流し読みできるほど語学力がないので自分が読むために翻訳してます。

誤訳誤字脱字多々あると思いますがご容赦ください。

約40年前の小説で翻訳本がないのでやってるだけで

あくまで趣味なので著作権とかは勘弁してください。

 

映画(小説版)「オーメン3」と小説版「オーメン4」の続きです。

 

ちなみに小説版オーメン4の翻訳「こまぶう的オーメン4」はこのブログでいちおう完結してます。

 

こまぶう的オーメンⅣはこちら

 

オーメンⅣ第2部15章完全版はこちら

 

オーメンⅣ 18章つづきはこちら  オーメンⅣ 19章(最終章)はこちら

 

 

オーメンV 序章はこちら  オーメンⅤ 第1部 第1章はこちら  オーメンⅤ 第1部 第2章はこちら

 

オーメンⅤ 第2部 第3章はこちら  オーメンⅤ 第2部 第4章はこちら 

 

 オーメンⅤ 第2部 第5章はこちら  オーメンⅤ第2部第6章はこちら

 

オーメンⅤ第2部第7章はこちら   オーメンⅤ第2部第8章はこちら

 

オーメンⅤ第2部第9章はこちら

 

どうせこれ読む物好きな人じゃはほとんどいないと思うので

以下リンクはめんどくさいから略・・・目次はテーマからさがしてちょ。

 

 

 

        こまぶう的オーメンⅤ

 

第3部  第15章

 

 ジャック・メイソンは正気を恐れ始めていた。彼は薬なしでは眠ることができず、眠ったときには悪夢が恐ろしかった。目を覚ますと、自分の調査への欲求不満がつのり、時々パニックになった。 自分で考えようとすればするほど、彼の神経はよりいらいらした。ちゃんと集中できなかった。 合理的にしようとするときはいつでも、聖書の言及を偶然見つけた、そして問題は彼の脳の一部がそれらを受け入れたがったということだった。

 それを見れば見るほど、それは感覚的になった。ユダヤ人のシオンへの帰還が予言されていた。 しかし、預言の残りの部分はクレイジーだった。曰く、ユダヤ人が戻った後、キリストは生まれ変わり、アーマゲドンで反キリストに会うだろう。

 狂気だ。そうだろう?もちろんそうだ。しかし、彼はそれを放っておくことができなかった。

 彼の合理的な部分はそれを完全に拒否した。 それはナンセンスでなければならなかった。いったん神聖な活動の考えが受け入れられると、それから何のために努力しても意味がなかった。すべてが事前に定められたものである場合、人類がいつでも切り取られるように設定された操り人形のコレクションである場合、待つ以外に何もする理由がなかった。自分たちの運命が自分たちの手の中にない限り、それは意味がないと彼は独りごとを言った。
 この反キリストのものはすべてナンセンスだった。 なぜ自分は病気になったのか?

 彼は部屋を歩き回り、檻に入れられた動物のように感じ、そうしてワープロと本、ノート、カセットの山に立ち止まった。 突発的な瞬間に、彼は聖書のテープ、注釈付きのテープを送らせた。各段落には説明のメモが付けられていた。

 彼は機械のスイッチを入れ、それを無駄につついて、最後から始めて逆行して作業した。自分のメモも同じようにしてチェックした。
またわたしが見ていると、ひとりの御使が、底知れぬ所のかぎと大きな鎖とを手に持って、天から降りてきた。彼は、悪魔でありサタンである龍、すなわち、かの年を経たへびを捕えて千年の間つなぎおき・・・
  メイソンは「参照」という単語をタップして、キーを押した。それから傍観して読んだ。

