Hidy der Grosseのブログ -18ページ目

6声の弦楽合奏のためのソナタ・第1番―第6楽章

弦楽合奏ソナタの最終楽章。
変ロ長調、アンダンテ(序奏)―アレグロ、4/4。 27分07秒。


Sonate für Sechsstimmiges Streichorchester Nr... von hidy_der_grosse

Veoh : http://www.veoh.com/watch/v42713658ZYyaPJ3n 
YouTube : http://www.youtube.com/watch?v=OSAt1NjUOuI
 
FC2 : http://video.fc2.com/jp/content/20130108TJWb2bZD/ 
DailyMotion : http://www.dailymotion.com/video/xwkrf1_sonate-fur-sechsstimmiges-streichorchester-nr-1-satz-vi_music 

Tags : ソナタ、弦楽合奏曲、弦楽6重奏曲、弦楽六重奏曲、6声、六声、室内楽曲、第6楽章、第六楽章、変ロ長調、アンダンテ、アレグロ、4/4拍子、4分の4拍子、四分の四拍子、クラシック。

6声の弦楽合奏のためのソナタ・第1番―第5楽章

弦楽合奏ソナタ(全6楽章)の第5楽章。
2つの主題による変奏曲、ト短調、アダージョ、7/4。 21分13秒。


Sonate für Sechsstimmiges Streichorchester Nr... von hidy_der_grosse

Veoh : http://www.veoh.com/watch/v42546095eatDZrRk 
YouTube : https://www.youtube.com/watch?v=fVPpbLabueg
 
FC2 : http://video.fc2.com/de/content/20130105uZ4RkJzd/ 
DailyMotion : http://www.dailymotion.com/video/xwgt8q_sonate-fur-sechsstimmiges-streichorchester-nr-1-satz-v_music 

Tags : ソナタ、弦楽合奏曲、弦楽6重奏曲、弦楽六重奏曲、6声、六声、室内楽曲、第5楽章、第五楽章、ト短調、アダージョ、7/4拍子、4分の7拍子、四分の七拍子、クラシック。

6声の弦楽合奏のためのソナタ・第1番―第4楽章

弦楽合奏ソナタ(全6楽章)の第4楽章。
スケルツォ ― ト長調、ヴィヴァーチェ、9/8拍子。

Sonate für Sechsstimmiges Streichorchester Nr... von hidy_der_grosse

Veoh → http://www.veoh.com/watch/v42402445Gq7PB4QX

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FC2 → http://video.fc2.com/jp/content/20130101vk2KHFp1/

DailyMotion → http://www.dailymotion.com/video/xwdd6h_sonate-fur-sechsstimmiges-streichorchester-nr-1-satz-iv_music

 
Tags : ソナタ、弦楽合奏曲、弦楽6重奏曲、弦楽六重奏曲、6声、六声、室内楽曲、第4楽章、第四楽章、ト長調、ヴィヴァーチェ、ビバーチェ、9/8拍子、8分の9拍子、八分の九拍子、クラシック。

6声の弦楽合奏のためのソナタ・第1番―第2楽章

6声の弦楽合奏のためのソナタ第1番・第3楽章

6声の弦楽合奏のためのソナタ第1番・第3楽章

ホ短調、アンダンテ、5/4。




Tags : ソナタ,弦楽合奏曲,弦楽6重奏曲,弦楽六重奏曲,6声,六声,室内楽曲,第3楽章,第三楽章,ホ短調,アンダンテ,5/4拍子,4分の5拍子,四分の五拍子,クラシック

【速報】米タイム誌「今年の人」はオバマ大統領

【速報】米タイム誌「今年の人」はオバマ大統領

米紙『Time』の選んだ「Person of the Year 2012パーソン オブ ジ イヤーは、バラック オバマ Barack Obama アメリカ合衆国大統領。

 

その他の重要人物は、

・ 女性の学校に通う権利を訴えてタリバーンから襲撃を受けた、パキスタンのマララ ユサフザイ Malala Yousafzai さん、

http://poy.time.com/2012/12/19/runner-up-malala-yousafzai-the-fighter/

 

・ Apple社のティム クック Tim Cook CEO

http://poy.time.com/2012/12/19/runner-up-tim-cook-the-technologist/

 

・ ムハンマド ムルシー Mohamed Morsi エジプト大統領、

http://poy.time.com/2012/12/19/runner-up-mohamed-morsi-the-power-broker/

 

・ ヒッグスボソン(ヒッグス粒子)Higgs bosonの実在がほぼ確実であることを突き詰めたアトラスATLAS研究チームのファビオラ ジャノッティ Fabiola Gianotti Spokersperson

http://poy.time.com/2012/12/19/runner-up-fabiola-gianotti-the-discoverer/

ちなみに、ヒッグスボソンは、「今年の粒子 Particle of the Year」に選ばれていらっしゃいます。

http://poy.time.com/2012/12/19/the-higgs-boson-particle-of-the-year/

 

