アニメ視聴日記

アニメ視聴日記

日々視聴しているアニメについてあれこれ

2026年春アニメのうち、5月4日深夜に録画して5月5日に視聴した作品は以下の3タイトルでした。

 

 

とんがり帽子のアトリエ

第5話を観ました。

今回はココたちがカルンの街から迷宮に転移させられ、ドラゴンに追われている場面の続きから始まります。ドラゴンがテティアの飛ばした囮のマントに気を取られている隙にリチェの開けた壁の穴を通って出来るだけ遠くへ逃げようとしたココたちであったが、走り回っても何度もリチェが開けた穴の場所に戻ってしまう。どうにも埒が明かないのでとりあえず屋根のある場所に隠れることにした。

ドラゴンはまだ囮のマントを追いかけており、どうもあまり知能が高いというわけではないようだ。この迷宮にはドラゴン以外には誰も居ないようであるし、おそらくココたちが禁止魔法によってこの迷宮に転移させられたのと同じく、ドラゴンも禁止魔法によってこの迷宮に転移させられたと思われる。つまり禁止魔法の使い手であるツバーリボーは、この迷宮にドラゴンを閉じこめた上でココたちを転移させて、「ドラゴンに追われる危機的状況」を作り出したのだが、それが何のためなのかは分からない。ただ本来はココ1人だけを転移させるつもりだったようなので、狙いはココだったようです。

ココはもともと自分が目玉の仮面の魔法使いを追いかけて走り出したせいで、それを追いかけてきたテティアたちまで巻き込んでしまったことに責任を感じており、「私のせいでごめん」とションボリしているテティアに謝ります。そして自分の着ていたマントを脱いで寒そうにしているテティアにかけてやる。ココはマントを着ていると魔法使いとして自信が持てて心細くないと感じていた。だからマントが無くて心細そうにしているテティアにマントを着てもらって自信を持ってほしいと思った。役に立たない自分なんかが自信を持つよりも、今この場では魔法を上手に使えるテティアが自信を持つ方が有意義だと思ったのであった。

するとテティアは温かい雲みたいなものを魔法で出して、それにココと一緒にくるまった。そしてココに謝る。さっきテティアはドラゴンが迫る中、不安のあまりココを責めるような目で見てしまい、それでココが「テティアは心細い」と気付いたのだと悟り、それはつまり自分が無意識にココを責めてしまったからだと気付いて、ココに対して申し訳なく思ったのでした。ココはテティアは言葉に出して責めたりしなかったのだから謝ることはないと言うが、テティアは「態度に出したら同じだよ」と落ち込む。そして自分の不安な気持ちをココにぶつけてしまったことを深く反省する。

でもココはこの雲みたいな魔法が温かくて守ってもらってると言って必死でフォローします。するとテティアはこの魔法は自分のオリジナル魔法で、小さい頃に雲に乗って昼寝をしたいと思ったのが最初の思い付きだったのだと教えてくれた。まだ未完成で、ふかふかの雲の上で昼寝するようには使えないとのことだが、いつか完成したら共有魔法の審査に出して皆が使えるようにしたいのだと抱負を語る。役に立たない魔法かもしれないけど、皆が幸せな気持ちになる魔法を作りたいというのが自分の夢なのだということを改めて思い出したテティアは不安な気持ちを乗り越えることが出来て、マントをココに返します。

そこから4人で迷宮からの脱出方法を考える作戦会議となる。どうやら何度も同じ場所に戻ってしまうことや、どうも迷宮自体がドラゴンを除いてココたちも含めて徐々に小さくなっていってるらしいことは判明した。つまりこのまま同じところを走っているうちに逃げ場所はどんどん無くなって最後にはドラゴンに食われてしまうというタイムリミット付きの迷宮であることが分かった。だが、そこまで手の込んだ魔法が仕掛けられた迷宮である以上、何処かに魔法陣があるはずだとアガットは言う。

そこでココは塔の上に魔法陣を見つけていたことを伝える。おそらく塔を昇ってその魔法陣に辿り着いて無効化すればこの迷宮を脱出する突破口を見出すことが出来そうです。だが塔の近くにはドラゴンが居るので塔に近づくことが出来ない。ならばドラゴンを倒すか、誰かが攻撃して引き付けてその隙に誰かが塔に昇るという作戦が思いつくが、さっきドラゴンに追われた時にアガットが放った炎の魔法がドラゴンに効いていなかったのを見ていたココは、その作戦は危険だから止めようと言う。

ではどうするのかというと「戦わない」とココは言います。ココが思いついたのは、テティアの温かい雲の魔法を皆で完成させることでした。この迷宮は寒いから、きっとドラゴンも寒いはず。そこに大きな温かい雲のフワフワしたベッドのようなものを出したら、そこに留まって動きたくなくなる。そうしてドラゴンが雲にくるまれて休んでいる間に自分たちが塔に昇って魔法陣に辿り着くというのがココの考えた作戦でした。

それはドラゴンを「戦うべき敵」としてではなく、「自分たちと同じようにこの迷宮に閉じこめられた可哀想な被害者」として労わるという発想でした。その根底にあるのは「禁止されずに残った魔法は誰かを傷つけるものではなく、皆を幸せにするもの」というキーフリー先生の教えでした。ちょうどその教えに合致した魔法をテティアが作ろうとしていたので、それを使おうという発想となったのです。

そうして、リチェが壁を砕いて細かい砂をたくさん出し、テティアがその砂を固め過ぎずに集め、アガットがそれを包み込んで崩れないようにして、そうやってフワフワした温かい大きな塊を作ろうとします。ココも手伝いたいと言うが、まだココでは技量不足だから何もしなくていいとアガットに言われる。そこでココはその場で皆が魔法陣を描いている様子を見て、それを手本にして魔法陣を描く練習をする。すると安定した焚火の魔法を出すことが出来るようになった。それを見てテティアたちが褒めてくれて、ココは「繰り返し練習した」と言う。すると、それを聞いたアガットが「繰り返し」というフレーズから魔法の最後の仕上げの方法を思いついた。リチェとテティアの魔法を更に「繰り返し」の魔法で包めば、砂の雲の生成過程が延々と繰り返されて砂の雲が安定するはずだと考えたのです。

そうして4人は作戦を決行し、見事に雲のベッドを作り出し、ドラゴンはそれに引き寄せられ、雲の上に寝っ転がってしまいました。それを見て4人は塔に向かいますが、テティアは「私、魔法で誰かを幸せにしたのは初めて」だと言い「こんなにも嬉しい気持ちになるんだね!」と感動します。そうして4人は塔を昇り魔法陣に辿り着くが、見たこともない形状の魔法陣であり、どうやったら無効化出来るのか分からない。そこで試しに削ってみたら迷宮全体が荒れ狂い、上空にカルンの街に戻れる穴も開きましたが、ドラゴンが暴れて襲ってきて、アガットが塔から落ちてドラゴンに喰われそうになってしまう。

だが、そこにキーフリー先生が現れてアガットを救ってくれてドラゴンを撃退してくれました。キーフリーはフデムシの案内でココ達が転移させられたカルンの路地で隠されていた魔法陣を発見した途端、この迷宮に転移してきたのでした。こうして無事に迷宮から脱出できるようになったが、ココだけ不思議な空間でツバーリボーの目玉の仮面の男に接触し、「ずっと長い間、蒔いた種が芽吹くのを待っていたよ」「私が用意した課題はどうだった?」「君の成長に役立ったかな?」と謎めいたことを語りかけられる。ただココは気を失っているのでその言葉は聴こえていないようです。

この言葉を聞く限り、どうもツバーリボーがココに幼い頃に禁書を渡していたのは何か遠大な計画の一環のようです。そして今回ココを迷宮に転移させたのもその一環であり、彼らの目的はとりあえずはココを魔法使いとして成長させることみたいですが、その先に何を目指しているのかは不明です。まぁおそらくキーフリーがココを導こうとしている方向性とは全く違う目的なのだろうとは思われます。その目玉の仮面の男はココに「贈り物を授けておこう」と言って何かを授けますが、それが何であるのかは不明です。ただ「キーフリーからは学べないことを私が教えてあげる」とか言っており、どうやらキーフリーのことを知っているみたいです。

ココは塔の階段で倒れていたところをキーフリーが発見して、4人はキーフリーに連れられて迷宮を脱出してカルンの街に戻ってこれた。ココはツバーリボーの男に接触していた時のことは覚えていないようです。そして自分のせいで皆を危険に巻き込んでしまったことを泣いて謝ります。だがアガット達が「ココのアイディアのおかげで助かった」と言ってくれて、キーフリーも「アイディアは魔法の要になるものだからこれからも大切に伸ばしていこう」と褒めてくれました。それでココも感激し、皆で無事を喜び合うが、キーフリーはこっそりと路地に残っていたツバーリボーの魔法陣の魔墨の解析をノルノアに依頼し、更に「今日のことは誰にも言わないで」と凄みを利かせて口止めする。その形相の恐ろしさにノルノアも従わざるを得ないほどで、どうもキーフリーにはココ達も知らない裏の顔があるようです。やはりキーフリーとツバーリボーには何らかの繋がりがあるのかという疑惑が湧いてきます。そういうところで今回のお話は終わり、次回に続きます。

 

 

ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話

第5話を観ました。

今回はまず前半パートは秋名が「ブッチー分が足りてない」と言って禁断症状のように落ち込んでいる場面から始まる。ブッチーというのは保健委員の出淵のことであり、どうやら単なる出淵ファンだと思われた秋名は割と出淵に対して本気みたいです。しかしいつもオラオラしている出淵と会うのが怖くてなかなか会う機会に乏しく、以前に生徒会長にボコられて気絶していた出淵と撮ったツーショット画像を1日に何回も見てブッチー分を補給しているのだという。そこでポエムと田崎は秋名と出淵をくっつけてやろうと張り切り、秋名を連れて保健室に行き、出淵と会います。

出淵は相変わらずオラついていて「用もないのに来るな」と凄む。そこでポエムと田崎は「秋名が足を挫いた」と嘘をつき、出淵に診察してもらうことにする。しかし靴下を脱いで左足を直接に出淵に触られることになり、秋名は興奮してしまう。ちょうど体育の授業が終わった後で汗臭さが気になっていたところに興奮して余計に汗が噴き出し、汗びっしょりになった足の臭いを出淵が嗅いでしまうのではないかと焦りまくる。

出淵の方は秋名の左足を触診してみても怪我をしている様子が無いので不審に思い、まじまじと秋名の足を凝視しますが、何かに気付いたような反応を示す。それを見て秋名は「ブッチーが足の臭いに感づいた」と誤解して、慌てて足を振りほどこうとして間違って出淵の顎を思いっ切り蹴り上げてしまい、出淵が激怒してしたので秋名もポエム達も大慌てで保健室を逃げ出す。

秋名は「直接接触はブッチー分過剰摂取」だと言いグロッキー状態。とりあえずブッチー分は補充出来たのでポエム達は今日はこれで良しとしようとしますが、秋名はせっかく手伝ってくれるのならもう1つ付き合ってほしいことがあると言う。それがなんと出淵を盗撮することであった。出淵に直接触れるとキャパをオーバーしてしまう秋名は現状は出淵の画像を愛でているぐらいがちょうどいいようです。そのために出淵の画像を増やしたいのだが、出淵に面と向かって「写真を撮らせてほしい」と言う勇気は無いのでコッソリ隠れて撮影するという。しかし1人でやってると完全に盗撮なので、3人でやる分には「盗撮ではない」という謎理論で秋名はポエム達を巻き込む。

