我慢が積み重なると、自分を苦しめるだけでなく、相手を悪者にしてしまうことがあるんです。
そのことに気づいたのは、電車の中で起きた、ちょっとした出来事がきっかけでした。
電車の中での無意識の迷惑
ずっと前のこと。電車に乗った時、目の前の座席に座っている男性から急に傘をつかまれて「これ私が持ちましょうか?」と急に話しかけられました。
私は片手で吊革につかまり、腕に傘をかけてスマホでメールの返信に夢中になっていました。
一瞬何が起きたか分か分からず 『なんでこの人は私の傘を持ってくれるの?私具合悪そうに見えるのかな?』などとのんきに考えていると、私の傘を力強く握るその手は震えていて目が怖い。
あ、この人怒ってる。でも何で?と思った時、私の濡れた傘がその人の足に触れていたんだと、初めて気づきました。
その瞬間、私は自分が無意識に迷惑をかけていたことに気づき、恥ずかしさと申し訳なさで胸がいっぱいになりました
そっか、私がメールに夢中になっていて何度も当たっていたんだ・・申し訳ないと咄嗟に「すみません。傘が当たってるって気づかなくて・・・ごめんなさい」と伝えると、その人はすぐに傘を離してくれました。
我慢が生む妄想
その後、その人は目を瞑って冷静さを取り戻そうとしているけど、顔が引きつったまま。
怒りが収まらないんだろうな。きっと相当我慢していたんだな。気づかなくて本当にごめんなさい。と思いつつ、これはいつもの私だ・・・と思いました。
相手のちょっとした嫌なことを我慢して、気にならないふりをしているけれど、それが消えることはなくて、ストレスになっていく。
しまいには、この人わざとやっているんじゃないか?なんて気持ちになって、怒りに変わることはありませんか?
もう我慢の限界になって、相手に伝えると相手は全く悪気がなくて、気づいていないだけだったり、そんなに私が我慢していたことを知らなくて、拍子抜けしたことが何度もありました。
相手をモンスターにしない
相手からは決まって「気づかなくて本当にごめんね。でももっと早く言ってくれたらよかったのに」と言われます。
そこでようやく『あ、そっか。嫌がらせされていた訳ではなかったんだ。』『雑に扱っていい人だと思われていたんじゃないんだ』と、現実の世界に戻れた感覚になりました。
そうなんです。私は勝手に相手を悪者のモンスターにして、被害を受けているという妄想の世界にいたのです。
でも、こうやって私が逆の立場になった時、「本当にごめんなさい。でも怒りに変わるほど我慢しないでもっと早く言って欲しかったな」と心から思いました。
夫婦関係にある我慢
自分が嫌だなと思っても、相手は他の何かに夢中で気付かないこともあるかもしれません。
我慢に我慢を重ねているうちに、ある日大爆発するなんてことも。これ夫婦関係にありがちですよね。
例えば、いつも自分ばかり家の事に時間を使って、やりたいことも後回しにしたり、我慢して諦めることもあるのに、相手は好きなことを自由にやっているように見える時とか。
私は爆発寸前で、頭から湯気が出そうなのを必死に我慢しているけど、何かのきっかけで大爆発。けれども相手は、「何をそんなに怒ってんの?」って感じで。笑
そうなる前に、自分の気持ちを無視しないで、相手に伝えていく勇気が必要なのだと改めて思った出来事でした。
『さっきのことで少し気になったことがあって』と柔らかく切り出すだけでも、大爆発を防げることがありますよ。
それが自分を守ることにもつながっていきますからね
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