地球のどこかで生活日記 -3ページ目

地球のどこかで生活日記

<2016年11月からノルウェー・オスロに引越したので、タイトルも変えてみました。>
2011年12月 ブエノスアイレスへお引越し
2016年11月 オスロへお引越し

イグアスに来る前からやりたかったこと、それはボートで滝壺に突っ込むツアー!
まぁ楽しそうじゃないの~キラキラ

15分バージョンと1時間バージョンがあって、この日は前々日までの雨で水量が増していて、1時間バージョンしか出来ないとのこと。最初からそっちを狙っていたのでラッキー!13:15分の回を予約して、それまで観光です。

イグアスには、メインアトラクションであるGarganta del diablo(悪魔の喉仏)以外にも、たくさんの大小の滝があって、それを見るための立派な遊歩道が整備されています。
まずは、上からの眺めを堪能しに。

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圧倒的な水量!しかもこれはメインの、悪魔の喉仏ではないのです。一体どんだけ凄いんだ❗️

さて、お楽しみのボートツアー。
ジャングルのトレイルをトラックに乗って進んだ先のボート乗り場から、ボートに乗ってズンズンと上流へ進むと、さっき上から見ていた滝が目の前に!


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あらかじめ渡されていた防水バッグにカメラしまってー!とガイドさんが声をかけると、いよいよ始まりです。残念ながら防水カメラがないので、突っ込む写真はありません。




何回か繰り返して、びしょ濡れだ!その為に、朝から水着着用で行った甲斐があったよ。

ボートツアーの後は、朝見た滝を下から眺められる、Circuito inferiorの遊歩道へ。


突っ込んでいくボートが一隻。
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上の遊歩道Circuito superiorは、滝の上を歩くので、落ちていく水を眺めるのに対し、下の遊歩道は落ちてくる水を下から見上げタイプで、迫力も違います。私のお気に入りは下の遊歩道。翌日も行ってしまいました。






ジカ熱やらデング熱やら騒がれている真っ最中の先週末、イグアスの滝に行ってきました。

イグアスの滝は、ブラジル・アルゼンチン両国にまたがる世界三大瀑布の一つ。

ブラジル側からはパノラマ写真の様な滝の全景が、アルゼンチン側は滝のものすごい近くまで近づけるという両方の利点があります。

金曜のお昼に到着し、当初はその足でブラジル側に行こうと計画していたのですが、日本人はブラジルに行くのにビザがいるんだよね。
連日の仕事でお疲れのパートナーのために、午後はホテルでゆっくりする事に。
ホテルは、アルゼンチン側の最寄りの街プエルト・イグアスから約4キロ滝寄りにあるジャングルの中。敷地の前の通りを挟んで反対側には、グアラニ族という先住民のコミュニティが。ハイシーズンが終わった後で、とても静かでした。
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ランチ後は、歩いてGuila Ogaという野生動物の保護センターへ。個人が始めたセンターで、車に轢かれたりして負傷した野生動物の保護をしているそう。

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明日はいよいよイグアスの滝へ!


3月1日は、アルゼンチン議会の開会日。マクリ大統領になって初めての国会召集です。
昨日、2002年の国債不履行でアルゼンチン国債をタダみたいな金額で買い上げ、国債の償還を求めていたハゲタカファンドともやっと支払いの合意に達し、大統領も一息やれやれなところ、早速議会開催で息つく暇もなさそうです。

さて、3月1日、そして大統領就任式には軍隊の騎馬音楽隊が出動するのが、それが我が家の向かいにあります。
今朝出かけていくのは見たのですが、ちょうど今帰って来たところ。高らかなラッパの音で帰宅を知らせると、馬のひずめの音に続き、ただいまの一曲を演奏&合唱して敷地内に入っていきました。





この騎馬音楽隊、大抵朝7:30から練習していて、時には一日中歌の練習をしている日も。
国歌ではないけれど毎日練習しているこの曲、若干音程が?
亡き我が父が連日の練習を聞いてさらにこのビデオをみたら、「毎日練習してるのに下手くそだな」とでも言いかねない音程の甘さです…😁
が、お疲れ様である。国会議事堂まで直線距離で6~7キロはあるであろう距離を、車の往来が激しい中、馬を操って往復するのは、結構大変だと思うのです。お尻痛くなりそうだしさ。