そうして放課後に廊下に居た出淵を3人で物陰から覗き込み、秋名がスマホで撮影しますが、そこに通りかかった統悟がそんな事情は露知らずに出淵に話しかけてきて画面にいちいち割り込んできて、出淵の顔が統悟に重なってしまい、なかなか上手く撮影できない。それでしまいにはポエムがイラついて飛び出していき、統悟に飛び蹴りする。何のことやら分からず統悟は吹っ飛ばされて退かされますが、出淵が秋名たちが隠れていることに気付いてしまい、何か秋名に言おうとして近づいてくるので、秋名は盗撮したことを叱られると思って慌てて逃げていく。

そのまま下校した秋名であったが、帰り道で今日の行いを反省する。出淵に嘘をついたり顎を蹴ったり盗撮したりして、その挙句に良い写真は撮れなかった。更に帰り道でナンパされて逃げようとしたら今度は本当に足を挫いてしまい、みっともなく道路に転がってナンパ男たちに嘲笑された。それもこれも今日全てが上手くいかないのは自分の悪い行いの当然の報いのように思えた。ところがそこに突然に出淵が現れて秋名を助け起こして抱き寄せ「俺のツレに何してくれてんだ!」と凄んでナンパ男たちを追い払ってくれた。秋名は呆気にとられるが、出淵は秋名が足を挫いているのに気付いて秋名をお姫様抱っこして家まで送ってくれた。秋名は公衆の面前で出淵にお姫様抱っこされて真っ赤になって照れて、ひとまず「今日いろいろゴメン」と謝り、助けてくれたことの礼も言いますが、出淵は保健委員として当然のことをしているだけだと言う。

秋名は出淵が怖いけど優しい側面もあることは分かっていて、だから好きなのだが、その優しさはあくまで保健委員の職務によるものであり生徒全員に等しく向けられたものだと理解していた。きっと自分なんかは全校生徒のうちの1人に過ぎないのであり、個人的に興味を持たれてなどいないと秋名は思っていた。だから「写真を撮りたい」などの個人的なお願いをしたら迷惑に思われるだけだろうと思って遠慮して、仕方なく隠れて盗撮したのだった。

だが出淵は秋名のお礼を軽く流してから「それより、昼に診た足のことだ」と昼間の保健室での一件に話題を変える。秋名は嘘をついたことがバレて叱られるのかと思ってビビりますが、出淵は「筋肉ついてないわ、偏平足気味だわ、要するにすっ転びやすいんだよテメェは!」「だからあんまりふざけてはしゃぐな」「それから運動しろ」とクドクドと小言を言う。どうやら出淵が保健室や廊下で秋名に何か言いたげにしていたのは、こういうことを言いたかっただけみたいです。また、この場にいきなり出淵が現れたのも、このことを伝えるために秋名を追いかけてきたからみたいです。

そうした出淵の言葉を聞いて、秋名はやはり出淵が優しいと思うと同時に、ちゃんと自分に興味を持ってくれているのだと思えた。もしかしたら全校生徒に同じように興味を持っているのかもしれないけど、少なくとも個人的にお願い事をしても迷惑には思われないのではないかと思えてきて、秋名は思い切って出淵にお姫様抱っこされたままツーショットで写真を撮りたいとお願いし、了承してもらって一番のお気に入り画像をゲットしたのでした。

後半パートはポエムの妹のリリックがポエムの高校の見学会に行く話でした。現在中学3年のリリックはどうやらポエムと同じ高校を受験するつもりみたいです。母親は姉と同じ学校に行きたがっているのだと姉妹の仲良しぶりを喜ぶが、リリックは「そんなんじゃない」と言う。「家から近いし入試が簡単そうだから」というのが志望動機だという。それは照れてそんなふうに言っているようにも見えたし、本当にそういう理由であるようにも見えた。

その学校見学会の日は日曜日で、通常ならポエムは登校しないのだが、その日はちょうど数学の補習を受けることになり、ポエムは登校することになってしまった。補習を受けてるなんてカッコ悪いところをリリックに知られたらからかわれると思い、ポエムは補習のことは秘密にしてコソコソと登校して、校内で行われている学校見学会と鉢合わせしないように補習を受ける教室に行った。すると、また統悟も補習を受けにやってくる。

ポエムは以前に統悟と親しくなった数学の補習のことを覚えていて、また統悟がやってくるような気がしていた。以前と同じように1人で教室に居ると、また統悟が来たので「また2人きりだ」と思いポエムは嬉しくなる。統悟も何だかちょっと嬉しそうにしているのでそのことをポエムがイジると、統悟は「ポエムさんが居るような気がして無意識に笑顔になっていたようです」などとまた真顔で恥ずかしいことを言うので逆にポエムが照れさせられてしまう。しかも2人きりなのかと思っていたら田崎と秋名も補習を受けることになっていて教室に入ってきて、ポエムは統悟との恥ずかしい会話を聞かれてしまっていたので更に赤面する羽目となってしまう。

一方、学校見学会に参加していたリリックはトイレに行くために一旦皆とはぐれてグラウンドで陸上部が練習しているのを見入っていると別の中学から学校見学会に参加している女子生徒に声をかけられる。その女子生徒は「菊花」と名乗り、大幅に遅刻してきたらしい。何でもいつも寝坊してしまうので、去年までいつも1歳年上の兄に起こしてもらい一緒に中学に通っていたらしいのだが今年から兄が高校に進学して別々になったのでいつも遅刻寸前とのこと。だから再び兄と生活サイクルを同じにするために兄の通うこの高校に進学したいのだそうだ。

ずいぶん天然な性格の子だと呆れつつ、リリックは自分も1歳上の姉がこの高校に通っていると言うと、菊花は自分の兄とリリックの姉が友達かもしれないと喜び、自分とリリックも良い友達になれそうだとはしゃぐ。リリックはちょっと菊花のペースについていけないと感じつつも、とにかく2人で学校見学会の集団が校内で見て回っているのに追いつこうと、菊花と一緒に校内を探し回ります。

ポエムの方は補習の教室で統悟が自分の家に来たり父親と殴り合ったりした話が田崎や秋名にバレてしまい更に恥をかいたりするが、図書委員の月島が数学の先生から伝言を預かって現れて、また自習だと伝えられる。ちなみに月島は学校見学会の一環で図書室の案内係として生徒会長に駆り出されたらしい。また、教室でも2冊の本で頭を挟み込むと全身がイケメンモードになって普通に喋れるみたいです。また保健委員の出淵も万が一中学生がタイマンでもして怪我をした時のために控えて日曜日なのに登校してきていた。お蔭でリリックと菊花も月島や出淵に遭遇する羽目となり、変な人のいる高校だと思って驚きますが、2人で一緒に逃げ回ったりしているうちに楽しくなってくる。

ポエムや統悟は補習授業も終えて、秋名はまだ別の補習があり、田崎は部活に顔を出し、統悟は学校見学会の手伝いがあると言うが、統悟が下校するポエムを校門まで送っていくことになる。しかしポエムが妙にコソコソしているので統悟が理由を聞くと、ポエムは妹のリリックが学校見学会に来ているのだと打ち明ける。すると統悟は自分の妹も学校見学会に来ているはずだと言う。そういえば前回、統悟は自分にもリリックと同じぐらいの年齢の妹がいると言っていました。

一方、リリックと菊花は走り回っているうちに完全に学校見学会とははぐれてしまいましたが、月島や出淵みたいな変な連中に遭遇して何だか楽しめました。「何だかすごい学校だね」とリリックが呆れたように言うと、菊花は「兄の言っていた通りでした」と嬉しそうに言う。菊花の兄はこの高校のことを「とても楽しい学校だ」と言っていたのだという。実は菊花の兄は真面目で優しい人間だが真面目すぎてあまり笑ったりしない人だったのだそうです。だがその兄がこの高校に通うようになってから「毎日が凄く楽しい」と笑顔で語ってくれるようになった。なんか可愛い名前の人と友達になったという話もしていたとのこと。その兄が「菊花に合ってると思う」と勧めてくれたので、それで菊花はこの高校に興味を持ち、見てみたいと思って学校見学会に参加したのだという。その結果、こうしてリリックと出会って校内を探検して、確かに兄を笑顔にしてくれる楽しい学校なのだと実感できたので菊花はすっかりこの高校が気に入ったようです。

それを聞いて、リリックも自分の本心を打ち明ける。リリックは陸上競技を本気でやりたいと思っていて、陸上部の強い学校を調べたらたまたま近所のこの高校の陸上部が強豪だということを知って、それでこの高校の学校見学会に来たのだった。別に姉が通っているからという理由でもないし、家から近いとか入試が簡単そうとかいうのは陸上に真剣だと家族に言うのが照れ臭くて誤魔化していただけだったみたいです。そうして参加した学校見学会でしたが、リリックも菊花と一緒なら楽しそうだと思えてすっかり乗り気になったようです。

そうしてリリックと菊花が握手して来年の春の再会を約束したところにポエムと統悟がバッタリ鉢合わせして、菊花が統悟の妹であったことが判明します。また、実はポエムが中学でも陸上部のリリックがこの高校の陸上部が強豪だから進学したがっているということはお見通しだったことも判明します。そして統悟が今日の補習は本当は「ポエムさんと2人きりだと思っていたのに、そうではなかったのが少し残念」とか、また照れさせるようなことを言い、ポエムは照れつつ、間近に迫った夏は皆で何処かに遊びに行こうと統悟を誘うのであった。そういうところで今回のお話は終わり、次回に続きます。

 

 

自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。

第5話を観ました。

今回はバーティアがハルム学園に入学して1年ぐらい経ち、乙女ゲームの攻略対象たちの恋をだいたい成就させ、同時進行でセシルとヒローニアがくっつくように画策したが目立った成果は無く、セシルに考えがあるとのことなので任せることにしたあたりの

頃、ヒローニアが学園内でバーティアの悪い噂を広めようとしている場面から始まる。「バーティア様が私の可愛さと人気に嫉妬している」とか自分で言ってしまうあたり、かなりヤバいです。言いがかりを付けたり、悪質な噂を流そうとしたり、かなりその行動は目に余るものとなっており、当然ながらマトモな生徒たちは眉をひそめてセシル王子に逐一報告してくるので、セシルもだいたいヒローニアの異常行動については把握していた。しかし標的とされているバーティアの方は「悪役令嬢とヒロインは対立するのが当たり前」と相変わらず意味不明なことを言い、全く意に介する様子は無い。

それより目下のところバーティアが目標としているのはクールガンのことを「クー兄様」と呼ばせてほしいということらしい。ゲームの本来のシナリオではクールガンはノーチェス公爵の養子となりバーティアの義理の兄であったので「クー兄様」と呼んでいたようです。しかしシナリオが変わってしまいクールガンは別の家の養子になっているのでバーティアから見れば単なる「親戚の年上の男性」に過ぎず「クー兄様」と呼べていない。それを今さら「クー兄様」と呼びたいというのは、どうやら攻略対象の最後の1人であるクールガンには浮いた話が1つも無かったのでヒローニア以外の女性とくっつけることが出来ず、仕方なくバーティアは自分がクールガンと親密な仲になろうとしているようです。

そんなふうに他の男たちはヒローニアに惑わされないようにしようとする一方でセシルがヒローニアとくっつくのは構わないというバーティアの態度をセシルは不愉快に思います。ただ国王の命令で4ヶ月も隣国に留学することになり、ハルム学園を留守にすることになった。その間にヒローニアはバーティアに直接攻撃するようになっているという。これまではバーティアを悪役令嬢に見せかけるための裏工作ばかりしていたはずなのに、ヒローニアが自身の評判が落ちるというリスクを冒して直接攻撃に乗り出しているということにセシルは違和感を覚えます。

