微笑シリーズ。罪悪感でいっぱい。の続き。
『普段第一ボタンあけてる学ランのカラーホックまでしっかりとめてね。友達なんか第一ボタン取れて無かったから一番下のボタンを第一ボタンに付け替えてまでさ(笑)』
「もうなんなんだよ」
『服装に厳しいと聞いていたからね(笑)』
「二回目!」
『館内から退場する時、通路に当時全日所属だったレスラーの人達が並んでて、その中に小橋建太もいた。そしておれは小橋建太と目があったんだ』
「またあったんだ」
『あの娘おれにホレてんじゃねえかって』
「あああああ!?怒られろ!お前は一回怒られろ!」
『いや、おれにまとわりついてる性でこんなんになっちゃったけど、これは強い思い出なんだよ。伊集院光氏に友人がサインを頼んだけど見事に断られたのを偶然目撃した、というへんてこな思い出よりも強くて大切な青春の思い出。急に思い出しちゃってさ。長くなっちゃった。終わり』
「終わるのかよ。草なぎ君の話はどうなった?」『ああ、29日のいいひと、もとい、いいともに出るんだろ?』
「うわ、抜け殻じゃん。抜け殻のボケだよそれ」
『肉の日に出るねって話』
「そんな軽い話だったのかよ」
『うん。裸一貫からやり直します的なさ。うふふ』
「抜け殻!」
終わり。大切な思い出はとてももろくて淡くて、大切にしないと崩れてしまうからみんなは大切にしない といけないよ。おれは自分を止められなかったよ。
「もうなんなんだよ」
『服装に厳しいと聞いていたからね(笑)』
「二回目!」
『館内から退場する時、通路に当時全日所属だったレスラーの人達が並んでて、その中に小橋建太もいた。そしておれは小橋建太と目があったんだ』
「またあったんだ」
『あの娘おれにホレてんじゃねえかって』
「あああああ!?怒られろ!お前は一回怒られろ!」
『いや、おれにまとわりついてる性でこんなんになっちゃったけど、これは強い思い出なんだよ。伊集院光氏に友人がサインを頼んだけど見事に断られたのを偶然目撃した、というへんてこな思い出よりも強くて大切な青春の思い出。急に思い出しちゃってさ。長くなっちゃった。終わり』
「終わるのかよ。草なぎ君の話はどうなった?」『ああ、29日のいいひと、もとい、いいともに出るんだろ?』
「うわ、抜け殻じゃん。抜け殻のボケだよそれ」
『肉の日に出るねって話』
「そんな軽い話だったのかよ」
『うん。裸一貫からやり直します的なさ。うふふ』
「抜け殻!」
終わり。大切な思い出はとてももろくて淡くて、大切にしないと崩れてしまうからみんなは大切にしない といけないよ。おれは自分を止められなかったよ。
微笑シリーズ。罪悪感でいっぱい。
『おれの周りで夫婦道を見てる奴はおれ一人なんだ』
「TBSの新ドラマね。武田鉄矢主演の」
『おもしろいのに。金八キャストでさ』
「だから見ないって人もいるかもな。高畑淳子と夫婦だから。保健の先生と夫婦になってるわけだから」
『そんなこと気にしてたら、金八先生はハンガー振り回すプロゴルファー刑事教師だぜ?』
「金八と織部金次郎と刑事物語がごっちゃになってるんだな、と」
『金八もそうだけど、おれ武田鉄矢主演のドラマの教訓とか説教臭い部分が嫌いなんだ』
「え?金八好きじゃんお前」
『好きだよ』
「金八なんて教訓と説教のかたまりだろ?」
『おれはあれアクションとして見てるから』
「は?」
『喧嘩のシーンを楽しみに見てるから』
「ろくでもない見方だろそれ」
『説教シーンなんて背中の産毛が逆立ちながらさ。もう恥ずかしくて見てらんないぐらい』
「謝れ!いろんな人にごめんなさいしろ」
『実はアクションシーンもいい加減でさ。全然リアルじゃない。別にリアルじゃなくてもいいけど、特に最近のは迫力が全くない。第一さ、番長がひょろひょろなんだ。クラスのヒエラルキーの中で番長と悪いやつのトップは同じ人物じゃなくてもいいんだけどさ。あれは全然リアルじゃない。そんな奴らがもみ合ってさ。これも見てるだけで背中の産毛が逆立つほど、うわああああって恥ずかしくなってくる』
「逆立ちやすい産毛だな!じゃあ見なけりゃいいだろ」
『そこがいいんだよ。恥ずかしさがたまらない』
「そんな見方してる奴お前しかいねえよ」
『金八の何が駄目って』
「駄目扱いになっちゃったよ」
『基本的にB組しか物語に登場しないとこだよね』
「三年B組金八先生なんだから当たり前だろ」
『他のクラスはなんかお邪魔虫みたいな扱いなんだよ。そこが気に食わないね。ほらおれ中学3年の時A組だったから』
「だったからって何だよ!知らねえよんなこと」
『金八先生にA組の生徒役で出演するのがおれの夢かな』
「知らねえって!四捨五入したら30の奴が生徒役って時既に遅しだよ!」
『叶わぬ夢は無い』
「ある!」
『なんでだよ!いけるだろ!』
「おっさんが中学の生徒役ってありえないだろ!」
『B組の生徒じゃないぜ?』
「A組でもだよ!A組だけおっさんだらけの中学なのかよ桜中学は!」
『A組の出席番号15番の奴なんてどうせ画面には映らねえんだからバレやしねえよ!』
「映る気なかったのかよ!」
『ねえよ!』
「じゃあいいよ!叶うよ!」
『だろ!?』
「うん!叶うよ!叶っちまえよ!お幸せに!」
『はい!』
「はい!」
『…ま、突き詰めるとおれが足立区出身だから強制的に見ざるをえない状態なんだけどね』
「誰に強制されてんだ誰に」
『そんなことより夫婦道。夫婦道は基本金八キャストなのに金曜でも木曜でもなく水曜日に放送なんだ。そんなのありかよ』
