地球のどこかで生活日記 -5ページ目

地球のどこかで生活日記

<2016年11月からノルウェー・オスロに引越したので、タイトルも変えてみました。>
2011年12月 ブエノスアイレスへお引越し
2016年11月 オスロへお引越し

今日は、友達に会いにストックホルム旧市街付近に行きました。両親が日本から遊びに来ていた時に行って以来なので、2年振り。

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こんな感じで、石畳の狭い路地が入り組んでいる旧市街。真ん中の写真の路地は、両手を広げると壁に手がつきます。空がとても狭い…
旧市街には、王宮、ノーベル博物館など、観光名所も並び、観光客が沢山。

ちなみに、ブエノスアイレスにある、サンテルモ地区という古いエリアの石畳は、スウェーデンから運ばれてきた石畳なのだそう。前世紀初頭、アルゼンチンがヨーロッパの穀倉として繁栄していたころ、ヨーロッパから穀類を買いに来る船には、イタリアからの大理石やスウェーデンの石畳などが積載されていたのだそう。
面白いですね。

気づいたら、スウェーデンも残り2日。サマーハウスからストックホルム市内に戻ってきて、最後のお買い物が残っています。
スウェーデンの硬いパンとか、ブエノスアイレスに持って帰る食料品メインですが。

人にスウェーデンに行く、と言うと「イイなー」と言われます。そしてその後「でも高いでしょ」と続きます。
確かに税金は、書籍6%、食料品12%、その他は25%。
レストランなんかとても高い! ワイングラス一杯2000円位します。
パートナー曰く、「高いのは従業員の健康保険や法定5週間の有給休暇、彼らの子供の大学までの教育等、そういう社会福祉に払ってるという理由がある」と。確かに税金は高いけど、大学が無料な上に返済不要な奨学金が出たり、医療費が年間1万円ちょっとで上限だったり、目に見える恩恵があるので、納得しているのですね。

そんなストックホルム。いつものように、島のサマーハウス滞在がメインで、市内に遊びに来ると、街中に住むお姉さんのアパートに居候させてもらってます。

お近くのアパート群


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近くの公園
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ご近所の家々は一番最後の写真のような、1940~50年代に建てられたアパートが立ち並ぶエリア。綺麗にメンテナンスされてますが、年代物でしょ。
でもね、ベラボーに高い!例えば、50年代に建てられた80平米のアパート、約8000万円とか、45平米で5000万円とか。新築じゃないし、ガレージも無いし(車は路駐です。しかも駐車料金高いし。でも高級車ごろごろ止まってます)

ちなみに、賃貸用物件不足の為、ストックホルム市内でアパートを借りるには、又貸しか、何年も「賃貸希望者リスト」に名前を登録しておかないと無理。子供が産まれたらすぐに名前をリストに載せないと、18歳で家を出た時に借りられる家がないらしいです…

金利も低いのもあって、不動産バブルの真っ最中。日本の家と違い、こちらの不動産は住みながら手を加えて行くので、資産価値があまり下がらないうえに、賃貸物件不足で購入バブル。ストックホルムに引っ越してくるのは、だいぶ先にしたほうがいいようです。



先月末から、恒例のスウェーデン滞在中。
今年は寒い夏だとみんな騒いでいて、Facebookにはこんな映画のパロディーも。
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少年「夏はいつ始まるの?」
涙ぐむ少年「僕スウェーデンに住んでるんだ」
慰めるジョニー・デップ…

確かに、到着直後数日は半信半疑で持ってきたユニクロウルトラライトダウンが活躍!
でもこの数日、とてもいい天気。暑いくらいです。

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今年は雨が多かったので、キノコやベリー類が豊作。
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サマーハウスの庭で採れたベリー


建築ラッシュが続く我が家のエリア。一時期に比べ不動産の売れ行きが落ちたらしいですが、それでもウチのエリアは人気があるため、古くなった建物がどんどん8~10階建てのマンションに生まれ変わっています。

我が家からの景色
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マンションばっかりです。ウチは18階(日本でいう19階)なので、突き抜けた景色が素晴らしいですが、周りの建物は10階建て位が多いかと。