前大統領の影響力がかかった議員が過半数を超えるアルゼンチン議会、どんなケンカが今年は観られるのやら。
昨日こちらでは評判の良いステーキハウスに、友人カップルとお昼を食べに行った時。

肉を味わい、付け合せのほうれん草のクリーム煮を一口した時、何だか歯に当たる硬い食感が。なんだろうと思って口から出てきたものは…釘❗️ガーン 一瞬訳が分からないとはこのことでした。
ウェイターにマネージャーを呼んでくれるよう頼んだのですがすぐに来ず、普段あまり怒らないパートナーが、珍しく怒りの感情を出してマネージャーらしき人の所に話に行ったところ、直ぐにテーブルに飛んできました。
キッチンでは釘が出るような所は無いとのこと。でも釘が紛れ込んでいたものを提供したのはこちらの手落ち、全部下げてもう一度新しく出しましょうか?と聞かれたけど、既に結構食べた後だし、食欲も無くしてしまったので、それは要らないと断ったところ、お昼無料になりました。

釘自体は3センチくらいの長さがあったので、歯に当たって気づいたので事なきを得たけど、もっと小さかったらクリーム煮だし飲み込んでいたかもと思うと恐ろしいガーンガーンガーン
しかも一緒にいた友人は妊娠中なので、ますます恐ろしい。

きっと、ほうれん草は茹でて刻んで冷凍したものを仕入れて、それを大量に解凍して大鍋で調理→小さな器に入れて提供、っていう流れだと思うので、小さな釘が紛れ込んでいても分からないだろうなぁ。それを解凍の際に確認すべきなんでしょうけどね、キッチンで。

マネージャーが去った直後トイレに行った友人が、戻って来て、「シェフがマネージャーにみっちり叱られてたよ」と報告してくれました。当然じゃプンプン

でも、大事にならなくて良かったです。
私、あまりきちんと噛む事をしないのですが、これからは健康の為のみならずきちんと噛もうと心に決めたのでした。



最近再開したテニスが楽しくて、週3回の勢いでプレーしてます。そんな私にピッタリのイベント、アルゼンチンオープンが開催中。我が家から歩いて15分でやっているとなれば、行くしかないぜよ!
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って訳で、昨日行ってみました。
午後14時開始、真夏の炎天下で観戦。

チケットは、折角なので一番良い席にしたら、前から2列目でした。350ペソ、約24ドルなり!
チケットは、昼の部、夜の部、一日券と分かれていて、しかも曜日によって値段も違います。昨日私が座った同じ席が、日曜の決勝では3000ペソ!

第一試合は、ウルグアイとコロンビアの選手対決。ATP(男子プロテニス協会)が決める世界ランキング36位と71位の対決で、結構長い試合でした。
そして第二試合!ATP世界ランク6位のフェレール選手対158位のアルゼンチンのオリボス選手。 フェレールがわずか5メートル先で走ってる~!
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フェレールはサーブのミスが何度かあったけど、やっぱり世界6位は圧倒的に違う!
相手のミスを誘発する球が多いのか、オリボス選手もたまに良いプレイがあったけど、1時間ほどでコテンパンに。

しかも、私は見た!フェレールの肘下の筋肉は、肘上の筋肉より盛り上がっている!
スタジアム自体小さくてコートがものすごく近いのでそんな事まで肉眼で観察できたのですが、もっと大きな大会ではこんなに近くに座れることはないでしょうね。しかもその値段で!

