今年のことは今年のうちに、ってことで、今年最後の旅行記。
前回の更新から、約3週間。その間、アルゼンチンには新しい大統領が就任し、サッカーの南米王者であるリーベルプレートのファンが日本に行って道頓堀や渋谷で大暴れし、養鶏業の大手が人員削減した事に対して解雇された人々が国際空港に行く高速道路をブロックして大勢の人が飛行機に乗れないという、「ああアルゼンチン…」的なストライキがニュースを賑わせ、そして公式&非公式の二本立てだった為替レートは、公約通り一本化されました。
早速、一本化された翌日、最寄りのシティバンクと、今までたまに行っていた両替屋さんにレートを聞きに行くと、同じレート。しかも、今まで、ドルを買うためには税務署の許可がいちいち必要で、購入申請が却下されることも多かったみたいですか、直接銀行に行ってその場で買えるように。ま、日本を含めたいていの国では、それが普通ですがね…
本日の為替レート。ご覧の通り、非公式のdólar blueは表示なし。
早速、一本化された翌日、最寄りのシティバンクと、今までたまに行っていた両替屋さんにレートを聞きに行くと、同じレート。しかも、今まで、ドルを買うためには税務署の許可がいちいち必要で、購入申請が却下されることも多かったみたいですか、直接銀行に行ってその場で買えるように。ま、日本を含めたいていの国では、それが普通ですがね…
ペソからドルに両替するには、今のところひと月500ドルまでの制限がありますが、その逆はいくらでもOK。ドル持ちの人には朗報です。
アルゼンチンに来て、そろそろ5年目に突入。色々慣れたけど、やっぱり時々こっちの適当さに振り回されてイライラすることも多々。
例えば、8月に階下への水漏れの疑いのため開けた壁の穴。
この状態に戻すまで約4ヶ月。毎週のように管理人にメールを送り、電話をかけ、顔をあわせる度にリマインダーし、実際家に来る日時まで決めても、待ちぼうけくらったり、他の緊急事態とやらでキャンセル
誰かコントラクター雇えばいいじゃん、と思いつつ我慢してたけど、先日、流石に忍耐強い私でもキレました。
「僕一人しかやる人がいないんだよ、それにこれはマンションの管理会社の責任だから」って言われて、思わずそれはこっちのセリフだ!水漏れは私の責任じゃない!一人しかやる人がいないのは仕方ないけど、もう4ヶ月もこの状態で、リマインダーしても来ないし、もういい加減にしてくれ!って言ってやりました。
元々私はノンビリしてるので、あまり文句を言ったりしないほうだし(と思う)、この国でハナっから期待はしてないんだけど、それでも限界ってものがあります。
そして昨日と今日、今度は上階の家の配管が問題ありとやらで、予告無しに断水。お掃除の人が来てくれる日なので、水がないと仕事にならない。しかも洗濯機回してる最中。
速攻管理人に連絡、5分だけバケツや容器に水を貯めるために水を出してくれと言ったところ、45分待ち。昨日はジムで運動した後でシャワーも浴びれず。
水道の元栓はウチの階のエレベーターホールにあるので、せめて工事始める前にうちのドアを叩いて一言言ってくれれば、こちらはそれなりに準備も出来たし、向こうは邪魔無しに仕事が出来るのに、どうしてそのたかだか1分、ウチに来て教えてくれないんだろう。
