できない自分を責めてしまうのに、できる自分になるのも怖い... その矛盾に苦しんでいませんか? 今日は、心が疲れてしまう"隠れた原因"と、少し楽になれる考え方を書きます。
できないことができるようになるのは 本来うれしいはずなのに、 なぜか素直に喜べない。
- ミスが減ったのに、漠然とした不安が増えた
- 褒められたのに、素直に喜べない
- 「次も期待されるかも」と思うと、息苦しくなる
そんな経験、ありませんか?
できない自分を責めているのに、できる自分も怖い理由
実はこれ、珍しいことではありません。
多くの人が、気づかないうちに
- できないと自己嫌悪に陥り
- できると期待されるのが怖くなる
という 心の板挟み を経験しています。
そして、心の中ではこんな計算をしています。
「できるようになる」
=「もっと頑張らなきゃいけない」
=「頼れなくなる」
=「断れなくなる」
つまり、
"できるかどうか"より 安心できるかどうか、心が平穏でいられるかの方が大切
だったりするんです。
私の小さな変化の話
先日、大の苦手な虫を 人生で初めてひとりで退治しました。
震えながら、泣きそうになりながら、 なんとか処理しました。
しばらくは
「私でもできた!やればできるじゃん!」
と達成感があったのに、次第に不安が顔を出しました。
私ができるようになったら もう夫は助けてくれなくなるんじゃないか…?
でも、夫の言葉はこうでした。
「飲み会中だったけど、帰ろうかと思ったよ。でも自分で退治できたって聞いて安心した。すごいね。」と。
その一言で、はっとしました。
"できても、頼っていいんだ"
私が勝手に 「できたら頼れなくなる」「できるのに甘えてはいけない」と思い込んでいただけでした。
本当は、どうしたかったのか
多くの人は、
- できない自分 → ダメ
- できる自分 → 責任と孤独
という図を無意識に持っています。
でも、本当は
- できても頼っていい
- できても断っていい
- できても休んでいい
- できても甘えていい
んですよね。
「できるようになったらひとりになる」
その思い込みが、苦しさの正体。
人は、安心できる場所でしか本当の意味での成長はしません。
不安や恐怖に追われて、できるようになっても自己肯定感は育ちません。
周りからは“成長したように見える”かもしれません。
でも、自分の心は置き去りのまま。
安心できる場所があるからこそ、
“自分は自分のままでいい”と思えるようになる。
それが、本当の成長です。
あなたへのメッセージ
できない自分を責めてしまう日も、 できるようになった自分に怯える日もあっていい。
どちらの自分も、本当のあなたです。
できても、できなくても、 あなたはちゃんと大丈夫。
安心できる場所があるから、 優しく変わっていけるんですよね。
必要なときは、ちゃんと頼ってくださいね。
不安や緊張の中で頑張り続けるのではなく、安心できる場所を持ちながら変わっていきたい方へ。
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