は13時半過ぎの時点で男湯は湯がまだ満ちてなかった。
8割ぐらいは入っていたので入浴は楽しめたが。
ちなみに女湯は終始独り占めでき、湯も満ちていたらしい。いいなぁ。
※写真は観光紹介サイトより拝借
無色透明な湯は源泉名が「大白川2号泉及び大白川3号泉の混合泉」。
源泉温度68.8度、pH8.1のナトリウム-塩化物温泉。
成分総計は1.190g/kg。
※写真は観光紹介サイトより拝借
この湯をかけ流しにて使用している。
加水しているのか完全かけ流しなのかはわからなかった。
感覚的にはそんなに薄まった感じはしない。
ただし浴槽ではぬるめに感じたので、源泉温度を考えると加水していたのかもしれない。判断できず。
※写真は観光紹介サイトより拝借
お分かりのように浴場には屋根など全くなく開放感は抜群で、浴場からは美しい白水湖を眺めることができる。
※写真は観光紹介サイトより拝借
白水湖は昭和38年に造られた大白川ダムの湖。
がエメラルドグリーンなのは硫黄分を含んでいるという説明もあった。
ただし源泉の成分は数値的には硫黄分は少ない。
※写真は観光紹介サイトより拝借
とはいえ源泉にはコクのあるタマゴ臭があり、コクのあるタマゴ味がする。
白色を中心に湯の花は多数舞っていた。
※写真は観光紹介サイトより拝借
源泉の成分を簡単に紹介。
陽イオンはナトリウムが293.7mgで82.44ミリバル%と大半。
以下、カリウム55.1mg、カルシウム24.0mg、マグネシウム1.7mgと続く。
陰イオンは塩化物が409.6mgで76.85ミリバル%。
以下炭酸水素が146.1mg、硫酸が49.85mg、ふっ化物が0.9mgと続く。
非解離成分ではメタケイ酸が174.0mg、メタホウ酸が11.6mg。
溶存ガス成分では遊離二酸化炭素が19.5mgとなっていた。
硫黄に関する数値は0.1mg未満で成分には表れてないが、実際は明確にそちら系の風味があるのが面白い。
※写真は観光紹介サイトより拝借
しっかりとしたスベスベ感も心地よかった。
相方は女湯でずいぶんゆっくり心地よい時間を過ごせたらしい。
皆さんもタイミングを見計らって、ぜひこの解放感に満ちたステキな露天風呂をお楽しみください
大白川露天風呂
岐阜県大野郡白川村平瀬大白川
問合せ先
05769-6-1187(トヨタ白川郷自然學校)
入浴料 500円
8時~18時
6月上旬~10月下旬頃まで
※2023年度は7月16日から8月28日の「県道白山公園線の通行可能期間」のみ営業
<源泉名:大白川2号泉及び大白川3号泉の混合泉>
ナトリウム-塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
68.8度
pH8.1
成分総計 1.190g/kg
無色透明
コクタマゴ臭あり
コクタマゴ味あり
白色を中心に湯の花多数あり
しっかりとしたスベスベ感あり
かけ流し(加水の有無は不明・浴槽はぬるめ)
2022年8月入湯
※数値はH29の分析表より