湯ノ花温泉 石湯 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

2020年夏の湯旅の話は福島の湯ノ花温泉が続いている。

4つの共同浴場を順に紹介。

前回も触れたが、10年前に訪れたときのことはこちらをどうぞ。

今回の石湯は4つの共同浴場の中では一番有名であろう。

リニューアルされているのだが理由は後程。

 

まずは恒例のこれまで行程リンク集。

 

桧原温泉「たばこ屋旅館」

裏磐梯早稲沢温泉「温泉民宿えんどう」

諸橋近代美術館

馬刺し専門 大久保商店

芦ノ牧ドライブ温泉

湯野上温泉「えびす屋旅館」

木賊温泉 岩風呂

木賊温泉 広瀬の湯

湯ノ花温泉 本家亀屋 <建物編>

湯ノ花温泉 本家亀屋 <温泉編>

湯ノ花温泉 本家亀屋 <食事編>

湯ノ花温泉 湯端の湯

 

石湯湯端の湯からみると、対角線上に一番離れている。

湯ノ岐川に沿うように、あるいは眺めながらもちろん徒歩で向かう。

これ↓は湯ノ花大橋からの眺め。

 

 

そしてこれ↓は旧石湯橋。

 

 

もう車は通れない。

この橋から上流を眺めると。。。

 

 

川の中には大きな岩がいくつもあり、なかなか見事な景観だ。

そして下流の方を眺めると。。。

 

 

見えている小屋が石湯

川ぎりぎりぐらいの立地。

実は令和1年10月に猛威を振るった台風19号で湯ノ岐川が氾濫。

石湯の建物は完全に流されてしまった。

地元の方や有志の協力により同じ場所に12月には復興。

現在も義援金を募っている。詳細はこちら

そんなリニューアルされた石湯を再訪するのも、今回の旅の大きな目的だった。

 

そういうわけで、建屋はまだピカピカ。

 

 

どうやら規模は以前と同じようである。

 

ちなみに石湯前のバス停はあるが、離れた位置。

 

 

本数もご覧の感じなので、バスで来られる方は綿密な計画が必要そうである。

 

 

湯ノ花温泉 石湯

 

 

 

中へ入る前に回りを観察。

 

 

建屋は流されたが堅牢な土台はそのまま。

結果的にキレイになった共同浴場、ありがたくいただくことにする。

 

石湯は混浴。

構造的にも男女別にはできそうにない。

 

 

浴槽が石を削って作られている構造のため、中の構造も以前とほぼ変わらないのではないか。

浴槽周りのコンクリートは手が加えられたようで、後で見るサブ浴槽?への湯道などは変わっている。

 

入浴料は湯端の湯で触れたように、1日なら200円宿泊して2日に渡って入るなら300円

入浴券を購入できるところの一覧が貼ってあった。

 

 

訪れた時点でこれらの中のどれだけの宿が営業していたかは不明。

なおお気づきの方もいるかもしれないが、このあたりは苗字が星という方が多い。

本家亀屋のご主人も星さんだった。

 

入浴可能時間は6時~22時。

ぼくが来たときは無人で終始独り占めができた。

 

 

脱衣所も男女などに分かれているわけではない。

 

石湯はやはりこの角度からであろう。

 

 

湯口は石の下からと、向かって右からの2つの他、足元からも湧出しているはずである。

前回訪れたときは足元からの気泡を確認できたのだが、今回は気泡としては確認できなかった。

 

この浴槽の左側の衝立の向こうに小さな浴槽がある。

 

 

基本的にはメイン浴槽からの流れ込みであり、構造的に湯温はやや低い。

今回はメインばかり入っていた。

そう言えば前回はこちらに地元のおばあちゃんが入っていて、セミ混浴みたいな状況だったな~。

 

 

それにしても、建屋の外と中両方に圧倒的な存在感を持つ岩。

 

 

ご神体である。

ぼくも思わず手を合わせた。

 

 

無色透明な湯は源泉名がそのまま「石湯」。

撮影したH27の分析書がピンボケになってしまい、以下の数値が違っていたらごめんなさい。間違いが分かったら後に訂正します。

源泉温度56.6度pH8.1単純温泉

成分総計0.872g/kg

自然湧出で、湧出量は5.5リットル/分

完全かけ流しにて使用している。

 

激熱で有名なこちら、浴槽の温度を測ってみると。。。

 

 

46.1度と確かにかなり熱いが、これなら入れるニコニコ

 

湯口の1つで風味チェック。

 

 

淡い焦げ硫黄臭があり、亀屋の浴場や湯端の湯と同じように、淡いが塩ダシ味&タマゴ味の美味しい源泉ニコニコ

 

湯口の温度は。。。

 

 

56.1度と分析書の数値とあまり変わらない。

 

 

パリっとした熱さはあるものの、しっかりとしたツルスベ感も心地よい。

 

 

女性はなかなかハードルが高いと思うが、やはり唯一無二な湯、浴場である。

次回はまた足元からの湧出状況を確認したい。

 

 

 

湯ノ花温泉 石湯 

 

福島県南会津郡南会津町湯ノ花500
0241-64-5611(南会津町観光物産協会 舘岩観光センター)

入浴料 宿泊入浴券300円 (2日間有効で4つの共同浴場に入浴可)

     一般200円 (1日間有効で4つの共同浴場に入浴可)  

※商店か宿で購入

6時~22時
基本的に無休

 

<源泉名:石湯>

単純温泉 (低張性・弱アルカリ性・高温泉)

56.6度

pH81

成分総計 0.872g/kg

自然湧出 5.5リットル/分

無色透明

淡焦げ硫黄臭あり

淡塩ダシ味、淡タマゴ味あり

しっかりとしたツルスベ感あり

完全かけ流し

 

2020年7月入湯

※数値はH27の分析書より