「ありかよって言われても局の都合だとしか言えないけど」
『おれ2話目見逃しちゃったんだよ』
「ああ、木曜放送だと勘違いしてて?」
『いや、自慰を表明してて』
「くだらねえこと言ってんじゃねえよ」
『水曜9時は自慰と決めてるから』
「じゃあ毎週見れねえな!よく2話目以外見れたよ!」
『ちょっと自慰の時間を早めてね』
「じゃあ2話目を見逃すなって話だろ!?」
『いや、あの日は夫婦道を木曜放送だと勘違いしてて』
「最初から素直に勘違いしててって言えよ!めんどくせえな!」
『しかし、おれ月水金と自慰を表明してますから』
「だからなんなんだよ」
『ま、火木土と表明を撤回してるんですけど』
「だからなんなんだよって。夫婦道はどうした?」
『どうしたもこうしたも、話は自慰に移ってますから』
「ああそうなんだ…じゃあ表明を撤回ってなんだよ」
『自慰を撤回してますたーべーしょんに戻ります』
「おんなじだよ!結局毎日やってんじゃねえか!あ、日曜日が残ってるか」
『日曜日は安息日ですから。働いてはいけないと神に誓った日ですから』
「働いてはいけないって自慰が仕事扱いなのかよ」
『汁男優ですからね』
「違うだろ!あれなら確かに仕事だが。しかしおなにーとはまた違うだろ」
『とにかく日曜日は安息日ですから。一週間の激務からくる疲れを癒やします』
「激務って、やるやらないは己の勝手だけどな」
『毎日の激務で、エロに対して疲れてるんですよ。こんな時はたとえお気に入りのエロネタでもたたないもんです』
「まあなあ。エロに対して食傷気味になることはあるな」
『そうです。そんなとき、そんなときって言っても決まって日曜日なんですけど』
「知ってるよ!」
『そんなときはあえて安いエロDVDでぬくんです』
「やってんじゃねえかよ!やらないんじゃねのか!?安息日だからなんだと」
『あえてレベルの低いエロネタでぬきたい時ってあるじゃないですか』
「あるけども!それとこれとは話が別だろ」
『話が別?はて。安いエロで息子をしごく日、略して?』
「答えたくねえ!」
『そうです。1日を台無しにする日です』
「なんだそれ!安息日じゃねえのかよ!」
『ふふん』
「答えちまったああぁ!って!?答えちまったああぁって!?なにそのしてやったり顔!むかつくわ。大体おなにー自体が安息日を決めた宗教では駄目なのに、そんな安息日、神への冒涜にもほどがあるぞ!」
『わたしロックンローラーですから』
「違うだろ」
『精神はロックンローラーですから』
「精神はって、そんなのありかよ」
『たまにこんなこと言う人いるけど、それは違うと思う』
「じゃあ駄目じゃねえか」
『ま、永遠の反逆児なんですよ。狂った酔獣なんです。権威に敵対する者なんです。右を向けと言われれば、逆に素直に左を向くのもしゃくだから結局動けずじまい。ただただ呆然と立ち尽くす』
「それは反逆というよりも、言葉が理解できない子なんじゃないか?」
『やれと言われたことはしないでやるなと言われたことをする。おもちゃ片づけろと言われても片づけない。好き嫌いするなと言われても頑なに嫌いなものに箸をつけない。そんな風に生きてきました』
「ただのずぼらでめんどくせえ子供だろそれ」
『だから部屋が超汚い』
「掃除ぐらいしろ!」
『掃除はお手伝いさんがしてくれるから』
「金持ちか!何がロックンローラーだよ!」
『働けと言われても働かない』
「働けよ!ニートじゃねえか!」
『親のすねがまた立派なすねで』
「やっぱり金持ちかよ!反逆児でもなんでもねえな!親の庇護の下のうのうとまあ」
『反逆にも反逆してますからね。逆反逆児ですから』
「だったら掃除ぐらいしろお!」
『ところで今話題の反逆児といえば、やっぱり元メンバーをおいて他にいないでしょう』
「草なぎ君のことか?まだというか、元メンバーにはなってないぞ」
『サイキック青年団の元メンバー』
「そっちかあ。そっちね。北野誠ね。あれは確かに元メンバーになるのかな」
『まあ今から草なぎ君のこと話すんですけど』
「とんだとばっちりだよ」
『わたしも消されたくないですからね』
「消されねえよこんな社会的影響力ゼロのブログ。ていうかこんなブログだからある程度好き勝手言えるんじゃねえか?反逆児なら反逆しとけよ」
『そんなこと言いますけど、万が一名誉毀損で訴えられたら大変じゃないですか』
「現実的!」
『該当記事を削除しろ、みたいな警告もなしにいきなり訴えられたら大変じゃないですか』
「警告されたら消す気まんまんなんだ」
『消すって。当たり前だろ』
「ああ、そうか。こいつ反逆児じゃねえんだった」
『ペンは剣より強くなんかねえんですよ。あんなのは欺瞞でね。バカの振るう剣にペンで立ち向かえるわけねえんですよ』
「そうですか」
『でも歌は世界に広がる力となる』
「めんどくせえな!ロックンローラー押しはやめろ!好きな人に嫌われるぞ!」
『…ま、バーニングって言われても芸能界と縁遠いわたしにはプロレス関係のことしか思いつきません。はっ、北野誠の一件の黒幕は…志賀!?』
「なんで志賀だよ。あの人はパンチパーマだけど、いい人だって評判のレスラーだろ」
『いい人でも、全裸になったり』
「いい人って言ったおれが悪かったよ!それにプロレスで黒幕なら馳先生だろうによ」