そうして留学を終えて帰国してバーティアに留守中の出来事を問い質すと、バーティアはセシルがヒローニアを罰しようとするのを制止し、自分が悪役令嬢としてヒローニアを返り討ちにするのでセシルにはヒローニアを慰めてほしいとか言い出す。セシルは「自分の婚約者をイジメている相手と仲良く出来ない」と言い返すと、バーティアは「私は今だけの婚約者であり、ヒローニア様が未来の婚約者」などと言うので、さすがにセシルもキレてしまい、バーティアが自分の助けを求めないのであればもう勝手にやらせることにした。

その後も学園ではヒローニアが魅了の魔法で従わせた狂信者たちと、バーティアを守ろうとする者たちの間で対立構造が続き、ヒローニアはバーティアの足を引っ張っては全てをバーティアのせいにして、バーティアは他の者には手出しさせずに自分でヒローニアに自分1人で対処しようとする。そうすると結局バーティアの株が上がってしまいヒローニアは苛立ってますますバーティアへの陰湿な攻撃をエスカレートさせる。一方でセシルは自分がバーティアに頼ってもらえなくて寂しかったのだと自覚する。そんな中、バーティアが階段から落ちたという報告が入ったところで今回のお話は終わり、次回に続きます。

2026年春アニメのうち、5月3日深夜に録画して5月4日に視聴した作品は以下の3タイトルでした。

 

 

杖と剣のウィストリア Season2

第16話を観ました。

今回は央都リガーデン襲撃事件の中でのウィル覚醒の後の戦いの続きを描く前に、フィンの回想シーンが描かれます。どうやらこれが500年前にリガーデンに「塔」が建設された時の話らしい。そうなるとフィンは500年生きているということになるが、一体どういうことなのでしょうか。単に小人族が長寿ということなのか、それともフィンは何か特別な存在なのでしょうか。そのあたりは不明ですが、この500年前の回想シーンでフィンと会話している相手は「メルセデス」という魔女、つまり魔法使い(メイジ)みたいです。どうやらメルセデスはリガーデンの魔法使いの始祖のような存在であり、「塔」を築いたのも彼女であるようです。ただメルセデスは「塔」のことを「終末の時計」と言い、あまり良いものとは思っていないようです。

メルセデスの言うには、「天上の侵略者」という連中が地上を滅ぼすまでの「僅かな時間」を稼ぐために「塔」を作ったらしい。まぁ「僅かな時間」と言いつつ500年は侵略を防いでいるわけですから、そもそもメルセデスやフィンの時間感覚と常人のそれとはだいぶ異なるようです。ともかく、その「僅かな時間」で「塔」が「天上の侵略者」を防いでいる間、具体的に言えば塔にの最上位に君臨するマギアヴェンデの作る「大結界」が「天上の侵略者」を防いでいる間に、メルセデスは「多くの杖」を生み出し、フィンは「一振りの剣」を生み出すという約束をした。これはフィンが持ち掛けた約束であり、それにメルセデスが乗ったものらしい。「多くの杖」は魔法使いたちをこのリガーデンで育てるということであり、その約束の延長線上にこのリガーデンは魔法使いの都となり、リガーデン魔法学院も作られたのだと思われる。

ではフィンが生み出すことを約束した「一振りの剣」とは何なのかというと、前回の話でもフィンがウィルのことを「剣」と呼んでおり、覚醒したウィルも自分のことを「これからは一振りの剣のように」と言っているところを見ると、端的に言えばウィルのことを指すのでしょう。ただ、この回想シーンでこの約束を交わしながらメルセデスはフィンに1人の赤ん坊を托しており、誰の子供なのかよく分かりませんが、さすがに500年前の赤ん坊ですのでウィル本人だとは思えないが、ウィルや「一振りの剣」と何らかの関係のある人物なのかもしれません。

また、この回想シーンでメルセデスはフィンに「必ず第五源素の使い手を生み出せ」「今度こそ世界を調律する鍵を」と言っており、どうやら「一振りの剣」とは「第五源素の使い手」であり「世界を調律する鍵」ともいえる存在であるらしい。それが何なのか詳細は分からないが、「今度こそ」と言っていることから、どうも500年前の時点で、以前にも同じ試みは繰り返されてきていたようです。そしてフィンはその約束を承けて「この世界を守るために、杖と剣に辿り着くと約束しよう」と言っており、これはタイトル回収なので、かなり重要なことだと思われる。

つまり、天上の侵略者からこの世界を守るために「多くの魔法使い」と「一振りの剣である第五源素の使い手」の両方が必要なのであり、このリガーデンで塔のもとに数多くの魔法使い達が集い、そこに「一振りの剣」であるウィルが覚醒したのを承けてフィンは「紆余曲折はあったがここまで来た」と言っており、このウィルの覚醒こそがこの500年来の契約の重大なターニングポイントであるのは間違いないようです。

ここで現時点の戦いの場面に戻り、覚醒したウィルは央都で暴れるモンスター達を一気に瞬殺した後、最強の敵であるディヴェンテと塔の真下、つまり魔法学院のすぐ外の広場で決戦を繰り広げることとなる。この最終決戦に魔法学院の生徒たちが駆けつけ、ウィルの戦いを見ることとなった。ウィルが勝てばリガーデンに平和が戻り、逆にディヴェンデが勝てば塔が落とされ世界は滅ぶ、まさに最終決戦である。この戦いに際して少しでもウィルが勝つよう、生徒たちは助太刀しようと思うが、しかしメイジ殺しの剣を持つディヴェンテに魔法の攻撃は効かない。そもそも魔力が尽きている者も多い。

それに、自分たちの世界を守るために戦っているのはあの「無能者」のウィルである。今までさんざん見下してバカにしてきた相手なのだ。生徒たちは、そんなウィルに今となっては頼るしかない自分たちが心底情けなく、恥ずかしかった。今さら自分たちがウィルの手助けなどする資格があるとも思えない。ましてや今の自分たちは全くの無力であり役立たず、まさに本当の「無能者」は彼らの方なのだ。下手に首を突っ込もうものなら、ウィルにどんな軽蔑の眼差しを向けられるだろうかと思うと、彼らはみんな怖かった。

それで彼らは皆、ウィルの戦いを見ながら何も出来ず立ち尽くしてしまった。しかし自分たちを助けてくれたウィルの戦いを前にして何もせず傍観するなど、果たしてそれでいいのだろうかという葛藤もある。しかし一体自分たちに何が出来るというのか。その答えを探していた彼らの横を駆け抜けた1人の生徒が、柵に取りついて大声でウィルに声援を送り始めた。それはシオンであった。続いてコレット、イグノール、リアーナ、ユリウスもやってきて、懸命の声援をウィルに送る。

彼らは魔法学院のエリートであり、無能者であるウィルとはまさに対極の存在であり、そんな彼らが強大な敵の前に己の無力を痛感し、魔力も尽き、今の自分たちがウィルの戦いの何の役にも立てないことに彼らほど悔しく情けない想いをしている者はいないであろう。そんな彼らが恥も外聞もなく、ただ単に声を枯らして大声で声援を送る。それは世界の運命も魔法使いの矜持も関係なく、ただ共に同じ学び舎で切磋琢磨した仲間への友情に突き動かされてのものであった。負けず嫌いで意地っ張りの落ちこぼれが必死になって戦っているのを仲間として応援せずにはいられなかった。それだけであった。

そんなシオン達の、まるで友達の喧嘩や試合を面白がって夢中で応援するような無邪気な姿を見て、他の生徒たちも堰を切ったようにウィルへの応援の声を挙げ始める。難しいことなど考える必要は無かった。魔法学院を卒業する彼らにとっての最後の想い出を味わうように彼らは心を1つにして「頑張れ!ウィル!」と声援を送る。エドワルド先生は魔法使いとして、そして教師としての使命感から自分が代わって戦おうと踏み出すが、同僚のセラに「今は生徒を守るんじゃなくて信じてあげる番」と諭され、ウィルを見守ることとなった。そうしてリガーデンの住人たち全員がウィルに声援を送るようになった。

そうした声援を受けて戦うウィルは、彼ら生徒たちや教師たち、リガーデンの住人たちからのこれまでの心無い仕打ちを思い出す。ずっと惨めで、ずっと苦しくて、世界を恨んだりもした。その恨みや妬み、僻みこそが自分の頑張りの原動力だとも思っていた。でも、こうして声援を受けて今まで感じたことのないほどの力が身体の奥から湧き上がってくるのを感じて、ウィルはそうではなかったのだと気付く。本当は自分はあれだけ否定されても、あれだけ否定してくる相手に対しても、ずっと「認めてほしい」と強く願っていたのだ。そして、そんなふうに「世界に認められたい」という強い想いこそが自分の「勇気」の源泉だったのだと気付いたウィルは、たとえこの声援が今の一時だけのものだったとしても、この自分に勇気をもたらしてくれる世界を守りたいと強く思った。

そうして渾身の一撃をディヴェンテに振り下ろしたウィルであったが、遂に覚醒したウィルの圧倒的パワーに剣の方が耐えきれずに折れてしまう。これで一気に均衡が崩れて戦いはウィルに不利に傾くかと危惧されたが、そこに塔の上からエルフィの氷の魔法が降って来てウィルの剣に「装填」されて大きな氷の剣がウィルの手に握られることとなった。ダンジョン特別実習時にイビルグランドデュークを倒した際、シオンの炎の魔法を剣に装填したのと同じ現象であった。

ただ、あの時とは違い、今回は敵は魔法を無効化する「メイジ殺し」の剣を持っている。いくらエルフィの魔法を装填したといってもあくまで魔法攻撃であることに違いはないはず。誰もがそう思った。だがウィルはこの自分の力に装填した魔法が誰にも止められないことを確信していた。その確信の通り、ウィルとエルフィの合体技である氷の大剣はディヴェンテの持つメイジ殺しの剣を粉砕したのであった。

その模様を塔の上から見ていたマギアヴェンデの5人はそのウィルの持つ力が何なのか理解する。それは「第五源素」であった。魔力とは別の力であり、伝承に「世界を始めた始源の鍵」と記されていた伝説的な力であった。それはマギアヴェンデといえども見たことのない力であり、マギアヴェンデの長のアロンだけが、フィンがその力を求めていたことを知っていた。アロンは「辿り着いたのか、フィン」「魔女王が誓いし、杖と剣に」と感慨深く呟く。

そうしてウィルはディヴェンテに強烈な一撃を加え、トドメを刺そうとする。そこに敵はそれを阻止しようと大量のモンスターをゲートを使って召喚してウィルを物量で圧し潰そうとします。だがウィルはそれらを瞬殺し、遂にディヴェンテを倒す。それを見届けたフィンは天を仰ぎ「待たせたな、メルセデス、契約が履行される時だ」「長いプロローグはこれで終わり」「待っていろ!偽りの空」「幕が上がるぞ」「さぁ、始めよう!杖と剣が交わる、君たちのウィストリアを!」と高らかに宣言する。ここで鮮やかなタイトル回収と共に、まるで最終話のようなフルコーラスのエンディング曲が流れて、同時に1期の1話からの名場面集の映像が流れたりしますが、ここで物語が終わるわけではなく、逆にここから本編の物語が始まるのだと思われます。

 

 

メイドさんは食べるだけ

第5話を観ました。

今回はまずソフトクリームのお話。雨の日のアジサイが綺麗だとチュンガイドに書いてあったので見に行こうと思って出かけたスズメでしたが、途中で雨が上がってしまいどうしようかと迷っていると、あじさいソフトクリームというのが売っていたので買って食べてみたところブルーベリー味だった。実際のアジサイは毒なので食べられずソフトクリームではブルーベリー味や芋味で代用してるらしい。スズメは本物のアジサイを見てみたくなって公園に行きアジサイを堪能します。ただ青いアジサイもあったのだが、後でチュンガイドを読むと「死体が埋まっているとアジサイの花が青くなる」と書いてあったのでスズメはビビってしまうのであった。

