注意欠如・多動性障害（AD/HD）の特徴としては、
不注意と多動性及び衝動性
が挙げられます。
この記事では、
不注意について書いていきますね！
不注意とは、
次にあげるような特徴を指しますよ。
＝＝＝＝＝以下、DSM-5を参照しています＝＝＝＝＝
学業、仕事、または他の活動中に、
しばしば綿密に注意することができない。
または、不注意な間違いをする。
（例：細部を見逃す、見逃してしまう作業が不正確）
課題または遊びの活動中に、
しばしば注意を持続することが困難。
（例：講義、会話、または長時間の読書に集中し続けることが難しい）
直接話しかけられたときに、
しばしば聞いていないように見える。
（例：明らかな注意を逸らすものがない状況でさえ、心がどこか他所にあるように見える）
しばしば指示に従えず、
学業、用事、職場での義務をやり遂げることができない。
（例：課題を始めるがすぐに集中できなくなる、また容易に脱線する）
課題や活動を順序立てることがしばしば困難。
（例：一連の課題を遂行することが難しい、資料や持ち物を整理しておくことが難しい、作業が乱雑でまとまりがない、時間の管理が苦手、締切を守れない）
また、その特徴が
６つまたはそれ以上あてはまる
少なくとも６ヶ月持続したことがある
その程度が発達の水準に不相応である
生活に悪影響を及ぼしている
１２歳になる前から存在している
２つ以上の状況（家庭、学校、職場など）においてみとめられる
が診断の条件になります。
不注意の症状は・・
特に理解が得られにくいんですよね
なぜかというと、
「私だってあるよ」
「うちの子も同じだよ」
と捉えられてしまいがちだから。
ADHDの不注意の特性に対し、
怠けている
厳しく注意すればできるに違いない
無気力なせいだ
という考え方をする方も
まだまだたくさんいます。
何度も学校の先生から過度な指導を受け、苦痛の極みでした…
（長男調べ）
熱意はわかりますが、人格否定はダメ、絶対。
ADHDの特性としての不注意は、
本人の努力や訓練、厳しい指導などで
どうにかなるものではありません。
本人をなんとかしようとするのではなく、
生活を工夫して
生活を本人に合わせ、
不注意がありながらの生活を描き組み立てていく
という視点が大切です。
まわりの人が
「この特性のために自分が迷惑をかけられている」
なんていう文脈で語るのをよく耳にしますが・・
ちがーーーーーう！！！！
本人が一番困っているんですよ！！
なんでこんなに間違うんだろう、
なんでこんなに忘れるんだろう、と。
本当は時間を守り、
勉強を集中してやり、
ミスなく仕事をこなし、
なくしものもなく過ごしたいと思っています。
本人は困っている上に
まわりから理解されない、
二重苦を生きています。
決して多数派の「ちょっとうっかり」と
同じではありません！！
本人の悩みは深刻であり、
生活に支障が出るレベルで困っているのです。
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不注意は、ちょっとした環境調整が大切。
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