最近、何かと話題になることが多い川越駅西口。
川越にウニクス川越・ウェスタ川越が誕生して以来、街の様子ががらりと変わっている。西口のまちづくりはまだ途上、これからダイナミックに変化していくだろう、楽しみなエリアです。
ウニクス川越で毎月開催されているのが、「にぎわいマルシェ」。
フードにハンドメイド雑貨に、アートに音楽・パフォーマンスに、盛りだくさんの内容で西口の代名詞的イベントになっています。
月によって出店者が変わり、今月はどんなものと出会えるだろう、新たな発見も楽しみの一つ。
2017年6月11日のにぎわいマルシェには、「彩の国カレーなる闘い」に出場した、Jam3281さんも出店。ウニクスが会場となっているイベントで、イベントから様々な展開をしています。
(「第3回彩の国カレーなる闘い」ウニクス川越・ウェスタ川越 第三代チャンピオンの栄冠はどのお店に
http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12275757324.html)
一つ、ウニクス川越で言及したいのは、今後ウニクス川越のにぎわい広場が川越の発信地として市民に広く使われていくのではないかということ。
川越市民の川越愛、地元川越を盛り上げたいという熱気の凄まじさは、皆さん日々肌で感じていることでしょうが、そのマグマのような愛を形にするための受け皿が、実は川越にはなかなかない。イベントを開催したいと言っても、市中心部だと適当な場所がなく(広さ・制限)、この川越愛をどこで発揮すればいいんだ、という消化不良感が今の川越の現場にはある。
そこで。突破口の一つとなり得るのが、ウニクス川越にぎわい広場。
ウニクス川越のオープンな姿勢、一緒に川越を盛り上げていこうという心意気、ウニクス前の広場を使いたいという人がいれば、(内容によりますが)ぜひ使ってここから発信して欲しいというスタンスでいる。
市民発案の催しは、今後はウニクス川越で形になっていくのではないかと思う。
もし、ウニクス川越にぎわい広場で何かを開催したいと思うなら、一報ください。支配人に橋渡し致します。
(Peaceやまぶきのブースにて。ノリノリな中尾支配人)
うん?いつものにぎわいマルシェと違う光景としては、キャラクターたちの数がいつもより多い・・・?今月はなぜ、コバトンにさいたまっちが・・・??
ウニクス川越のにぎわいマルシェと言えば、毎回数体のキャラクターが登場することでお馴染みですが、今月はいつにも増して数が多いような。登場する度に、待ち構えていた子どもたちから上がる歓声。各地から集結したキャラクターたちは、長旅の疲れも見せず、楽しみにしていた子どもたちとの交流に飛び込んでいく。
この数は一体。。。?
同じく2017年6月11日(土)ウニクス川越で行われたのが、「裏キャラクター祭り」。
つまり、裏キャタクター祭りとにぎわいマルシェが手を結び、同時開催という形になっていました。
気が付くとまた新たなキャタクターが姿を現し、見る見るうちに広場に数が増えていくキャラクター群。これではまるで、小江戸蔵里キャラクター祭りのようではないか。!あれからまだ一ヶ月しか経っていないのに、次はまだ開催不明という状況で、小江戸蔵里キャラクター祭りの再現のような光景が目の前に広がる。。。
小江戸蔵里キャラクター祭りというのは、ご存知のように、本川越駅近くにある小江戸蔵里を会場にした、キャラクターたちの祭典。今年は2017年5月のGWになんと三日間開催という偉業を成し遂げ、大成功裏に終えました。終えたばかり、と言ってもいいくらい。。。
(「小江戸蔵里キャラクター祭り Remember」2017年5月5日~7日川越キャラクター大集合!
http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12271686386.html)
また半年後?くらいに再会しよう!と別れて各地へ戻って行ったはずのキャラクターたちが、一ヶ月しか経っていない今、なぜここに??