続いては梅酒の話。祖母の家で梅酒の仕込みをしたスズメはすぐに呑めるものだと思っていたが「呑めるのは半年後」と聞いて愕然とする。リコッタも遊びに来て、祖母は去年仕込んだ梅酒があるので呑もうと言ってくれます。しかし18歳から飲酒可能なイギリスと違って日本では20歳にならないとお酒が呑めないので、祖母はスズメから梅酒を取り上げてしまい、代わりに梅酒ロックのソーダ割りを出してくれる。そして祖母はスズメの仕込んだ梅酒が呑めるようになったらスズメとリコッタの2人で呑みに来るようにと言う。

続いては麦茶の話。家を出る時に祖母が魔法瓶に麦茶を入れてスズメに持たせてくれて、中から鈴みたいな音がするのでスズメは不思議に思う。公園で座って麦茶を飲んだところ、中を開けて見ると氷が入っていて、スズメは氷を取り出して齧って食べ、蝉の声を聴きながら夏をしみじみ感じます。

続いてはクレープの話。熱中症で助けて貰った時のお礼がしたいと言ってスズメは空と待ち合わせしてお土産を渡し、空はスズメの名前を聞こうと思ってどう切り出していいか分からず視線が泳ぐ。するとスズメは空がクレープを買おうと思っていると勘違いして2人でクレープを食べることになる。空はどのタイミングで名前を聞こうかとソワソワするがスズメはクレープに夢中で、そんなスズメの楽しそうな様子を見ていると空は名前のことはどうでもよくなる。しかしスズメはクレープの名前の由来の話をしていると空の名前を聞こうと思っていたことを思い出し、まず自分の名前を名乗ってきたので、空も名乗って、結局2人とも名前を聞くことができたのでした。

続いて玉子かけ御飯の話。近所の野良猫視点でスズメが玉子かけ御飯を食べているのを見て、その後、スズメは干していた布団を取り込むが、躓いて布団の上に転んでしまい、布団が温かくてそのまま寝てしまい、目を覚ますと夜になっていて総菜屋さんに行きそびれてしまうというお話で今回は終わり、次回に続きます。

 

 

黒猫と魔女の教室

第4話を観ました。

今回はクロードのクラスの問題児のカストルの話となります。そもそもクロードのクラスは問題児ばかりなのだが、その中でも男子生徒のカストルは乱暴者で喧嘩ばかりしており、しかもクロードのことを毛嫌いしてクロードの授業をボイコットしているので、このままでは退学コースまっしぐらです。しかし、そうなるとクロードにクビになってしまうので困ってしまう。初対面なのに嫌われる理由が分からないクロードはスピカにカストルの件を相談するが、スピカは性格の悪いクロードには好かれる要素が無いことを指摘し、クロードはとにかくカストルに好かれる努力をしようと考える。

そのカストルは相変わらず校内で喧嘩をしており、身体を撫でまわしてきたという男子生徒をぶちのめしていた。クロードは出来るだけカストルに好かれようとして寛容な態度で接するが、あくまでカストルは反抗的であり、クロードに学校を辞めるよう要求する。スピカは何とか場を丸く収めようと割って入るが、カストルは怒鳴り散らしてスピカを寄せ付けようとしない。だが結局は中等部で同じクラスだったというイオにしつこく説得されて仕方なくクロードの授業に初めて参加してきた。

その授業は森で薬草のマンドレイクを採集するという実習だったが、カストルは相変わらず真面目にやろうとしないし、クロードにも反抗的態度を続ける。そこでクロードが自分に反発する理由を問うと、2年前の邪教徒の襲撃時にクロードが生徒を見捨てて逃げたのが理由だとカストルは答える。スピカもその噂は聞いていましたが、クロードがそんなことをするとは思えないので不思議に思っていた話です。

ところが、そこでカストルが誤って川に落ちてしまい、イオが助けようとして手を差し出すが、一旦はその手を掴んだものの結局カストルは流されていってしまい滝を落ちる。クロード達は滝の下にカストルを救助に向かうが、そこには濡れたカストルの制服を脱いでいる美少女の姿があり、クロード達は驚く。実はこの美少女はカストルは双子の妹のポルックスであり、2人は1つの身体を共有しており、男に触れられるとカストルの姿になり、女に触れられるとポルックスの姿になってしまうのだという。今朝の喧嘩はポルックスをナンパした男子生徒が彼女の身体を撫でてカストルに変身してしまい、キレたカストルにぶん殴られたということだったようです。今回は川に落ちてイオの手に触れたのでカストルがポルックスに変身してしまったようです。

また、クロードはカストルと初対面だと言っていたが、ポルックスの姿の時には面識があったようです。2年前に中等部で教鞭をとっていたクロードはポルックスの担任ではなかったが、彼女はクロードを慕ってくれていた生徒だったのです。だから2年前にクロードに見捨てられたことを根に持っているみたいです。結局ポルックスは授業には参加しないと言って姿を消す。

スピカはクロードに2年前に本当は何があったのか問い詰めるが、クロードは2年前に邪教徒のテロがあった際に自分が助けを求めるポルックス達を残してその場を去ったのは事実だと認め、その理由は「今は言えない」と言う。「これは僕が背負う罪」「いつか全てに決着がついた時に話すよ」とだけ言うと、クロードはポルックスを探しに行った。スピカ達はその場を動かないようにと言われて河原に残っていたが、森の中で人が居るをの見て森に入ると、そこにはポルックスが居て、しかもそこは魔虫の罠となっており、魔虫が襲ってきた。

3人は魔虫の群れと戦い、ポルックスはスピカ達を守って戦います。2年前にクロードに見捨てられてから自分が他の子たちを守れるように強くなろうと頑張ってきたポルックスは意地になって戦い、危機に陥るがクロードのように逃げたくはないと思い、あくまで逃げずに戦い魔力が尽きてしまう。しかし、そこにクロードが現れて「今度はみんなのことを守るから」と言って魔虫の群れを一掃する。

その結果、大魔法を使ったクロードは黒猫の姿に戻りそうになったのでその場を慌てて去っていくが、その前にポルックスに2年前に逃げたことを謝罪し、「もう一度チャンスを貰えるなら何があっても君たち生徒を守る!」「僕を見ていてほしい」と言い残し、その場を慌てて立ち去ったフリをして黒猫になって戻ってきてスピカの肩に乗る。スピカがクロードには何か理由があるみたいだったと伝えると、ポルックスはクロードが本当はどういうヤツなのか知りたいから、これからは授業に出ると言ってくれる。そうして一件落着となったが、魔虫の大量発生の謎は残り、どうやら何者かが背後にいるようです。そして、どうやらそいつらはクロードとは敵対関係にあり、狙いはスピカであるようです。しかもスピカが再生魔法を使えることを把握しているみたいです。そういうところで今回のお話は終わり、次回に続きます。

2026年春アニメのうち、5月2日深夜に録画して5月3日に視聴した作品は以下の7タイトルでした。

なお「本好きの下剋上 領主の養女」の第5話は今週はお休みで、来週放送となります。

 

 

よわよわ先生

第4話を観ました。

今回は林間学校に行きます。阿比倉はなんとかよわよわ先生の良さをクラスの皆に分かってもらえるように画策しますが、先生がバウ酔いしたり、登山でダウンしたり野ションしたりして、なかなか上手くいかない。阿比倉が夜遅くに風呂に入ると、もう風呂の時間が終わっていたので、よわよわ先生が椋林や雪下たちを連れて入浴してきた。阿比倉はよわよわ先生に見つかってしまい、先生は阿比倉がバレずに逃げ出せるようにしてくれると言う。しかし先生が転びそうになったので阿比倉は助けるために飛び出して椋林たちにバレてしまう。

その後、先生が肝試しの脅かし役の準備を気合を入れていることを阿比倉は知る。そんなことをしたらますます怖がられてしまうんじゃないかと阿比倉は心配するが、先生は生徒の皆が楽しく林間学校を終えられるようにサポートすることだと言う。翌日は皆でカレーを作ったりするが、阿比倉が包丁で指を怪我すると先生が阿比倉の指を咄嗟に咥えて唾で消毒し、それを見た生徒たちは先生が阿比倉の指を食べていると誤解し、カレーに阿比倉の肉が入っているという噂が流れる。

夜になると雨が降ってきて肝試しは中止になってしまい、せっかく準備をしてきていた先生はガッカリする。そこで阿比倉は先生の用意してきていた脅かし用のセットを使って室内で肝試しを出来るようにして、先生に脅かし役もやってもらい、生徒たちにも肝試しの準備をしてくれたという評判が立ち、良い先生かもしれないと思ってもらえて先生は感激します。そうして先生は阿比倉に感謝するのでした。そして阿比倉にとっても楽しい林間学校であったのでした。そういうところで今回のお話は終わり、次回に続きます。

 

 

キルアオ

第4話を観ました。

今回は十三は成り行きでノレンの彼氏のフリをすることになるが、そのお蔭で校内でノレンを狙う男子生徒たちからの嫌がらせを受け、逃げまくる羽目となる。ノレンは十三に申し訳ないと思い彼氏のフリは止めてくれていいと言うが、ノレンが男たちに言い寄られて家庭科部にも顔を出せなくなる事態となり、十三は腹が立ってノレンの彼氏のフリを継続してノレンの平穏な暮らしを守ってやろうとする。そこにノレンの婚約者になろうとして転校してきた暗殺者の古波鮫シンがやってくる。シンは極度のアガリ症であり、おしゃぶりを咥えないとノレンと話すことも出来ないが、十三とノレンを賭けて勝負することになる。制限時間内にシンが十三におしゃぶりを咥えさせると勝ちという勝負だが、十三は勝利する。そういう感じで今回は終わりましたが、なんだか面白くなりそうに思えないので今回で視聴を切らせていただきます。

 

 

あかね噺

第5話を観ました。

今回は朱音が高校で進路相談を受けることになる。担任の岩清水先生は朱音だけが進路調査書を提出していないと指摘し、早く提出するようにと迫ります。その上で岩清水先生は今の朱音の学力で合格できそうな大学を勧めてくれようとしますが、朱音は先生に「私、落語家になります」「だから就職も進学もしません」と伝える。だが先生は朱音の言葉を無視するように「では、貴方の学力で合格圏内で落研のある大学で調べてみましょう」と言う。

朱音が言い返そうとすると先生は「落語家なんてよく分からない職業に就くなんて」と、落語家になることに反対のようです。堅実に就職や進学をするべきだという考えのようです。「落語は見たことはない」と先生は言うので、朱音は翌日にちょうど行われる享二の出演する二人会のチラシを先生に差し出して、見に来てほしいと頼むが、先生は聞く耳を持つ様子は無く、今週中に進路調査書を提出するようにと言い渡す。朱音は「落語家としか書かないですよ」と言うが、先生は「希望の大学を書くまで放課後付きっきりで進路指導します」と譲らない。

校内で「氷の女」という異名をとる厳格な女性教諭である岩清水先生なので、どうもマジで毎日放課後居残りで進路指導されそうな雲行きです。そんなことになると修業する時間が無くなってしまうので朱音は困り果てます。するとクラスメイトの男子の尾崎が声をかけてくる。この尾崎というヤツ、第1話で小学5年生時代の朱音と父親の徹をヒモだとか言って喧嘩して泣かされていたジャンボ君の成長した姿なんですが、高校生となった今では柔道部で真面目に励んでいて、ずいぶんマトモな好青年に成長しており、幼馴染の朱音にとっても親切な理解者のようです。

