『鬼滅の刃』に登場する鬼たちは、

物語の途中で

鬼になった経緯があかされます。

 

 

 

それを知ると、

「ああ・・それなら鬼になっちゃうよね・・」って

感じさせられるんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

最終的には、鬼舞辻無惨(鬼の親玉)にさそわれて

みずから選んで鬼になったように見えているけれど

 

そこに本当に

「鬼にならない、他の選択肢」を

選べる自由があったうえで

 

自分の意思で選んだのか?と考えると

 

決してそうではないんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

どの鬼たちも

「鬼になるほかない」というところまで

追いつめられていて

 

「鬼になる」という選択をさせられたんだと思う。

 

 

 

鬼たちをそこまで追いつめたものは

 

社会の構造だったり

社会の仕組みだったり

 

その構造の中に

ちゃんと組み込まれることができる人にとっては

 

なんてことない当たり前とされるものだったり

するんじゃないかな。

 

 

 

 

 

 

 

鬼たちは、もともとが

社会の真ん中では生きることが難しい、

 

どちらかといえば社会のすみっこに追いやられ

 

自分の思いや意見、しんどさや苦しさを

わかってもらえない立場にいたと思います。

 

 

 

それでも、皆それぞれに

大切なものを守りながら生活していた様子も描かれていて

 

(たとえば・・妓夫太郎は妹の堕姫を守っていたし

猗窩座は父親の療養のために盗みをしていた)

 

抑圧されながらも

ひたむきに生きていたんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

鬼を作りだしたのは、社会だと思います。

 

 

 

大切なものを必死で守ろうとするとき、

ひとは誰でも鬼になります。

 

 

それしかもう選択の余地がないのであれば、

私だって迷わずに鬼になる。

 

 

 

そこで、誰かが

「鬼にならざるを得なかった物語」に大切に耳を傾けてくれて

 

「鬼になりきっていない部分」を一緒に見てくれて

 

「こういうことを大切にしたかったんだよね」と

認めてくれたら

 

鬼たちもずいぶん救われるのでは・・

 

 

なんてことを考えていました。

 

 

 

猫しっぽ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫あたま

 

鬼になる手前でなんとかふんばって

踏みとどまっていませんか?

 

そんな方は、きっと

鬼になるほどに

なにか大切にしたいことがあるのではないでしょうか。

 

それを言葉にして、

大切に受け取ってもらうことで

鬼にならなくてすむかもしれません。

 

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