以上

 

総選挙の最大の争点は原発?消費税?TPP?外交・安保?_06 (後半)

総選挙の最大の争点は原発?消費税?TPP?外交・安保?_06 (後半)

 

Tags : 2012年 総選挙 衆議院議員選挙 衆議院選挙 争点 論点 最大 重要 主要 主な 原発 エネルギー政策 消費税 消費増税 暮らし 生活 格差是正 社会保障 TPP 経済政策 財政政策 外交 安保 安全保障 国防 領土保全 防衛 自由 人権 民主主義

 

前半→ http://ameblo.jp/konrad-nachtigall/entry-11428057786.html

  

2 個別政策と「自由」「人権」との関係

まず、自由や人権を尊重する立場の者にでなくては、原発政策を、あるいは社会保障・格差是正という課題を託せません。   「人の命を大切にする」という基本・出発点を踏み外すような政治家にこれらの問題を任せるのは、危なっかしくてしょうがありません。

 

また、経済戦略も、同様です。   どの党も、「我が党は経済成長を自己目的化しています」あるいは「一部の集団の利益しか考えていません」とは言いません。   「国民の暮らしを豊かにします」と主張します。   けれども、それがどこまで本当なのか、どの党の政策が実際に庶民の生活の改善に寄与するのか ―― これは、一般レヴェルの有権者には分かりにくいでしょう。   手っ取り早く判断するには、やはり、「その党がどれだけ自由と人権を大切にしているのか」を見るのがよいと思われます。   基本的人権=人間が生まれながらにして備えている権利 -その中でも特に土台に当たるのが、「身体・生命・財産」の自由・権利とされているわけですが- その権利の擁護に力を入れていない政党が「中間層や貧困層を大事にします」と宣伝したところで、それは口先だけだと判断するしかありません。

 

さらに、国防・安全保障はどうでしょうか。   日本が他国に侵略されたら、そして、侵略国が独裁国家・専制国家であればなおさら、日本国民は最悪レヴェルの人権侵害を被ることになります。   自由・人権を至上の価値として掲げるのならば、国防をおろそかにするわけにはいきません。

 

けれども、どのような方法が日本の安全保障にとって最も有効なのか?   それを見極めるのは、簡単なことではありません。   私自身についても、そうです。   私は大学院(修士課程まで)で政治学を研究して、論文のテーマ(ドイツのPDS(現在の左翼党))との関係で 国際政治学には多少首を突っ込んだことがありますが、軍事学については、一般レヴェルに毛が生えた程度だと思います (「ミリオタ」と呼ばれるような人たちに比べたら、赤子のようなものではないでしょうか。 もっとも、「兵器に詳しい」=「軍事が分かっている」というものでもありませんが)。   感情に任せて軍備拡大・強硬外交を叫べばよいというものでもなく、それがかえって緊張の高まり・事態の悪化を生じるという危険性すらありますし、かといって、本当に軍事力の増強が必要な情勢であるにもかかわらず、それをサボってしまったら、取り返しのつかないことになりますが、「軍事的手段優先派」「外交的手段優先派」のどちらが有効な政策なのか ―― 情緒的に「こうに決まっている」と決めつけるのではなく、国際政治学の専門書を読むなどのきちんとした勉強をしたうえで 正しい判定を下すのは、楽な作業ではありません。

 

ここでもやはり、「その党が人権を重視しているのかどうかを見る」ことが、有効な手段でしょう。   もしも、強硬派の政党が自由や人権をあまり強調しておらず、民主主義を発展させることにそれほど熱心でないなら、「ああ、この党は、単に支持集めの手段として、脅威を過度・過剰に言いたて(脅威が存在していることは、確か)、『愛国心』を煽っているだけだな。 まさに、脅威の源がやっていることと、そっくりだ」と結論できましょう。   あるいは、もしも「軍事的手段は使うな」派の政党が人権問題に力を入れていないという場合には、「日本が侵略されて、日本人が殺されたり財産を奪われたり 痛めつけられてしまう ―― そんな事態を防ぐことを、この党は本気で考えちゃいないんだ」と判断するのが妥当でしょう。

 

3 この選挙で自由・人権、民主主義の問題を重く考える意義

それぞれの政党が信任に値するのか、そうでないのか ―― その判定基準としては、各党の自由・人権への真剣度が有効だ。   この、「2」↑で触れたことが、意義の1つです。   しかし、それだけではありません。

 

自由にものを言える社会、少数者が その少数意見のゆえに爪はじきにされることのない社会、多様な意見が飛び交い 互いに切磋琢磨して より良い案が生まれる社会 ―― そういう社会をつくることが、私たち11人の生活を改善するうえで、役に立つ。   自由を大事にすることには、こんな効用もあります。

 