いぶかしがる間にも、続々とキャラクターたちが登場して子どもたちと交流している。そこへ、「ミケ」さんがそっと耳打ちするようなジェスチャーで真意を伝えてくれた。そうそう、ミケさんと言えば、これももう説明不要かと思いますが、一番街にある、ねこまんま焼きおにぎりの「中市本店」さんの看板猫。一番街で見る、あの猫です。
普段は中市本店さんの裏庭で生活していますが、時折店先の行列整理や観光客との触れ合いで表に出ています。出会えたらラッキーです。
(2017年5月GWの一番街中市本店さん)
そして、ミケさんがまとめ役となって開催しているのが、小江戸蔵里キャラクター祭り。ミケさんが毎回各地を飛び回っては、東に人気のキャラクターがいればキャラクター祭り参加を口説き落としに行き、西に可愛らしいキャラクターがいると聞けばすぐに駆け付け、折衝を重ね、キャラクター祭りに招待している、という内情がある。そして盛大に開催した2017年5月の小江戸蔵里キャラクター祭りだった。
「だけどね・・・」
とミケさんが俯きがちに断腸のジェスチャーを続けるのだ。
あの三日間では、本当はもっとたくさんのキャラクターたちが来たいと言っていたんだ、しかし、それぞれの地の活躍で日程の都合が合わず、蔵里に来れなかったキャラクターも数多くいた。
「来たかったけど来れないという、そういう奴らがオイラは可哀そうでね」
前回は夜の一番街を舞台に開催されましたが、また今度・・・近いうちにどこかで登場する場を作ろうと構想したミケさん。
キャラクターたちからも「ミケさん!ぜひ場を作ってください!」という声も多く挙がっていた。
そこで思案したミケさん。どこかでもう一度、キャラクター祭りをやるか。。。しかし、一体どこで。。。そこでピンと閃いたのが、
「そうだ!ウニクス川越だ!」
ウニクス川越のにぎわいマルシェには毎月、ミケさん橋渡しによる数体が登場している。あれを拡大して、キャラクター祭りにしてしまえばいいのでは。直観に興奮するミケさん。善は急げとウニクスの中尾支配人の所へドキドキしながら事務所の扉を開いて相談に行ったところ、「ミケさん!それいいね。ぜひやろう!」というなんともあっさりと即答され、開催が決まってしまった。
こういう風にいいと思ったらあっという間に物事が進んでしまうのが、ウニクス川越のいいところ。川越のいいところ。
川越にミケさんという猫がいること、川越にウニクス川越という施設があることで、キャラクターたちにとって活躍の場が創れているという側面が事実としてあり、ミケさんも認めていますが、これだけキャラクターたちにとって住みやすい、表に出てきやすい街というのは他になかなかありません。キャラクターの街、川越。とも言い換えることができる。
毎月のにぎわいマルシェに、ウニクス南古谷の「いろどりマルシェ」、それにウニクス川越・ウェスタ川越で「矯正展」、「産業フェス」などイベントがあれば、ミケさんに打診がきて、各地のキャラクターたちに登場を呼びかけるという段取りは既に定着しています。それに2016年11月には、「県民ふれあいフェスタ」で『くまモン』との競演を果たしたミケさん。ウニクス川越・ウェスタ川越のイベントでキャラクターを見かけたら、ほとんどがミケさん経由で実現しているもの。
(「2017年世界自閉症啓発デー Light it up blue 川越」2017年4月2日
http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12262975510.html)
いわゆる、数万人の来場者を集めるようなゆるキャライベントは川越にはありませんが、広く知られる有名キャラクターだけがキャラクターではなく、世に知られざる数多のキャラクターが存在し、現実としては、知られていないキャラクターの方が圧倒的に多いかもしれない。
しかし、認知度が高い低いというのはあくまで人間側の都合で、キャラクター自身の中の熱意は、世間の認知度と全く関係ない。
知られていなくても、子どもたちを楽しませたいと熱いハートで活躍しているキャラクターがたくさん居て、しかし、知られていないゆえに活躍の場が持てない現実もあって、日の目を見ないキャラクターは、気が付いたら居場所がなくなり消えていく。その光と影の落差を目の当たりにしたミケさんは、むしろ積極的に、日陰にいたキャラクターに声を掛けるようになっていったのだった。
