裏磐梯早稲沢温泉 温泉民宿えんどう | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

2020年7月末~8月頭にかけての湯旅シリーズ。

桧原温泉「たばこ屋旅館」の極上湯でシャキっとし、強まる雨の中、すぐ近くの「塾」の温泉へ向かってみたが、コロナ禍の影響で4月より休業のまま。

かなり荒れた感じだったので、再開が心配される(11月現在の状況は未確認)。

それでは桧原湖に沿って北東へ進み、裏磐梯早稲沢温泉のエリアへ。

単に早稲沢温泉とも呼ばれ、ネタ的にはこの時期(夏)には「野菜販売所」の温泉というマニア心をくすぐる湯が以前はあったのだが、3年ぐらい前に廃止になってしまったようだしょぼん

とは言えこのあたりは温泉を引いている宿がいくつもあり、建物の脇には湧き水か源泉らしきものもたくさん垂れ流されているニコニコ

 

 

そんな中からやはり朝から入れそうな「温泉民宿えんどう」に立寄りを乞うてみる。

 

 

8時45分頃だったが、立寄りはOKとのこと。

時間は特に決めてないみたいだったが、おおむね8時~20時ぐらいは受付ているらしい。

 

 

裏磐梯早稲沢温泉 温泉民宿えんどう

 

 

 

こちは自家栽培の有機野菜での食事も評判の宿で、部屋数は12室の規模。

サイトによると、1泊2食付きで7700円からとのこと。

立寄り入浴料500円だった。

 

 

結構強い雨が降っていたが農作業をされているタイミングだったのか、宅配便の荷物も玄関に置かれたままだった。

浴場は階段の脇を進み、1Fの奥。

 

 

男女別の浴場はそれぞれ内湯と露天風呂がある。

 

 

終始独り占めで入ることができた。

 

 

それでは浴場内へ。

 

 

数人がゆったり入れる規模の内湯の岩風呂の奥に露天風呂がある。

内湯の浴槽を経ないと露天風呂へは行けない構造だ。

湯の動きもつながっているように見えた。

 

 

シャワー付きのカランが3組。

カランから出たのは真湯だったと思われる。

 

 

無色透明な湯は源泉名「宝来湯」と「裏磐梯早稲沢温泉」の混合泉

2源泉の混合使用については女将さんに確認した。

宝来湯が昭和50年代に出た熱い湯で、ぬるい裏磐梯早稲沢温泉と季節に応じた混ぜ方で温度を調整し、加水や加温なしの完全かけ流しにて使用している。

なお詳しい分析書があるのが、裏磐梯早稲沢温泉の方だけだった。

源泉温度34度pH8.7アルカリ性単純温泉

成分総計0.5808g/kg

硫酸イオンが308mgに比べ炭酸水素イオンが31.8mgなので、硫酸塩泉系の単純温泉である。

 

熱い宝来湯の方は、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉で、後に出てくるが浴場内の表記は73度

ネットで拾った平成21年の数値では69.9度pH8.4成分総計1.201g/kgとなっていた。

 

なお、現在掲げてあった裏磐梯早稲沢温泉の分析書の後ろに同じ源泉名で違う内容の分析書の一部が見えており、現在のアル単の湯とはかなり違いそう(カルシウム-硫酸塩温泉・45.5度)だが、経年と共に徐々に温度が下がり、成分も変化して現在のアル単の湯になってしまったようである。

 

いずれにせよ、先述したようにしっかりと完全かけ流し

 

 

まずまずのオーバーフローの量で、朝ということもあって湯は新鮮だった。

 

浴槽内の温度を計ってみると。。。

 

 

41.5度とこれまた適温。

よい湯守仕事がされている。

 

 

それでは湯口で風味チェックを。

 

 

湯口にはバルブ付きのパイプがニョキっと出ている。

 

 

ほぼ無臭レベルだが、淡く川臭か湖臭があり、また僅かに芒硝臭っぽさも感じた。

ほぼ無味だが、やはり僅かに塩味がするか。

ミネラル風味もあり。

 

湯口の温度を測ると。。。

 

 

65.4度と思っていたよりも高温。

ほとんど熱い方の源泉を使用しているようだ。

 

 

わりとしっかりとしたスベスベ感があった。

 

 

結構雨が降っていたので、基本的に内湯で過ごしたが、もちろん露天風呂もチェックする。

 

 

手前側には屋根があるが、向こう側は屋根なし。

使用源泉はもちろん同じだが、2源泉の混合割合が同じかは不明。

見切れているが、左の壁には「熱いのは表面だけです。足でグリグリかき回してお入り下さい。」との表記ありにひひ

実際の湯面温度を測ってみると。。。

 

 

42.5度と内湯よりは熱いが、雨のせいかそれほどでもなかった。

 

空は仰げても、抜けは無い。

 

 

それでも民宿で露天風呂もあるのだがから、十分である。

 

 

湯の使用方法は完全かけ流しだが、オーバーフローは内湯へ流れる感じだったかも(言いきれない)。

 

湯口の上には源泉温度が73度なので要注意と掲げてあった。

 

 

黒い沈着が印象的。

実際の温度を測ってみると。。。

 

 

65.8度と、内湯の湯口とほぼ同じ。

湯の風味も内湯とほぼ同じにて省略。

 

 

雨が強いと露天風呂はツラいが、泊まって天気の良い日の夜などにゆっくりするには良さそうな露天風呂であった。

 

 

次は美術館へ。

 

 

 

裏磐梯早稲沢温泉 温泉民宿えんどう

 

福島県耶麻郡北塩原村桧原字早稲沢583
0241-34-2233

立寄り入浴料 500円 

8時~20時ぐらい(要確認)

 

<源泉名:宝来湯と裏磐梯早稲沢温泉の混合泉>

<宝来湯>

ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉

69.9度

pH8.4

成分総計 1.201g/kg

<裏磐梯早稲沢温泉>

アルカリ性単純温泉 (低張性・アルカリ性・温泉)

34度

pH8.7

成分総計 0.5808g/kg

 

無色透明

ほぼ無臭~淡い川臭・湖臭、微々芒硝臭?あり

ほぼ無味~微々塩味あり

ミネラル感あり

しっかりとしたスベスベ感あり

完全かけ流し

 

2020年7月入湯

※数値はH21(宝来湯)、H31(裏磐梯早稲沢温泉)の分析書より