原発について考えてみましょう。   政権党の中にも、役所の中にも、電力会社の中にも、「今のやり方はおかしい」と気付いた人はいたようです。   けれども、既得利益を守ろうとする人たちは、そういう「良心派」をいじめてきたわけです。   「異論を唱えられない」という空気が出来てしまうと、「あれっ?」と思った人も、よほど信念の強い方でなければ、自主規制してしまうでしょう。   そして、間違いを正せないシステムのもとで突っ走って、世界に衝撃を与えた大惨事を招いたのです。   学会や、マスメディアについても、事情は同じでしょう。

 

そして、そういう仕組みは、電力関係だけのものではありません。   医療機器メーカーや製薬会社、医師(大手の開業医・大病院)、厚生官僚、厚生族の政治家。   農業機械メーカーや肥料会社・農薬会社 および 種子会社、農協、農水省の官僚、農水族の議員。   大手ゼネコン、建設官僚、建設族・国土族の議員や地方の政治家。   そして、どこにも絡んでくるのが、大手金融機関(メガバンク)。   時間もないので、その他もろもろについては省略しますが、ありとあらゆる業界で、原発と同じ利権構造が見られます。

 

そこで利権構造の維持にたずさわっている人みんなが、もとから(例えば、公務員なら入省当時から)そのような政治・経済構造を肯定していたわけでは、ありますまい。   私の大学時代の知り合いが2人ばかり国家公務員1種に合格し、それぞれ とある官庁に入りましたが、彼らは有能でしたし、人がらも決して悪くありませんでした。   全体がどうだと推測できるようなサンプル数ではありませんが、若いときにはそれなりに理想を抱いている人が多いのではないでしょうか?   けれども、日本の官庁・企業・多くの政党は、そのような理想を持ち続けられる環境ではない、ということなのでしょう。   大勢に逆らうものは、差別を受ける、はなはだしい場合には、排除されてしまう。

 

この「古い 政官財の癒着体質に反対できない、反対すると潰される」という 言論の不自由な社会を変え、(社会的規制や経済規制をしっかりとやることは必要かもしれませんが)、「思想信条の自由が 最大限に大切にされる社会」 「(誹謗・中傷・差別発言という、他者への権利侵害でない限り)表現の自由が非常に尊重される社会」を築いていく ―― それが、合理的なエネルギー政策を、効率的な医療・福祉政策を、有用な農業政策を、その他さまざまな分野での良質な政策を実現するために、必要なことではないでしょうか。

 

以上。

この記事があなたのお役に立ちますように。

 

 

参考:各党の選挙公約など

20121116日の衆議院解散直前の時点で国会に議席を有しており、かつ、比例代表の11選挙区全てに名簿を届け出ている政党。

衆議院解散直前の全国会議員数順。

 

民主党

民主党の政権政策 Manifesto

http://www.dpj.or.jp/global/downloads/manifesto2012.pdf

 

自由民主党

重点政策2012

http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/seisaku_ichiban24.pdf

 

日本未来の党

未来への約束

http://www.nippon-mirai.jp/promise/promise.pdf

 

公明党

衆院選重点政策 manifesto 2012

http://www.komei.or.jp/campaign/nipponsaiken/manifesto/manifesto2012.pdf

 

みんなの党

アジェンダ2012

http://www.your-party.jp/file/agenda201212.pdf

 

日本共産党

総選挙政策 日本共産党の改革ビジョン

http://www.jcp.or.jp/web_policy/data/2012_senkyo-seisaku.pdf

 

日本維新の会

骨太2012-2016

http://j-ishin.jp/pdf/honebuto.pdf

 

社会民主党

衆議院選挙公約 2012 総合版

http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/election/2012/data/manifesto_all.pdf

 

総選挙の最大の争点は原発?消費税?TPP?外交・安保?_06 (前半)

総選挙の最大の争点は原発?消費税?TPP?外交・安保?_06 (前半)

 

Tags : 2012年 総選挙 衆議院議員選挙 衆議院選挙 争点 論点 最大 重要 主要 主な 原発 エネルギー政策 消費税 消費増税 暮らし 生活 格差是正 社会保障 TPP 経済政策 財政政策 外交 安保 安全保障 国防 領土保全 防衛 自由 人権 民主主義

 

01→ http://ameblo.jp/konrad-nachtigall/entry-11424683065.html

 

05→ http://ameblo.jp/konrad-nachtigall/entry-11427743907.html

 

05」の結びで私は、

・ 最も大切な価値は「自由」だ。

・ 公の政治に関連して言うと、追求するべき優先的な課題は、「自由」「人権」の擁護であり、それを保証する仕組みとしての「民主主義」を充実・発展させることである。

・ 政党選択に当たっては、「自由・人権・民主主義を擁護・発展させることに対して、それぞれの党が積極的なのか、消極的なのか」ということが、重要なチェック項目である。

という主旨のことを述べました。

 