 「真に受ける人もいるが、おそらく象徴的。ペテロの二冊目、第三章、第八節を参照

画面が一瞬空白になり、機械が適切な選択を行った後、詩が出てきた。

愛する者たちよ。この一事を忘れてはならない。主にあっては、一日は千年のようであり、千年は一日のようである

メイソンは再びキーボードに移動したが、今や機械はそれ自身のダイナミズムを発見し、参照を拾い上げ、関連する詩を見つけた。

 『千年の期間が終ると、サタンはその獄から解放される。そして、出て行き、地の四方にいる諸国民、すなわちゴグ、マゴグを惑わし、彼らを戦いのために召集する・・・

 旧約聖書に言及しているメモと預言者エゼキエルの言葉が画面に点滅した。

主の言葉が私に臨んで言った。【人の子よ、マゴグの地であるゴグに対してあなたの敵を立てよ。】

そして下にあるメモ

 『マゴグの地のゴグ、ロシュの王子、メシェク、トゥバル。ロシュは「ロシア人」という言葉の起源でもある。

 メイソンはため息をついてもう一度キーを叩き、ヨハネの黙示録に戻った。

エゼキエルの未来図において、マゴグの地のゴグと彼の南軍は聖地と人々に立ち向かう。 しかし、彼らは途方もない破壊で殺され、イスラエルはもう悩まされない。』

 「もう悩まされないだと。」

メイソンは大声で言った。

「砂漠。死者の平和だ。」

 機械は返答した。

エゼキエルのそれと同様の描写の下でヨハネは、3番目の教会の敵を破壊するための最後の多大な努力について説明している。』

「3番目で最後。」

メイソンはぶつぶつ言った。

「アーマゲドンの後に、最後の努力。」

 彼は背を向け、彼の頭は集中の努力のため痛んだ。
 画面が彼に輝き、彼はそれによって光り輝き、それからメモをチェックし、数字を打った。

  アンナの死のリストが出てきて、名前を見た。 彼は震えていることに気づいた。 最近はいつも寒いように思われた。 寒くて熱っぽかった。時には自分が子供のように感じ、自分の影と夜に出くわすものを恐れた。

  リストが終わりを迎えるにつれ、アイデアが浮かんだ。 彼はそれを強行しようとしたが、彼の想像力の片鱗が立ち往生させた。忌々しい機械に質問をし、いくつかの仕事をさせ、いくらかのお金という価値を得るのだ。
 彼はソーン家を調査したと分かっている人物をリストから選んだ。


ハーバー・ジェニングス、写真家。 ガラス板によって斬首された。
考古学者のカール・ブゲンハーゲンと写真家のマイケル・モーガン。 どちらも生き埋めにされた。
ジョアン・ハート、ジャーナリスト。 道路で事故。
トーマス・ドゥーラン神父; 生き埋め。
マイケル・フィン、聖書学者; 航空事故。


それぞれの名前に、彼がソーン家に取り組んでいた期間を追加した。 彼はそれをやり遂げたが、結局、それは単なる行為だった。 彼はただ単にゲームをしていた。

それから彼は2つの名前を打ち出した。

 

アンナ・ブロンプトン、調査員

ジャック・メイソン、ライター

 

「よし。」

とキーを叩きながら彼は言った。

「推定してみよう。 我々はどれくらいで仕事を終えなければならないのか?」

 言葉が出てきた。

 

アンナ・プロンプトン:2日

ジャック・メイソン:2日

 

 「単なるゲームだ。」

と彼は言って、身震いを止めるために微笑んだ。彼はパニックの震え奇妙な恐怖を感じ、そして彼はそんなに子供っぽくないようにと自分自身に言いきかせた。
「くそくらえ!」
彼は画面に叫んだ。
「おまえに何が分かるってんだ?くそマシンめ」。
画面が空白になり、彼の顔が反射して映し出され、緑色に光るのを見えた。 彼は後ずさり、頭を振って、一体自分はどうして間違ったんだと思った。大の大人の男が無生物に向かって自分が死ぬ運命の暗示の恐怖の震えをカモフラージュするために叫んでいる。 自分の死の予言に3万ドルかけて。

 彼は再び前に出て、マシンに激しくぶつかるように手を上げ、指をキーボードの上に置いた。
「この、ろくでなしめ。」

彼は叫んだ。

「おまえはすべての情報を入手した。 ヨハネの黙示録。ペテロ、エゼキエルとヨハネと残りの全部もだ。 答えろ。次は何だ?」

 彼の指がキーの上で踊った。5つのワードが彼に輝いた。

世界の終り

 ジャック・メイソンは笑い出した。最初はただクスクス笑うだけだったが、それから窒息し始めるまで大笑いした。 元通りになったとき、彼は座ってバーボンに手を伸ばした。
「全能の神。」

と彼は言った。

「世界の終り。 アーマゲドンの後で、第三次世界大戦か・・・」
 彼はキーボードに寄りかかって笑い、指を無作為に置いて見上げたとき、詩編の言葉が彼にきらめいていた。

主は私の羊飼いです。私は欲しません...
 そして彼は最初は静かにそして次に艶やかに歌い始めた。彼が少年だったときキャッツキルズのプレスビテリアン教会に行った時のように。固い座席、牧師の厳しい顔、名前は思い出せないが、説教の間にくすくす笑っていたとき、手のひらに受けた棒のひりひりした痛みを思い出した。

