奥会津の「俺湯」巡り…その4<湯ノ花温泉共同湯・甲子温泉「大黒屋旅館」大岩風呂> | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

湯ノ花温泉「石湯」


温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷


木賊温泉から湯の花温泉には林道のような細い道があるが、地図には冬季閉鎖となっていた。
一応宿の人に聞いてみると、先年によい道が開通し、通年で通れるとのこと。
湯ノ花温泉には10分もかからないらしい。


確かにあっという間についた。


湯ノ花温泉には4つの共同湯があるが、足元湧出らしいのはこの「石湯」のみという情報あり
ならば先に行こうではないか。


車を土産屋の前に停めさせてもらい、細い道を下って橋を渡るころには石湯の建物が見えてくる。



温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷


このアプローチが期待感をあおり、なかなかよい。


温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

大きな岩が建物からもはみ出ており、まさに「石湯」。

混浴である。

着くと先客がいたが男性だったのでそのまま入った。


先ほどの岩は浴場にもせりだしており、その上には神棚がまつってあった。
岩がご神体なのだ。
神の恵みの湯に直に触れれる喜び。
ありがたく入浴させていただく。


温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷


岩の間から湯が注がれており、かなり熱いが入れないレベルではない。
44~5℃ぐらいだろうか。
パリッとしつつ、ほんの少しトロミもあるような、何とも気持ちのよい湯。
岩からでる「気」が浴場を凛とさせていることも間違いないが、非常に清々しく入浴できる。


そして浴槽の底をじっくり観察していると、やはり出てきた気泡が!


足元からもしっかり湧出しているのだ。

ああ、さらに神聖な気持ちになる。

途中で地元のおばあさんが入ってきた。
ここでは混浴は当たり前なのだ。
ぼくらがメイン浴槽に入っているため、おばあさんは簡単な敷居の奥の1人用浴槽に静かに入っていった。
話を聞いてみると、やはり足元から出ているとのこと


足元湧出3湯目~!


入湯料 200円のパスで共同湯4つに入れる
単純温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
45.6℃(57.6℃の表記もあり)  8.0pH  0.784g/kg  9.8リットル/分
自然湧出…足元湧出!
混浴
無色透明・無味無臭
ご神体と思われる岩から湧出している湯と、足元からも湧出している湯がある
メインの浴槽のほか、そこから湯を引いた一人用の小さな浴槽が川側にある
パリッとした石膏系の浴感で、スベスベ感もややあり





湯ノ花温泉「弘法湯」「天神湯」「湯端の湯」


石湯の後は残りの3つをテンポよく回った。

まずは弘法湯


温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷


ここは一番広い建物で、待合室にはソファなどもある。
浴槽も広めで透明な、同じく石膏系ニュアンスの湯がかけ流されていた。

温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

石湯のような独特な「気」はない分、普通の共同湯、それも垢抜けた印象。


次に天神湯


温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

ここは混浴だけあって、少し雰囲気が違う。


温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

手前に大きめの熱い浴槽があり、そこから引き湯して小さなぬる目の浴槽に注がれてる。
小さい浴槽は1人入ったら一杯になるぐらいで、洗濯などに使われているようだ。
弘法湯とは同じ源泉を引いている。


最後に湯端の湯。


温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

こちらは源泉が違うが湯の印象はほとんど変わらない。


温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷


やはりここち良いかけ流しの湯。


4つ入った結果、石湯の存在感がずば抜けていた。


入湯料 200円のパスで共同湯4つに入れる
単純温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
60.2℃  8.2H  0.576g/kg  9.8リットル/分 
…源泉「清滝の湯」…「弘法湯」と「天神湯」に使用
58.6℃  8.2H  0.549g/kg  13リットル/分
…源泉「湯の花湯本の湯」…「湯端の湯」に使用
共に自然湧出
無色透明・無味無臭
「天神湯」は混浴
他は男女別
「湯端の湯」は別源泉だがほぼ同じ印象




甲子温泉「大黒屋旅館 大岩風呂」


温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

湯ノ花温泉の後は色々立ち寄りたい湯も多かったが、季節限定露天風呂の大塩温泉に訪れるときにまとめるとして、一気に甲子温泉まで向かった。


足元湧出に入る旅でもあるため、やはりここ、大黒屋旅館の大岩風呂は外せない。

旅館に着く頃はほぼ吹雪いていた。


館内から108段の階段を降り、橋を渡るとあの有名な混浴の大岩風呂がある。


温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷


温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

脱衣場も湯船から丸見えの、古き良き作り。
透明な湯であるし、ここまでオープンだとなかなか女性は混浴しにくいのであろう、1人もいなかった。


湯はぬる目だがこれは自然の温度のため当然そのまま受け入れる。
鳥居のある岩の湯口からは45度ぐらいの熱い湯が勢いよく注がれているが、いかんせん広大な浴槽。

全部に熱めが行渡るわけではない。


そして底の岩盤から足元湧出している湯は30度台後半と思われ、いっそうぬるくなる。


温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

ただゆっくりと浸かっているとじわじわ温まってくるのは、さすが子宝の湯


今回は入れなかったが恵比寿の湯は源泉が違うらしい
また温泉を使用したプールは夏季のみとのこと。


さて、湯バカ3人衆はこのあと栃木の那須湯本に向かうのであった。



入湯料 630円を「ふくしま日帰り温泉120湯」のクーポンで530円
単純温泉
45.1℃  7.5pH  0.964g/kg  260リットル/分
足元湧出・掘削自噴
混浴
無色透明・無味無臭
横の岩盤=鳥居の湯口からは比較的熱い湯が出ている
足元の岩盤からはぬるい湯が足元湧出
5m×15mで深さは最大1.2m
子宝石が真ん中にあり