『今思い出したけど、小橋建太の必殺技にバーニングハンマーってあるだろ。あれさ、昔プロレス必殺技名鑑みたいな本の著者がさ、「ハンマーとつくプロレス技は基本的に腕から繰り出す打撃技であり、頭から落とす投げ技であるバーニングハンマーにはバーニングドライバーと名付けるのが正しい」みたいなこと書いてあったんだけど、バーニングハンマーって知ってる人にはわかるけど、相手を自分の両肩の上に背骨が弓なりになるようにしてかつぎ上げて、いわゆるアルゼンチンバックブリーカーの形から横に倒れるようにして相手の頭から落とす技じゃん。その形と動きがとんかちみたいだからハンマーなんだろって。なんつうかさ、木を見て森を見ずというか、知識に絡めとられるってイヤだなって思ったっていう思い出を思い出した』
「はあ、で?」
『あ、小橋建太といえばおれの人生小橋建太にどれほど救われ続けてることか。別に直接ご本人に何かアクションしたわけじゃないんだけど。そうだなあ、おれ小橋建太に2回接近する機会があって、少ないなと思われるかもしれないけど、おれは好きな有名人とは距離を置くタイプだから。そのひとつは出版記念サイン会。神保町の書泉ブックマートでその日小橋著作の本を買うと先着何名かに後で店内で行われるサイン会の整理券くれるっつうんでさ。友達と一緒に行ったんだけど、寝坊して整理券貰えなかったんだ。それでもせっかく来たんだから一目本人を見ようと店内で待ってた。そして小橋建太本人が来てサイン会が始まったんだ。おれ達はサインを貰う列からそれた場所にいて小橋を見てた。でけえなあとか思ってたら小橋と目があった。別に整理券貰えなかったことアピールしてたわけじゃないけど、おれは手に買ったばかりの著作を持ってたから、向こうも気になったんだろうね。うん』
「おう、そんでそんで」
『え?目があったことに満足したからサイン会の途中で帰ったよ』
「は?なんもねえんだ。なんも」
『整理券とれなかったわけだから。しかも寝坊で』
「いや、ま、そうだけど、なんかあると思うじゃん。小橋かおまけでサインくれたとか」
『おれ達が寝坊したのが悪いんであって、おれ達が本にサインしてもらったらせっかくの休みの日に早起きして整理券もらった人達に悪いだろ。ルールなんだから』
「まあ、そうだな。うん。そうだな」
『でまあそれが一回目の接近。二回目は忘れもしない、馬場さんの、あ、馬場って言っても馬場とものり君のことじゃなくて、ジャイアント馬場さんな』
「おれ馬場とものり君知らないから。お前の中に馬場で2択が存在したことの方に驚きだ」
『馬場さんの死去に伴い催された武道館でのお別れ会におれ達は向かったんだ。土曜日。部活を休んでさ。学校終わりで向かった。学ランのカラーまでピシッととめてね。馬場さんは服装に厳しいと聞いてたから』
「この話は一体なんなんだ?」
『葬列、といっていいのかどうか。武道館にはたくさんの人がお別れをする為に列をなしていた。その中にはプロレスラーもいてさ。おれが見たのはカイエンタイの人達とターザン後藤。でもさ、プロレスファンが集まってんのに、そもそもあそこにカイエンタイの人達がいるって教えてくれたのは前に列んでたおっさんだったんだけど、そんなプロレスファンだらけの中にプロレスラーがいるのに誰一人として彼等に群がったりする人はいなかった。本当にいないっつったらわからないけど、少なくともおれが認識してる間はいなかった。みんなそんなウキウキ気分じゃなかったんだろうね。正直おれ達はウキウキ気分もあったんだけど(笑)』
「(笑)出ちゃった。おれどうすればいいの?」
『武道館の館内に入って、九段下の駅をおりて坂道をってこれじゃあの歌だね(笑)』
「また!?」
『坂道の途中で買った花束を遺影が置かれたリングの中に投げいれた』
続く
「TBSの新ドラマね。武田鉄矢主演の」
『おもしろいのに。金八キャストでさ』
「だから見ないって人もいるかもな。高畑淳子と夫婦だから。保健の先生と夫婦になってるわけだから」
『そんなこと気にしてたら、金八先生はハンガー振り回すプロゴルファー刑事教師だぜ?』
「金八と織部金次郎と刑事物語がごっちゃになってるんだな、と」
『金八もそうだけど、おれ武田鉄矢主演のドラマの教訓とか説教臭い部分が嫌いなんだ』
「え?金八好きじゃんお前」
『好きだよ』
「金八なんて教訓と説教のかたまりだろ?」
『おれはあれアクションとして見てるから』
「は?」
『喧嘩のシーンを楽しみに見てるから』
「ろくでもない見方だろそれ」
『説教シーンなんて背中の産毛が逆立ちながらさ。もう恥ずかしくて見てらんないぐらい』
「謝れ!いろんな人にごめんなさいしろ」
『実はアクションシーンもいい加減でさ。全然リアルじゃない。別にリアルじゃなくてもいいけど、特に最近のは迫力が全くない。第一さ、番長がひょろひょろなんだ。クラスのヒエラルキーの中で番長と悪いやつのトップは同じ人物じゃなくてもいいんだけどさ。あれは全然リアルじゃない。そんな奴らがもみ合ってさ。これも見てるだけで背中の産毛が逆立つほど、うわああああって恥ずかしくなってくる』
「逆立ちやすい産毛だな!じゃあ見なけりゃいいだろ」
『そこがいいんだよ。恥ずかしさがたまらない』
「そんな見方してる奴お前しかいねえよ」
『金八の何が駄目って』
「駄目扱いになっちゃったよ」
『基本的にB組しか物語に登場しないとこだよね』
「三年B組金八先生なんだから当たり前だろ」
『他のクラスはなんかお邪魔虫みたいな扱いなんだよ。そこが気に食わないね。ほらおれ中学3年の時A組だったから』