尾崎は朱音が落語家になることを親にも師匠にもちゃんと許可を貰っていることを知っているので、別に岩清水先生が反対しても無視して押し切ってしまえばいいんじゃないかと言って励ましてくれる。だが朱音は「落語家になること、あの岩清水先生に絶対に認めさせる」と言い切る。相手の気持ちを知って距離を縮めて仲良くなる。それも落語家の「気働き」である。朱音は岩清水先生と仲良くなって自分の夢を理解してもらおうと考えます。

そうして朱音は翌日、岩清水先生と一緒に弁当を食べたり、趣味を聞いて調子を合わせてお喋りしようとしますが付け焼刃の会話はすぐにボロが出てしまい、先生が「落語は魅力的ですか?」と質問してきたので朱音はここぞとばかりに落語の魅力を滔々と語るが、それでかえって先生に落語家になることを認めてもらうために自分を懐柔しようとしているのだという下心を見抜かれてしまい、キッパリと拒絶され、進路調査書の提出を忘れないようにと釘を刺されてしまう。それで朱音ももう小細工をすることは諦めて、正面から進路指導を受けて岩清水先生を説得しようと覚悟を決める。

一方で岩清水先生は朱音に厳しく言い過ぎたことを気にしている様子で、ただ頭ごなしに反対しているというわけでもないようです。朱音の落語に賭ける情熱は理解しつつも、それでも反対するしかないという自分の信念との間で葛藤している様子。それで先生はちょうど放課後に進路相談を受けていた尾崎と朱音の話をして、朱音が気落ちしていないか気にかける。尾崎は朱音が落語家の父親に真剣に憧れていたという経緯を知っているので、先生が反対する理由について尋ねますが、先生は「たまにその時の気分で短絡的に進路を決める生徒がいる」「おそらく彼女もそうです」「だから多少強引でもちゃんと導かないといけない」と言う。しかし尾崎は「朱音の決断の重さを少しは分かってるつもりです」と言い返し、先生に朱音が渡していた本日行われる二人会のチラシを示して、「見もしないで決めつけるなんて、それこそ短絡的じゃないですかね」と落語を見に行くことを勧める。

実は岩清水先生はかつて「芸人になりたい」という夢を目指していた生徒を応援して、その道に進ませてやった。だが、その生徒は芸人の養成所に入って挫折して辞めてしまい、その後、転落した人生を歩んだ。それを見た時、先生は「応援する以外に教師としてやれることがあったんじゃないか」「自分の言葉に責任を持つべきだったんじゃないか」「たとえ生徒と衝突しても思った言葉を伝えるべきだったんじゃないか」と後悔した。だから今回も朱音の夢を否定すること、朱音と衝突することに心苦しさは覚えつつも、先生は教師として責任を持てる言葉を朱音に伝えようとしているのだ。

だが尾崎は朱音が決して岩清水先生の言うように「短絡的」に落語家になろうとしているのではないことを知っていた。あの朱音と尾崎が小学5年生だった時、朱音の父の徹が破門された事件が起き、世間では理不尽な破門をした阿良川一生への批判の声は高まった。だが同時に一生の落語に関心が高まり、一生は落語の腕前で批判の声を黙らせてしまい、むしろ破門は英断だったなどと称賛の声一色となってしまった。落語を好きなファン達は道徳を捨て、徹を切り捨てたのだ。

さすがに当時は尾崎も腹が立ち、落語というものを嫌いになった。だが朱音はそれでも落語家になろうと志し、厳しい稽古を重ねて精進していった。その稽古にも付き合わされていた尾崎は、自分ならそんなことは出来ないと舌を巻き、朱音が決して短絡的に落語家を目指そうとしているのではなく、考えに考え抜いて落語家になろうとしているのだと分かっていた。だから岩清水先生が心配するようなことはないのだということを分かってもらいたくて、先生に二人会を見に行くよう勧めたのです。

その二人会を岩清水先生は見に行き、別の席には尾崎も見に来ていた。そうして観客の前に前座として朱音が高座に上がる。先生は朱音が高座に上がるとは聞いていなかったので驚く。朱音が「落語を見たことがない」と言う先生に二人会のチラシを渡して見に来てほしいと言っていたのも、尾崎がこの二人会をみるのを勧めたのも「朱音本人の落語を見てほしい」という意味だったのだと先生はようやく悟った。

そこで朱音が演じた前座噺は「転失気」という演目であった。医者に診てもらった和尚が医学用語の意味も分からないのに知ったかぶりをして、無知を隠していることが小僧にバレて嘘を教えられてそれを鵜呑みにした挙句に大恥をかくという失敗談である。これを朱音が見事に演じてみせるのを見て、岩清水先生は教師という専門職の職業柄、普段感じている「人前で喋る緊張感」「人に何かを伝える難しさ」を乗り越えている朱音の身に着けている技術が一朝一夕で身に着けたものではないことに気付く。それが決して「夢に夢見て一時の思い付きで目指している道」などではないということを理解した先生は、自分こそが「転失気」に登場する和尚が専門知識を見て確かめようともせず勝手な思い込みで嘘を信じて失敗したのと同じように「見もしないで決めつける短絡的」であったと認めるのであった。

そうして翌日、進路指導室で岩清水先生は朱音から進路調査書の提出を受ける。そこには「落語家」と大きく書かれており、朱音は進路指導を何時間でも受けると覚悟を述べる。それに対して先生は朱音に「不安は無いですか?」と確認する。大学を卒業していないというだけで人生設計は不利になる。もし夢破れた場合、ここで夢を叶えるために選んだ道が将来の自分を苦しめることになるかもしれないと、あくまで先生は朱音の将来を心配するが、それでも朱音が不安は無いということを確認すると、進路調査書をそのまま受理してくれた。そして「昨日の落語は私の見識を広げてくれました」と朱音に礼を言う。

更に先生は朱音に学生向けの落語大会の案内のチラシを渡してくれた。「実績はあるに越したことはないでしょう」「出てみませんか?」と言って朱音にそのチラシを渡した岩清水先生の本心は、尾崎から朱音の過去の経緯を聞いた上で決めたものであった。その落語大会の審査員はあの阿良川一生であったのだ。先生は朱音が阿良川一生に意趣返しをする機会を与えてくれたのでした。そういうところで今回のお話は終わり、次回に続きます。

 

 

黄泉のツガイ

第5話を観ました。

今回はユルがジンを人質にとって「アサをここに呼び出せ」と要求するが、ユルが東村とは別個に独自に動いていることが分かってジンが影森家の屋敷に行くよう提案し、ユルはそれに乗って影森家に行くことにします。影森家は都内の広い公園内に結界に囲まれて存在しており、それゆえに左右様も影森家の場所を感知することが出来ていなかったのだ。結界内に入ると多くのツガイの存在を左右様は感知する。一方、ハナのツガイもユルの居場所を突き止めて尾行していたので、東村のデラとハナも影森家の場所を知ることになった。デラはユルを迎えに行くことにする。

影森家に到着したユルは影森アスマという男に会うが、ジンはアスマを警戒している様子です。影森家も一枚岩ではないようで、当主は一族の中でも双子を奪おうとする者もいると言っていたので、このアスマもそういう勢力の者なのかもしれない。そこにジンから連絡を貰ってユルが来ることを知っていたアサが出迎えに来て、妙にブラコンになっていてユルに馴れ馴れしく接してくるが、ユルは馴れ合うつもりで来たわけではないので調子が狂う。

ユルはアサに両親が何処に居るのかと質問するが、アサは「両親は行方不明」だと言う。ユルの両親はアサを連れて東村を脱出した後、色々あって影森家に保護されたらしい。その後、母親の故郷である沖縄に一度顔を出そうということになり、両親はアサを影森家に預けて夫婦で飛行機に乗って沖縄に向かったらしい。だが飛行機の中で飛行中に忽然と消えたらしい。影森家から信用できるツガイ使いを1人護衛に付けていたのだが、その護衛も一緒に消えたらしい。

その護衛がどうも怪しい。もしかしたら影森家の中に裏切り者がいるのかもしれないし、影森家に東村の間者が潜り込んでいたのかもしれない。しかしアサは東村の追手に追われていた自分たちを保護してくれたジンたち影森家を信じると言う。アサと両親は東村からかなり酷い目に遭わされてきたみたいで、だからアサは東村に対してあれほど容赦なかったようです。ただ東村で一緒に暮らしていた仲間を虐殺されたユルはアサとすぐに分かり合うことなど出来そうにない。

すると、そこにツガイが襲撃してくる。どうやら双子が揃ったので奪いに来たようだが、影森家に双子が揃ったとか、当主が留守だとか、ガブちゃんとジンが負傷しているとか、かなり影森家の内部でリアルタイムで情報を掴める者でなければ知り得ないような情報を把握した上での襲撃のようなので、影森家内部の裏切り者の勢力による襲撃のようだった。ただジンの言うには、襲ってきたツガイは影森のツガイではないとのことで、余所者が屋敷に入り込んでおり、裏切り者と手を組んでいるみたいです。そうして戦闘開始となったところで今回のお話は終わり、次回に続きます。

 

 

MAO

第5話を観ました。

今回は現代に戻った菜花が五行商店街の大正時代の頃のことについて調べ始めるところから始まる。魔緒たちの居る大正12年においてもうすぐ関東大震災が起こることは分かったが、大正12年9月1日の正午前に起きた関東大震災と、菜花が8年前に五行商店街の前で遭遇した事故も9月1日の正午頃に起きたことに何か関連性があるような気がしたからです。菜花が事故の時に見た街の火災の光景も関東大震災と関連があるように思えた。

それでクラスメイトの白羽と一緒に図書館で調べたところ、大正時代から既に五行商店街は存在しており、しかもそれは菜花が迷い込んだあの不思議な町と同じ姿であった。但し、関東大震災の時に一度焼失しているという。そうなると、あの菜花が事故の時に見た燃える街の光景は、やはり五行商店街が関東大震災で焼けた時の光景を見たのかもしれません。また、郷土史家の書いた震災時の怪奇現象をまとめた本によると、震災の後に炎の竜巻が降ってきて商店街が炎と黒煙に包まれる中、黒煙の中に大きな猫の化け物を見たという住民の証言があった。もしかしたら「猫鬼」かもしれないが、しかし「猫鬼」がそのように完全に猫の姿をしていたのだとすると、菜花が事故の際に見た人型の化け物とは別物ということになる。

一方で白羽は郷土史を調べてみて「要石」が気になるという。「要石」というのは地震を鎮めると信じられていた巨大な霊石だが、五行町でも正確な場所は不明だが、そうした要石を祀っていたらしい。だが関東大震災の後、その要石が無くなっていて、その場所の地面には大きな穴が残ったという。また震災の前の夏にはネズミの集団移動や五行町周辺では吸血魔事件というのも起きていたという。血を吸う怪人が出没して死人も出たらしいが迷宮入りに終わったらしい。それらを調べた上で、とりあえず菜花は大正12年に行って魔緒に報告することにした。

その大正12年の時代においては、菜花がいなくなってからしばらく経っていたが、地震が頻発しており、診療所に診察に来た妖から魔緒は奇妙な噂を聞く。この土地で人間が要石を祀っていた場所にいつの間にか教会が建っていたというのだ。不審に思った摩緒がそこに行ってみると確かに教会があったが、以前に来た際にはその場所に教会などは無かった。周辺を調べてみると崩れた崖の中に結界が破れた後があり、どうやら最近起きた地震で地面が崩れて、そこに埋められていた結界が破損した結果、教会が見えるようになったらしい。

つまりわざわざ結界で教会を隠していたということであり、ますます怪しいと思った摩緒がその教会の中に入ると、床から血が湧きだしてきて、そこにノミの妖が大量に現れて魔緒を襲ってくる。ノミの妖たちは魔緒のことを知っており、摩緒に「身体を差し出せ」と言う。それは900年前に猫鬼が魔緒に言った言葉と同じであり、しかもノミの妖たちは魔緒の血に触れても全くダメージを受けず、摩緒の血を求めて、その血を吸い始めた。

