和食を代表する家庭料理の煮しめ。
煮るという調理法を用いて、調理されたことから
「煮しめ」という料理名が付いているようです。
根野菜やこんにゃく 芋類などを使う煮しめは、
正月のおせち料理をはじめ、お盆や祭りごとには
かかせない和食の煮物です。
ごぼう にんじんの根野菜に
こんにゃくと昆布でつくったシンプルな煮しめです。
【材料(3人分)】
太ごぼう(20cm程度3本) にんじん(2/3本) こんにゃく(1丁) 干し椎茸(3枚)
だし昆布(約20cm) だし鰹(20g程度) 水(800ml)
料理酒 砂糖 醤油(各大さじ2) みりん(大さじ1)
*だし昆布は乾いた布巾などで軽く汚れを拭きます。
【下準備】
①食材を戻すとともに、だし昆布をつくります。
・だしに使う昆布の水は800ml
*椎茸の戻り汁は使いません
②こんにゃくは味が染み込みやすくするため
切り込みを入れ、塩で揉んでから食べやすい大きさに切ります。
③太ごぼう包丁の背で皮をこそげ取り、縦に切り、5cmほどの長さに切ります。
戻した昆布は、幅1cmの長さ4~5cmほどの大きさに
戻した椎茸は半分に切り、にんじんは皮を剥き乱切りにします。
切り終えた食材はこのようになります。
④こんにゃくとごぼうは水から沸騰するまで軽く茹で、水で冷やします。
⑤①の昆布だしを沸騰させ、だし鰹を加え3分程煮立て取り出します。
昆布の旨み成分グルタミン酸と鰹の旨み成分イノシン酸の効いた
合わせだしは相互の旨みを引き出す
相乗効果で 美味しさを感じる脳波も7倍になるという
①下準備した食材すべてを、鍋に入れ、
②下準備した 鰹と昆布の合わせだしをひたひたに注ぎ中火で煮立てます。
③沸騰したらアクを取ります。
和食の調理の基本は「さしすせそ」
さ・・・砂糖 し・・・塩 す・・・酢 せ・・・醤油 そ・・・味噌
“さしすせそ”の順に加えるのですが、
アルコールが含まれている料理酒やみりんは、“さしすせそ”の前に加えるのが基本です。
それはアルコールの働きが活かされるとともに、煮くずれを防いだり
臭みを消したり、“さしすせそ”の味を染み込みやすくするためです。
ただし、みりんについては調理終える前に、もう一度加え“てりつや”という調理法で
艶よく仕上がります。
④煮しめは、まず料理酒(大さじ2)を加え全体にいきわたれば、砂糖 醤油(各大さじ2)の順に入れます。
*調理終了前には、大さじ1のみりんを加え艶よくさせます。
⑤落としブタをして煮汁が少なくなるまで、やや弱火で煮込みます。
⑥最後にみりん(大さじ1)を加え、5秒ほど強火にして出来上がりです。
シンプルな食材でありながらも、やわらかく煮込まれ
食物繊維が豊富な食材ばかりで、
腸内環境を整えてくれる和食ならではのカラダにやさしい煮物。
▶▶芋煮
▶▶ごった煮
いつもご覧頂きましてありがとうございます
↓ポチっと応援クリック よろしくお願い致します!
食生活・食育 ブログランキング