「だったからって何だよ!知らねえよんなこと」
『金八先生にA組の生徒役で出演するのがおれの夢かな』
「知らねえって!四捨五入したら30の奴が生徒役って時既に遅しだよ!」
『叶わぬ夢は無い』
「ある!」
『なんでだよ!いけるだろ!』
「おっさんが中学の生徒役ってありえないだろ!」
『B組の生徒じゃないぜ?』
「A組でもだよ!A組だけおっさんだらけの中学なのかよ桜中学は!」
『A組の出席番号15番の奴なんてどうせ画面には映らねえんだからバレやしねえよ!』
「映る気なかったのかよ!」
『ねえよ!』
「じゃあいいよ!叶うよ!」
『だろ!?』
「うん!叶うよ!叶っちまえよ!お幸せに!」
『はい!』
「はい!」
『…ま、突き詰めるとおれが足立区出身だから強制的に見ざるをえない状態なんだけどね』
「誰に強制されてんだ誰に」
『そんなことより夫婦道。夫婦道は基本金八キャストなのに金曜でも木曜でもなく水曜日に放送なんだ。そんなのありかよ』
「ありかよって言われても局の都合だとしか言えないけど」
『おれ2話目見逃しちゃったんだよ』
「ああ、木曜放送だと勘違いしてて?」
『いや、自慰を表明してて』
「くだらねえこと言ってんじゃねえよ」
『水曜9時は自慰と決めてるから』
「じゃあ毎週見れねえな!よく2話目以外見れたよ!」
『ちょっと自慰の時間を早めてね』
「じゃあ2話目を見逃すなって話だろ!?」
『いや、あの日は夫婦道を木曜放送だと勘違いしてて』
「最初から素直に勘違いしててって言えよ!めんどくせえな!」
『しかし、おれ月水金と自慰を表明してますから』
「だからなんなんだよ」
『ま、火木土と表明を撤回してるんですけど』
「だからなんなんだよって。夫婦道はどうした?」
『どうしたもこうしたも、話は自慰に移ってますから』
「ああそうなんだ…じゃあ表明を撤回ってなんだよ」
『自慰を撤回してますたーべーしょんに戻ります』
「おんなじだよ!結局毎日やってんじゃねえか!あ、日曜日が残ってるか」
『日曜日は安息日ですから。働いてはいけないと神に誓った日ですから』
「働いてはいけないって自慰が仕事扱いなのかよ」
『汁男優ですからね』
「違うだろ!あれなら確かに仕事だが。しかしおなにーとはまた違うだろ」
『とにかく日曜日は安息日ですから。一週間の激務からくる疲れを癒やします』
「激務って、やるやらないは己の勝手だけどな」
『毎日の激務で、エロに対して疲れてるんですよ。こんな時はたとえお気に入りのエロネタでもたたないもんです』
「まあなあ。エロに対して食傷気味になることはあるな」
『そうです。そんなとき、そんなときって言っても決まって日曜日なんですけど』
「知ってるよ!」
『そんなときはあえて安いエロDVDでぬくんです』
「やってんじゃねえかよ!やらないんじゃねのか!?安息日だからなんだと」
『あえてレベルの低いエロネタでぬきたい時ってあるじゃないですか』
「あるけども!それとこれとは話が別だろ」
『話が別?はて。安いエロで息子をしごく日、略して?』
「答えたくねえ!」
『そうです。1日を台無しにする日です』
「なんだそれ!安息日じゃねえのかよ!」
『ふふん』
「答えちまったああぁ!って!?答えちまったああぁって!?なにそのしてやったり顔!むかつくわ。大体おなにー自体が安息日を決めた宗教では駄目なのに、そんな安息日、神への冒涜にもほどがあるぞ!」
『わたしロックンローラーですから』
「違うだろ」
『精神はロックンローラーですから』
「精神はって、そんなのありかよ」
『たまにこんなこと言う人いるけど、それは違うと思う』
「じゃあ駄目じゃねえか」
『ま、永遠の反逆児なんですよ。狂った酔獣なんです。権威に敵対する者なんです。右を向けと言われれば、逆に素直に左を向くのもしゃくだから結局動けずじまい。ただただ呆然と立ち尽くす』
「それは反逆というよりも、言葉が理解できない子なんじゃないか?」
『やれと言われたことはしないでやるなと言われたことをする。おもちゃ片づけろと言われても片づけない。好き嫌いするなと言われても頑なに嫌いなものに箸をつけない。そんな風に生きてきました』
「ただのずぼらでめんどくせえ子供だろそれ」
『だから部屋が超汚い』
「掃除ぐらいしろ!」
『掃除はお手伝いさんがしてくれるから』
「金持ちか!何がロックンローラーだよ!」
『働けと言われても働かない』
「働けよ!ニートじゃねえか!」
『親のすねがまた立派なすねで』
「やっぱり金持ちかよ!反逆児でもなんでもねえな!親の庇護の下のうのうとまあ」
『反逆にも反逆してますからね。逆反逆児ですから』
「だったら掃除ぐらいしろお!」
『ところで今話題の反逆児といえば、やっぱり元メンバーをおいて他にいないでしょう』
「草なぎ君のことか?まだというか、元メンバーにはなってないぞ」
『サイキック青年団の元メンバー』
「そっちかあ。そっちね。北野誠ね。あれは確かに元メンバーになるのかな」
『まあ今から草なぎ君のこと話すんですけど』
「とんだとばっちりだよ」
『わたしも消されたくないですからね』
「消されねえよこんな社会的影響力ゼロのブログ。ていうかこんなブログだからある程度好き勝手言えるんじゃねえか?反逆児なら反逆しとけよ」
『そんなこと言いますけど、万が一名誉毀損で訴えられたら大変じゃないですか』
「現実的!」