つまり、このノミの妖も猫鬼の血を持つ者たちであり、猫鬼の眷属であり、この結界を守っていたようです。床から湧き出した血は猫鬼の血デアリ、ノミの妖たちは猫鬼の血を吸って生き永らえてきた。だから同じ猫鬼の血を含む魔緒の血も好んで吸ったのです。そうなると、この結界の中に猫鬼が隠れているということになる。人間たちが要石だと思い込んで祀っていた大きな石は、猫鬼に関係した石だったようです。

魔緒はノミの妖たちと戦いますが、いつものように血でダメージを与えることも出来ず多勢に無勢で追い詰められて血を吸われ窮地に陥る。だがそこに菜花がやってきてノミの妖を蹴り飛ばして魔緒は窮地を脱し、菜花と共に一旦退却して態勢を立て直すことにする。魔緒は蟲毒を呑んで身体を回復させるが、回復まで時間がかかるので菜花の顔に自分の血を塗って、ノミの妖を引き付ける囮役をやってもらい、教会まで誘導するよう頼む。摩緒自身はノミの妖たちを倒す準備を整えて教会の前で待ち伏せするという作戦であった。

菜花はノミの妖たちから逃げ回りながら、このノミの妖たちが例の「吸血魔事件」の犯人だったのではないかと気付く。結界の外に逃げ出したノミの妖が居て住民の血を吸ったのではないかと思い、結界の外で出て確かめてみると、確かに犠牲者が出ていた。また「要石の下に猫鬼がいる」と魔緒と乙弥から聞いた菜花は、現代で調べた「震災後に要石が無くなっていて大きな穴が残っていた」という記録を思い出し、気になります。

そうして菜花がノミの妖たちを引き連れて教会まで行くと、そこに魔緒が待ち構えていてノミの妖を結界に閉じこめて、玄武を召喚して一網打尽にして滅します。そのまま玄武で教会を破壊して要石を露出させて破軍星の太刀で斬りつけるが、要石の表面を傷つけただけで術は破られてしまい猫鬼に攻撃は届かなかった。そこで摩緒は疲れて寝てしまい、その後、五行町に行ってみると、なんと人々の姿が以前のように透けておらず、町は本来の姿に戻っていた。ひとまず今回のお話はここで終わりとなり、次回に続きます。

 

 

カナン様はあくまでチョロい

第5話を観ました。

今回は羊司のクラスに金髪碧眼のシスター風の格好をしたジャンヌという転校生がやってきて「天界から遣わされた神の使徒」だと名乗り、羊司の魂を悪魔が狙っているから将来聖人となる予定の羊司の魂を守護するためにやってきたと言う。保健の先生は重度の中二病と診断し、羊司にジャンヌの調子に合わせてやるようにと命じる。それで仕方なく羊司はジャンヌに調子を合わせて守護されるフリをしますが、ジャンヌは酷い天然ボケな性格で、全く要領を得ずに羊司は困ってしまう。そしてジャンヌ展開の宗教に羊司を入信させようとするので羊司は「俺入りませんよ」と拒み、ジャンヌは「あなたを入れないと私は天国に行けないの」と言って羊司をベッドに押し倒して馬乗りになり入信を迫る。その様子をカーテン越しに見たカナンは完全に校内で誰かが性行為に及んでいると勘違いして激怒してカーテンを開ける。

カナンはジャンヌから神聖なものを感じ、本物の天界の使徒だと気付くが、ジャンヌの方はカナンが悪魔だとは気付かす、呑気な言動を繰り返す。どうも性知識や羞恥心が無いようで下着を晒して平気なようで、ぶっ飛んだ行動をとる。羊司はジャンヌのことをコスプレイヤーだと思い込み、ジャンヌのパンツ丸出し姿などを喜んで撮影する。カナンは羊司をジャンヌから引き離し「供犠くんは私のもの」と言ったりしてしまい、ジャンヌに正体がバレたのかと思いヒヤヒヤするが、ジャンヌは「供犠さんを愛してらっしゃるのですね」と感激したりする。だが天界で渡された羊司の魂を狙う悪魔の顔写真を見て、カナンがその悪魔であることに気付いて、ジャンヌがカナンから羊司を守ろうとして抱き着いたりするのでカナンはジャンヌのことを「淫らな行為で供犠くんをたぶらかす悪魔」と非難したりする。

そうして2人で羊司を取り合うような展開となり、羊司は「モテ期が来たのか?」と勘違いする。ジャンヌは羊司の手を握って走って帰宅しようとして河原まで行くが、まだ羊司と手も握ったこともなかったカナンはファーストホールドを奪われた怒りで走って追いかけ、ジャンヌは服の裾が木の枝に引っかかってハイレグ状態となり自爆する。翌日、ファースウトホールドを奪われた恨みを晴らすために羊司をエサにジャンヌを誘き出して返り討ちにしようと画策するカナンであったが、ジャンヌは学校に来なかった。それで河原に見に行ってみると、ジャンヌは段ボールハウスでエロいこと目的で集まってきた男信者たちからお布施の食べ物を貰っていた。

呆れたカナンは信者どもを追い払いジャンヌに天界に帰るように言うが、ジャンヌは羊司を救う使命を果たさないと天界に帰れないのだそうだ。カナンは今は羊司の魂を食べる気は無いのだと説明してジャンヌを追い払おうとしますが、それなら何をするのかと問い詰められ、カナンはエロいことを言う羽目になりタジタジとなる。そこでアミが「交尾をする」と説明し、事細かに性行為について説明すると、性知識皆無のジャンヌはショックを受けて号泣する。その翌日、ジャンヌは惚けて何だか悟ってしまい、カナンは羊司と手を握って下校するのであった。

 

 

一畳間まんきつ暮らし!

第4話を観ました。

今回は真夏の暑い中、ヘッジホッグはエアコンの故障で休業することになり、芽衣子たちは住む場所も無くなってしまう。そこで梨絵の母親でオーナーの梢の提案でグアムの研修施設に一同で行くことになる。グアムでバカンスを満喫する芽衣子たちであったが、芽衣子は相変わらず漫画家だと勘違いされており、自分には何も無いと思い落ち込む。そして遂に猫カフェのみちかに漫画家ではないことを打ち明ける。でもみちかに皆は芽衣子のことを好きだと励まされ、夕食時には梨絵にマグカップもプレゼントしてもらい嬉しくなる。そして平日になると全員みっちり勉強させられるというところで今回のお話は終わりました。そういう感じでしたが、結局あんまり面白く感じられなかったので今回で視聴は切らせていただきます。

2026年春アニメのうち、5月1日深夜に録画して5月2日に視聴した作品は以下の4タイトルでした。

 

 

スノウボールアース

第5話を観ました。

今回はまず人型の怪獣を攻撃しようとしたエルデの残党みたいな「ビエルデ」という連中が登場しますが、この連中はどういうわけか怪獣を使役しているようです。蒼と同じように怪獣使いなのかもしれない。三島モールの焦熱怪獣のことも知ってるようです。しかもこの連中は鉄男のことを殺そうと狙っているようであり、銀河怪獣の本拠地でエルデの艦隊がアクシデントで戦えなくなった原因はもしかしたらこの連中の仕業だったのかもしれません。

なお焦熱怪獣は蒼と会った時に思考を獲得したらしい。それまでは普通の怪獣であり思考が無かったらしい。思考を獲得した後は蒼が本を読み聞かせて、その本の中にあった「人間の大地」という名を怪獣は名乗っているそうです。焦熱怪獣の近くには蒼の近くにいないと近づくことは出来ず、焦熱怪獣の言葉も蒼が居なければ他の人間は聞くことも出来ない。また蒼もちょっとは炎の力を使うことが出来るそうです。焦熱怪獣はほとんどの力をモールを温めるために使っていてほとんど動けないらしい。

鉄男は滝村の家族待遇で迎えらえて、滝村家の部屋に住まわせてもらうことになったが、滝村の長女のハガネと仲良くなります。ハガネは1ヶ月前に亡くなったという母親の工房を使って何かの武器を作っているようで、鉄男も製作に協力します。しかしハガネは母親を食った怪獣に復讐するための武器を作っており、それを装備して夜中に1人で怪獣の居場所へと向かう。その怪獣は「アルテミス」という名であり、どうもビエルデと繋がりがあり、三島モールに居座って監視をしているみたいです。

ハガネはアルテミスと戦いますが、開発した武器はアルテミスを殺せるような性能のものではなかった。ただハガネはアルテミスに勝ったり殺したり生きて戻るのが目的ではなく、二度と人間を食べられないようにするのが目的だったので、アルテミスを油断させて口の中を切り刻み、何も食べることを出来なくする。そして激怒したアルテミスに殺されそうになるが、そこに鉄男とユキオが追いかけてきて間一髪、アルテミスの腕を斬り落としてハガネを救います。しかし、そこに三島モールを皆殺しにする目的でビエルデが襲撃してきたところで今回のお話は終わり、次回に続きます。

 

 

上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花

第4話を観ました。

今回は作画が元に戻りましたね。毎回変えてるらしいので厳密には元と同じではないのかもしれませんけど、細かいことは分かりませんし興味も無いです。ただ前回みたいな残念感は無かったので良かったです。前回も別に単体では悪かったとは思わないんですが、温泉で初めて名前呼びするエピソードでわざわざああいうデフォルメ作画にしたのが勿体なかったと思う。

今回はまず皆で車に乗って三峯神社に行きます。目的は雲海を見に行くことですが、いぶきは神社の境内に酒屋があるので1人でそちらに行き日本酒を買う。ぼたんもついて来て、2人で神社内を歩いていると、縁結びの願掛けをして奉納するこよりが置いてあり、ぼたんはいぶきの名前を書いて奉納したいと言う。そしていぶきにも自分の名前を書いて奉納してほしいと頼んだりするので、いぶきは動揺しつつ、帰ったら一緒に日本酒を呑もうとぼたんに言う。

続いて、雨の日にかなでがぼたんの髪を乾かしてあげると、ぼたんがかなでの部屋でゲーム機を見つけて、2人でチューハイを吞みながらゲームをします。その時にかなでが以前にいぶきが1人でお酒を呑んでるのを見て辛いと思ったという話をして、それを聞いたぼたんは自分と同じだと思い「先輩にもいぶきさんとお酒呑んでほしい」と言いつつ、酔って寝入ってしまう。

続いて、ぼたんといぶきはやえかに誘われて川越に遊びに行く。そこで雑貨屋の奥にある足湯カフェに入り、やえかが気を利かせていぶきにはビールをオーダーしますが、いぶきはシャックリが恥ずかしくて呑めなくて困ってしまう。そこでぼたんはやえかの足の指のペディキュアがあかねのものと同じ色であることに気付き、自分も同じ色を塗りたいと言うが、やえかにダメだと言われてしまい、同じブランドの別の色のものを渡し、決まりが悪くなって席を外す。

それでぼたんはいぶきにビールを勧めつつ、やえかに何か悪いことをしたのかと気にするが、いぶきは「やえかにとって大切な色だったんだよ」と慰める。すると、ぼたんはいぶきにも大切な色があるのかと問いかけ、やえかから渡されたペディキュアをいぶきとお揃いで同じ場所に塗りたいと言い出し、2人とも足の指に同じペディキュアを塗るのでした。そういうところで今回のお話は終わり、次回に続きます。

 

 

