2020年夏、2泊の温泉旅シリーズ。
初日の宿、湯ノ花温泉「本家亀屋」に到着した。
これまでのリンク先は以下の通り。
本家亀屋は温泉宿だが、内湯は無い。
宿から徒歩で約5分のところに自家源泉の専用浴場があり、宿泊客はそこを利用する。
そう、まいどまいど往復10分かけて風呂に行くのだ。
なぜそんな不便のままにしているか、どうして湯を引いてこないのかと言うと、その場で適温にて自然湧出しているからだ。
湧出場所の真上に浴槽を作り、小屋を被せた状態。
すなわち足元湧出を優先させたための徒歩5分なのである。
湧出量は少なく(2.7リットル/分)浴槽を1つしか作れないため、常に貸切使用。
日帰り入浴は受付けていない。
と言うわけで、少し遠いお風呂もワクワクの道のりである![]()
道中は川を眺めたり。。。
滝を眺めたり。。。
数分の行程は飽きることない。
そしてまさに湯小屋としか言えない浴場へ到着。
農具置き場系ジモ専としか言いようのない外観![]()
これは通過してもまず浴場とは気づかないだろう。
実際、宿泊客の中には詳細な説明を受けても分からなかったという人もいるらしい。
入口は反対側にあった。
よく見ると看板のような細長い板があるが、字はほぼ消えてしまってなんて書いてあるか全く分からない。
湯ノ花温泉 本家亀屋 <温泉編>
もちろん無人であり、宿で鍵を借りて入るスタイル。
なので小屋を見つけて立寄ろうとしてもできませぬ、念のため。
それでは中へ。
ドアを開けると、ぷうんと香る淡く焦げたようなタマゴ臭が芳しい![]()
中は比較的新しく、掃除も行き届いている。
繰り返すが男湯も女湯もなく、浴場はこの1つのみ。
浴槽サイズも2人で入れないことはないが、まあ一人サイズと考えた方がよい。
洗い場スペースはスノコ1枚分で、シャンプー類も置かれている。
カランは無く、水も引いてないため、熱いと湯もみをするしかない。
外観からは湯気抜きが無いように見えたが、構造としてはちゃんとあった。
それでは奇跡の足元湧出湯を観察。
天井が映り込んでいて分かりにくいが、湯は無色透明。
源泉名は「新湯」。
源泉温度43.2度、pH8.2のナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。
成分総計は1.014g/kg。
ナトリウム216.1mgに対し、カルシウムは103.7mg。
陰イオンは塩化物363.0mg、硫酸イオン173.2mg、炭酸水素イオン22.3mg。
他に目立つ数値としては、メタケイ酸が101mgある。
湧出量は先述通り自然湧出で2.7リットル/分であり、そのまま完全かけ流しで使用している。
オーバフローの量こそ多くはないが、足元湧出でありとにかく我々しか入らない湯なのでこれ以上の新鮮さはないぐらいの新鮮さ![]()
湯の温度を実測すると。。。
43.3度とほぼ分析表通り。
すなわちちょい熱めの適温である![]()
浴槽をよく見ると、底の湯口が2つあった。
真ん中に近いところと、画面↓の右隅。
焦げ硫黄臭があり、薄味だがとても美味しい塩ダシ味でタマゴ味![]()
風味も素晴らしい![]()
しっかりとしたツルスベ感がある。
とにかく湯がピカピカなのだ![]()
あまり自分の裸は載せたくないが、湧出の泡と2ショットが撮れたのでもう1枚。
湯が澄み切っているのでモザイク自主規制、スンマセン(^-^;
ぼくは大満足したことは間違いないが、全く温泉マニアでない相方もこの湯はことのほか気に入り、翌朝にぼくが共同湯巡りをしている間も一人でここに籠っていた。
そんな相方の撮った湧出の瞬間の短い動画があるけど、うまく組み込めなかったので以下のリンク先からどうぞ。
とても暗いので目を凝らしてご覧あれ。
湯ノ花温泉 本家亀屋
福島県南会津郡南会津町湯ノ花390
0241-78-2519
一泊二食付 8000円+入浴税
立寄り入浴不可
<源泉:新湯>
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 (低張性・弱アルカリ性・高温泉)
43.2度
pH8.2
成分総計 1.014g/kg
無色透明
焦げ硫黄臭あり
淡タマゴ味、淡塩ダシ味あり
しっかりとしたツルスベ感あり
自然湧出(足元湧出)
完全かけ流し
2020年7月入湯
※数値はH27の分析書より


