それに、誕生したばかりでこれから頑張っていきたいという若手キャラクターも数多くいて、エンターテイナーとして経験を積む場を作って応援したいという意味でも、キャラクター祭りがあった。
その想いをミケさんはこう表現する。
「若い連中の『才能の芽』を摘むのは簡単だけど、それを育てる方が何倍も難しくも楽しいよね(笑)
オイラはいつまでもそのポジションであり続けたいです」。
ミケさんの活動を長年(と言っても川越初登場した一番街の宵の市から4年くらいですが)見てきて気付いたのが、キャラクターというのは、実はみな豊かな内面も持っていて、人格もある。人を楽しませたいんだ、という思いを強く持っているということ。とにかく一生懸命であること。有名無名は関係ないんだということ。エンターテイナーとして精一杯楽しませてくれるキャラクターたちと交流することが、キャラクターたちとの一番の付き合い方なのだということ。
それに賛同してくれる人が多いのが川越で、ウニクス川越でキャラクター祭りがあっという間に決まってしまった次第。
イベントタイトルに、「裏」と付け、いつもとは違うテイストを醸すことになり、各地のキャラクターたちに再び川越集結を呼びかけていった。
裏キャラクター祭りに真っ先に名乗りを挙げてくれたのが、銀ちゃんこと銀太郎さん、そして川越初見参の震電くんだった。
「川越に行く日を楽しみにしているよ!!」やる気満々の様子でした。
ウサギ人間さんは「もちろん参加する!」と早速手を挙げ、キララちゃんも「私も行くわ!」と参加表明、ライオンのがおくんももう待ちきれない様子で参加を約束していた。
ミケさんの妹のクロミももう今や独り立ちし「私も参加する!」と意気揚々。
ミケさんの若い才能の芽という言葉で思い出しました。そういえばですが、クロミが中市本店さんの裏庭から、初めて表に出た時に密着したことがありましたが、まさにあれが、これから頑張っていこうとするキャラクターの生の姿だと思います。2014年9月のこと。ああいうところから皆経験を積んで、人を楽しませるキャラクターになっていく。
(宵の市「ミケネコに・・・クロミの奮闘」 『私も出てみたい!頑張る!』
http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11922335422.html)
裏キャラクター祭り、西口初の大々的なキャラクター祭りに、否が応でも盛り上がることが必至だった。
また、正式な表のキャラクター祭りとはまた趣向が違って、表では出来ないことが出来る可能性も秘めた実験的な裏キャラクター祭り。
キャラクターたちも早く子どもたちと触れ合いたい一心で川越までやって来て、一体、また一体とキャラクターが颯爽と登場するごとに子どもたちから歓声が上がる。
にぎわいマルシェは既にスタートし、キャラクターの登場と相まって相乗的に賑わっていく。にぎわいマルシェが同時開催で、食や雑貨・ワークショップなどのブースが充実し、楽しみの幅が広がっているのが今回の見どころ。川越駅西口エリアという特性か、やはり子どもたちの姿が多い印象です。
おっと、空中から風のように現れた妖怪忍者三人衆をはじめ、ようやく宇宙からテニボくんと謎の宇宙人も到着した模様。キャラクターたちがついに勢揃いすると、まとめ役のミケさんがキャラクターたちを一堂に集める。キャラクターたちの周りには、楽しみにしていた来場者が取り囲みます。小江戸蔵里とは雰囲気がまた異なり、普段とは違う、「裏」ならではのレア感にみなわくわくしているようでした。
ミケさんが一体一体のキャラクターを紹介。とにかくキャラクターは元気一杯。ここに来られて嬉しいんだ、という感情を体全体で表現していました。初めて見るキャタクターもいて、子どもたちからどよめきが起こる。
コバトン、さいたまっち、キララちゃん、山葵(わさび)、モチロボ、ウサギ人間、テニボくん・謎の宇宙人、ライオンのがお、クロミ、銀太郎、震電、妖怪忍者三人衆、イノコちゃんが続々と登場しました。
裏キャラクター祭りは、キャラクターたちと交流を深めることができ、さらに小江戸蔵里同様、キャラクターたちと一緒にゲームを楽しめるのもポイント。ここからは、キャラクターと子どもたちによる大運動会の様相に。ゲームが次々と行われていきました。なによりこれを楽しみにしていたであろう子どもたち。