さて、いつ見ても思うのは、
「地震が無いってこんなに建築構造に影響するのか」ってこと。

まずこの写真
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ちょいと見難いけど、2階部分の外壁の厚み、10センチくらい。
そして微妙に真っ直ぐじゃない…

そして
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これ外壁なり。
骨組みと柱のみコンクリートで、中心部はすぐ上の写真の真ん中に積み重なっている、中が空洞のレンガで作られています。空洞だから軽いとは言え…
そしてこれも良く見ると、レンガとレンガの隙間がガッツリ空いている所が数カ所汗
隣家の傾斜する屋根と交わる辺りとか(こっちの家は、市街地では、隣の建物と壁がくっついているのが普通です)

アルゼンチンでは地震は、アンデス山脈付近ではあるものの(アンデスの反対側のチリは、日本と同じく環太平洋の地震地帯)、ブエノスアイレスでは全くと言っていいほどありません。
だからこんなチープな感じでも大丈夫みたいですが、果たして20階建ての我が家のマンションの外壁もこんな感じなんだろうか…なんか恐ろしい。

日本では、会社の健康診断とか市町村検診とか、毎年何かしら健康診断のご案内を受けるのが普通かと思います。
翻ってこちら、ご丁寧にそんなご案内はない。
日本で働いていた間にすっかり日本のシステムに慣れた我がパートナー、40歳も過ぎたし暫く検査してないなと思い、会社の人事マネージャーに聞いたところ、
人事「調子悪いの?」
パートナー「いや、そうではないけど」
人事「じゃあいらないでしょ~」
あら、予防の概念は?

こちらで日本企業の駐在員の皆様は、会社の健康診断でブラジルまで行ったりするらしいが、さすがだわ。

そんなこんなしてたら、加入してる民間の健康保健がカバーしてくれる事が発覚して、数年ぶりに健康診断に行ってみたのです。

近所の薬局にて、尿検査用の尿を持っていくカップを買い、蓋がシッカリ閉まっていなくて持っていく間にバッグの中で漏れたガーンという友達のホラー話を聞いたので、しつこいくらい密封度のチェックをしていざ出陣。

簡単な問診。身長体重自己申告してから測定…じゃあ何故自己申告させる?汗 
そして身長は靴のまま測定して、靴底の分2センチさっ引くと言う適当さ。じゃあ体重も、洋服と靴の分、多めに2キロ位引いてくれ~(^_-)にひひ
血液検査
おやつの時間(国民のオヤツ、アルファホール。日本のチョコパイというオヤツをもっとボソボソにして、3倍くらい甘くした感じ)。コーヒーは砂糖無しにしたのに甘くて、甘味料入ってるんじゃないか~!
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心拍数チェック(バイク漕ぎ)。道理で上のオヤツが必要なワケだ。
胸部エックス線
心臓エコー

実は働いていた時も、一度しかこういう検査に行ったことのないので、この検査がスタンダードなのかは不明。

パートナーは数日前に検査に行く際着替えを持って行っていたので、何故に?と聞いたら、同僚から楽な服装で行くよう言われたとのこと。
検査って言うと、病院が用意してくれるガウンがあるもんだと思っていた日本人の私、一応動きやすい服装で行ったところ、みんなばっちりジムウェア。

まあ、いるわいるわ、今すぐに血圧と体重指導の入りそうな人々が… アルゼンチンは、南米一肥満が多いらしいです。オヤツのアルファホールと甘味料入りコーヒーで納得。バナナにした方がいんじゃない?
ちなみに、こちらの定番朝ご飯は甘いデニッシュ類。パートナーの職場では、頻繁に経費で箱買いして部のみんなのオヤツにしていたらしく、経費の承認権限をもつ我がパートナーがある日「今後デニッシュ類は、経費とは認めないからね」と言ったところブーブーだったそう(^^;; どんだけ頻繁に買ってるんだ。