『該当記事を削除しろ、みたいな警告もなしにいきなり訴えられたら大変じゃないですか』
「警告されたら消す気まんまんなんだ」
『消すって。当たり前だろ』
「ああ、そうか。こいつ反逆児じゃねえんだった」
『ペンは剣より強くなんかねえんですよ。あんなのは欺瞞でね。バカの振るう剣にペンで立ち向かえるわけねえんですよ』
「そうですか」
『でも歌は世界に広がる力となる』
「めんどくせえな!ロックンローラー押しはやめろ!好きな人に嫌われるぞ!」
『…ま、バーニングって言われても芸能界と縁遠いわたしにはプロレス関係のことしか思いつきません。はっ、北野誠の一件の黒幕は…志賀!?』
「なんで志賀だよ。あの人はパンチパーマだけど、いい人だって評判のレスラーだろ」
『いい人でも、全裸になったり』
「いい人って言ったおれが悪かったよ!それにプロレスで黒幕なら馳先生だろうによ」
『今思い出したけど、小橋建太の必殺技にバーニングハンマーってあるだろ。あれさ、昔プロレス必殺技名鑑みたいな本の著者がさ、「ハンマーとつくプロレス技は基本的に腕から繰り出す打撃技であり、頭から落とす投げ技であるバーニングハンマーにはバーニングドライバーと名付けるのが正しい」みたいなこと書いてあったんだけど、バーニングハンマーって知ってる人にはわかるけど、相手を自分の両肩の上に背骨が弓なりになるようにしてかつぎ上げて、いわゆるアルゼンチンバックブリーカーの形から横に倒れるようにして相手の頭から落とす技じゃん。その形と動きがとんかちみたいだからハンマーなんだろって。なんつうかさ、木を見て森を見ずというか、知識に絡めとられるってイヤだなって思ったっていう思い出を思い出した』
「はあ、で?」
『あ、小橋建太といえばおれの人生小橋建太にどれほど救われ続けてることか。別に直接ご本人に何かアクションしたわけじゃないんだけど。そうだなあ、おれ小橋建太に2回接近する機会があって、少ないなと思われるかもしれないけど、おれは好きな有名人とは距離を置くタイプだから。そのひとつは出版記念サイン会。神保町の書泉ブックマートでその日小橋著作の本を買うと先着何名かに後で店内で行われるサイン会の整理券くれるっつうんでさ。友達と一緒に行ったんだけど、寝坊して整理券貰えなかったんだ。それでもせっかく来たんだから一目本人を見ようと店内で待ってた。そして小橋建太本人が来てサイン会が始まったんだ。おれ達はサインを貰う列からそれた場所にいて小橋を見てた。でけえなあとか思ってたら小橋と目があった。別に整理券貰えなかったことアピールしてたわけじゃないけど、おれは手に買ったばかりの著作を持ってたから、向こうも気になったんだろうね。うん』
「おう、そんでそんで」
『え?目があったことに満足したからサイン会の途中で帰ったよ』
「は?なんもねえんだ。なんも」
『整理券とれなかったわけだから。しかも寝坊で』
「いや、ま、そうだけど、なんかあると思うじゃん。小橋かおまけでサインくれたとか」
『おれ達が寝坊したのが悪いんであって、おれ達が本にサインしてもらったらせっかくの休みの日に早起きして整理券もらった人達に悪いだろ。ルールなんだから』
「まあ、そうだな。うん。そうだな」
『でまあそれが一回目の接近。二回目は忘れもしない、馬場さんの、あ、馬場って言っても馬場とものり君のことじゃなくて、ジャイアント馬場さんな』
「おれ馬場とものり君知らないから。お前の中に馬場で2択が存在したことの方に驚きだ」
『馬場さんの死去に伴い催された武道館でのお別れ会におれ達は向かったんだ。土曜日。部活を休んでさ。学校終わりで向かった。学ランのカラーまでピシッととめてね。馬場さんは服装に厳しいと聞いてたから』
「この話は一体なんなんだ?」
『葬列、といっていいのかどうか。武道館にはたくさんの人がお別れをする為に列をなしていた。その中にはプロレスラーもいてさ。おれが見たのはカイエンタイの人達とターザン後藤。でもさ、プロレスファンが集まってんのに、そもそもあそこにカイエンタイの人達がいるって教えてくれたのは前に列んでたおっさんだったんだけど、そんなプロレスファンだらけの中にプロレスラーがいるのに誰一人として彼等に群がったりする人はいなかった。本当にいないっつったらわからないけど、少なくともおれが認識してる間はいなかった。みんなそんなウキウキ気分じゃなかったんだろうね。正直おれ達はウキウキ気分もあったんだけど(笑)』
「(笑)出ちゃった。おれどうすればいいの?」
『武道館の館内に入って、九段下の駅をおりて坂道をってこれじゃあの歌だね(笑)』
「また!?」
『坂道の途中で買った花束を遺影が置かれたリングの中に投げいれた』
続く
セックスと嘘とヘッドロック
おれは頭痛持ち。しょっちゅう痛くなる。普段はアスピリン系のお薬を飲んで効くのを待つのだが、効くまでの間が最高にうざい。それに薬を持ち合わせていないケースもある。
そんなとき、おれはイメージすることにより乗り切る。何をイメージするのかというと、まずむき出した脳みそを清らかにせせらぐ高原の澄み切った小川に沈める。そしてずきんずきんと痛む脳みその血管その隅々まで清流を行き渡らせ、川の流れと共に痛みを洗い流すイメージ。おれの頭痛と血圧とが関係あんのかしらんが、すうぅっと痛みが引いていく。ただ外でこれをやる場合、イメージするには集中を要す為、必然的に集中する場所がトイレの個室になる。これが難点だ。おれはトイレに向かうと無意識に女子トイレへ入るので、普段なら気をつけてトイレを出るのだが、なんせこっちの脳みそは高原の彼方、おれの隣では虫がしゃーしゃー鳴いてる、頭痛も和らぎ、うふふあははとナチュラルハイで個室を出れば、盗撮犯の出来上がり…そうですわたすはへんな……うふふふ、あははは。おれがいかれてるのは頭がいてえだけなんです。
