からだに恥をかく体操〜えんぴつみがき〜 -261ページ目

ボツ台本彼女の事情

「彼女の事情」

彼A「なんだよ急にこんなところに呼び出して」
彼女B『A君。ちょっと聞いて欲しいことがあるの』
「ま、まさか…大丈夫って言ったじゃん!」
『ちょっとちょっと、そこは大丈夫だけど』
「ああごめん。気が動転して先走っちゃった」
『ちょっとしっかりしてよぉ、しっかりしてもらわなきゃ困るよ』
「ああ、君から急に呼び出されたからなんか気持ちが入らなくて、なんかピンとならないというか」
『もう、さっきから下ネタ☆ツッコミでしょ!』
「ああごめん」
『A君に聞いてもらいたいことがあるの』
「どうしたんだよ!おれなんかしたか!?うまくいってたじゃないか!?」
『うん、うまくいってるよ』
「だろ!?」
『でもうまくいってるからこそ怖いんだ』
「怖いって、B、おれお前のことならなんだって受け止められるよ!なに!?借金でもあるの!?」
『ないわ』
「親が倒れたとか」
『違うわ』
「まさか他に好きな人が出来たとか!?」
『私は!A君だけのもの!』
「じゃあ一体」
『私カニザウルスなのよ』
「………えっ、ちょっともう一回言ってくれる?」
『もう、また下ネタ!?』
「違うよ!カニなに!?カニなに!?」
『カニザウルス』
「カニザウルス!?カニザウルス!?…………他に好きな人が出来たならそう言ってくれよ…おれ君の幸せの為なら、他の男のもとで幸せになるなら」
『違うよ!カニザウルスなの!私カニザウルスなの!別れ話の口実じゃなくて私本当にカニザウルスなんだカニ』
「カニザウルスってなんだよぉ!つうか今語尾にカニってつけた!?」
『あらいけないお国の言葉が』
「ああもう!カニザウルスってなんなんだよぉ!」
『カニとザウルスのハーフよ』
「ああ!?…カニはわかるとしてもザウルスってなんだよ!ザウルスって!」
『まあ結局、とどのつまりはイカ的なザウルスね』
「なんも解決してねーよ!?なんだよ!とどのつまりはイカ的なザウルスねって!ザウルスってなんだって聞いてんの!イカ的なザウルスってなんだよ!」
『えっわからないのカニ?』
「わかるか!つうか語尾にカニってつけるのややこしいからやめてくれる?」
『カニ』
「…今のは、はい、って言ったの?」
『いやカニって言ったの』
「ああ!?今さっきカニって言ったのは、はい、って意味で言ったのか!?」
『いやカニって意味で言ったよ』
「なんだそれ!頼むから今後カニって言うのやめてくれる!?」
『イカ』
「ああああぁ!イカってなんだよ!カニにプライドないのかよ!」
『カニっていっても半分はイカ的なザウルスだからね』
「ああ!?もうわけわかんねえよ!なんなんだよ!………ちょっと外で頭冷やしてくるわ」
A外に出ようとする。
『ちょっと駄目よ!危ない!』
「なんだよ!」
『なんだよって、A、あんた死ぬ気!?』
「ああ!?」
『ここ宇宙船の中じゃない!外に出たら死んじゃうわ!』
「ここ宇宙だったの!?よくこんなところに呼び出されたなおれ、つうかカニザウルスって宇宙人なのか!?」
『カニであったりイカ的なザウルスであったり宇宙的なカニザウルスであったり』
「もうわけわかんねえよ!なんだよぉ!わけわかんねえよ!」
『A君…』
「カニザウルスってなんなんだよ………カニザウルスって人間なのか?」
『違うに決まってるじゃない』
「うんまあそうだろうけど、淡い期待をしたおれがバカだった」
『ていうか厳密に言うと女でもないわ』
「男だったのかよ!」
『違うの!』
「はあ?」
『カニザウルスには男女の区別がないの!』
「ええ?」
『私は女っぽいカニザウルスってだけなの』
「女っぽいカニザウルス?」
『そう、正確に言うとカニがやや男っぽくてザウルスが女っぽいの』
「あーわけわかんねえ」
『女の子って複雑な生き物なのよ』
「お前女の子じゃないんだろ!?カニザウルスって男女の区別ないんだろ!?」
『ひどい!私との愛は本物じゃなかったの!?』
「……B…」
『大丈夫じゃない時も大丈夫?って聞いてきたじゃない』
「下ネタはやめようよ」
『あんなに愛し合ってたじゃない!嘘なの!?A君の愛は嘘だったの!?』
「……B…へへっ」
『A君?』
「そうだな、お前が何者であろうと、カニであろうとイカ的なザウルスであろうと、ましてやカニザウルスであろうと、BはBだもんな…」
『A!』
「わかったよ。おれ決めたよ。おれBが好きだから、君が何者であろうとおれBのこと愛してるから。愛し続けるから!AはBが好きだ!BもAが好き、なんだろ!?」
『…A!私Aのこと好き!確かに!』
「…………」
『………カニ』
「やっぱちょっと考えさして」


