語学力ゼロでもヨーロッパ就職は叶う♡
ドイツ在住歴約２０年
ドイツ就職・キャリアアドバイザー
ブットラー惠子です。
パッサウ
ドイツではコロナ感染者数が
次第に減少してきて、
免疫措置が段階的に
緩和されることになりました。
ようやく明るい今後の
見通しがつきそう、
そんなことを思ったタイミングで、
ロシアのウクライナ侵攻が
始まりました。
「まさか、戦争が起きるなんて」
私は火曜日の朝に
ニュースを聞いて、
ショックと不安を感じました。
歴史的にロシアとの
つながりが深いドイツも、
今回はロシアの侵略行為を
強く批判しています。
そして欧米全体が
侵略行為の代償として
経済制裁を徹底する方向で結束しようと動いています。
一方、ドイツと国境を接するスイスは、
皆さんが学校で学んで
ご記憶かもしれませんが、
永世中立国です。
つまり、NATO（北大西洋条約機構）
には属さない、
中立を保つということ。
その立場が故に、
国際舞台では調整役として
いままであらゆる場面で、
大切な役割を果たしてきました。
ジュネーブ
実際に今年１月にも
米ロ間の話し合いの場を
お膳立てしたのもスイスでした。
ところが、話し合いの甲斐もなく、
ロシアのウクライナ侵攻が開始。
今回ばかりはスイスも
ロシアを強く批判し、
EUの経済制裁を支持。
ですが、
実際に独自の経済制裁などを
実施することはありません。
なぜなら、中立を保つ
必要があるからです。
世界中が一丸となって、
ロシアのウクライナ侵略に反対すべき、
と思う方も
いるかもしれません。
だけど、こんな時だからこそ、
中立な調整役が必要なのです。
元々民族、文化的にも
「兄弟関係」にある
ロシア・ウクライナ両国。
だけどウクライナ政権が徐々に
欧米よりになっていったことが、
今回の侵略戦争の背景にあります。
だから、ロシアを侵略行為に
追い込んだ冷戦構造に、
そもそもの原因が
あるように思います。
どんな理由であろうと、
戦争には反対です。
だからロシアには今からでも
武力行使を止めて、
対話での解決の道を
もう一度模索してほしい。
自分の国の安全のため、
という理由で他国を
侵略するのでは、
どう考えても道理に合いません。
地理的には小さなスイスですが、
再び調停役として、
大きな役割を果たすことが
期待されます。
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