  彼はいつも教会を痛みに関連付けた。 どういうわけかそれはすべて痛みに関するものだった。十字架上のキリストは、究極の痛みと苦しみだった。復活の約束は、どういうわけか、そのすべての苦しみに対する不十分な補償で、薄いあとがき、信じられない思いつきだった。 彼は十代の若者になるやいなや、復活の約束を拒否した。 彼は幼稚なものを片付け、キリストの御業を放棄し、それをすべて無関係であると考えた。しかし今、彼は古い詩篇を歌った。
緑の牧草地で、彼は私を導き憩
いの水のほとりに伴われる。
 彼は歌い終わると、「アーメン」とささやき、目を閉じて、初めて平和を感じたが、彼はそれが続かないことを知っていた。 それは単なる間つかの間の出来事だった。

 

 

  アンナから午後2時に到着するという電話があり、メイソンは空港で彼女に会うことを決めた。 彼はホテルと彼をおかしくさせていた機械から離れたかった。
 タクシーの運転手はラジオをかけいて、ソフトなBGMがディスクジョッキーの平凡な口調によって数分ごとに中断された。
 その音はメイソンを眠くし、ディスクジョッキーの愚かさを羨ましく思いつつ、リラックスするためにくつろいただ。考えないで心を和ませて人生を生き抜くのがいい。 しかし、任務が彼の向こうにあった。アンナのリストは彼の考えに戻ることを強要し続けた。 ダミアンが父親と同様に男性と女性の心を支配する力を持っているというジョージの警告もそうだった。彼は幻覚と狂気を誘発する可能性がある。悪の力はほとんど無限だった。メイソンはリストの名前を覚えていた。 アンドリュー・ドイルはロンドンの米国大使であり、彼のオフィスで自殺した。 それは奇妙で不可解な死だった。 メモや考えられる理由はなかった。あったのは彼がしばらく緊張していたという彼のスタッフの言葉だけだった。 そして1週間以内に新しい大使が任命された。
 ダミアン・ソーンだ。

 再びメイソンは100回もの間はびこっている想像を呪った。彼は専門家ではなく科学者でなかった。それはないだろう。彼は精神的に落ち着かなければならなかった。そしてしっかりしなければ。

 ラジオのクイズ番組で、3人の女性がギリシャでの休暇を争っており、そして参加者の一人の女性の言葉の途中でニュース速報がそれを中断した。

  未確認の報告によると、中国人が台湾に侵入した。 中国大使はホワイトハウスに呼ばれ、国連安全保障理事会は緊急会議を行うために特別に任命をされたという。

 「さらに血なまぐさいトラブルか。」

とタクシードライバーが言い、ニュース速報が終わるとクイズ番組が再開した。メイソンはそっと口笛を吹いた。ニュースの衝撃は彼に些細な事柄に心を向けさせ、クイズが録音されたものかどうか疑問に思っていたが、おそらくそうではないと判断した。ギリシャの休日が目の前でぶら下がっている限り、プレイヤーは気にしないのだろう。数百万人の中国人に何が起こったのか?恐らくその女性はとにかくその数がとんでもなく多いと思っただけだろう。

 

 予定より前に飛行機が到着し、アンナは彼を待っていた。抱き合うと、彼は後退した。 彼女は酒の匂いがした。 彼女の目はサングラスの後ろに隠されており、彼が見ることができる顔の残りの部分はメイクアップによって粉飾され、長い夜の惨事を隠していた。

 「熊の尻と同じように調子が悪いわ。」

と彼女が言い、メイソンは瞬きした。そのフレーズは女性に似合わなかった。まさに熊の尻だ。しかし、彼が何か言うことができる前に、彼女は彼をコーヒーラウンジに導き、静かなテーブルを探し、バッグに手を伸ばした。彼がコーヒーを持って戻ってくるまでに、彼女はテープレコーダーと小さなイヤホンを取り出していた。
「ジェフリーズには近づけなかったわ。」

と彼女は言った。
「でもこれを聞いて。」

 イヤホンを装着し、機械のスイッチを入れると、酔っ払いの音に顔をゆがめ、ガラスのチャリンという音に邪魔され耳鳴りしながら耳を傾けると、とりとめのない話が聞こえた。中国が最初に台湾を侵略した後、軍の大部分が北部を渡り 国境とロシアの中心部に進む。 「人口爆発」という語句はイタリア語、それから大豆についての何か、ソーンコーポレーションによって周到に用意されている出来事について。少なくともメイソンは単語が「周到に用意されてる」と思った。その男は酔っ払っていたので、裏話が出たのだ。
 それは予定された結論を備えた注目すべきイベントのカレンダーだった。

