千葉県立関宿城博物館で今年の川の学びを締めくくる。 | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

明日で今年も終わるというのに

またまた博物館巡りブログてへぺろキラキラ(笑)

今年は東京湾に注ぐ川、関東を流れる川に関する

資料館をいくつか巡りました。
  

 




そんな川に関する資料館の要となる資料館へ!


それはこちら



  千葉県立関宿城博物館!


場所は


千葉県のキャラクター、チーバ君の鼻の部分(笑)

博物館というか


ほぼ城爆笑キラキラ(笑)

いざ館内へ!


まずは映像で川の全体像を学びます。


最初のフロアは水とのたたかいアセアセ


川の歴史は川の氾濫との戦いかな。

こんな装置がありました。

とある家屋が


スイッチを押すと


す、す、水没ガーン(泣)

でも1つだけ水没してない高い建物が上矢印

これは埼玉や千葉で造られた水塚といって


あらかじめ塚状の土盛の上に

洪水時用の建物を建ててある避難小屋。

中には食料や避難の船などが入ってます。

中の様子も見学できますよ。

こちらは埼玉県久喜市に移築された水塚


続いてはお目当てのラブキラキラ


江戸川開削と利根川東遷。

ボタンを押すと時代ごとの川の流れが光る装置。


江戸時代以前上矢印


現代の利根川・江戸川上矢印

江戸川の開削は


台地の掘削箇所を極力少なくするため

谷池をうまく利用しているとのこと。

こちらは春日部市の資料館の展示ですが、台地の谷間を江戸川に開削したため、もともとあった集落が川によって東西に二分された村も。国道16号沿いを走ってると通る、東金野井(千葉県野田市)、西金野井(埼玉県春日部市)は今では県まで違うんだもの(笑)下矢印


河川工事に従事した


大名ごとの分担場所。

全国の大名が携わってるのね。

もちろんこの方の展示もラブキラキラ


川口の郷土資料館で学んだ

伊奈忠次・忠治親子!


時代は違いますが、近代の日本の河川の治水工事に携わった


ヨハネス・デ・レーケ!
大阪の川の治水にも携わっておられます。
緩やかに平地を流れるヨーロッパの川と違って、
急峻な山から海までの距離が短い日本の川を、
「日本の川は滝だ!」と言った方(笑)
最近新聞でこの言葉はデ・レーケが言った言葉ではないと書かれてたけど。


さてさて、

こちらは棒出しといって


流れ込む河口を狭くし

江戸川に流れる水量を少なくして

利根川方面への水量を増やす仕組み。


棒出し付近の様子。

この関宿城はこの棒出しの場所にあり

この広域地図で見ると


ここ、利根川と江戸川が分岐する点。


分岐する点というわだけでなく

埼玉、群馬、栃木、茨城の河川から運ばれてくる

各地の特産品、物資を改める関所の機能もあり

重要な要衝なのでした。


そんな関宿や対岸の境河岸を通る船や蔵の様子。


利根川沿いの河岸の賑いもそのまま復元びっくりキラキラ


また利根川を旅した


文化人たち。

「鹿島紀行」で訪れた芭蕉もいてるーラブ


河岸で取り扱われたものといえば、、


やはり醤油だねー!!

今年は醤油の展示を何度見たか爆笑(笑)

関宿の対岸の境町は


猿島茶といってお茶の産地でもあるんですよーお茶

道の駅境や道の駅古河で猿島茶のお茶屋さんが作っている桑の葉茶をたまに買います(笑)


河川に関する


ゲームコーナーや

香取神社の神事の御座船っ!!


でかー爆笑!!

と、これだけの拠点ですのでもちろんお城が。

関宿城地図。


関宿藩の藩主の歴史に関する展示も豊富です!


お城の上は


展望台っー!!!

望遠鏡がね


電子マネー対応してるのにびっくり(笑)

展望台からの眺め目キラキラ


利根川や江戸川の流れがよくわかります!!

当時とは若干流れが違いますが

江戸時代の河川交通の要の臨場感がすごい!


「どうする家康」縁の地も近くにあるらしい。


資料館周辺の河川敷は広い公園になっています。


千葉、茨城、埼玉3県の県境の碑。



この公園ね、



リアルな動物たちのオブジェが

謎の間隔でおいてあって、、なかなかシュール(笑)


河川敷から見たお城っ!!


いやぁ、、学んだー爆笑キラキラキラキラ!!

今年は関東の河川について学びの年でした!

最後にここを訪れられてよかった!

※まだ書いてないけど、埼玉県立歴史と民俗の博物館でもちょっと学んだんだけどね(笑)


川目線の関東の旅もなかなか面白いですよ。

お住まいのお近くを流れる川、

旅先の車窓から見える川、

この川はどこへ、どんな町を流れていくんだろう?

どんな歴史が流れていったんだろう。

地図を覗いてみるのも面白いかもウインク

今日も長々と書いたブログ、

読んでくださりありがとうございましたキラキラー!!

 

  その他の千葉県立博物館

 


埼玉県の川の博物館も激烈オススメ!! 


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