老松温泉「喜楽旅館」
3/21。
甲子温泉 を後にした我々3人(サワサキさん 、うえっぴぃさん )は、まず今宵の宿、民宿「田中屋」 を目指した。
いやはや奥会津は連休中でも空いていたがさすが有名リゾート地の那須高原。
高級外車もそこら中に見かけるぐらいの混雑だ。
そこら中に見かけるカタカナのレストラン。
キレイに整備された別荘地。
ここに俺たちが目指す湯ははたしてあるのか…。
第一、共同湯であるはずの鹿の湯 なども駐車場に入るための車の列があるではないか。
とにかく無事民宿街までたどりつき、車を町営駐車場に停め(宿の駐車場は満車)、チェックイン。
明るく元気でおしゃべりな女将によると、連休中に当日予約は普通できないのが那須の常識だそう。
今回は素泊まりというのと、余っていたのが広い部屋なので二人なら断るけど三人ならOKという好条件が重なった。
ただしこの田中屋さんは内湯がない。
これはもちろんチェック済事項で、地元の組合員以外は那須湯本の民宿に宿泊した人のみが入れる共同湯「滝乃湯」「河原の湯」があれば十分である。
ただし我々はここにたどり着く際に見かけた手書きの看板「老松温泉」が気になっていた。
さらに女将に聞いてみたら、「一般的にはオススメできないけど、鄙びた感じが好きなら、このあたりと湯が違うので訪れる価値はある」とのこと。
無論、そう言われて行かないわけがない。
湯本から少し下り、老松温泉の手書きの看板を入っていく。
折れ曲がったままの表示。
辿り着けば…
おお、荒涼とした、まるで昭和のつげ義春の世界そのままだ。
そこに待ち受けていたのは、まさにこれぞ「俺たちの那須」!
まるであばら家のような玄関口だが、そのまま進み裏に回ると、実に廃墟!。
使わなくなった部屋などは荒むがままにまかせてあるのだろう。
これはグッとくる…これがグッとこなくて何がグッとくる!
向かいの建物で案内を乞うと予想よりかは普通な感じの、人のよさそうな年配の女性が出てきた。
話によると源泉場所が見れるらしい。
源泉は30度ぐらいで、それを沸かして使用しているとのこと。
階段を下ると岩肌むき出しのトンネルになっており、その岩盤から湧出している。
このトンネルをくぐると向かいの風呂がある建物につながっていた。
風呂は男女別。
風呂周りはさすがにそこそこ手を入れてあるが、鄙びているのには違いない。
浴場の引き戸をあけると、先客の年配男性がゆったりと入っていた。
おお、これだぁ~、この景色だぁ~っ!
浴槽は2つ並べてあり、色が違う。
ということは、熱い湯とぬるい湯があるのだろう。
湯口にはカップが置いてあり、バルブをひねって自由に飲めるし、自由に湯も足せる。
飲んでみると、酸っぱくない。
玉子味と苦味があるが、酸性の硫化水素泉みたいに飲みにくくない。
鹿の湯をはじめ、那須の硫黄泉は酸性だと思っていたが、ここの湯はそうではない。
後で確認したら、弱アルカリ性のようだ。
これが他の那須湯本の湯と大きく違うところで、他より飲みやすいためポリ容器で持ち帰る人も多いとのこと。
先客の男性も持ち帰っていた。
それにしても湯ざわりの柔らかいこと、香りの素晴らしいこと、味わいの深いこと!
俺たちの那須を見つけた!
いつまでもこのまま残っていて欲しい。
入湯料 500円
弱アルカリ性硫黄泉 (泉質表がないため不明)
約30℃を加熱2種類の温度に加熱使用
ぬるめの湯は緑白色に、熱めの湯は青白色に濁っている
十分な硫黄臭で、苦味のある卵味
肌当たりが柔らかく、スベスベ感も十分