そんなとき、おれはイメージすることにより乗り切る。何をイメージするのかというと、まずむき出した脳みそを清らかにせせらぐ高原の澄み切った小川に沈める。そしてずきんずきんと痛む脳みその血管その隅々まで清流を行き渡らせ、川の流れと共に痛みを洗い流すイメージ。おれの頭痛と血圧とが関係あんのかしらんが、すうぅっと痛みが引いていく。ただ外でこれをやる場合、イメージするには集中を要す為、必然的に集中する場所がトイレの個室になる。これが難点だ。おれはトイレに向かうと無意識に女子トイレへ入るので、普段なら気をつけてトイレを出るのだが、なんせこっちの脳みそは高原の彼方、おれの隣では虫がしゃーしゃー鳴いてる、頭痛も和らぎ、うふふあははとナチュラルハイで個室を出れば、盗撮犯の出来上がり…そうですわたすはへんな……うふふふ、あははは。おれがいかれてるのは頭がいてえだけなんです。
最近
最近金縛りがハンパない。きっと季節のせい。うん、おれのおじいちゃんが死んだの5月なんだ。おれのおじいちゃんがヤドクガエルの毒が塗り付けられたAK47の凶弾に倒れたのは………どうしようもねえな。おれおじいちゃんが嫌いだったから、多分おれをくびり殺そうとはるばる地獄からやってきてると思うんだ。は~るばる来たぜ孫の上ってやつですね。ははは。
季節のせいってのはこの暑かったり、夏寝床だと寒かったりする寒暖のせいってことですよね?ですよね?そうですよねおれ?はいそうですはい。
毛布をはいでは起き、まとっては起き。もともと睡眠が不規則なおれはまんまと金縛りにあう。金縛りになって、まさしく“金”縛り的に体が金属になって微弱な電流通ってる、みたいな感じになって動けない。おれはそんな時決まって「もふう」とうなり声を上げながら痺れる体に鞭を振り全力で寝返りをうつんだ。そして動けたことに安心してまた寝苦しさの中に戻る。そんなイベントが毎日。おれの人生に用意されてるアトラクションに異議ありだよ。しかし不満ばかり言ってても人生不満だらけになることにおれは最近気がついたんだ。だからなんとか金縛りと夢精を結びつけたい。楽しくいきたい。髪が長くて足のないやたら色白な幽霊(夢現実)にまたがれたい。幽霊なんか信じちゃいないけど、もしいるのなら、もういっそ本物でもいい。ろくろみたく回して欲しい。ただおれは夢でうまくいった試しがない。こんな場合もきっと美人幽霊さんじゃなくて、ゲートル巻いた兵隊さんとか、ふぇらはしても決して柿だけは食わない落ち武者に騎乗スタイルで腰を振られるんだと思う。そうそう、あと内館ま……………さようなら。
季節のせいってのはこの暑かったり、夏寝床だと寒かったりする寒暖のせいってことですよね?ですよね?そうですよねおれ?はいそうですはい。
毛布をはいでは起き、まとっては起き。もともと睡眠が不規則なおれはまんまと金縛りにあう。金縛りになって、まさしく“金”縛り的に体が金属になって微弱な電流通ってる、みたいな感じになって動けない。おれはそんな時決まって「もふう」とうなり声を上げながら痺れる体に鞭を振り全力で寝返りをうつんだ。そして動けたことに安心してまた寝苦しさの中に戻る。そんなイベントが毎日。おれの人生に用意されてるアトラクションに異議ありだよ。しかし不満ばかり言ってても人生不満だらけになることにおれは最近気がついたんだ。だからなんとか金縛りと夢精を結びつけたい。楽しくいきたい。髪が長くて足のないやたら色白な幽霊(夢現実)にまたがれたい。幽霊なんか信じちゃいないけど、もしいるのなら、もういっそ本物でもいい。ろくろみたく回して欲しい。ただおれは夢でうまくいった試しがない。こんな場合もきっと美人幽霊さんじゃなくて、ゲートル巻いた兵隊さんとか、ふぇらはしても決して柿だけは食わない落ち武者に騎乗スタイルで腰を振られるんだと思う。そうそう、あと内館ま……………さようなら。
微笑シリーズ。タクシーという定番を試して大失敗。
そもそも短くしなきゃ駄目だよな。タクシーは。
『はい、どちらまで』
「ええっと、とりあえず大通りに出てください」
『そんな、道路はビールじゃねえんだから』
「いや、それを言うなら、タクシーは居酒屋じゃねえんだから、じゃないか?ま、じゃあ、大通りを上野方面に行ってください」
『はいはい』
「投げやり!?…なんか変な運転手だなぁ」
『右折します』
「え?まだ大通り出てないけど?」
『まあまあ』
「はあ、なんか裏道かな。上野方面に早くつくとか。だったら優しい運転手さんだなぁ」
『右折します』
「ふーん。あそこから上野に行くにはこう行くんだ」
『右折します』
「え?お、おい」
『右折します』
「おい!一回転!一回転だよ!一回転だよな!?元来た道に戻ってるだろ!」
『あ、わかります?』
「わかるよ!ほらおれそこで乗り込んだ!なんでだよ!」
『はい?』
「なんで右折で回ったんだよ!」
『ああ、ははは、ちょっとぼったくろうと思いつきましてね』
「あからさま!?そりゃ人間だから思いつきもするだろうけど思いついても実行するな!堂々と告白なされてまあ」
