2022年8月に兵庫から向かった北陸から長野へ抜ける旅のお話シリーズ。
ここまでの行程はこちら。
神社と温泉で身を清めた我々、また氣比神宮の方面まで戻ってきてのランチタイム。
向かったのは大正時代から100年以上続く老舗の寿司屋、「弥助寿司本舗」。
せっかく若狭湾、敦賀港の近くに居るのにお寿司を食べない手はないでしょう
人気のある店とのことで、事前に電話で予約をしておいた。
店の前の駐車スペースはすでに一杯で停められず、別にもあったのは知らず、通常のコインパークを利用してしまった。
JR敦賀駅からだと徒歩で十数分の距離のようだ。
弥助寿司本舗
ちなみに寿司屋によくある弥助という名前。
これは歌舞伎の「義経千本桜」からの由来で、弥助自体が寿司屋の符牒。
今回調べた寿司屋豆知識でした
ホントは金沢の名高い寿司屋「小松弥助」に行ってみたかったのだけど、超人気店な上に今や紹介制とのことでこの時は予約のとりようがなかったのでありました。
12時前に到着、名前を告げ、2人でカウンターへ着席。
予約の電話の際、ここのところ続いた悪天候でいいネタがあまり入ってない可能性があると言われる。
それでもやはり地ネタが食べたい。
メニューがピンボケ↑ですみません。
やはりせっかくなので相方共々「季節の地魚にぎり(九貫)」2800円を注文。
車なので最初からお茶で。
赤い眼鏡が印象的な、見た目はどちらかといえばいかつい系なのに何とも小声の大将が握ってくれる。
ネタの名前が聞き取りにくくてブロガーとしては困った(^^;
まずはスズキ。
カウンターの板が黒いので白身魚は色味が飛んでしまう…ぼくの写真の腕のせいです(^^;
素晴らしい歯応えと旬の美味しさがあった。
シャリは以下共通だけど、口の中で素直にほぐれる技もしっかり。
剣先イカ。
甘くて歯応えはこちらも最高。
小アジ。
ほんのりとした赤い身の塩梅が美しい仕上がり。
くさみも全くなく、美味しいアジだった。
サバ。
締め方がぼく好みで美味しくいただけた。
甘エビ。
その名のとおり甘味たっぷり。
見た目がカワイイ。
ツバス。
ハマチになる手前の小さいときの呼び名。
歯応えはかわいい系だったけど、味わいはなかなか素晴らしかった。
地ダコ。あれ、これだけ写真が無い!
フリー素材でごめんなさいm(__)m
生ではなく湯がかれ、ツメとワサビのバランスはよかった。
しっかりとした歯応えだった。
ハモ。
定番の梅肉和えで、少しこの梅味が強く感じた。
淡泊な身の味わいは楽しめた。
バイガイ。
これまた新鮮でくさみはもちろん無く、歯応え最高。
美味しい貝だった。
これにて地魚握りは終了。
もう少し食べたかったので、あまり選択肢の無い中で選んで追加したのはサザエ。
予想はしていたが凄い歯応え!
歯の調子がよくないぼくにはギリな感じでした(^^;
全体的に今時の洗練された寿司というよりかは、町寿司の美味しいにぎりといった感じで、値段もまずは納得できる内容だった。
シャリの味が少し濃いめに感じたけど、それもそういった立ち位置のお寿司屋さんなんだということでこれまた勝手に納得。
帰り際に「おおきに~」と言って見送ってもらえたが、敦賀の商店もやはり関西文化なのかな~。
この後は金沢市へ移動。この日の宿の話へ続きます。
弥助寿司本舗
福井県敦賀市神楽町1-2-7
0770-22-0496
11時半~14時 16時~21時
月曜定休
2022年8月入店