終わり なーむー

市原悦子シリーズ

家政婦は見た。じゃなくて、
家政婦が来た!
だとなんかおもしろくないですか?なんかご主人様が情事とか殺人の真っ最中なのを見てるだけじゃなくて入ってきちゃうの。あらまあ、なんつってさ。入ってきちゃうんだよ!?入ってきちゃうの!……ああおもしろくないですか、そうですか、すいません。

市原悦子は過小評価されてると思うんだよね。例えば市原悦子がレッドカーペットに出たらって想像してみてよ。





ヌーブラヤッホー♪
なんつって。よりにもよってモエヤンかよ。はっ、モエヤンの片方の肉襦袢が剥がれ落ちて中から市原悦子が出てきたら衝撃的じゃない?実はずっと市原悦子でしたぁ、みたいな。いや衝撃的だけどさ、肉襦袢ってお前…それだったらモエヤンの片方この世に存在してなかったことになっちゃうぜ?まあいいよ。いやよくねえよ。うん、さようならァ

邪道川柳

フリフリを
むしってメイドを
辞めさせる父


その父が
メイド喫茶で
無我夢中


つまんない

1980年代というあだ名。これは数ヶ月前に書きました。

最近80ー90年代がおもしれぇ。
時代は螺旋状に進むとはよく言うが、アウフヘーベンってやつ、いやはやおもしろい。色々当時のものを読んでみたけど違和感があまりない。携帯電話がないくらいじゃないかと思うほどだ(あるんだけどね)。あ、あとバブルってやつかちくしょう。
進む、進化、というより何も変わってない、解決してない、忘れた、ていう感じ。まあ似たようなことがおこるなんて当たり前っちゃ当たり前なんだけど。“最近”のことだし。でもあまりにも違和感なくて同じ問題がおこっているとなにか陰謀めいたものを感じる。なんちて。まあ朝のニュースみたいなもんだ。同じ内容のニュースを20分おきぐらいで繰り返し伝えて出演者が毎回初めて聞いたようなリアクションするみたいなさ。マスコミにとっちゃネタは新鮮なほど良いに決まってるからさ、前にあったよ、昔からあったよ、じゃつまらないんだよ。だからカビのはえたようなネタも新種発見的なものにする。でもやってることは焼き直し焼き直しで、これまた嫌になる(もしくは考えることをやめる)。そして思うんだ。なんか今までにない新しい事件おこらねえかなって。おこせるもんならおこしてえなって。マスコミってやつぁでっかい剣持って、いいえこれはペンです、って言ってる奴らだからさ。ずたずたにした奴の血を剣先につけて、ほら書けるでしょ、もあるまいに。
そのマスコミが時代を伝えるんだからそりゃ時代もくるくる回るよ。てめえの尻尾を追いかけて回り続ける犬みたいなことになってんだから。わかりやすいのはファッションだ。ほら流行の最先端をいってる人っていつみてもダサいじゃない。ふふふ。時期的にそろそろあるんじゃないかな。記者達の人間性を疑われるような大事件。なんちて。てへっ。