けれども、「あんたが既に批判した『利潤第一主義』や『虚栄心におちいってしまった過度の誇り』と同じように、自由だって行き過ぎれば弊害を生むだろうが」という批判があるでしょう。   というわけで、この記事では第1に、「自由」をどう定義するか、という問題を取り上げます。

 

また、「『自由』『人権』ばかりを重視して、他の問題を軽視していいのかよ」という疑問を抱く方もいらっしゃるでしょう。   そこで、第2には、

「 原発、生活と暮らしにかかわる問題(消費税、社会保障や格差是正、経済政策・景気対策…)、安全保障といった諸分野でも、『自由と人権を最優先にする』という根本理念に立ってこそ、合理的な政策立案が可能になるのだ 」

ということを説明します。

 

さらには、「自由と人権の尊重が政治の基礎だということは分かる。 今が仮に『独裁性が樹立されるかもしれない』という危機的な政治状況ならば、どんなに経済音痴であっても民主主義を擁護する政党を応援せにゃならんだろう。 でも、現状はそうでないでしょ。 自由や民主主義の問題をそんなに心配する必要はないんじゃね」と突っ込みたい読者がいらっしゃるかもしれません。   そのような問題意識をお持ちの皆さんに対して、第3の部分で、私の見解を開陳いたします。

 

投票開始時刻も押し迫っていますので、詳細な説明は省かざるをえません。   説得力に欠ける部分が出てきてしまうことは、避けられそうにありません。   質問、あるいは「ここをもっと詳しく」という要望があれば、コメント欄にお寄せ下さい。   アメブロは全角1000字までOKですが、ハンゲブログは400字と、少し制限がきついですね。   スペースが足りない場合には、連投なさってください。   質問下さった方が投票においでになる前に私がお答えできるか、分かりませんが…(ごめんなさい)

 

では、本文に入ります。

 

1 「自由」をどう定義するか

「自由」=「やりたいことを好き勝手にやれる状態」という定義のもとでは、「自由を最上位とする価値体系」は自己破綻を避けることができません。   つまり、やりたいことを好き勝手にやっていれば、そのうちに色々と問題が生じ、しまいには、やりたいことをできない状況に陥ってしまいます。   出発点としては上のような定義で構わないのでしょうが、しかし、「自由」という概念をもう少し突き詰めなければ、「自由を究極の価値とする、持続可能な価値体系」を成り立たせることは不可能です。

 

私は、「人が自由である状態」を「その人が潜在的に持っている可能性を、顕在化できる・発揮できる状態」というふうに理解するのが適切だ、と考えます。   「最高に自由な状態」というのは、「自分のポテンシャルを最大限に具現化できる状態だ」 ―― という捉え方です。   これは、ドイツの哲学者ヘーゲル Georg Wilhelm Friedrich Hegel の考えを、カール マルクス Karl Marx が継承・発展させて打ち立てた自由論です。

 

ヘーゲルは、「表層的には矛盾する『自由』と『必然性』、この2者は 実は深く結び付いているのだ」と指摘しました。   

 「04」では「美味いものを食うのが最上の価値」という人について考察しました。   このグルメさんが、自分の身体の状態をしっかりと把握し、摂取カロリーと運動のバランス、あるいは各種栄養素間のバランスに気を使えば、彼は健康を保って、美食の自由を長い間享受できる。   ところが、栄養学的な、あるいは生理学的な法則・必然性を無視して暴飲暴食に走ると、体を壊して入院し、食事を制限されてしまう、つまり、美味しいものを食べる自由を失ってしまう。   一般的に通用するように話を広げると、

・「物事同士の関係を正しく理解すれば、人は、そこで成り立っている法則にのっとって、自分の目指す価値をよりよく得られるようになる」

・「このように、物事の仕組みを知るということによって、人は、より多く自由になる、つまり、活動の余地を広げることができる」

・「反対に、規則性・必然性を度外視すると、しっぺ返しが来て、自由を失ってしまう」

と、ヘーゲルは このような自由論を展開したわけです。 

 

マルクスは、ヘーゲルのアイディアを基本としながら、さらに思想を発展させました。   その発展というのは、1つには

「『法則を知れば、仕組みを自分にとって都合の良い方向で利用できるようになり、より一層自由になる』ってヘーゲルは言うけど、それって、『自然の法則と自然の仕組み』についてだけじゃなく、『社会の法則と社会の仕組み』についても、通用するんじゃね?

「歴史を研究して世の中に成り立っている規則性を把握すれば、世の中で暮らしている人たちにとって役に立つように、社会の仕組みを使えるようになるんじゃね?

