今年の１月、
看護＋ONEのいえだゆうさんからインタビューを受けました。
インタビューでは、
これまでの自分のキャリアを振り返ってお話ししていて、
これまであまり人に話さなかった・・というか
話したくなかったことも
思い切って話してみたんですよ。
もうそろそろ、
そういう自分を認めてあげるときがきたんじゃないかな・・
と思って。
なにやらまどろっこしい出だしで申し訳ないですが、
なんのことかというと、
私、今築いているキャリアは２度目の挑戦なんです。
大学で看護師と保健師の免許をとり、
大学病院に就職して
順風満帆にスタートを切ったかと思いきや・・
１年も働けなかった。
このことは、私の中で大きな傷になってしまい、
ほとんど人に話したことがありません。
自分ってダメだなぁ。
根性足りないなぁ。
そんな思いでいっぱいになってしまったんですよね。
それから逃げるように結婚をして、
結構長い間専業主婦をしていました。
同級生の活躍をみるのがつらく
SNSの類はほとんどしていませんでしたね。
まわりはみんな優秀で、
どんどん置いていかれる。
数年前は確かに同じところに立っていたのに、
どうして自分だけがこうなってしまったんだろう。
それを直視すると崩れ落ちそうでした。
でも、あるとき転機が訪れます。
当時親しくしていママ友が、
看護師の仕事に誘ってくれたのです。
自分がもう一度働ける自信はまったくありませんでしたが、
友人のいる職場なら、
なんとかやれるかもしれない。
今挑戦しなかったら、
もう二度とチャンスは来ないかも・・。
また失敗したら・・と思うととても怖くて、
このときの復職は、
私史上最高の勇気を振り絞った瞬間でした。
友人のいるところだから、
安心して一歩踏み出し、
そこがたまたま精神科の職場でした。
私はスキルも経験もなかったので、
しばらくはそこで
任せてもらえたことを自分の精一杯でやるしかないと思い、
目の前のことをとにかく必死でやりました。
そこで半年くらいたったとき、
精神科訪問看護の仕事を手伝うことになりました。
私はとにかく看護師としては経験がなかったので、
注射や点滴の仕事がたくさんあるところは
苦手意識がとれなかったのですが
精神科訪問看護はお話することが仕事の中心。
あ、なんとかなるかも。
そう思って、また恐る恐る一歩を踏み出しました。
私はビビりだし、
ストレス耐性も強くないので、
とにかく自分がここなら安心して進める、
ここなら安全かな・・と思えるところを
恐る恐る、足元震えながら
ちょっとずつちょっとずつ進んできて、
今の道ができました。
自分が安心・安全に進める道を
自分のペースで半歩ずつでも進んでいけば、
振り返れば道ができている。
そんなことを今、実感しています
最近、「経歴がスゴイ・・！」
なんて言われることが増えましたが
今でこそ、すごく見えるだけで
ほんとうにカメの歩みでここまで来たんですよ・・
いや、一緒にしたらカメに失礼かな？
数年前は私には何にもありませんでした。
私史上最高の勇気を振り絞った復職は、
３０歳過ぎてからですから。
遅咲きも遅咲き。
でも、遅咲きでも、後伸びでも、いいじゃん
って心から思っています。
自分が安心安全だと思える道を半歩ずつ、
震えながらでも、
進んでいきましょう！！
一歩踏み出したいけれど踏み出せない。
過去の失敗から足がすくんでしまう。
そんな方はカウンセリングでお待ちしていますよ
私も同じ思いを抱えていましたから
お気持ちすごくよくわかります。
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