年度末に向けて、転職や退職を考えてる
人が増えているからなのか
最近、退職する際の有休消化についての
相談をされます。
法的には退職時の有給休暇の取得は、
企業側は拒否できない事になっています。
でも、実際には、上司から
「自己都合なんだから全部は取得できないよ」
「退職することで迷惑かけるのに、有給消化
までするつもり?」
「うちの会社では、有給消化は誰もしてないよ」
なんて、勝手な理由で有給消化を拒否したり、
諦めさせようとする上司がいるそうです。
そういう場合は、会社の人事・総務に確認する
もしくは、
労働基準監督署に相談することをお勧めします。
・・・・というのが、正論です。
でも、そんなこと分かっている。
分かっているけど、上司に強く言われたり
否定的な事を言われて、攻撃されたくないから
言えずにいるんですよね。
私も以前、退職時の有給休暇の扱いについて
揉めたことがありました。
もう15年近く前
私が社労士の資格を取ってすぐに務めた
社労士事務所でのことです。
当時、結構なパワハラを受けて退職したのですが
その事務所は、退職者の未消化の有給休暇は
買取りをしていました。
なので、当然私もそうしてもらえると
思っていたのですが、
なんと、私はしてもらえませんでした
退職後、最終支給月の給与明細を見て
何かの間違いかと思い、事務所にメールを送ると
すぐに電話がかかってきて
所長から
「退職時の未消化の有給休暇を買い取る義務はないんですよ~」
とへらへらした声で言われました。
ふざけんな、私だって(当時は)社労士の
はしくれなんだから、そんなの知っている!!
と思いながら
「法的義務はないですが、
制度として運用していて実際、
他の人には買取りをしてますよね。
それを私にだけしないというのは
おかしいです。
それに以前、この事務所では
退職時の有給休暇は買取りを
していると私に言いましたよね!!」
と、反論すると
「とにかく買取はしません!!!!!」
と、一方的に電話を切られてしまいました
労基署に相談することも考えましたが、
私は既に退職してしまっていて、
所長が有給を買い取ると言った証拠もない。
就業規則も手元にない。
決定的な証拠がないと思って、諦めてしまいました。
こんなことなら、何を言われても有給消化を
しておくべきだったと・・・
とはいえ、気持ちは少しスッキリしていました。
今まで何も言えなかったパワハラ上司に、
最後はしっかり自分の意見を言えたこと。
結果はどうであれ、言えた自分が誇らしく
思えたことを思い出します。
これは15年前の出来事ですが、
社労士事務所でさえこのような対応をする
経営者がいるのですから、
この手の人がいる会社での、有給消化の交渉は
なかなか大変だと思います。
結局、法律で決まっていても、
就業規則で定められていても
承認する人が好意的でないと、嫌な思いをするんですよね・・・
ですが、退職時の有給消化は法的に認められている権利です。
本当にもういらない、取らなくてもいい
という人はいいのですが、
「取得したい」という気持がある人は
自分のために行動してみてください。
そして是非、次の会社では
有給休暇を溜めることなく、
我慢しすぎることなく
自分の希望を伝えられる働き方を
してくださいね
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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