水を5分だけ出してくれ、と頼んだ時に、こういうことは事前に教えてくれ、と言ったのだが、OK~!と言いつつ多分右から左に抜けてるんだろうな~。かと言って、ビシッと言おうとすると、言葉がきつくなって向こうもムッとする。
アルゼンチン人を見てると、いつも文句を言っていて、人の話は聞かないで自分の文句ばかりなので、そういう人にはなりたくないと思いつつ、そうならないと何も進展しないというのもあり。
どこまで強く言って良いものか、いつも難しいです。
英語を真剣に学び始めた頃、ネイティヴから、日本人は英語はダイレクトな言語だと思って、ネイティヴにとってはかなりキツイ言い方で発言したりするけど、英語にも丁寧語はある。と言っていたのを思い出します。
もちろんスペイン語もしかり。丁寧な対応と言葉使いを心がけているつもりだけど、丁寧過ぎて下手に見られるのも困り物(特にマッチョ文化のこの国、アジア人女性はかなり下に見られやすいかと)。さじ加減が難しいのー。
とりあえず壁は、パートナーにジョークを飛ばしておきました。
「私達が次の国に移動するのと、壁が直るとのどっちが先かな」
早いものでもう12月!今年も残りひと月あっという間です。毎年誕生日と正月が来るのが遠い先のように感じられた子供の頃に戻れるなら戻りたい

さて、日本では町中クリスマスの雰囲気まっしぐらでしょう。店に入ればエンドレスのクリスマスソング、外を歩けばイルミネーション、雑誌を開けばプレゼント特集、などなど。カトリックのアルゼンチン、意外やあまりクリスマスクリスマスしていません。
私とパートナーも、暑い&明るいのでクリスマス気分にならず、毎年ディナーに出かける以外何もしていなかったのですが、今年はアドベントキャンドルなるものを点けてみました。
ちなみに、こっちではこのキャンドル灯しながら扇風機回してる位の気温でした。寒くて暗い北半球のクリスマスにはぴったり。
12月に入ってからは、アドベントカレンダーもあり、毎日子供がその日の数字の箱を開けて中のキャンディやらを食べながら1日ずつクリスマスの到来を待つというものだそうで。最近日本でも売ってるみたいですね。
私とパートナーの間では、クリスマスプレゼントは一昨年から廃止。欲しい物は色々あるけど、特にクリスマスだからといって欲しいかと言われるとそうでもないものばかり。なので普段より豪華に美味しいものを食べて終わりです。さて今年はどこにディナーに行こう…
007シリーズ最新作Spectreを先週観てきました!
子供の頃なりたかったもの、それはボンドガール。しかも、映画の最初のほうに出てくる、007と夜を過ごして翌日死体で発見されるほうじゃなくて、敵の恋人として登場するが実はシークレットエージェントで、ボンドと一緒にかっこよく敵を退治するほうのボンドガール。いやー、スパイってなってみたかった~!
日本ではまだ未公開のようなので、内容は書かないでおきます。
ボンド役ダニエル・クレイグはやっぱり今回もクールで素敵
タイトなスーツをピシーッと着こなして、萌える~~


そしてどんなに派手なアクションの後でも、いつもスーツに乱れはなし!激しいカーチェイスや揉み合いの後、冷静にスーツの襟と袖を整えて颯爽と去っていく007、素敵~!