さらにさらに!フェレールの試合中、突然あっちの方でガヤガヤ言い出したので、何だ~❓と思ったら、世界5位のナダルがふらりと登場~!
写真のど真ん中で、両手を顎の下で組んでる男性。遠い~!
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ナダルは先月の全豪オープンで初戦敗退したので、こっちに来る時間があったとかないとか。
調子に乗って日曜日の決勝のチケットも買ったので、ナダル対フェレール見たいなぁ。あ、世界9位のツォンガでも良いが。
こんにちは!
今年は「言い訳をやめる」のモットーのもと、忙しくしています。
そして、今年はアルゼンチン最後の年になりそうな予想のもと(って去年も言ってたかも?)、色々旅行計画中。
で、イグアスの滝に行く予定を立ててチケットも買ったんですが、最近猛威を振るっているジカ熱とデング熱、そしてチクングニア熱。
ジカ熱は、ブエノスアイレス市内で感染が確認されたばかり。デング熱は全国的に感染が拡大してるし、このタイミングで行くのどーなのよ? 
ジカ熱は北米やインドネシアやドイツでも見つかってるので、世界的に広がるのはもう免れないでしょう。
このタイミングで妊娠した女性は、出産までビクビクだなぁ…
エルサルバドルなんかは、2年間は妊娠を避けたほうが良いとまで国が言ってるそうです。
リオに友人が引越したので遊びに行こうと思ってましたが、蚊に刺されやすい私、イグアスと共にちょっと考え直さなきゃ…



2016年も、もう10日過ぎました。ところで、平成で言うと何年なんでしょう。

さて、遅ればせながら、今年の目標
『言い訳をやめる』です。
年末、東洋経済オンラインを読んでいたら、ホリエモンのインタビューが掲載されており、その中で「でも」が口癖の人は一生ダメ、とありまして。
ホリエモン、好きでもないのですが、このインタビューを読んでずしーん、と来ました。

例えば、折角沢山時間があるので、何度か大学に勉強しに行こうと思ったのですが、「でも何時までここにいるか分からないし、始めて引越しになったら卒業出来ずに結局中途半端になっちゃう」「でもやってみてつまらなかったら、時間とお金が勿体ない」等思って、実際手を出していませんでした。
確かに中途半端に終わらせるのは勿体ないけど、何時引越しになるのかは未定だし、実際興味がある分野かどうかは、学んでみないと分からない。案外、やってみたら全く興味がないと判明するかもしれない。それはやってみないと分からない訳です。
それは、パートナーからも何度か言われていたことではあるけれど、なぜかこのインタビューがとっても心に突き刺さりました。
という訳で、一朝一夕には難しいだろうけど、言い訳をやめるぞ!

あと、今年は、スペイン語検定をまた受けようと思います。
前回ギリギリのラインで合格してそこで満足していたDELE。もう1つ上のレベル頑張るぞー。



パタゴニアはアルゼンチンの南半分を占めると言っても過言では無いほど巨大なエリア。カラファテをはじめとして、アンデス沿いに広がる森と湖の湖水地方、クジラやペンギンの来る大西洋に面したバルデス半島など見どころが沢山。でも、そういった観光地、そして石油産業が発展した大西洋沿いのエリア以外は、果てしなく無人の大地です。

アウトドアウェアで有名なその名も「パタゴニア」の創業者(先日チリでカヤック中にお亡くなりになりました)が、この自然を大切にしたいと、広大な土地を購入して保護区にしたのは有名。
パタゴニアにはvaca muerteと言う石油の埋蔵されているエリアがあり、その開発も進められているので、そうなったら何時までパタゴニアの自然が守られるのかは微妙なところ。

観光業の街カラファテも、2001年のアルゼンチンの債務不履行がきっかけでアルゼンチン旅行がとても手頃になり、外国人旅行者が増えたことによる観光ブームが到来し、移住者も増えていっているそう。 そしてどんどん街も環境も変わっていっているのだそうです。

特に懸念されるのは、温暖化。
温暖化が進んでいつの日か氷河が無くなったら、もしくは山岳部の奥に後退してしまったら、この街も一緒に運命を遂げるのでしょう。
特にウプサラ氷河は地球温暖化の影響で過去100年でかなり後退しているそう。
この国立公園には、南極、グリーンランドに次ぐ量の真水が閉じ込められているのだそうです。

私の訪問したこの氷河群は、ユネスコの世界遺産に指定されています。完全に溶けてなくなってしまう日が来るのかは分からないけど、いつまでも美しい圧倒的な景色を留めていて欲しいものです。



観光業が街の産業であるカラファテ市内には、沢山の旅行会社があります。氷河観光、周辺のトレッキング、はたまた国境を越えてチリ側パタゴニアに行くツアーなど、様々なツアーが。温暖化で氷河が溶けてしまったら、この街自体存続が危ぶまれるかも⁉️