淡島百景

第4話を観ました。

今回は3つのエピソードで構成されました。前回や前々回みたいに1つの大きな物語という感じではなく、それぞれ繋がりの無いショートエピソードのオムニバスという構成でしたね。1つ目のお話はこれまでの第1話から第3話までのエピソードとも全く繋がりの無い新しいキャラのお話であり、今後のエピソードとは何らかの繋がりはあるのかもしれません。2つ目と3つ目のエピソードは第1話から第3話まで通して出番のある田畑若菜が登場する話でありました。

まず1つ目のエピソードは「四方木田かよと山県沙織」というエピソード。登場人物は淡島歌劇学校の同期の四方木田かよと山県沙織という2人の女性で、学校卒業後は共に淡島歌劇団に入団して女優として舞台を踏み、現在は2人とも退団しています。沙織が男役で、かよは女役で、よく互いに相手役を務めていたようです。

時代設定としては、沙織とかよが20代後半ぐらいと思われる「現在」のシーンで薄型の大型液晶テレビが部屋に置いてあり、おそらく2000年代以降だと思われる。ただスマホは使われていないようなので、2000年代だと思われ、おそらく竹原絹代や田畑若菜が淡島歌劇学校の在学している第1話と同時代だと思われる。その時点で沙織とかよは20代後半ぐらいなので、年齢的には絹代や若菜よりも10歳ぐらい上であり、沙織とかよが歌劇学校に在学していたのは1990年代と思われます。つまり世代的には第2話で描かれた岡部恵美や小野田幸恵や伊吹桂子の世代と、竹原絹代や田畑若菜の世代の中間に位置する世代と思われます。

このエピソードにおいては冒頭とラストで同じようなシーンが描かれている。「相手役はいつもあなた」「これって運命ねって言ったのは私」という掛け合いが描かれているのだが、冒頭では沙織が「相手役はいつもあなた」と言って、かよが「これって運命ねって言ったのは私」と応える。しかしラストではかよが「相手役はいつもあなた」と言って、沙織が「これって運命ねって言ったのは私」と応える。つまり、互いに相手のことを「運命の相手」と思い合っていたという話のようです。そして最後には「腐れ縁と笑うのは2人」と2人で声を揃えており、それが何を意味しているのかが描かれた話の内容といえます。

まず現在、つまり2000年代、山県沙織は淡島歌劇団を退団して女優業をやっており、とある芸能プロダクションに所属している。その沙織が芸能記事のためのインタビューを事務所の応接室で受けており、その中で「初恋の相手」についての質問を受けている。ただ、この質問の趣旨は普通の男女の恋愛に関するものというよりは、質問している記者の沙織に期待している回答は「同性愛」に関わるもののようです。

淡島では「鏑木夕希」という芸名で男役のスターとして鳴らした沙織はいつも共演していた娘役の「悠木みほと」との特別に親密な関係が噂されていた。だからてっきり「同性愛主義者」だと思い込んでいるファンも多い。いや実際にそうでなくても、ファンだからこそ、そういう「幻想」に浸りたいものなのだ。だから質問者もそういう「幻想」に寄り添ったような回答を期待して沙織に質問をしている。「初恋の相手はやっぱり素敵な女性でした」「悠木さんとも色々」「あれは一時の気の迷いでした」みたいな「匂わせ」をファンは求めているのです。

しかし沙織の回答は素っ気ないものだった。沙織は淡島歌劇学校に入学する前は女子高の付属中学に通っていたので、そこで確かに部活の先輩の女生徒に憧れた。それが初恋といえるものだった。だが「そういう感情はすぐに卒業した」と沙織は言う。つまり淡島に入学した時点でもう同性愛に興味は無かったということになる。ならば淡島で同期として悠木みほとと出会った時点ではもう同性への興味は無かったということになり、ファンが期待するような幻想は台無しになってしまう。

そんなインタビューの最中に応接室に入ってきてお茶の交換をした事務員の女性を見て記者は驚く。なんとその女性は「悠木みほと」だったのです。悠木みほとは淡島で娘役の女優をやっていたが、沙織よりも早く退団して、叔父の経営している芸能事務所で事務員として働いており、今は本名の「四方木田かよ」を名乗っている。そのかよの務める事務所に淡島退団後に沙織は所属するようになったのです。このインタビュアーの記者はたまたまそれを知らなかったようだが、多くの熱心なファンはそのことを把握しており「やはりあの2人はただならぬ関係なんだわ」と妄想を捗らせ、何らかの栄養分を摂取している。

そういうファン心理を知っているので、かよはインタビューが終わって記者が帰った後、沙織に「もっと上手く匂わせてファンの夢を守るべき」と小言を言う。それに対して沙織は「余計な期待を持たせるのは好きじゃない」と言い返す。そして「自分とかよが特別な関係になることなどあり得ないのだから」と沙織は言う。かよも「まぁそうなんだけどさ」と同意はしつつ、昔はそういう噂があったのは事実であると指摘し「当時の幻想で今食いつないでるところもあるわけだし」と沙織を諭す。だが沙織は「あんたのそういう打算的なところホント嫌い」と言って部屋を出ていく。沙織はかよのそういうドライで打算的なところが嫌いなのだ。それは言い換えれば、沙織はウェットで純粋だということです。

ここで2人が淡島歌劇学校に入学して出会ったばかりの頃の様子が描かれる。ここでは既に同期の中では頭角を現して男役のトップとなった沙織と、娘役のトップとなったかよが常に共演するカップルと見なされるようになっている。だが「変わったカップル」だとも噂されていた。男役の沙織の方が常にベタベタと娘役のかよに依存しており、娘役のかよの方がドライな性格で「ベタベタするのは好きじゃないよ」「早く自立しな」と沙織を突き放し気味なのだ。

沙織はそんなふうに周囲に好奇の目で見られるのは嫌いだった。それは本当にかよのことを大切に想っており、かよに本気で依存していたからだ。運命的な出会いだとも思っていた。同性愛ではなかったかもしれないが、かけがえのない相手だと思っていた。だからこそ、かよが「面白いカップル」だと思われていること自体を面白がっていたり、卒業して淡島歌劇団に入団する際に与えられた芸名を面白がっていることにも苛立っていた。

沙織に与えられた芸名は「鏑木夕希」であり、かよに与えられた芸名は「悠木みほと」であり、「ユウキ」が被っていた。これでは娘役のかよの印象が薄くなってしまうんじゃないかと沙織は心配したが、かよは「ダブルゆうき」で売りだせばいいなどと打算的なことを言う。沙織は本気でかよのことを心配していたので、そういうかよの打算的な態度が気に入らなかった。そうして結局かよが退団することになった時も沙織は「私の芸名のせい」と自分を責めたが、かよはそれを否定して「全部1人で決めたこと」だと言い、むしろそんなふうにいつまでも自分に依存してくる沙織が自立が出来ていないのが心配だと言って去っていった。だがその後、沙織は淡島を退団した後、結局はかよのいる事務所に押しかけて所属して女優業を続けることにした。

結局、沙織はずっとかよに依存していた。しかし、かよもまた沙織を本気で大切に想っていた。運命の相手だと思っていた。だからこそ「ファンの憧れる王子様」としてもっと自立した人間になってほしかったからこそ、あえてドライに突き放したのだ。昔はそのことが沙織は分からなかったが、かよに「もっと大人になりな」と言われ、かよの働く事務所で一緒に仕事をしていくうちに最近はようやくかよの気持ちが分かるようになってきた。

かよが「昔の幻想を守るべき」と沙織に言うのは、確かに打算の側面もあるが、かよもまた昔の2人の絆を懐かしんでいるからなのだ。でも沙織はかよが自分のためを思って「自立しな」と言ってくれる言葉に応えて、あえて「昔の幻想に頼らずに今の自分で勝負してやる」と考えて、インタビュー記事の中の「悠木みほと」関連の箇所は削除してほしいと出版社に頼む。このようにして、互いに運命の相手だという重い感情は抱きつつ、ようやく大人になった2人は互いに「単なる腐れ縁」と笑い合えるようになったというお話でありました。

続いて2つ目のエピソードは「田畑若菜と田畑佐江子」という話です。田畑若菜は2000年代ガラケー時代の淡島歌劇学校の予科生として第1話で入学してきた、あの若菜です。そして田畑佐江子は若菜の母親です。若菜はミーハー的な動機で淡島を受験して合格したと第1話では言っていたが、そのあたりが詳しく描かれます。

若菜の母の佐江子は全く淡島歌劇には興味は無く、お笑いが大好きな人間で、およそ「美しいもの」とは縁が無い人生を送ってきた。だから娘が淡島歌劇学校に行くなんて想像をもしていなかった。たまたま佐江子の叔母が淡島ファンで、たまたま家に来た時に若菜に「背が高いから淡島でも目指してみれば」と勧めて、それで若菜がその気になってしまったから、若菜はたまたま淡島に合格して淡島に通うようになった。そんな状態だったので、佐江子は自分の娘が女優になるなんて全くピンときていなかった。そもそもちゃんと卒業出来るのかも怪しいと思っていた。

しかし若菜が淡島に合格したのでちゃんと見ておくようにと言われて叔母が家に置いていった淡島歌劇の「エリザベート」の舞台のDVDを見た佐江子は、そこに登場する主役の「トート様」が夢の中に出てくるぐらいにハマってしまった。そうして夏休みになって若菜が淡島から帰省してきた。第3話の冒頭で若菜が1年目の夏休みの帰省を終えて淡島に戻ってきて伊吹教官に故郷の群馬土産を渡してサインをねだる場面があったが、その前の時系列の場面ということになります。

この帰省期間中に若菜はすっかり淡島にハマってしまった母親と一緒に淡島の舞台のDVDを見まくることになったわけだが、帰省初日、「エリザベート」のDVDを食い入るように視聴する母親を見て驚く。そんな若菜に佐江子は「あんた、すごい世界に入ったんだね」としみじみと言う。佐江子は淡島歌劇を見たことがなかったので、若菜が入った世界がどれほど凄い世界なのか全く実感出来ていなかったのだが、「エリザベート」を見て淡島の凄さが分かった結果「その世界の入り口に立っている自分の娘も大したものだ」と初めて素直に思えたのです。

「合格できるだけの何かの芽は持っていたってことじゃない?」と佐江子は若菜に言う。そして「何某かの芽はあったのに、お母ちゃんが摘んでしまったかもしれないと思ったんだよ」と目を伏せ「叔母ちゃんに感謝だわ」と苦笑する。もしかしたら自分が若菜の可能性を潰してしまっていたのかもしれないと思うと、今になって佐江子は恐ろしくなったのです。そうした母親の言葉を聞いて、若菜は初めて自分が「特別な存在」として認められたように感じた。

それまで若菜は自分が「特別な存在」だなどと考えたことはなかった。平凡な両親から生まれた平凡な人間なのだと思っていた。そんな平凡な人間がミーハーな動機で淡島を受験して、たまたまマグレで合格してしまっただけなのだと。だから第1話冒頭で淡島に入学した時も「大変なところに来てしまった」「こんな場所でやっていけるのだろうか」と思っていた。同室の寮長の竹原先輩に「綺麗ごとじゃない厳しい世界」だと教えられて、そんな世界でやっていく覚悟を問われても、何も答えられなかった。でも今こうして母親から「特別な存在」として期待されていることを実感すると、竹原先輩の言葉が思い出された。

竹原先輩は「一緒に通う約束をしたけど通えなかった人のことをずっと考えているから淡島で頑張っていられる」という話をしていた。その話を聞いた時、若菜は「自分にはそんな人はいない」と思った。竹原先輩は特別な人で、きっとその人は特別な人じゃないのだろうと思えた。でも自分は「特別じゃないけど、たまたま合格してしまっただけの人」だから、きっと竹原先輩みたいな心境にはなれないと思っていた。でも母親の言葉を聞いて若菜は「淡島に合格しただけで特別な人として意味が生じるのだ」ということを知った。自分は竹原先輩ほどは特別な人じゃないかもしれない。でも竹原先輩の言う「通えなかった人」よりは自分の方が「淡島に居る意味」があるのだから、竹原先輩がその人のことを考えるのと同じぐらい真剣に「私が淡島に居る意味」を考えなくちゃいけないと若菜は強く思った。そう考えると、自分はマグレで受かったのではなく、本当は凄く真剣に頑張って受験に挑んで合格したのだということを思い出し、そうして掴み取った淡島での日々を決して無駄にしないと心に誓うのであった。

