語学力ゼロでもヨーロッパ就職は叶う♡
ドイツ在住歴約２０年
ドイツ就職・海外キャリアアドバイザー
ブットラー惠子です。
先日は同僚たちの
休暇について書きましたが、
ドイツ人は旅行好き。
休暇といえば旅行に行きます。
Borkum
だけど今年は 、多くの人が
旅行をあきらめている、
というニュースを聞きました。
なぜならドイツも他の
ヨーロッパ諸国と同じように
インフレが続いています。
だから外食や旅行など、
出来るところから節約しよう
ということのようです。
インフレの原因は、
日本でも報道されているようですが、
ロシアがドイツへの
ガスの供給を減らしていること。
ドイツがロシアに対して行っている
経済制裁への対抗措置です。
だから実は、旧東ドイツでは
半分ぐらいの人が、
対ロシアへの経済制裁へ反対です。
今のドイツは、
ロシアよりも高いガスを
他の国から
買わざるを得ないのが現状
（例えばノルウェーから
買おうと思ったらノルウェーの
労働者がストを起して、
それがまた値上がりにつながるようです）。
なのでドイツは10月から、
ガスの基本料金8.9から11.78セント
（約32％強）
値上りするが決定しました。
実際のガスの消費量は、
住まいの広さや暖房設備などによって、
大分開きがあります。
でも例えばシングルの場合、
１０月以降に払うガス代は、
月89ユーロ～298ユーロ
（約１万２千～４万円）。
私たちのような2人暮らしの場合、
214ユーロ～７１４ユーロ
（約２万９千～９万６千円）。
家族の場合
357ユーロ～1190ユーロぐらい
の金額になる、
という記事も見ました
（出典はこちら）。
そんなこともあり、
ショルツ首相も対策を考えました。
ですが、ガスにかかる消費税を
一時的に撤廃しようと思ったら、
EUからストップがかかりました。
という訳で、早ければ
１０月から2024年３月末まで、
消費税は19％から7％に
軽減されるようです。
それだけでも大分
負担は減りますよね。
そして来週にはまた、
私たちの負担を減らすような
政策を提案、議論するようです。
今までにも色んな危機がありましたが、
政府がどんどん対策を
打ってくれるのが、
ドイツは心強いと感じます
（もっと良い対策を立ててる
国は他にもあると思いますが）。
ベルリン
ガスの価格が上がれば、
製造業の原価も上がり、
そうすれば
さらなるインフレは必須です。
そのため、ヨーロッパ西側の
来年のインフレ率は二桁
との予想もあります。
そうなれば、
経済成長が愚鈍な日本と
ヨーロッパの経済の差は
どんどん広がっていきます。
どの国も避けようと
案を練っていますが、
来年以降待っているのは、
恐らく景気の後退です。
だから、前から書いていますが、
どんどん動ける人に
海外移住を目指すのなら、今のうち。
チャンスは巡ってきます。
私も来年に備えて、
プライベートでもビジネスでも
しっかりと準備をしています。
あなたは、
インフレや景気に左右されず、
自分の思い描くような
人生を送るための準備していますか。
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