さて、氷河トレッキングを終えて、もう1日の予備日に我々が選んだのは、グルメクルーズ!
船でしか行くことのできない、ペリトモレノより大きいという、ウプサラ氷河、スペガッツィーニ氷河へ。

ちなみにこの2つを巡るツアーは他にもあるのですが、200人位の大きな船でガヤガヤ行く感じ。そして、昼は持参のこと!(ホテルに頼んでサンドイッチボックスを作ってもらえます)

かたや、グルメクルーズ。定員28名のゆったりクルーズ船で、昼食・アルコール付き。
両者の値段の差は一人当たり1000ペソ(当時で約80ドル位?)。安くはないが、パートナーが乗り気なのと、きっとここに来るのも一生に一度だよね。と言うことで、グルメクルーズにしました。

クルーズが始まってしばらくすると、どんどん氷の塊が見えてきます。
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水面から顔を出しているのは、その氷山のわずか10%。慎重に船を操縦していきます。

ウプサラ氷河は、何とスウェーデンのウプサラ大学のチームが約100年前に氷河研究に来たことから名付けられたのです。スウェーデンからわざわざ…
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流氷が凄ければ氷河にはあまり近づけないかも、とのガイドさんの予想通り、これ以上はムリ。
でも遠くからでもわかる、まるで白い舌が水に先端を入れているかの様な大きな平面が、ウプサラ氷河。
はっきり言って、表面は汚い…のですが、遠くからでもわかるそのサイズ。この辺の氷河群の中で最大の大きさだそう。

ウプサラ氷河を遠目で見たあとは、次の見どころ、スペガッツィーニ氷河には向かいます。水面からの高さが数十メートル、高さではピカイチ。
途中、山の中腹で先端が止まった流出氷河(と言うそう)も何箇所か。
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スペガッツィーニ氷河。
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高さは130メートルもあるそうです。

写真に写っている船は、200人乗りの氷河クルーズ船。氷河に比べると小さい!
そしてグルメクルーズ船とそんなに大きさが変わりない。あっちは寿司詰め、こっちは優雅にワイン飲みながら。

途中、下船してちょっとハイキングも楽しみました。
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野生の牛や羊などもいたそう。


お目当のペリトモレノ氷河は、カラファテから約80キロ。ロス・グラシアレス国立公園Parque Nacional Los Glaciaresの中にあります。世界遺産です。
ステップ地帯の乾燥した景色から、国立公園の中に入ると打って変わって木々が。車窓からも氷の塊が遠くに見えてきて、高まる期待!

観光バスが沢山乗り付ける氷河の玄関口から、綺麗に整備された遊歩道を歩いていくと、すぐ真正面に!

おおおおおおお~!
大きい!白い!そして寒い…

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この日は風が強かったので寒くて、手袋、ニット帽が数年ぶりに陽の目を見たのでした。

その後、1.5時間の氷河トレッキングに!
先程遊歩道からみた氷河の反対側に、船で行きます。

参考までに、ペリトモレノ氷河は上から見るとこんな感じで、先端が陸地に衝突しています。
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遊歩道から見えるのは、先端及び右側(写真でいうと右上の面)。トレッキングコースは、先端の左側(写真では手前側)。ちょうど遊歩道からは影になっていて見えません。
この氷河は、毎日2メートル前進しているのだそうですが、先端部が陸地にぶつかるため、夏には何年か一度の割合で、先端部が陸地に完全にぶつかり、溶け出した氷により手前側の水位がもう一方より高くなります。その水圧が一定以上になると先端部の氷が大きく崩落して、トンネル状の水路ができるそう。

まだ真夏では無いので、あまり氷の崩落は見られませんでしたが、時々遠くで「バリバリバリッ、ドーン!」と言う音が聞こえました。

さて、上の全景写真で左下にある、陸地と氷のぶつかる地点で、ガイドさんにクランポンというスパイクを履かせてもらい、いざ出発!
4時間コースのトレッキングはもっと奥の方まで歩くのですが、我々の1.5時間コースはそんなにアップダウンもなく。15~60歳までの年齢制限付きですが。

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溶けた氷水は、ミネラルが含まれていないので、飲んでも特に味がない。

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クレバス、落ちたら…




〆は氷河で割ったウイスキー。


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