● 子供が家族と一緒にご飯を食べる時深く心に刻む大事なこと
おはようございます。不登校専門カウンセラーさくらです。
今日は、不登校が良くなる時に陥りやすい「先回り」について書きます。
カウンセリングを続けて3カ月を過ぎたお母さまからメッセージをいただきました。
不登校になってから、部屋で一人で食事をしていたお子さまが家族とご飯を食べる姿を見れるのは、本当に嬉しいですねっ
ここまでのお子さまの心境は?
不登校になって家族との会話に入れない、どんな顔をして家族といればいいのかわからない・・・
お子さまは「不登校」で肩身が狭く、誰にも頼れず一人になりたかったのかなと思います。
なぜお子さまが部屋から出て食事をできるようになったのかな?
ちょっと考えてみてほしい。
( ^ω^)・・・考え中。
親がお子さまを見ても、お子さまが「ドキッ」とする学校の話は何も言わないようになった。
その毎日が続いて、お子さまの心が落ち着いている。そろそろ親と一緒にご飯を食べてもいいかな~と思い始めた。
何も聞かれないなら一緒にご飯を食べられるかもしれない。
さらにお子様自身のこと。不登校の初期に比べたら、何か聞かれても自分なりに答えられるようになった気がする。
これからのことを考えても不安が減ってきた。
この頃のお子さまは、まだ、本当に自分が家族と居て、落ち込まないのか、家族といる時の自分に確信が持てず、ユラユラ揺れてるのです。
ここでお子さまが勇気を出して家族とご飯を食べようと思うためには?
親御さまや家族がお子さまを不安にさせる言動を絶対しない。
すると、お子さまの気持ちが大丈夫!に近づいて部屋から出ようとします。
家族といるときに「安心」を感じて、自分の心が安定している。
人の言葉や態度に「怖さ」がなくなって食卓に座ることができるのです。
でも、学校では友達が、いつどんな話をしてくるかわからない。
だから、この段階では学校は、まだ考えたくないし、少し先なんですね。
不登校の心の回復は、一人一人違います。
親御さまが思う何倍も「お子さまの心の回復に時間をかける」から状態が良くなります
今は家族と一緒にご飯を食べる段階かもしれません。
このままじっくり、親御さまや家族がお子さまの今のままを受け入れ続ける。
この家族に守られている。自分は大丈夫と思えたら、お子さまはどんどん変化します。
その毎日の積み重ねで、不安は消え、安心は確信に変わります。
動きが加速して元気になっていき、その子のペースで家庭から学校に目を向けられるようになります。
お母さまに「このままの見守りで大丈夫だよ」と伝えました。
さらに大事なこと!として「今こそ油断しないでね」と付け足しました。
見守りを続ける時に「気をつけたい落とし穴」にはまらない。あなたが気づけるようになります
親にとって嬉しい変化が起きたなら?
お子さまにエネルギーが溜まる見守りが出来ている、お子さまに「安心が届いている」ということです。自信を持ってください。
ただここで先回りしないよ。
良くなった時に親御さまが油断をしないことが不登校の回復には重要です。
親は油断するとつい「学校」の話を口にしてしまうからです。
食卓に居ても「安心」とお子さまが思えた。
安心をどんどん伝える。
エネルギーを溜め続けるんだ。
これまでのあなたががんばってきた月日を無駄にしない!
ここ、めちゃくちゃ大事だよ
今ココだけ見る。
親の先走りたくなる気持ちをグッとこらえて見守り続けるから、お子さまの心に「安心」がどんどん広がって、ひと月先、三カ月先のお子さまは嬉しい変化をします。
お母さまは「分かりました!ここで先回りしないようにしなくちゃ」と言われて私も安心しました。
不登校は誰でも簡単に脱出できます。きっと大丈夫!
いつもあなたを応援しています。