語学力ゼロでもヨーロッパ就職は叶う♡
ドイツ在住歴約20年
海外キャリアデザイン・アドバイザー
ブットラー惠子です。
フルダ
昨日は海外移住に必要な
最低条件について書きました。
では今度は
海外で働くのに求められるのは
どんな能力だと思いますか。
実は昨日、会社で
ちょっとしたトラブルが発生。
ドイツ時間の午後3時過ぎに、
フィリピンのお客様から
電話がありました。
こちらが手配した出荷書類を
お客様が確認したら
間違っている箇所がある、とのこと。
ドイツやその他多くの国では
問題にならないことが、
フィリピンの税関では
大問題になる、と言います。
私は、日本人らしく(?)
大変申し訳ありません、と詫びた上で、
ではどうしましょう?と聞きました。
するとお客様は、
分からないと言います。
ただ、困ったわ~。
きっと大変なことになるわ、
と繰り返すだけ。
フィリピンの
フォワーダー(貨物輸送業者)は
何と言っているか聞いても
「これは問題になる」とだけ。
解決策の提案はありません。
結局私は
ドイツ側のフォワーダーに
本当に問題なのか、何が出来るか、
電話で確認しました。
その間も、
フィリピンのお客様からは
待ちきれないとばかりに
電話が入ります。
貨物はちょうど飛行機で
ドイツを出発したばかりで
書類の変更はできません。
でもそもそも、
第三国を経由するので、
貨物が到着するのは明日。
本当にフィリピンの税関で
問題になるかまだ分かりません。
それでもパニック状態の
お客様からは、数分おきに
何か出来ないかと問い合わせの
電話が来ました(-_-;)
ドイツ時間の午後3時過ぎは
フィリピンでは夜9時過ぎ。
現時点で打つ手はないし、
問題にならるか分からないことを
夜遅くまで会社に残ってでも
すぐにどうにかしたいようでした。
もちろんミスやトラブルは、
未然に防げるなら、それが一番。
だけどミスが起こったら、
何ができるか、
どう解決するかというのを
最優先で考えるべきです。
問題が起きた経緯や
原因を調べるのは、
その後でも出来ます。
今回のお客様は、
とてもパニックになっていて、
私が一人で解決する方法を考えるような状況でした。
だけど、これももしかしたら
教育による違いかもしれません。
ドイツの教育では
自分で考えさせる課題
というのが多い。
そのせいもあって、
ドイツで働いていると、自分で考える能力、
というのが求められます。
つまり、
問題提起や解決する能力、
仕事を効率にこなすために
考える能力など。
何か問題が生じたら、
自分で現実的な解決策まで
提案して上司に報告する。
上司の指示を仰ぐのは、
解決策に行き詰った時ぐらい。
日本は上司や経営陣から
指示や経営方針の指示が行く
トッブダウン式の会社が多い。
だけれど、ドイツは逆で
現場から上部に現状を報告し、
提案への承認をもらう
ボトムアップ式が多い。
どちらもメリット・デメリットは
あるので、優劣というより、
あくまで違いですね。
いずれにせよ、
ドイツのボトムアップ式の
組織で働くには、
自分で考える能力が不可欠。
そもそも機械的にこなす作業は、
AIやデジタル化が進めば、
減少する可能性もあります。
だから普段から
ただ受け身ではなく、
自分で考えるクセを
身に付けるようにしましょう。
(フィリピンの通関で
問題が起きませんように(-_-;))
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