と指摘したことです。

 

もう1つは、上で触れたこととも関連しますが、

・ イギリスやフランスにおける革命などを通じて、自由権や平等権が、人類普遍の価値として認識されるようになった。

・ けれども、それだけでは十分とは言えない。   例えば「表現の自由」とはいっても、表現の手段を持てないような貧乏人にとっては、自由が実質的には保障されていない。   あるいは、「思想の自由」が文言としては保障されていても、大学に行けないような貧困家庭の子弟は、自分の思想を発達させるチャンス、本当にものを考える力をつける機会を持っていないわけで、これも紙の上だけの自由ではないか。

・ 自由が内実を持つように、自由が現実のものとなるように、社会的な条件を整えなければならない。

という問題提起をしたことです。

 

このように「自由」をとらえれば、自由を最大限に追求しても、「その行動が、自由の実現のための基盤を かえって破壊してしまう」という事態を避けられます。   そのかわり、と言っては何ですが、私が「04」で書いたように、情報を集めたり論理力を鍛えたりといった努力をして、自由を実現するための条件、自由を現実化するに相応ふさわしい方法を探らなくてはいけないわけですが。

 

ちなみに、上記したマルクスの思想は、何も共産主義の特殊な考えではありません。   「社会法則・歴史法則を理解して、世の中の仕組みを上手く組み替え、人々がその潜在的な能力を全面的に開花することが出来るように、社会の条件を整える」という構想のうち、「社会法則の理解 → 社会変革(革命)」という部分については、異論があります。   けれども、「自由を形式的にだけではなく、実質的にも保障する。 自由を実現するための物質的な手段についても考える」という理念は、産業の発達した資本主義国のうちのほとんど(もしかしたら すべて?)に共有されています。   第2次世界大戦を境にして、資本主義の国々の憲法にも社会権規定が盛り込まれるようになったのです。   実際どの程度に社会権が保障されているのかは、国によって大きく異なりますが。

 

後半へ

http://ameblo.jp/konrad-nachtigall/entry-11428059457.html

 

総選挙の最大の争点は原発?消費税?TPP?外交・安保?_05

総選挙の最大の争点は原発?消費税?TPP?外交・安保?_05

 

01→ http://ameblo.jp/konrad-nachtigall/entry-11424683065.html

 

04→ http://ameblo.jp/konrad-nachtigall/entry-11427366796.html

 

04」のおさらい

・ 選挙には様々な争点があり、それらの間での優先順位を決めるのは難しいことだが、「11つの個別政策を通じて最終的に達成したい、究極の目標」「自分にとって最も大切な価値」をはっきりさせることが大事。

・ 価値観の自由は、大切である。   価値観を他人から押しつけられるということがあってはならない。

・ けれども、客観的に「整合性のある価値観・矛盾のない価値観」を考えることはできる。   「自己破綻をきたしてしまうような価値体系」「持続不可能な価値体系」に縛られてしまうことのないように、「一番大切な価値」「最上位の価値」を合理的に設定することが肝心。

 

「○○という価値を最上位に据えて、その価値の実現を追い求める。 すると、その価値を実現するための基盤・前提条件が崩れてしまう、壊れてしまう」というタイプの「自己破綻に陥ってしまうような価値体系」については、「04」でも例を挙げましたが、この「05」でも少し考えておきましょう。

 

例えば、「わしの人生の最大の目標は、とにかく金持ちになることだ。 手段は選ばん。 どんなやり方を使ってでも、とにかく稼ぐぞ」というDさんがいるとしましょう。   「『稼いだ金を使って何をやりたいのか』という、『その先の話』が欠けているではないか」という批判や、「精神的な価値を無視している」という類の道徳的な観点からの非難は、ここでは脇に置いておきます。   それでもなお、Dさんの価値観には、難があります。   他人の利益を顧みないで、とにかく自分が利得を上げることだけを追及する ―― そんなやり方を続けていくと、周りの人々が困窮するようになります。   最終的にDさんは「周囲の連中がロクに金を持っていないというのに、わしはどこから金を巻き上げれば良いんじゃ」という境遇に陥ってしまうわけです。

 

「風桶のようなストーリーだなあ」と感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、決して絵空事・架空の物語ではありません。   「04」では、中国における生産力と内需との不均衡、ということに触れましたが、似たような出来事は他の国でも見られます。   若い読者の中には「バブル」の時代を知識としてしかご存じない方もいらっしゃるでしょうが、あの時代には、本当に「手段はどうでもいい」と、大企業がマネーゲームに狂奔していました。   メーカーなども、実業・本業そっちのけで投機にのめり込んだのです。   この現象を早くから批判している人もいましたが、あまりまともには取り合ってもらえませんでした。   「大企業の金回りがよくなれば、その金が投資に流れ、雇用が拡大し、需要が増加し、したがって企業はさらに投資を行い… というポズィティヴなスパイラルが生じ、実業も充実する」という思い込みが、世の中では幅を利かせていたのです。   けれども、大企業は、「投機で稼いだ金をさらに投機につぎ込む」というゲームに没頭しました。   しかしながら、そんなやり方がいつまでも通用するわけがありません。   相場がどこまでも上がり続けるなどということは、ありえません。   必ずどこかで反転せざるを得ないのです。   バブルははじけ、その結果が、現在に至るまで数十年も続いている不況です。   「通貨がダブつけば、通貨をダブつかせさえすれば、回り回って経済全体が底上げされ、庶民も潤う」という見解は、非科学的な楽観論だったのです。

