浮気、不倫問題専門カウンセラー河野匡利です。
(過去記事の追記更新です)
「うちの妻は以前不倫しました。相手の奥さんが乗り込んできて知ったんです。4人で話しをつけて終わったんですがその男は同級生でした。5年ほど前のことです。今度は同じ職場の男です。」
「旦那は会社のパートさんに手を出して、私の帰省中、女を家に連れ込んでました。あやしいと感じ早く帰ってきて現場をおさえました。3年前でした。そして今、会社の女性と浮気しているようです。同じ相手かもしれません。」
また浮気していると確信した妻(夫)ですが、このような相談事例は多い。
浮気した夫(妻)はまたする確率は高いのでしょうか。
離婚したくて不倫したわけではなく、この二つの事例はよくある火遊びです。
過去不倫した妻がまたあやしい。同じ相手かと感じる方も多いのですが、結局、違う人だった。
妻より年下で独身の男が多く、無駄に元気で世間知らずでたちが悪い男は多い。
ちやほやされ、恋に恋している気分に浸り、体も癒され女として満たされる妻。
なのに家庭を壊すつもりはまったくない。
しかし浮気妻にとって火遊びでも相手の男は本気になったりする。
離婚すればいいのにとか、俺が責任をとるとか、俺を信じてとか。子供は俺が面倒みるとか、これまでとち狂った男をたくさん見てきました。
ただ、私からすれば違うところにも目がいきます。
過去に妻は不倫したのに、なぜ妻はまたしたのか?と。
夫の不倫ならなぜ夫は?と。
また浮気に走る確率を高めるような夫婦関係だったのか。
それか根っから浮気性でどうにもならないのか。
夫婦関係にも問題があったなら、理解して受け入れて夫婦の問題を改善するべきだった。
であれば、しなかった可能性もあったのではと。
妻に不倫されたご主人に問うと、自分は被害者意識が強いままだった。
妻に向き合い直す意識が足りなかったと言う。
でも、そういう方々は意外と多いです。
となると、そもそも浮気に走った(逃げた)妻です。またやらかすリスクがあることは否めません。
後者の夫は3年前の不倫でした。
味をしめたのか、今回も同じような環境(職場)で釣った相手でした。
妻の推測とは違い3年前とは別の女。
以前ばれてるので、さすがに家に連れ込みはしませんでしたが、仕事が終わっては女のアパートに直行。たまに外泊でした。
妻は以前の不倫がトラウマでいまだに傷が癒えてない。
「また始まったのか、、、」と、またあの頃の苦悩がよみがえる。
しかし不倫するほうはどこ吹く風。
3年前のことなどなかったかのようです。
とにかくです。
不倫した方って忘れます。
どんなに懲りても、都合よく消化しちゃいます。
相手を苦しませ痛みつけたことなんて、なかったかのよう。
ふと思い出し、あ~そういうこともあったなあ、楽しかったなあ。
その程度な人たちは多い。
だから、忘れた頃にまた浮気する。
「3年前、あれだけもめて懲りたから、さすがにもうまずいって。」とは思わないでしょう。
「ばれたらもうまずい、後がない」と、そっちです。
前者の不倫妻ですが、
男を呼びつけて慰謝料を払わせることになったが、「僕は本気です」なんてほざいたという。
妻に、離婚して彼のところに行きますか?どうしたいのか?と聞いたら「しばらく考えさせて」と言った妻。
しかし離婚ではなく男と別れる選択をした。
もちろん最初から男とは火遊びだったのですが、負けん気の強さでちょっと抵抗したのでしょう。
後者の不倫夫ですが、妻は離婚を覚悟しました。
夫も最初はキレて(意味不明ですがこんな夫は多いけど)離婚を承諾したが、結局、離婚を考え直してほしいと妻に懇願してきたという。
どちらのケースにおいても2度目の不倫で、結局離婚にならなかったので、二度目の不倫も過去の不倫となるわけです。
なぜ、夫(妻)はまた浮気したのか!?
「夫は病気ですから、一生治りません!」
と諦めるならそういうことかもしれません。
一生治らない病気の夫なら、この先夫婦を維持するかは妻の決断ですよね。
もう治そうと思わないですよね。だって治らないんだから。
果たして、そこまでの病気なのか。
実際、5%程度というのが私の見解です。
「もう夫(妻)のことを信じられない、信じない。許しません。」
そんなまま何年も苦しむ自分でいいのか。
した夫が妻にどう向き合ってきたかもありますが、すべてした夫に委ねる(期待する)ことは不可能です。
「不倫した夫(妻)はもう愛せない。女(男)としても見れない。気持ち悪い。」
その状態で仲良く円満に過ごせる夫婦がどれだけいるでしょうか。
不倫が終わってもあいまいなままだったかもしれません。
一度浮気した人がまたする確率を高めるのは、そういうことも大きく影響します。
それと寛容な言い方かもしれませんが、一度目の浮気があって今回二度目だった。
ここが勝負どころというか、夫婦を見極める限界点だと思います。
なぜ、また問題が起きたのか!?を誤解釈しないことです。
「あのとき離婚すればよかった」と言われる方もいますが、
「あのとき、こうすればよかったのに」と私は思います。