なんかもう来年もしくは11年後の7月には恐怖の大王がやってくるんじゃないかと思うよ。99年7月、実はやってきてたんだぜ。おれが追い払ったんだけどさ。なんか空から素敵なマントマンが降ってきてさ、あ、こりゃ噂のあいつだな、って直感したおれ。

「何しに来たんですか」
「さぁ。おれも何していいかわからないんだ」
「じゃあ帰れ」

てな具合。やたらマントの似合うやつだったよ。

ちなみに80年代のオリンピックは波乱続きだ。モスクワでは冷戦の影響で西側諸国がボイコット(日本も)。ロサンゼルスでは今度は東欧諸国がボイコット。ソウルでは聖火の点火式で平和の象徴である白い鳩が焼け死に、レスリングで金メダルを取った小林孝至は後日金メダルを公衆電話に置き忘れてなくす(後にちゃんと返されたが)という珍事を起こす。うむむ、これらを鑑みて果たして北京はどうなる。ボイコットはあってもおかしくなさそうだけど果たして日本に今時公衆電話を使う金メダリストが現れるのだろうか。

さらにちなむとこういう都合優先の考え方を真剣に語るとアレです。

カムバックは道連れ

十年前に解散したバンドが帰ってきた。十年前、正確には十五年前はそりゃすごいもんだった。いわゆるメジャーからのビッグプッシュ的な売れ方ではなく知る人ぞ知る的なところから始まり一世を風靡するまで至った。ブームがきた。ライブをやってはグルーピーとやりまくった。新曲が月9の主題歌になった。この世の春ってやつを謳歌した。そしてブームは去った。人気の絶頂から五年、バンドは静かに、知る人ぞ知る解散ライブをして解散。
奴らが帰ってきた。新曲出した。「あいつら再結成するんだって」「あーあの歌のやつ?」「昔追っかけしてた。わたくし現在中学生の母」「なに考えてんのあいつら?空気読めよ」「まったくだ」「誰?知らねー」「どうせバカの一つ覚えだろ」「………まあ買うけどね」「まあな」
テレビに出た。ゴールデンタイム。ライブの告知をした。チケットは即日完売。
奴らは思い出を道連れに帰ってきた。ファンも、時代も、匂いも、あの曲も、新曲も、年月も、若さも、すべて道連れにして帰ってきた。
ライブは大盛況。久しぶりの打ち上げへ。
会場の外にはたくさんの出待ちの女の子………?人の輪の最前列にはおばさんが陣取り、二列目以降には若い、中学生ぐらいの男女。
「なんだ、結構若いファンもいるじゃないか」
出てきた奴らにおばさんたちは叫ぶ。その声が奴らに突き刺さる。
「この子ボーカルの子よ!」
「この子ベースさんの子なの!」
「この子ギター君の子だからね!」
「この子ドラムの子、血液型があわないって夫に言われるの!」
「この子もボーカルの子、ちょっとぉ中に出すのは私だけって言ってたじゃない!」
「なによ!私だって」
「痛い!」
……………………………………



不協和音が鳴り響く中、意識は揺らぎ、遠巻きにこっちを見ているたくさんの中学生がやけにはっきり見えた。その光景を見た奴らはぞっとした。そこには奴らがいた。何組も何組も若い頃の奴らがいた。年老いた奴らは一斉に駆け出し、逃げ出した。
奴らはひっそりと解散した。





カムバックは道連れってなんか響き良いですよね。人を殺せばポリバケツ、みたいな。意味は無いよ。ちなみにこの話あれよ、耳なし芳一の世界観に置き換えてね。ほら観客が幽霊で子供は水子の霊で。でまあ殺されちゃうって話。もしくはメンバーがさ、気付いてないけど死んでてさ。あの世で再結成してたっていう設定の話。え?相当無理がある?うん、知ってる。知ってる。だがしかし!……………読者もおれの妄想と道連れさ……………
































いや、なんもないよ。ごめんなさい。