結果は来週来るそう。変な数値がありませんように。

もう一ヶ月も前の話ですが、リオの旅行についてさらに書いてないなぁと思い。

シュガーローフマウンテン
下の写真のド真ん中に見える、Uを逆さにした形の山。
キリスト像の建つ丘のちょうど向かいにある

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ってことは、これがシュガーローフマウンテンから見える、キリスト像(見えるかな)
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雲の中をロープウェイが通ります
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標高は400mくらいしかないのだが、大西洋から雲がもくもくと押し寄せてきて、結構寒い…

リオは開放感あふれる海辺の街って感じで、都会ながら、のんびりした感じの雰囲気でした。
トロピカルフルーツは安いし美味しいし。
そしてビーチに行くと、熟していないココナツの頭を落として中のジュースを飲むココナツウォーターが美味い~ラブラブ!
バケーションレンタルのアパートに滞在したので、近くのスーパーでフルーツを買い込んで朝食にしたり。

ちなみにアパートは、高級エリアにあるイパネマビーチから2ブロック、同じアパートの他フロアに住むオーナーは私くらいの年齢の男性で、平日にビーサン&海パン姿で外で寛いでいる姿を何度か見たので、自由業かバケーションレンタルの家賃で暮らしてるのか…?羨ましい~。

とは言え、治安はイマイチです。
夜歩いていたら突然銃声が聞こえてきてドンッ周りの人達がみんな建物の陰に隠れていて、我々も建物の陰に。何と50メートル先で警察の撃ち合いが叫び こんなに近くで銃声を聞くのは初めてだー!高級エリアでも、やっぱりブラジルって危ないんだ~…
サンパウロだと、街の中は普通の人も防弾車だっていうし。 
町歩きの時も、携帯一台、カード、現金わずかをポケットに入れただけ。
来年はリオのオリンピック、日本から行く方はくれぐれも身の回りにお気をつけて。


ぬぼーっと暮らしていたらあっという間に7月に突入してました。
もう少しで、恒例のスウェーデンと日本旅行。今年の一時帰国は、心理的に辛いだろうな…

と言うのも、2月に父が亡くなったので。私はアルゼンチンにいたので、最期に立ち会っていません。
今も何となく心の中で、実家の扉を開けたら、いつものように迎えてくれるんじゃないかという気持ちがあります。
生きとし生けるもの、全てにいつかは訪れる事ですが、まだあと10年位元気でいて欲しかったです。
よく考えたら、私も30代半ば。あと数年で、人生の折り返し地点。死の床で後悔しないよう、これから遅まきながら色々頑張るぞ。
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三連休の週末を挟んでリオデジャネイロに来ています。
3時間のフライトで、気候も景色も言葉も違う!(とはいえ、スペイン語で事足ります。)

幸い天気に恵まれて、昨日は30℃近く。イパネマビーチでビーチチェアをレンタルしてゴロゴロ。

今日は、説明の必要もないこちらへ
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やっと最後の更新。

カファヤテにあった変わったお家
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カファヤテでは、トロンテスTorrontesという種類の白ワインの生産が盛ん。香りは華やかなのに飲むとドライな対比が私のお気に入りです。


ワイナリーを訪問してからサルタに帰ります。今日は舗装された道路。
こーんな景色や
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アンフィテアトロと呼ばれる、自然がつくった円形の空間
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1枚目の写真はかなり遠くから撮っているのですが、2枚目の背景と比較して頂くとその規模が分かるかと。

自然に出来たドームのようになっていて、音がエコーします。


その近くの「悪魔の喉仏」
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これ、ほぼ真上を撮っています。地形が垂直に隆起したのがそのまま残っていて圧巻!

こんな感じで、とにかくスケールの大きなエリアでした。
今地表に見えるこれらの素晴らしい景色も、気の遠くなるような年月をかけて現在の姿になった訳で、これからどんな風に変化するのか(何千~何億年単位でしょうね)、と考えると、自分がちっぽけな蟻のように感じられるのでした。

サボテンも、年間1~5センチしか成長しないそうで、私の身長と同じ位のサボテンですら、すでに少なくとも32年、長ければ160年ほどは経っている!
人間の命って長くなったとはいえ、80年位。そう考えると、本当に我々の人生なんて地球の歴史に比べるとほんの微々たるものですね。