 

あの時代に、実業への投資が行われなかったわけではありません。   また、庶民がおこぼれに一切与らなかった、というわけでも ありません。   けれども、バブル崩壊後の経済的荒廃の深刻さに鑑みると、「手段は何でもよいから、とにかくより多くの利潤を上げる。 利潤率の極大化を、至上の価値とする」というのは、「トータルで考えると、あるいは、長期的な視程で見ると、大損だ」という結論にならざるをえません。   「貧富の格差が…」というような、左の立場からの批判は脇に置くにしても、マネーゲームのプレイヤーであった大企業自身が、「巨額の不良債権」という「ギャンブルのツケ」に苦しんだ (一部は、今でも苦しんでいる) のですから。

 

まともな経済学を知っている人が評価すれば、「儲けを大きくする、より大きくする、さらにさらに大きくする、これが唯一絶対の目標」という価値観は、「その価値を実現するための行動自身が、『儲けること』が可能であるような環境を破壊してしまう」という意味で、自己矛盾的なのです (時間の余裕がありませんので、今回は、その経済学的な説明は省きます)

 

では、Eさんの次のような価値観はどうでしょう。   「俺にとっては、プライド・誇りが一番大事だ。 『俺は間違ったことなどしない、今までしたこともない』『俺は偉い』「俺が一番」という感情、これは譲れない。 俺のプライドを傷つけるようなことは、何一つ許さない」。

 

自尊心を持つことは大切でしょう。   けれどもそれは、「努力をして自分の能力を高め、その能力を発揮する」という現実の結果として付いてくるべきものではないでしょうか。   「誇りを持つ」ことが自己目的化してしまうというのは、如何なものでしょうか。   自分を高める努力、間違いや弱点を直視してそれを改善し、「より良い自分」になろうとする努力 ―― それを伴わない「自尊心」「プライド」は、むしろ、「虚栄心」と呼ぶほうが適切かもしれません。

 

もちろん、Eさんが虚栄心に溺れ、自己満足にひたろうが、彼の自由です。   けれども、そのようなメンタリティに基づく立ち居振る舞いは、却って、誇りを持つための障害になってしまいそうです。   例えば、Eさんが間違いを指摘された場合、というのを考えてみましょう。   「間違いを認めない。 事実を否認したり捻じ曲げたりしようとする」 「『××さんだって同じことをしてるじゃないですか』『いや、良いところだって評価して下さいよ』と開き直る、自分のまちがいを相対化しようとする」、こういう反応しか返ってこないような人を、あなたは尊敬できるでしょうか。   Eさんは結局周りから白い目で見られるようになり、とどのつまりは、自信・誇りを持つための根拠が失われていくわけです。   流石に「虚栄心にしがみ続けて、失敗を認めぬ態度を貫き、会社をクビになり、『誇り』を抱く主体であるEさん自身の生存そのものが 遂には危うくなりました」というところまで自己顕示欲の強い人は あまり いないでしょうけれど…。

 

個人の行動ではなく、国家のパフォーマンスについても、同じような事情が成り立ちます。   世界には歴史上、また現在も、Eさんのような言動をとる国家が存在します。   過ちを指摘されても、「他にもやっていた国がある」「役に立つことだってやった。 そっちも見てくれ」という反応をする ―― 例えばそういう国家もありますが、このような振る舞いでは、国際社会における尊敬を得ることは出来ません。   逆に、ドイツ(ドイツ連邦共和国)のように、「事実を事実として認め、償いをする」という行動によって、肯定的な評価を受けている国もあります。   尤も、ドイツは、何も自尊心を満足させるために賠償を行ったわけではありませんし、それに、ドイツの戦争犯罪の特殊性とか、ドイツが過去を直視せざるを得なかった事情・国際環境とかいうことについても考える必要がありますが、この記事では割愛します。

 

しかし、いずれにしても、多くの他者から高い評価を受け、客観的な根拠に依拠して自分を誇れるようになるためには、過度な自尊心は むしろ邪魔だと言えるでしょう。

 

ならば、「他の何よりも尊重されるべき価値」をどのように設定すれば、自滅を回避できるでしょうか。   いかなる価値を価値体系の最上位に据えるのが、合理的なのでしょうか。

 

それは「自由」だ、と私は考えます。

 

「主権者が政治上の選択をするにあたっては、どのような価値を最も重視して政党を選ぶべきか」という この記事の問題意識との絡みで もう少し詳しく述べると、「自由と人権、そして、それを担保するための制度である民主主義、これらを大事にしているかどうかが、政党選択の何よりもの基準であり、最優先のチェック項目だ」ということです。

 