今回の敵役は、前作skyfallの敵があまりにもインパクトありすぎなキャラクターだったので、若干物足りない感じはありましたが、派手なアクションに爆発シーンにと、エンターテイメント要素はたっぷり。そして007シリーズは、絶対ボンドが死なないので安心して見ていられるのです。
あー、また見に行こうかな~(^^)
うちのマンションは、プールを挟んでタワーが2棟建っています。最近パートナーの同僚がもう一棟に引っ越してきたのだが、昨日の朝、夜中眠れなかったよとネットでボヤいていたと思ったら、なんと上の階の住人が夜中1時頃に警察沙汰の大ゲンカを引き起こしたのだそう。
1ヶ月前に結婚した23歳の妻とその母親の首をつかんで放送禁止用語を叫びまくりだったそうで、救急車がきて担架に四肢をくくりつけられた上で病院に運ばれたらしい。
若くて可愛い妻なのに…ってそれは置いておいて。アルゼンチン人の友人いわく、俳優としては突筆することはないだけど、女たらしで有名なんだそう。
別に女たらしだろうが、有名だろうが、そんなことはどーでもいい。問題は、こういう男(女もいるけど)が珍しくないのだ。
どこの国にも一定数いるだろう暴力男(女もあり)だが、アルゼンチンを含むラテンの国々ではマッチョ=男らしさがまだまだ根強く、男性は絶対的で、女性を付属物扱いしたり、女はうまく服従させてこそ男、的なアイディアがまだ残っているのだ(若い世代はそうでもないとはいえ)。いつの時代だよ?と思うが、世界を見てみるとまだまだそういう文化はありますね、イスラム圏とか。
このご近所さんも、きっと女性に暴力的な態度を取るのも初めてのことではないんだろうなぁと思いつつ、若妻の今後が気になるのであります。
昨日の大統領選、大勢が勝利を予想していたシオリ現ブエノスアイレス州知事が意外に苦戦。次点のマクリ・ブエノスアイレス市長との得票差が僅か2%で、来月20日の決定戦に持ち越されることになりました。
州ごとに見ると、全体的にはシオリ知事の勝利が多いものの(青色)、マクリ市長はお膝元のブエノスアイレス市、アルゼンチン第2の都市コルドバ、第3のロザリオなど、圧倒的に人口の多い都市を抱えた州(オレンジ)での得票が多いのが一目瞭然。
早くも先走った各テレビ局がシオリ知事の勝利を報道していたものの、得票数や率などの決定的なデータの裏付けが取れていた訳ではなく、にもかかわらずシオリ知事の勝利宣言的なスピーチがあり、一体どうなってるの?と思っていましたが、夜中に公式な数値が発表されて、みんなこの僅差にビックリ!
数値が出てきてから、うちの近所は30分ほど、マクリサポーターの歓喜の雄叫びや車のクラクションなどでうるさかったそう(私は熟睡中でした)。
州ごとに見ると、全体的にはシオリ知事の勝利が多いものの(青色)、マクリ市長はお膝元のブエノスアイレス市、アルゼンチン第2の都市コルドバ、第3のロザリオなど、圧倒的に人口の多い都市を抱えた州(オレンジ)での得票が多いのが一目瞭然。
ちなみにブエノスアイレス州知事選は、マクリ派の女性候補が、キルチネル派の候補で現職の内閣官房長官?を破って当選。シオリ知事の足元がかなり危ないことになってきました。
さてさて、11月20日。アルゼンチン始まって以来初の、大統領決定戦だそうで、どうなる~~?
第3位で落選が決まったマッサ候補に投票した人達が、どちらのサポートに回るのか?
乞うご期待!
今日日曜日は、4年に一度のアルゼンチン大統領選!
12年前に一期を務めた故ネストル・キルチネル元大統領が始め、その後を引き継ぎ二期8年間に渡り大統領を務めた魔女おばさん(勝手にネーミング)ことクリスティーナ・キルチネル大統領が築きあげた「キルチネリズム」政策。
貧しい人々にはバラマキのお陰でエビータの再来として人気がありますが、極端な輸入規制、外貨規制、歯止めの効かないインフレ、債務不履行の後処理のまずさや腐敗などで、中流以上の国民や経済界には至って不人気な大統領です。
今日の選挙で勝つには、45%以上の得票か、40%以上の得票プラス次点の候補との間に10ポイント以上の差がないといけません。
今日の選挙候補者の中で今のところ優勢なのが、左のシオリ現ブエノスアイレス州知事。その次が真ん中の、マクリ現ブエノスアイレス市長。今日の選挙では、多分この2人の間で得票の争いになって、どちらも勝つための条件を満たさない可能性大。そうなったら来月の決定選に持ち越しです。
私の周りは圧倒的にマクリ市長支持が多い。一向に経済が良くならないキルチネル路線に不満を持っている人が多いのもあり、そしてブエノスアイレス市内ではマクリ市長の政策のお陰で街が良くなっているのもあります。
ただ、田舎に行くとまだまだ保守層が多いのは日本と同じ。今日の結果がどうなるのか楽しみです。