先日、X(旧Twitter)で目に留まったポスト。

 

 

お子さんがADHDの特性があり

服薬するかどうか悩んでいる。

 

服薬することで、

「その子らしさ」がなくなってしまうのでは?と

ご心配されている様子でした。

 

 






「その人らしさ」ってなんだろう、と

思うことがあります。

 

 

 

誰が「その人らしさ」を決定しているんだろう、とも。

 

 

 

人はいろいろな顔を持っていて

誰と一緒にいるか、今どの場にいるかで、

 

「自分らしさ」と呼ばれるものは

変わるような気がしませんか?

 

 

 

「その人をその人たらしめている、核の部分」なんて

私はないような気がするのです。

 

 

 





私は家にいれば、

どこにでもいる普通のお母さんです。

 

ここでの私らしさといえば、

・凝った料理をしない

・掃除は手抜き(死にゃーせん、と思ってしまう)

・子どもとはお互い好きなようにする

というところかなと思います。

 

子どもも、私のことを

ちょっとずぼらで口うるさくない母、と

見ているのではないでしょうか。

 

 

 

これに対し、

6月まで勤務していた訪問看護ステーションでは

主任までやりましたので

 

・しっかり者

・仕事をてきぱきやる

などと見られていたように思います。

 

 

 

そして、今私のアメブロを読んでいる皆さん

 

私のことをどんな風に見ていますか?

ここでの「私らしさ」って

どんなところでしょう?

 

 

・ブログやりこみすぎて変態

・超人
・あざとい

などは言われたことあります!笑




 

 

何が言いたかったのかというと

「その人らしさ」というものは

「その人」が単体で作りだせるものではないということです。

 

 

誰かとの関係の中で

誰かとのやり取りの中で

家族やコミュニティ内での立ち位置によって

 

作られるものなのではないかと思っています。

 

 

 

冒頭の問い

「服薬で、その人らしさは失われますか?」

への私なりの答えですが

 

薬は、ご本人が困っている

特性を和らげてくれるだけのもので

 

その人が築いてきた人間関係とか

家族とか仲間とかのコミュニティには

介入することができません。

 

 

 

「その人」を「あなたはこんな人だね!」と

受け取ってくれる他者がいるかぎり

「その人らしさ」はなくならないと思います。

 

 

 

 

 

 

服薬することで、

わが子の「らしさ」がなくなってしまうのでは、

もしくは薄れてしまうのでは、

と心配な方がいらっしゃったら

 

そばにいるあなたが

失ってほしくないお子さんの「らしさ」を見失わずに

 

「あなたはこういうところが素敵」と

これからも伝えていくことで

 

「らしさ」は続いていくのではないかな、と

そんなふうに思います照れ

 

 

 

子育てのご相談はこちらから承っております。

精神科看護師として8年勤務しましたので

発達障害・精神障害のご相談も可能です。

 

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こんにちは、野村涼子です気づき

大阪と京都の真ん中、高槻市で小さなカウンセリングルーム《雨の庭》をやっています。

元精神科看護師・公認心理師です。

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