「大変な不況時に、自由だの人権だの、腹の足しにもならないことを抜かして、こいつ 国民の苦境が分かってないだろ」 「日本の領土が脅かされている非常時に、民主主義なんぞは後回しだろ」 「原発事故が再び起きたら日本は壊滅的だというのに、エネルギー政策よりも人権に熱心かどうかのほうを優先して政党をチョイスしろとは、あなたには現実が見えてないんじゃないの」。   様々な反論があるでしょう。   「自由・人権が究極の価値」 「自由・人権と、それを下支える民主主義、これらの擁護に積極的なのか、それとも消極的なのか ―― それこそが、政党を評価する際の一番のポイント」と言われても、納得できる人は多くないかもしれません。

 

というわけで、次回「06」では、「なぜ自由が最重要の価値なのか」という説明をいたしましょう。   その冒頭では、「自由」とは何なのか、「自由」をどうとらえるべきか、「自由」をどう定義すると自家撞着的な価値体系を避けることができるのか、という問題について述べることになると思います。

 

05」はここまで。

次こそ本当に完結編になる予定。

 

総選挙の最大の争点は原発?消費税?TPP?外交・安保?_04 後半

総選挙の最大の争点は原発?消費税?TPP?外交・安保?_04 後半

 

前半→ http://ameblo.jp/konrad-nachtigall/entry-11427364863.html

 

結論としては、「有権者は、各党の政策セット・政策パッケージ全体、その合理性を判断して、自分がどの党に投票するか決めるしかない」ということです。

 

けれども、これは、そう容易な作業ではありません。   情報を収集して知識を豊富にし、また、論理的な思考力を鍛え、なおかつ、時間をかけて各党の政策を検討する労を惜しまない、ということが求められます。

 

「情報を収集する」という点では、まず、「2次情報で満足しているようではダメだ」ということが言えます。   さらには、「日本語情報しか得ていないようでは、不充分だ」とも言えます。   すなわち、「各国の官公庁や民間の調査・研究機関、また、政党・企業・業界団体・労組・市民組織等、そして国際機関の出している生の資料に当たらなければいけない」ということです。   しかも、英語情報だけでは、足りません。   日本やアングロサクソン系の社会とは異なるタイプの社会についても、そこの社会システムがどうなっていて、何が上手くいっていて、何が上手くいっていないのか、原語資料から読みとる必要があります。

 

私自身はドイツ語ができますが(独検1)、それでも情報収集力がまだまだ貧弱だと感じています。   特に、英語やドイツ語を介してしか北欧の事情を知れないというのは、隔靴掻痒です。   大学生の読者、あるいは、「まだ選挙権は持っていないけれど、日本の行方が気になってこの記事を読んでいる」という意識の高い中高生のみなさんは、ぜひ、語学学習に力を入れて、できれば第2異言語(2外国語)まで それなりには読みこなせるレヴェルに到達するよう、がんばってください。

 

「一応英語は読めるけど、仕事が忙しくて1次情報の収集なんかやってらんないよ」という社会人は、信頼性の高い本を読むしかないでしょう。   「信頼性の高い本」というのは、岩波・有斐閣・ミネルヴァ書房・日本評論社というような「真っ当な出版社」が出している単行本です。   「いやいや、ハードカバーを読む時間すら、確保が難しい」という場合には、岩波新書・中公新書でしょうか。   講談社現代新書は玉石混交、良書も多いのですが、ヘンな本は本当にヘンですから、注意が必要です。   数をこなしているうちに、おかしな本は見分けがつけられるようになるとは思いますが。

 

ともかく、保守的な志向を持った人でも、革新的な立場の人でも、ネット上の日本語情報の中から自分に都合のよい話だけをつまみ食いして、「これが真実だ」などと思い込んでいるようでは、正しい判断を下せません (偶然に結果オーライという場合もあるでしょうが)。   人間 政治のことだけを考えて生きていけるわけではありませんが、例えば、「隔週で週末に23時間程度を、きちんとした社会科学系の本を読むのに充てる」いう風にすると良いでしょう (社会人の場合。 もちろん、ネット上で原語の1次情報に当たる能力と余裕がある人は、そうするのがベター)

 

「論理的な思考力を鍛える」という点に関して言うと、「俺は論理的に考える力が強い」と、何の根拠もなく自惚れているだけでは、何の意味もありません。   レイモンド・スマリヤンの本、あるいは、論理クイズの新書などを購入して、「明らかな答えがある問題について、きちんと正解を出せる」ように訓練する必要があります (元々論理力のある人なら、ブルーバックスあたりの論理クイズ本の水準では物足りない(易しすぎる)かもしれません。 スマリヤンをお勧めします)

 

