くすりの話 ~インフルエンザ~ | 医療法人財団 神戸海星病院 広報

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11月も中頃に差し掛かり、紅葉も見頃のシーズンとなってきました。

あと2週間ほどで12月となりますが、インフルエンザの予防接種は受けられましたか?

 

 

今回はインフルエンザについてお話したいと思います。

インフルエンザはインフルエンザウイルスの感染により

38℃以上の高熱、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの症状が現れます。

主な感染経路は保菌者のくしゃみや咳による飛沫を吸入することによる飛沫感染、

保菌者に直接触れる、または人を介して間接的に触れることによる接触感染、

空気中の漂っている病原体を吸い込むことによる空気感染です。

マスクの着用、手洗い、うがいが重要になってきますね。      

 

ではインフルエンザの薬はどのようなものがあるでしょうか。

当院ではタミフル、イナビル、ゾフルーザなどがインフルエンザによく使われます。

タミフルやイナビルは皆様よくご存知かと思いますので今回は

ゾフルーザについて見ていきます。

 

ゾフルーザは錠剤と顆粒の2種類あります。A型、B型インフルエンザ感染症に効果があり、

タミフルとは違い、1回飲んだら終わりのお薬です。

ただ体重によってお薬の量は少し違ってきます。他のインフルエンザのお薬と同じく、

発熱から48時間以上経過し、すでにウイルスが増えてしまった後では

薬の効果は期待できませんのでご注意を。

 

また、ワーファリンという血液をさらさらにするお薬を飲まれている方は

ゾフルーザを一緒に飲むと少し出血しやすくなります。

普段と調子が異なるようなことがありましたら医療機関にご相談ください。

 

これから気温も下がり、体調を壊しやすい時期になるかと思います。

外出された際は手洗い、うがいをしっかりして頂き、

また身近に風邪をひいている方がいる場合はマスクの使用をお忘れなく。

インフルエンザに罹らず今年の冬を乗り切りましょう!

 

 

薬剤部よりラブラブラブラブラブラブ