 メイソンはイヤホンを外してアンナを見て、何が起こったのか聞き、彼女の言うことを聞いた。

 「そしてリチャードはどうした?」
彼は彼女が間を置いた時尋ねた。
アンナは肩をすくめた。
「朝食には降りてこなかったわ。機内にもいなかった。」

それなら、とメイソンは思った。その男は重要ではない。

「聞いていると思うが。」

と彼は言った。
「台湾については?」
彼女はうなずき、あくびをした。 

「世界の終わりは近いわ。」

と彼女は言い、そしてその瞬間、メイソンは彼女の唇にほほ笑みの兆しが見えたと思った、そして彼はまだしていない何かを思い出した。ジョージのノートは、ソーンの計画、台湾について語っていたが、彼はそれを狂気として却下した。 今彼は彼の約束を思い出し、老人のために祈ることが、奇妙な理由のために彼にとって重要であるように思えた。 彼のために祈るだけでなく、アンナと自分自身のために、そして地球上の他のすべての人々のために。

 タクシーがハマースミスの高架道路を通り越し、ヒルトンのナイツブリッジに向かって西に進んだとき、メイソンは自分が望むものを見るまで左右を見ていた。 それは脇道にある小さな教会だった。彼は運転手に停止するように言った。 アンナはいったい何をしているのかと彼に尋ね、彼らが舗道に着くと、彼はジョージと約束について彼女に話した。
「一緒に来てくれ。」

と彼は言ったが、彼女は激しく首を横に振った。 彼女の頬にあったどんな色も消え失せて、震えながら教会の尖塔を彼の肩越しに見つめていた。 彼は振り向いて彼女の視線を追うと、彼女が入口の十字架を見つめているのを見た。彼女の唇は無音で動いていた。

 「来いよ、アンナ。」

彼は再び言った。

「害はないよ。 できることはせいぜい・・・。」

 しかし、彼女はいなくなり、彼を自分自身から激しく押しのけて走ろうとして、街灯の支柱につまずいた。メイソンは彼女のために手を伸ばし、十字架が彼女のサングラスに反映されるのを見た。 彼女は祈りのように自分の持ち物を握り、右手の人差し指を握っていた。
「アンナ、一体どうしたんだ?」
彼は彼女に向かって叫び、彼女を驚かせて彼女を動揺からそらせようとした。そして彼は、彼女が振り返って走ったときに彼女の顔を叩くことを考えていた。ハンドバッグが街灯の柱に当たった。テープレコーダーが鳴り、メイソンは彼女が道路を横切って走るのを見守った。彼女の側で交通に気をとられず、酔っ払ったイタリア人の声が世界の終わりを予言してうなり声をあげていた。

  最初は記憶喪失、今はこれだ。 彼は彼女がそんなに激しい無神論者であることに気づかなかった。多分数時間の睡眠をとったら彼女は大丈夫だろう。彼は彼女を調べる前にしばらく彼女を一人にしておくことに決めたが、しかし今はジョージとの約束を守ることにした。

 

 

  1時間後、彼はホテルに戻り、落ち着いた。教会での15分は治療的であることが判明し、その認識は彼を驚かせた。 プロの懐疑論者であり、生涯にわたる予知論者である彼が祈りによって和らげられるとしたら、信者たちはどうだろうか。 彼は彼らをうらやましく思った。

 彼は中に入って居間を横切って立ち止まり、向かい合った光景を見て瞬ききした。 それはまるでその場所がハリケーンに襲われたかのようだった。
 彼のメモは向こうの壁に散らばっていて、椅子は転倒していた。 ワープロがうなって彼がそれに近づくと、おなじみの引用を見えた。
千年の期間が終ると、サタンはその獄から解放される。そして、出て行き、地の四方にいる諸国民を惑わし・・・

 彼は文句を言いながら電話を取り、外出時に誰かが彼を探していたかどうか尋ねた。
「あなたのアシスタントだけです。メイソン様」

と受付係が言った。 

「彼女に鍵を渡しました。 あなたが大丈夫だとおっしゃったので。」
彼は受付係の彼女に感謝して電話を下に置き、そして悲しみと罪悪感が彼にとってあまりにも大きくなり、彼は跪いて、自分のメモをゆっくりと集めて順番に積み上げ始めた。
 これは自分の責任だった。 ハリーの言う事を聞いてさえいたら。 自分だけで仕事をやってさえいたら、そうしたら彼女はまだ正気だっただろうに・・・。

 

 

 

第3部第16章につづく

残り20ページ・・・今までのあらすじと陰謀論まき散らして

果たしてメイソンは生き残れるかっていうのがクライマックスなのか?

もっとダミアンに活躍してほしいなぁ・・・。