カウンセリングでは、

クライアントの話を

丁寧に聞いていくことが基本です。



「話を丁寧に聴く」というのは

複数のストーリーラインを

同時に聞いていくことである、

という気がしています。



上矢印スイミングのテストに合格してアイスを食べる三男



カウンセリングにやって来るクライアントは

ほとんどの方が

「今どんなに大変か、苦しい状況か」を

一生懸命言葉にしてくれます。



カウンセラーとして

大切な仕事のひとつめは


この

「現在苦しいというストーリーライン」を

丁寧に聞いて、


「それは確かに苦しいことだ」と

認めていくことだと思います。




そして、大切なのは

その次の仕事。



「言葉にはなっていないけれども

暗に語られているストーリーライン」を

丁寧に聞いていくのです。






「新しい職場に

頑張って3日行きましたが

3日目に上司に怒られて

それから行けなくなりました」


こんな話を聞いたとします。

(架空のものです)



ここから最初に聞こえてくるのは

「行けなくなってしまったつらさ」だと

思います。


これまでにも

仕事が続かない、というようなことが

あったとすれば


「自分はなんてダメなんだ」と

語るクライアントもいるでしょう。






そして、次に聞こえてくるストーリーは

「頑張って3日間行ったんだ」と、
そこだと思うのです。


この3日間に、クライアントの思いが
詰まっているように思います。


・今度こそ!と思った
・慣れない仕事に3日間一生懸命取り組んだ
・スーツを新調した
・新しい職場で出会った人々とのエピソード

この3日間に焦点を当てると、
「行けなくなったダメな自分」以外に
たくさんのストーリーが
隠されていることが見えてきます。






この部分を語ることで、
「ダメな自分」以外の自分に
出会うことができます。


そういう自分を知ることができればきっと、
クライアントはまた
少し頑張っていけるんじゃないでしょうか。



カウンセラーが
クライアントの話をどう聞くかで
クライアントが自分をどう捉えるかが
変わってくる

そんなふうにも言える気がします。



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こんにちは、野村涼子です!

大阪と京都の真ん中、高槻市で小さなカウンセリングルーム《雨の庭》をやっています。

元精神科看護師・公認心理師です。

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