玉入れは、小江戸蔵里ではお馴染みですが、ウニクス川越では初めて。初めて参加する子どもたちも多く、わくわくした様子が伝わってきます。
裏キャラクター祭りならではのスペシャルゲストも魅力的で、なんと、河越藩狐衆の黒狐様と白狐様が「見届け狐」となり、参上。
「あの二匹が強力な結界を張ってくれたおかげで奇跡的な晴天となった」とミケさんも感謝していました。
黒狐と白狐と言えば、2016年12月に蓮馨寺で「狐宵祭」を開催したことで知られる。
(第三回「狐宵祭」蓮馨寺2016年12月11日関東狐の年越し準備大合わせ祭
http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12229574845.html)
裏、であってもキャラクター祭りに参戦するようになるとは・・・川越的横のつながりは恐ろしいくらいです。始まった玉入れは、子どもたちが必死に玉を投げて籠に入れていく。
続いて、お玉レース。これも、キャラクターと子どもたちが一緒になって楽しめるゲームで、広場を広く使っての開催。
じゃんけん大会も盛り上がり必至、「絶対勝つ!!」と子どもから大人までたくさんの人が参加。そしてここでも黒狐様と白狐様がキーパーソン。一時、その妖術を使おうとして会場全体が揺れましたが、無事に勝ち抜いた子どもには素敵なプレゼントが贈られました。
そしてまた、第二回戦の玉入れ、お玉レースと続いていった裏キャラクター祭り。最後まで会場はキャラクターたちの躍動と子どもたちの歓声に包まれていました。
それにしても・・・ウェスタ川越大ヒールを背景にして、キャラクターたちと子どもたちの「玉入れ」が行われる日が川越に来るなんて、一体誰が想像し得たでしょう。川越の街のダイナミックな変容に圧倒されるばかりです。
ミケさんが認める今回のMVPとしては、「子どもたちの周辺を目を光らせて警護していた妖怪忍者三人衆の方々」とのこと。にぎわいマルシェと同時開催ということで、人との接触が懸念されていましたが、「三人衆のおかげで警備も万全でトラブルもなく済んだ」と振り返っていました。子どもたちとの触れ合いのみならず、実は場内の警護までキャラクターたちが担当しているという事実。こういうキャラクターイベントは他にないでしょう。まさにキャラクターたちが一致団結して手作りしているイベントです。
これにて、「小江戸蔵里キャラクター祭り」と、それのセットイベント「裏・キャラクター祭り」終了。
キャラクターたちは名残惜しそうに子どもたちと別れ、また故郷へと帰っていきました。
「また川越に来てね!」「またいつか!」
キャラクターたちが去る背中に、大きな声で呼びかける子どもたち。
また、いつか。。。戻ってくるからね。そう手を振って、キャラクターたちは散り散りになっていった。
準備のため怒涛の日々を送ってきたミケさんも感慨ひとしおの表情を浮かべながら振り返っていた。
「キャラクター祭りってタイトルだけど、ホントはそこに遊びに来てくれたゲストさん一人ひとりが主役なのよね(笑)
オイラたちは盛り上げるホスト役で、その時、その瞬間に主役になったゲストさんをサポートしてるだけ
まっ、他のキャラたちはどんな考えなのかはわからないけど、オイラはこのイベントに来たらみんな一瞬でも主役になれるんだよ?って気持ちでやってます(^_^)
看板持ってくれたお爺ちゃんありがとう
給水係してくれたお姉さんありがとう
飛び入りで持参していたぬいぐるみを参加させてくれたお兄さんだかお姉さんだかどちらだかわからない人ありがとう(笑)
じゃんけん大会で見事勝ち残った女の子、おめでとう
その瞬間、主役になれて良かったね(笑)
次はいつかな?
秋かな?
来年かね…
まっ、そのうちだな(笑)
きっと明日も良いことあるよ
きっとね(^_^)
キャラクター祭り(Remember)・おしまい」。
疾走し続けたミケさん、これからしばし充電し、エネルギーをたっぷりと溜めたら、またどこかでキャラクターたちと子どもたちの触れ合う祭典を開催していくことでしょう。
キャラクターの街、川越。と、それを支えている川越の一匹の猫。