ドイツで生活するなら知っておきたいドイツの社会構造 | ブットラー惠子 個人向け グローバルキャリア&ビジネスコーチング

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ドイツ会社員歴約20年。【海外で働きたい!】という夢やキャリアパスや仕事の悩みを解決思考力&行動力アップの方法をお伝えします♡

 
語学力ゼロでもヨーロッパ就職は叶う♡

 

ドイツ在住歴約20年

海外キャリアデザイン・アドバイザー

 

ブットラー惠子です。

 

 
 
ベルリン
 
 
昨日少し、ドイツが
移民大国という話題が出たので、
今日はこの話にもう少し、
触れていきたいと思います。
 
 
ドイツが移民を
労働力として積極的に
受け入れ始めたのは
第二次世界大戦後のこと。
 
 
イタリアやトルコなどから
多くの労働者を
移民として迎え入れました。
 
 
この世代はすでにもう
定年退職などをして、
今は2世、3世が働いています。
 
 
ドイツにピザ屋や
ケパブのお店が多いのは
これが理由です。
 
 
私にもご両親が移民という
(元)同僚が何人も存在します。
 
 
両親は移民でも
当人はドイツで生まれ、
ドイツで育った、
という人たちです。
 
 
だから
ドイツ語はネイティブ。
 
 
プラスご両親の話す
言語も話せたりして、
バイリンガル、
マルチリンガルもいます。
 
 
 
 
 
イタリア人の場合は
同じヨーロッパ人で
カトリック教徒の人が多い。
 
だからドイツ社会にも
さほど問題もなく
順応しているようです。
 
 
 
でもイスラム教国からの
移民の場合には
色々と問題があるようです。
 
 
ナチスの教訓があっても、
排他的な思想を持つ人たちは
ドイツに存在します。
 
 
戦後、イスラム圏からの
移民は右翼過激派組織から
標的になっていました。
 
 
 
そして9.11以降、
過激派組織によるテロが
続きました。
 
 
これにより、
イスラム教は危険
というイメージが
強くなってしまいました。
 
 
でももちろん
そんなの一部の人たちです。
 
 
 
 
 
私の同僚の一人は、
ご両親がイスラム教国
からの移民です。
 
 
彼女がまだ小さい頃、
ドイツ人の友達に
遊びに行った時のことを
つい最近、話をしてくれました。
 
 
ドイツ人の友達が
家族とご飯を食べている間、
彼女は部屋で待っているように
言われたそうです。
 
 
つまり「移民の子」とか
「イスラム教徒」などの理由で
一緒にご飯を食べることが
許されなかったのです。
 
 
もちろんこのドイツ人の友達が
遊びに来た時は、
皆で一緒にご飯を食べたのに。
 
 
彼女は数年前にも
賃貸物件を探すときに
ハンディキャップを感じた、
と言います。
 
 
 
ドイツで生まれ
育ったにも関わず、
社会から拒絶される。
 
 
とてもつらいと思います。
 
 
 
 
 
ドイツや西欧には、
ブルガリアやルーマニアからの
貧困移民も流入しました。
 
 
そして2015年以降
ドイツはシリアなどから
大量の難民を受け入れました。
 
 
人道的には
素晴らしいことです。
 
ドイツも少子化なので、
労働者不足を補うためにも
移民の受け入れは有効です。
 
こういった移民、難民は、
ドイツ人がやりがたがらない
清掃業に携わることで
社会に貢献しています。
 
 
でも一方で
治安の悪化や犯罪者の
流入なども社会問題に
なっています。
 
 
現在コロナ感染率が高いのも、
ドイツ語が
分からないことが多い
移民たちが住むエリア。
 
 
同じようなことは
スウェーデンのストックホルム
でも問題になってたようです。
 
 
 
 
 
 
ドイツ政府は移民、難民を
社会に取り込もうと必死です。
 
 
移民、難民の子供たちは、
言葉が分からないことで
学校の勉強についていけない。
 
言葉が分からない事で
就職が出来なかったり、
犯罪者になる可能性がある。
 
 
だから語学の習得に
力を入れています。
 
 
でもこれらは短観的な
メリット・デメリットです。
 
 
長期的に見れば、
色んな人種や文化が
混ざり合うことは
国としてのメリットは大きい。
 
 
なぜなら人種や文化の
多様性が高いほど、
国として色んな環境へ適応できる
可能性が高いからです。
 
 
 
 
 
 
ドイツに住んでいる外国人は
13%と言われています。
 
この数字にはドイツで生まれた
移民背景の人たちは
含まれていないでしょう。
 
私ももちろん移民です。
 
 
日本に住んでいる人にとっては、
移民社会というのは
不慣れな部分もあるでしょう。
 
 
でも大切なことは、
接する相手に
「難民」とか「イスラム教徒」とか
カテゴリー化しないこと。
 
 
そして勝手な
先入観を持たずに
オープンであることです。
 
不安に感じることは
ありません。
 
 
国も宗教も文化も
人間が作ったものです。
 
もちろんこれらは、
人の性格や価値観を
形作る要素。
 
でも大切なのはあくまで
個人の人柄です。
 
 
欧米は共に移民大国です。
 
だから欧米に住みたいのなら、
各国の社会構造の一面も
把握しておきましょう。
 
 
 
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ブットラー惠子のプロフィール

 

2002年にドイツ語力ゼロで渡独。

 

ドイツ語の語学学校に

8か月間通った後、

インターンシップなどを経験。

 

2004年に日系企業に就職。

 

以降、日系企業3社に勤務し、

 

ドイツ人チームのリーダー

や人材採用、育成に関わる。

 

働きながら

ドイツの通信制大学で

心理学を本格的に学び、

 

心理アドバイザーとしての

修士を2016年に取得。

 

現在は、

ドイツ現地企業で

英語とドイツ語で

海外営業を担当。

 

GCS認定コーチ

ドイツCOP認定キャリアコーチ

 

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