『ごめんなさい』
「ごめんなさいで済んだら警察いらねえんだよ!?」
『え?いや、告白の方はちょっとごめんなさいと』
「おれお前に愛の告白なんてしてねえよ!」
『あ、いきなり大きいの出されても、わたし愛のお釣りは払えませんから』
「わざわざタクシー風に言い直さなくていいんだよ!」
『いや、ピザの宅配ギャグですけど』
「小銭ぐらい用意してるだろピザは!なんでタクシードライバーがわざわざピザ屋のギャグを言わなきゃいけないんだよ!」
『言っちゃいけないんですか?わたしだってピザぐらい食べますよ』
「だけど!だけどだよ!」
『ああ、ピザだけどピザじゃなかったと』
「トトロのさつき!?夢だけど夢じゃなかった!?」
『トトロだけにピザはトロトロチーズだと』
「知らねえよ!」
『トッピングでトトロの肉を』
「イヤだよ!生態のよくわかってない獣の肉なんて食いたくねえよ!」
『しかし、あのカップードルに』
「カップヌードルな。ヌが抜けてんだよ」
『ああ、わたし昔からヌが抜けてると言われましてね』
「それは、ま、な。間が抜けてるだろ」
『はいはい』
「ああ!?」
『あのカップヌードルにのってた謎の肉、あれプードルの肉ですからね』
「トトロからプードルにシフトした!?そんなわけないだろ」
『最近変わったでしょ?あれね、乱獲によりトトロの生息数が減っちゃったかららしいですよ』
「だから、あの肉はプードルのなのかトトロのなのか統一しろよ!」
『なるほど、トトロとプードル、足して2でわると内館牧子であると』
「はあ!?確かになんか足して2で割ったら内館さんぽいかもしれないけど、だったらあの肉内館牧子さんの肉になっちゃうだろ!」
『内館さんの心臓の』
「やめなさいやめなさい」
『いや、近年内館さんから取れる肉もなくなってきちゃって、ついに心臓にまで手をだした』
「あの手術にはそんな秘密が!?ってやめとけ!」
『結局取り出し心臓も朝青龍が食べちゃったらしいですけどね』
「ちゃんちゃんってこら」
『ははは、なんかわたし気分がよくなってきたなぁ。じゃあもう一回右折で回りますか』
「なんでだよ!おれの気分を鑑みろよ!ぼったくんな!」
『たかだか数百円が払えないと?』
「払えるけど!払える能力を有してるけど!ぼったくりの分は払わねえからな!」
『お客さん、わたし共タクシー業界ももう大不況なんですよ。その数百円でわたしのレンタルビデオ代がまかなえると思ってひとつ』
「子供の飯代とか言われたら多少逡巡したけどそんなこと言われたら余計払いたくなくなったわ」
『そんな殺生な』
「おれそんなに悪人か!?日本の法律はお前を裁くぞ!」
『どうしても観たいDVDが、一生に一度は観ておかなくてはならないDVDがあるんですよ』
「だからどうした!なんでおれがその代金をまかなわなくちゃいけないんだよ!」
『そう言いますけどお客さん、そのDVDってのはトトロなんですよ』
「観たことなかったのかよ!」
『大通りを上野方面ですね』
「続くんだ」
『まだ目的地に着いてませんからね』
「まじめか!別に着くまで続けなくちゃいけないって決まりはないんだけどな。むしろ目的地に着かないからおもしろいんだろ?」
『タクシーコントで目的地にたどり着かない人達は今もまだずっとタクシーに乗ってるんですよ』
「乗ってねえよ!ちょっと怖いわ!」
『乗ってる間笑いのメーターは無慈悲に上がり続けるから、もうペイ出来なくなって乗り続けるしかないんですよ』
「意味わかんねえよ」
『私達も早く笑いの目的地にたどり着かないと、このまま一生タクシーに乗り続けないといけない』
「だから怖いよそれ。笑いを抜かせばちょっとした都市伝説だよ」
『都市伝説があるなら田舎現実っていうのも…あ、ほら、メーターが上がった』
「お前のせいだろ!お前がわけわかんないこと言うから!」
『夜歩いていると、後ろから足音がする。どんなに歩いても走ってもついてくる。ストーカーか変質者だと思い勇気を振り絞って後ろを振り返ると脱走した田所さんちの牛だった。それが田舎現実。あ、メーターが』
「もう払える限界を突破してるんじゃないか!?」
『…おれ達は一体どこに行くのでしょうか』
「…さようなら」
終わり。本当は上野動物園~パンダ~トトロを経由して白黒珍子落ちだった。白黒珍子ってなんだよな。パンダの目みたいなほくろがあるって話だったんだけど。あと「はいはい」で思いついたやつっていうか本来なら主軸に据えようとしたやつがあるのだけど、それはまた別のお話にしようと思った。いずれ登場することでしょう。だったら構成しなおせってことだけど、いいんじゃないかな別に。おれ一度自分の珍子と向き合いたくて油性のサインペンを用い亀の頭に目と口を描いてみたことがあるんだ。ニコちゃんマークみたく。なかなか消えなかったよ。かわいいね、なんてそんなまぼろし。おれはずっと罪ほろぼし。なんじゃそりゃ。
『はい、どちらまで』
「ええっと、とりあえず大通りに出てください」
『そんな、道路はビールじゃねえんだから』
「いや、それを言うなら、タクシーは居酒屋じゃねえんだから、じゃないか?ま、じゃあ、大通りを上野方面に行ってください」
『はいはい』
「投げやり!?…なんか変な運転手だなぁ」
『右折します』
「え?まだ大通り出てないけど?」
『まあまあ』
「はあ、なんか裏道かな。上野方面に早くつくとか。だったら優しい運転手さんだなぁ」
『右折します』
