私が誰かを支援するとき、
忘れたくないことのひとつに
人としての感覚
があります。
日常会話や日常の場面では
人としての当然の気遣いができるのに
「専門家」としてのポジションにいるときは
驚くほど図々しく、ずけずけと
人が踏み込まれたくない領域に
土足で入っていく
そんなことって
起こりがちだと思っています。
参観後にママ友としゃべるとき
仕事の休憩中に同僚としゃべるとき
これ以上は聞かない方がいいよね?
これは、聞いたら失礼かも?
などと
当然のように気遣いをします。
(完璧な気遣いができているかは
別の問題ですが、
ずけずけと話す方は少ないはずです)
だけど、
たとえば私が看護師としてその場にいて、
相手が患者さんだったら
ある程度ずけずけと
聞くことか許されてしまいます。
普通は初対面で聞けるはずのない
家族の事情や、家庭環境なども
聞けてしまうんですよね。
患者さんのほうも、
話したくないなと感じたとしても
拒否する方はほとんどいないと思います。
治療のため、支援のため、
聞かなければならないことももちろんありますが
人としての感覚で
聞きづらい内容に関しては
聞くときの雰囲気や態度、言葉遣いに
気を付けることはできると思うし
「聞いて当然」「教えてもらって当然」
というところには
立ちたくないなあと思っています。
この感覚は、カウンセリングの会話でも
重要だと思っていて
普通は言いたくないであろうことや
話したくないであろうことを
聴かせてもらって当然、とは
思ってはいけないと考えています。
もし、言いにくであろうことを話してくれたなら
それは相手が負担を引き受けて
話してくれたことに他ならないし
まずは、
「言いにくいことを話してくれて
ありがとうございます」という
感謝の気持ちが大切ですよね
そして、その場に出された情報も
カウンセリング中も終了後も
大切に大切に扱うべきだと思うのです。
「話すんじゃなかった!」じゃなく
「話してみてよかったな」と
思っていただけるように
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