湯ノ花温泉 天神湯 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

2020年夏の温泉旅シリーズは湯ノ花温泉の共同浴場を巡っているところまでいった。

これまでの湯端の湯石湯は宿泊当日に訪れた際のことでまとめたが、ここからは2日目。

月変わって8月となる。

なおこれまで通り、10年前に訪れたときのダイジェストみたいな話はこちらからどうぞ。

 

まずはこれまでのリンク先を。

 

桧原温泉「たばこ屋旅館」

裏磐梯早稲沢温泉「温泉民宿えんどう」

諸橋近代美術館

馬刺し専門 大久保商店

芦ノ牧ドライブ温泉

湯野上温泉「えびす屋旅館」

木賊温泉 岩風呂

木賊温泉 広瀬の湯

湯ノ花温泉 本家亀屋 <建物編>

湯ノ花温泉 本家亀屋 <温泉編>

湯ノ花温泉 本家亀屋 <食事編>

湯ノ花温泉 湯端の湯

湯ノ花温泉 石湯

 

翌早朝はまず宿の専用浴場に入った後、7時前に弘法の湯へ向かったが、まだ湯が半分も張ってなかった。

よって先にもう一つの天神湯へ。

湯ノ花大橋のたもとにある。

 

 

ジャスト7時頃に着くが、今度は鍵が開いてない。

この天神湯、宿泊した「本家亀屋」と目と鼻の先の距離。

宿の女将さんに鍵を開けてもらった。

 

 

湯ノ花温泉 天神湯

 

 

 

南会津町のオフィシャルサイトなどでは入浴可能時間が6時~22時となっているが、そう言うわけでいつもそうとは限らないようである。

要確認ということにさせていただく。

 

 

なお正式名称が天神湯なのか、天神の湯なのか、天神ノ湯なのかは分からないが、暖簾より格式ある看板の「天神湯」をここでは採用。

入浴料金はこれまでの2つの共同浴場と同じく、、日帰りの立寄りなら200円、宿泊して2日に渡って入るなら300円

商店や宿にて事前に購入する。

 

こちらの天神湯、石湯に続き混浴である。

 

 

引き戸を開けるといきなり湯船に真ん前に見える構造。

その戸も開いていることもあるらしく、道から丸見えになってしまう可能性もあり。

女性にはかなりハードルの高い混浴となるであろう。

訪れたときは鍵を開けてもらったぐらいなので無人、終始独り占めで入れた(相方は宿の専用浴場に籠り中)。

 

浴場手前に脱衣所スペースは向かい合うようにある。

 

 

一応男女で分けているということなのか。

 

 

両者に何の仕切りもない。

 

ちなみに浴槽から脱衣所、入口方面を見た図。

 

 

これで状況がお分かりいただけよう。

 

さて、天神湯の浴槽は一応2つ。

 

 

2~3人規模のメイン浴槽と、そこからのオーバーフローが注がれる小さな浴槽。

この小さな浴槽は大人1人だとかなり小さいサイズで、子供用なのだろうか。あるいは洗濯用?

 

天井はやはりしっかり高く、湯気抜きもぬかりなし。

 

 

夏なので窓が開けられていたが。

その窓からは、湯ノ岐川が見える。

 

 

これが何とも心地よいニコニコ

 

 

それではメインの浴槽から。

鍵が閉まっていたぐらいだから、湯はどうみても新鮮な状態。

 

 

無色透明な湯は源泉名「清滝の湯」。

源泉温度57.2度pH8.1単純温泉

成分総計0.9127g/kg

ナトリウムイオン203.3mgに対してカルシウムイオンが79.1mg、硫酸イオンが152.7mgに対して炭酸水素イオンが27.5mgのバランス。

メタケイ酸が101.5mgと規定値の倍ある。

自然湧出34.4リットル/分の湧出量。

基本的に完全かけ流し

 

浴槽の温度を測ってみると。。。

 

 

46.3度とここもかなり熱め。

10年前も熱かった記憶がある。

普段よりホースでの加水はされておらず、どうしても加水したければ離れた蛇口からバケツや桶に水を汲んで埋めることになる。

もちろんそんなことはしない、この温度なら湯もみをすれば問題なく入れるにひひ

 

 

この源泉「清滝の湯」の湧出地は湯ノ花1230番地。

浴場「湯端の湯」の所在地が1229番地で、湯端の湯に掲げられていた源泉「共同湯」の湧出地が1231番地、「湯本の湯」が1232番地。

次に見る弘法の湯の使用源泉も「清滝の湯」なので、石湯の源泉以外の源泉湧出地は「湯端の湯」あたりに集中していることがわかる。

 

湯口のパイプにへばりついている白いモコモコの結晶がよい雰囲気。

単純温泉ながら硫酸塩泉系の湯ということが分かる。

 

 

湯の風味の印象は他の源泉とほぼ同じ。

焦げ硫黄臭は慣れてきたのか控えめに感じられたが、淡い塩ダシ味淡いタマゴ味はしっかり。

甘味も感じた気がした。

焦げ硫黄臭は引き湯の距離によって薄まった可能性はある。

 

湯口の温度を測ってみると。

 

 

52.3度と、引き湯のわりにはしっかり温度が保たれている。

これを基本加水なしとしているのだから、石湯同様普段から熱いと思っておいた方がよい。

 

 

しっかりとしたスベスベ感があった。

やはり単純温泉と思えない存在感のある湯だ。

なおぼくが入浴写真で笑顔のときは大抵やせ我慢をしているときである(^-^;

つまり熱いか冷たいかにひひ

 

それではサブの浴槽を。

 

 

先述通り、メイン浴槽からのオーバーフローがそのまま投入され、そして同じく完全かけ流しとなっている。

 

温度を測ってみると。。。

 

 

44.4度と十分に熱い(^-^;

 

狭いが一応入っておく。

 

 

でもやはり大人の入浴用には思えない規模。

と言うわけで、熱い熱いと言いながらもメイン浴槽に何度も入っては出てを繰り返したのであった。

 

 

 

湯ノ花温泉 天神湯 

 

福島県南会津郡南会津町湯ノ花382
0241-64-5611(南会津町観光物産協会 舘岩観光センター)

入浴料 宿泊入浴券300円 (2日間有効で4つの共同浴場に入浴可)

     一般200円 (1日間有効で4つの共同浴場に入浴可)  

※商店か宿で購入

6時~22時(要確認)
基本的に無休

 

<源泉名:清滝の湯>

単純温泉 (低張性・弱アルカリ性・高温泉)

57.2度

pH81

成分総計 0.9127g/kg

自然湧出 34.4リットル/分

無色透明

微焦げ硫黄臭あり

淡塩ダシ味、淡タマゴ味、甘味あり

しっかりとしたツルスベ感あり

完全かけ流し

 

2020年8月入湯

※数値はH27の分析書より