「ふーん。あそこから上野に行くにはこう行くんだ」
『右折します』
「え?お、おい」
『右折します』
「おい!一回転!一回転だよ!一回転だよな!?元来た道に戻ってるだろ!」
『あ、わかります?』
「わかるよ!ほらおれそこで乗り込んだ!なんでだよ!」
『はい?』
「なんで右折で回ったんだよ!」
『ああ、ははは、ちょっとぼったくろうと思いつきましてね』
「あからさま!?そりゃ人間だから思いつきもするだろうけど思いついても実行するな!堂々と告白なされてまあ」
『ごめんなさい』
「ごめんなさいで済んだら警察いらねえんだよ!?」
『え?いや、告白の方はちょっとごめんなさいと』
「おれお前に愛の告白なんてしてねえよ!」
『あ、いきなり大きいの出されても、わたし愛のお釣りは払えませんから』
「わざわざタクシー風に言い直さなくていいんだよ!」
『いや、ピザの宅配ギャグですけど』
「小銭ぐらい用意してるだろピザは!なんでタクシードライバーがわざわざピザ屋のギャグを言わなきゃいけないんだよ!」
『言っちゃいけないんですか?わたしだってピザぐらい食べますよ』
「だけど!だけどだよ!」
『ああ、ピザだけどピザじゃなかったと』
「トトロのさつき!?夢だけど夢じゃなかった!?」
『トトロだけにピザはトロトロチーズだと』
「知らねえよ!」
『トッピングでトトロの肉を』
「イヤだよ!生態のよくわかってない獣の肉なんて食いたくねえよ!」
『しかし、あのカップードルに』
「カップヌードルな。ヌが抜けてんだよ」
『ああ、わたし昔からヌが抜けてると言われましてね』
「それは、ま、な。間が抜けてるだろ」
『はいはい』
「ああ!?」
『あのカップヌードルにのってた謎の肉、あれプードルの肉ですからね』
「トトロからプードルにシフトした!?そんなわけないだろ」
『最近変わったでしょ?あれね、乱獲によりトトロの生息数が減っちゃったかららしいですよ』
「だから、あの肉はプードルのなのかトトロのなのか統一しろよ!」
『なるほど、トトロとプードル、足して2でわると内館牧子であると』
「はあ!?確かになんか足して2で割ったら内館さんぽいかもしれないけど、だったらあの肉内館牧子さんの肉になっちゃうだろ!」
『内館さんの心臓の』
「やめなさいやめなさい」
『いや、近年内館さんから取れる肉もなくなってきちゃって、ついに心臓にまで手をだした』
「あの手術にはそんな秘密が!?ってやめとけ!」
『結局取り出し心臓も朝青龍が食べちゃったらしいですけどね』
「ちゃんちゃんってこら」
『ははは、なんかわたし気分がよくなってきたなぁ。じゃあもう一回右折で回りますか』
「なんでだよ!おれの気分を鑑みろよ!ぼったくんな!」
『たかだか数百円が払えないと?』
「払えるけど!払える能力を有してるけど!ぼったくりの分は払わねえからな!」
『お客さん、わたし共タクシー業界ももう大不況なんですよ。その数百円でわたしのレンタルビデオ代がまかなえると思ってひとつ』
「子供の飯代とか言われたら多少逡巡したけどそんなこと言われたら余計払いたくなくなったわ」
『そんな殺生な』
「おれそんなに悪人か!?日本の法律はお前を裁くぞ!」
『どうしても観たいDVDが、一生に一度は観ておかなくてはならないDVDがあるんですよ』
「だからどうした!なんでおれがその代金をまかなわなくちゃいけないんだよ!」
『そう言いますけどお客さん、そのDVDってのはトトロなんですよ』
「観たことなかったのかよ!」
『大通りを上野方面ですね』
「続くんだ」
『まだ目的地に着いてませんからね』
「まじめか!別に着くまで続けなくちゃいけないって決まりはないんだけどな。むしろ目的地に着かないからおもしろいんだろ?」
『タクシーコントで目的地にたどり着かない人達は今もまだずっとタクシーに乗ってるんですよ』
「乗ってねえよ!ちょっと怖いわ!」
『乗ってる間笑いのメーターは無慈悲に上がり続けるから、もうペイ出来なくなって乗り続けるしかないんですよ』
「意味わかんねえよ」
『私達も早く笑いの目的地にたどり着かないと、このまま一生タクシーに乗り続けないといけない』
「だから怖いよそれ。笑いを抜かせばちょっとした都市伝説だよ」
『都市伝説があるなら田舎現実っていうのも…あ、ほら、メーターが上がった』
「お前のせいだろ!お前がわけわかんないこと言うから!」
『夜歩いていると、後ろから足音がする。どんなに歩いても走ってもついてくる。ストーカーか変質者だと思い勇気を振り絞って後ろを振り返ると脱走した田所さんちの牛だった。それが田舎現実。あ、メーターが』
「もう払える限界を突破してるんじゃないか!?」
『…おれ達は一体どこに行くのでしょうか』
「…さようなら」
終わり。本当は上野動物園~パンダ~トトロを経由して白黒珍子落ちだった。白黒珍子ってなんだよな。パンダの目みたいなほくろがあるって話だったんだけど。あと「はいはい」で思いついたやつっていうか本来なら主軸に据えようとしたやつがあるのだけど、それはまた別のお話にしようと思った。いずれ登場することでしょう。だったら構成しなおせってことだけど、いいんじゃないかな別に。おれ一度自分の珍子と向き合いたくて油性のサインペンを用い亀の頭に目と口を描いてみたことがあるんだ。ニコちゃんマークみたく。なかなか消えなかったよ。かわいいね、なんてそんなまぼろし。おれはずっと罪ほろぼし。なんじゃそりゃ。