私自身は、今年(2012)の「法科大学院全国統一適性試験」の第1回目試験で、「論理的判断力をはかる問題」の結果が24問中22問正解でした (受験者4753名中51)。   まだまだ修行が足りないと感じています。   これからも論理力を鍛える努力を続けていくつもりですが、肝心なのは「楽しんで学ぶこと」だと思います。   これは、語学学習にも通じます。   例えば、「○○語の歌を聞く」「○○語のジョーク集やアンサイクロペディアを読む」「論理クイズを解く」というのが趣味・娯楽になれば、金はなくとも精神的には豊かな生活を送るのに役立ちます。

 

選挙は今回1回きりではありませんから、1216日の投票日以降も、上で触れたような努力を続けて、「社会の現状に照らし合わせて、各党の政策セットの全体としての妥当性を判断できる」という知的な力を養成・維持することは、主権者に課せられた義務でありましょう。   とは言うものの、「投票日の前日に『本を読め』『論理力を鍛えろ』だの言ったって、今さら遅せーよ」 「今度の選挙はとても大事な選挙だと思うから真剣に悩んでいるのに、悠長なことばかり言われても困る。」 「私は今、正にあんたが『01』~『03』で書いてきたように、『この点では○○党を応援したいのに、別の点では○○党を支持できない』というジレンマに陥っている。 政党選択のための役に立つ基準をきちんと提示してほしい」 「お前はどういう政策パッケージが一番いいと思っているのか。 それをはっきりさせろよ」という方がいらっしゃるかもしれません。

 

けれども、私が今ここで「Hidyの理想とする政策セット」を開示することに、意義はありません。   私が「これが、あるべき公約集だ」と提示したところで、あなたは、私の主張を受け入れて、それに近い立場の政党を選びますか?   はなから「○○党しかない。 それ以外はカス」と決めつけて 他者から学ぼうという気を元々持ち合わせていない方は、私がどんな政策パッケージを示したところで、ご自身の主張を変えないでしょう。   逆に、「Hidyの意見を鵜呑みにするつもりはないが、説得力のある部分については取り入れたい」という 知的に誠実な方は、根拠なしに結論だけを開帳されたところで、その結論は受け入れられないでしょう。   けれども、きちんと根拠を説明しようとしたら、それこそ本1冊くらいの長さになってしまいそうです。

 

かといって、このシリーズをここで終わらせるわけにもいかないでしょう。   これをお読みの方が何名いらっしゃり、そのうちの何名の方が、この記事から何かを得よう・学ぼうという知的に積極的な姿勢でいらっしゃるのか分かりませんが、もしもそのような読者が1人でもいらっしゃれば、その願い・要求に応えなければいけないでしょう。

 

では、「政策パッケージの総合評価を下すには、知識が足りない」という有権者は、とりあえず明日の選挙で、どのような基準に照らして政党を選べばいでしょうか?

 

それは、「11つの個別政策を通じて最終的に達成したい、究極の目標」というか、「これだけは ないがしろにすることができない」という根本的な価値、「ここをはずしてしまったら、他の全てもダメになる」という「要」になるもの、それをはっきりとさせることです。

 

そうなると、「個人の価値観」という話になってきます。   では、「11人が自分の価値観に照らして、『私にとって最も大切な価値を実現してくれる、あるいは守ってくれる党は、ここだ』という政党に票を託せば良い」という結論なのでしょうか?   客観的な意味で「正しい政策」などは存在せず、「1番良い政策」「最も優れた政党」というのは、常に「誰誰にとっての」という限定詞付きでしかありえないのでしょうか?   答えは、とりあえずは「Yes」です。

 

とはいうものの、ここで思考停止してしまっては、いけません。   この「04」の初めのほうでも触れましたが、「ある1つの目標を達成しようとして、そこにばかり集中して、むしろ、その目標を踏み外すことになった」という現象は、しばしば見られます。   価値観は人それぞれであり、他から強制されるものではない、ということは守らなければなりませんが、しかし、「整合性のある価値観・矛盾のない価値観」とそうでない価値観とがあることは、確かなようです (「上位の価値 下位の価値の連鎖、ピラミッド構造」というイメージで、「価値体系」と呼ぶほうがより適切か。 ドイツ語では Wertsystem と言います)。   例えば、「おいらにとっては、美味い物をたらふく食うのが、人生で一番大切なことだ」という人がいて、その人が自分の価値観に忠実に生きたら、カロリーの摂りすぎとか栄養のアンバランスとかのせいで体を壊してしまい、最終的には「美味い物をたらふく食う」ことが出来なくなってしまう、つまり、自分の価値観が自分の価値観をぶち壊してしまう。   このような「自己破綻をきたしてしまうような価値体系」では、ダメなわけです (まあ、そのような価値観を持つことも、個人の自由といえば自由ですが)

  

では、「自己破綻をきたさない価値体系」 「持続可能な価値体系」とは、どのようなものなのでしょうか?   その最上位に据えられるべきは、いかなる価値なのでしょうか?   次回「05(最終回になる予定)では、それを考えましょう。

(遅くとも日曜の早朝にはUPしなくては!   がんばらなくては…。)