他のスポーツは詳しく解らないので、野球というスポーツにのみと思い読んで頂きたいと思います
野球は自己犠牲のスポーツ。
これ、真実ですし、野球選手は逃れられない事をしっかりと理解しなくては、やがて野球が楽しくなくなるし、周りから調子にのっている奴、野球をする資格がない奴などと思われてしまう。
どんなに素晴らしい成績を持った選手であろうが
これだけはしっかりと理解しなければ、続けていくことさえ難しくなる。
この自己犠牲は小学生の野球から既にはじまる。
小学生、中学生を指導する方は"自己犠牲"をしっかりと子供達に伝えて欲しい。
しかし、自己犠牲と我慢を混同している人も社会人の中にたくさんいる。
野球の自己犠牲とは
チームが勝つため
チームの方針のため
など、いろいろな理由があるとは思うが、最終判断、最高責任者の監督が決断する事になる。
プロの世界になると監督も雇われている立場なので、この最終判断を理解してもらえないと監督という立場にいる事ができなくなる。
学生野球の監督を務める事になる人の経緯は複雑で多種多様なのでわからないが、この重責を担う監督の最終判断に選手であろうが、保護者であろうが父母会会長であろうが、批判してはならない
監督の采配がおかしい、納得いかないなどと言う話をよく読んだり聞いたりするが、発信している人は自分で愚かさを露呈している事に気づいてほしい。
想像して欲しい
負けてしまったチームから、この批判ははじまるケースがほとんど。
"監督の最終判断とは試合の采配である"
監督の采配によって、自己犠牲をしなければならなくなった選手の気持ちを思えば、采配批判をする人は人間の心を持っているのかと疑いたくなる
采配によって自己犠牲する選手は
"俺なら打てたのに"
"俺なら抑えられたのに"
"なんで交代なんだ?"
いろいろな感情を押し殺してチームの為に自己犠牲を受け入れる、受け入れなければならない。
これは、選手本人にとっては非常に辛いが野球選手である以上、そのチームでプレーする以上覚悟しておかなければならない。
その覚悟をし、受け入れた選手が、身勝手な人の采配批判を聞いてしまったらどんな気持ちになるか?自分がその立場になったらどんな気持ちになるか考えてくれ。
監督だって何も考えずに采配した訳ではないし
批判を浴びたくてした訳ではない
苦渋の決断、もしくはこの采配でチームが勝てるかもしれないと思い采配を下す。
この采配が100%成功する事などあり得ない。
私はあやふやな事を肯定しない
しかし、100%成功などとはあり得ない!
"監督を信じてたのに"
"そんな人だとは思わなかった"
なんて、結果が出てから発言する人は2度と野球チームに関わらないでくれ。
どこかで読んだが、批判された監督が
"ならおまえやってみろ!"
と、反論した監督も指導者に向いていないので
"退場" 笑
監督をもし信用できないのであれば、移籍するか己れ自身がチームの練習や試合に全て訪れて、問題が起きる前に監督と話をするならまだわかる。
しかし、受け入れてもらえない可能性の方が高いが、問題が起きた時に事前にチームをしっかり把握して注意勧告をしていた人物ならば、多分その人が新しいチームをつくるか、そのチームの監督を申し出ても悪い事ではないと思う。
そして、自己犠牲と我慢は違う。
野球の自己犠牲はチームの勝利や方針の為に、誰かが犠牲になるが
それによって勝利するかもしれない
もちろん負ける事もある
しかし、チームの為にしなければならないこと。
我慢は少し違う
誰かが我慢することで、我慢しない人が得する事が多い。
しかし、世の中を上手く渡り歩くには我慢しなければいけない事がたくさんある、理不尽な事も受け入れなくてはいけない時がある。
大人で社会に出て、好き勝手に、何でもできる人に今まで出会ったことはない。
学童野球の指導者の方は自己犠牲と我慢の大切さは野球を通じて子供達に伝えて欲しい。
会社経営を経験したが、自分のやりたい事、自分の意見をむやみに言い放つことが正しいと思っている人が若い世代と定年を超えた方に多く見られる。
自分の意見をいうことは間違いではない、しかし言い方、方法、内容などが自分都合ならば間違いである。
特に組織の中で働いている人や、活動している方は特に気をつける必要がある。
私は誰であれ、話は聞くことはするし、私が間違っていたならば修正することは当たり前だと思うし、間違いを指摘してくれた人には感謝する。
私も考えに考えて、指摘しなければならない事は指摘する。
指摘する内容は
和を乱す行動や発言
子供達に危険や不安を与える
平等ではなく、一部の人のみが得を得る
そのくらいだろう。
しかし、何も考えず発言、行動して他人を不快にする人ほど話を聞く姿勢がない。
つまり、ただのわがままな人。
指導者の方々へ心からお願いしたい。
意見とわがままは違う事を野球の自己犠牲から子供達へ伝えて欲しい。
そして保護者の方々も。
会社もチームも
"これを理解できていない人にかき回される"
たった1人や数人の為に仲間が辛い思いをする事なんて非常にバカらしいと思いませんか?
個性や意見はとても大事なこと、全員右へならえじやつまらない、いろいろな個性が集まってのチーム
しかし、我慢できない、わがまま、権力を振りかざす…
人を思う気持ちや他人の立場を理解できない人は
どこか違う場所で1人でやってくれ、それで生きていけるなら、あなたも楽でしょ?
我慢も自己犠牲もしたくてする訳じゃないが、組織にいる以上しなければ!
私が関わっている子供達よ!
卒団するまでに難しいが、理解できるように私は努力するから君達は野球と勉強をしっかりして、健康でいつも笑顔でいてくれれば、老体にムチ打ってでも私は頑張るぞ!^_^
来年のチーム運営がうまくいってくれる事を願いながら、我慢する所は我慢して明日も練習行ってきます^_^