続いて3つ目のエピソードは「柏木拓人と吉村さやか」というお話になります。これは田畑若菜が淡島で外出した時にたまたま出会った淡島観劇に来ていた「柏木拓人」という男子高校生のお話であり、第2話のラストで若菜が伊吹教官から外出許可を貰った続きのお話になりますので、時期的には1年生(予科生)時の春先の出来事であり、今回の2つ目のエピソードよりも数か月前の時系列となります。

といっても若菜の出番はちょっとしたもので、外出して級友たちと淡島の町を散策していた若菜が拓人とぶつかってしまい、拓人は若菜のハンカチを踏んずけてしまい、洗って返すと言うのだが若菜は遠慮してそのまま持って帰るというだけの関わり合いとなります。拓人は若菜が淡島の生徒だと気付き、男のクセにハンカチの洗濯をすると言ったことを気持ち悪がられるんじゃないかと気に病んだりする。

拓人はいわゆる「オトメン」というやつで、別にオカマとかではないのだが単に綺麗なものや可愛いものが好きで、マメな性格なので自分でハンカチの洗濯もしたりする。しかしそういうのが「男らしくない」「気持ち悪い」などと言われてしまうことも多く、「こんな自分が男であることが後ろめたい」などと卑屈になってしまっているのです。

そういう綺麗なもの好きで、しかも祖母も淡島ファンであったので、拓人も祖母と一緒によく淡島観劇に行っており、今回みたいに1人で来たりすることもある。そんな拓人に祖母が淡島のチケットが取れたので一緒に行こうと誘ってくれる。そうして拓人はまた淡島に行くことを楽しみにするが、同時に自分の将来に漠然とした不安も覚える。このままじゃ彼女も出来ないし結婚も出来ない。趣味が合う友達もいないし、祖母はいなくなったら自分は1人ぼっちになってしまうと拓人は考えたりする。

そんな中、祖母が体調を崩してしまい観劇に行けなくなってしまい、拓人は「友達と一緒に観劇に行きなさい」と言われてしまい、アテが無くて困った拓人はパソコン通信で淡島ファンのコミュニティで一緒に観劇に行く人を求め、「サヤカ」という人と一緒に行くことになった。

それまでの遣り取りで「サヤカ」さんのことを「年上の上品そうな女性」だと思い込んでいた拓人は淡島の娘役トップの香月さやかソックリの美女を妄想したりしていた。ところが実は「サヤカ」さんは「吉村清日(さやか)」という名の三十代の男性でした。彼は別に女性のフリをしていたわけではなく、拓人と同じように「オトメン」であり、マメで綺麗好きで淡島好きであったのでチャットの遣り取りだけだと女性に見えていただけだったのです。そうして拓人は自分と同じ趣味を持ち、自分と同じような心苦しさを抱えて前向きに生きているさやかさんに出会えて、「こんな大人になるのも悪くない」と思えて、心が少し楽になったのでした。そういうところで今回のお話は終わり、次回に続きます。

 

 

彼女、お借りします(第5期)

第52話を観ました。

今回はハワイアンズのプールサイドで千鶴がレンタル彼女であったことがバレて、しかも和也が千鶴をレンタルして自分の彼女だと偽って家族や友人たちを騙していたということまでほとんど確定的になってしまい、しかも「千鶴が悪意をもって木ノ下家を騙していた」という濡れ衣まで被せられてしまったという場面の続きから始まります。全く悲惨な状況です。まぁほとんど本当の話なので弁解のしようもないが、最後の「千鶴が悪意で木ノ下家を騙していた」というのは完全に誤解なので解きたいところですが、これだけ嘘を重ねてきた以上、弁解など聞いてもらえそうもない。だから千鶴も和也も何も弁解できず、そのままそれらが事実として確定してしまいそうな状況です。

しかし、ここで和也の祖母の和は、まだそれでも千鶴を信じようとしました。といっても、和もさすがに状況的に「千鶴がレンタル彼女であったこと」「和也が千鶴をレンタルして彼女だと偽っていたこと」は真実であることは理解していました。自分がずっと2人に嘘をつかれて騙されていたことも分かっています。そして、そのことについて大して怒ってすらいませんでした。和は自分が「騙されても仕方ない人間」だということは分かっていたからです。それは和が千鶴を信じたのは、あくまで「和の利益のためだったから」です。

和は孫の和也に幸せになってほしかった。そのために千鶴のような素晴らしい女性が和也の恋人になり結婚までこぎつけてくれれば僥倖であった。だから千鶴を大切にして、千鶴のことを全面的に信じた。それはつまり「自分と孫の幸せのために千鶴を利用しようとしていた」ということであり、決して千鶴本人の幸せを願っての行動ではなかった。和がやたらと千鶴のことを気遣い「千鶴さんにも幸せになってほしい」と言い続けていたのは、そうした自分の疚しさや不純な部分に対する後ろめたさを誤魔化すためだったのでしょう。

だから和は「和也と千鶴が自分たちを騙していた」と知った後「そんなふうに自分の利益のために千鶴を利用しようとしていた自分が千鶴に騙されたとしても自業自得だ」とは思っていた。だから、本来はもうそこで話は終わっていた。和也と千鶴がマトモな反論もしない以上、そういうことだったというのはもう確定であり、それ以上2人を問い質す必要も無い。「とんだ笑い話だ」と呆れ果てて笑い飛ばして、千鶴にはさっさと帰ってもらい、ケチのついた家族旅行ももうどうせ最終日であるし、早々に切り上げて東京への帰路につく。それでこの件はもうおしまいでよかった。

だが和がずっとスマホの千鶴のプロフィールページを見つめたまま黙って動かなかったのは、別のことが思考を占めていたからであった。自分は騙されて仕方ない人間だから、別にいい。しかし「騙されてはいけない人間」が別にいる。それが千鶴の祖母の小百合であった。小百合は和の親友でもあり、既に故人であった。その小百合が生前、孫娘である千鶴と和也の幸せを本心から信じて喜んでいた。それは和のように「自己の幸せのために千鶴を利用しよう」という邪な気持ちではなく、ただ純粋に孫娘である千鶴の幸せを願ってのものであった。そうした小百合の想いは裏切られるべきではない。それだけは千鶴は裏切ってはいけないのだ。そのことだけは和は確かめねばいけないと思った。小百合自身が生きていれば、小百合自身が確かめるべきことであったが、小百合が故人である以上、それを確かめるのは親友である自分の務めだと和は思った。

もちろん状況的に「和也と千鶴が生前の小百合にも嘘をついていた」というのは間違いないことは和も分かっていた。2人は恋人同士でもなく結婚する意志も無かった。それでも恋人同士のフリをして小百合を騙していたのだ。しかし「そんなことはもうどうでもいい」と和は思っていた。どうせ小百合はもう死んでしまってこの世に居ないのだ。2人が恋人であるとか結婚するとか、そんな現在や未来の話は、もう死んだ小百合には関係ない。大事なのはただ1つ「生前の小百合が信じたものは果たして真実だったのか」という点だけなのだ。

和也と千鶴は恋人同士でもなく結婚する気も無かった。それは事実だろう。だが和が小百合から聞いた話では「千鶴から和也に対する気持ちを聞いたことはない」とのことであった。そういえば和もまた和也や千鶴からそれぞれ相手に対する気持ちを詳しく聞いたことはない。2人とも常に言葉を濁していた。つまり2人は積極的に自分たちの家族を騙そうとはしていなかったように見える。麻美が言うような「悪意で木ノ下家を騙そうとしていた千鶴」という姿とは食い違いを和は感じていた。

ただ、ここで重要な論点はそこではない。和は和也や千鶴から「相手を愛してるという証の言葉」を聞かずに、それでも2人の幸せを信じていた。だが実際は信じていなかったことを和は自覚している。「本当に千鶴さんのような女性が和也なんかを好きなのだろうか?」とずっと疑っていた。そうした猜疑心を隠すために「千鶴を全面的に信じているフリ」をして、とにかく千鶴を繋ぎとめて木ノ下家の幸せのために利用しようとしていた。だが小百合はそうではなかった。本当に本心から千鶴と和也が幸せになることを信じていたのだ。だが小百合は千鶴からは「和也を愛している」なんて言葉は一度も聞いていない。それなのにそこまで強く信じたということは、何かの確信があったはずだ。小百合をそこまで確信させる何かが和也と千鶴の間にはあった。少なくとも千鶴の心の中には「何かの真実」があったのではないか。和はそう思ったのだ。

和也と千鶴は確かに偽物の恋人同士であった。だが同時に千鶴の心の中にはそうした嘘の中に「何らかの真実」があった。その真実を感じ取ったからこそ、小百合は2人の幸せを強く確信できたのではないかと、同じく騙されていた立場だからこそ和は直感したのだ。それゆえ和は千鶴に対して「小百合さんは信じておったぞ」と指摘し、「釈明」を求めた。それはつまり「小百合さんが信じる根拠とした何かの真実があるのなら釈明せよ」と求めたのであり、別に千鶴を非難したつもりではなかった。麻美の言うように千鶴が単に悪意しか持っていなかったというのなら、小百合がただ騙されただけのマヌケということになってしまう。そんなことはないのだということを千鶴に証明してほしかったというのもある。

しかし千鶴にはそうした和の言葉は「嘘をついていたこと」に対しての自分への非難の言葉にしか聞こえなかった。千鶴は嘘がバレたショックで動転しており、和がてっきりそのことで激怒していると思っていたし、罪の意識でいっぱいになっていたので心に余裕もなく、和に「小百合さんは信じていた」と言われて亡き祖母に対して申し訳ない気持ちがあふれ出してきて涙がこみ上げ、「釈明」を求められても「こんな罪深い自分が釈明なんてする資格はない」と思って黙り込んでしまった。

和也も隣で同じような気持ちで黙り込んでいた。和也も罪の意識でいっぱいであったし、自分以上に千鶴が小百合への罪の意識で何も釈明なんて出来ないだろうと理解できた。和也自身は千鶴が本当は小百合に嘘を打ち明けようとして苦悩していたことを知っており、それを和に対して弁明したい気持ちもあったが「これまでずっと嘘をついてきた自分たちが何を言ったところでどうせ信じてもらえないだろう」と思って何も言葉が出てこなかった。

そうして千鶴が何も釈明もせず黙り込んでしまったので、和は「自分が推測したような何かの真実なんて存在しなかったのだ」と理解して落胆した。全ては自分の思い込みに過ぎず、千鶴の心の中に和也に対する想いなど何も無く、小百合はただ単に勘違いしていただけだったのだ。そう考えると和は全てが虚しくなった。亡き親友の名誉が深く傷つけられたように感じられて悲しくなった。それで和は溜息をつき「もういい」「疲れた」と言って背を向け、その場を立ち去ろうとする。別に千鶴や和也を非難するつもりはなかった。「今はただこの虚しい場をさっさと終わりにしたい」という想いだけであった。

しかし、そうした和の言葉は和也と千鶴には、いや他の全員にも「千鶴が完全に見放され麻美の言うとおり悪女として断罪された」と受け取られた。千鶴は「自分には当然の報いだ」と受け止めたが、和也はそうではなかった。何故なら既に心に誓っていたことがあったからだった。千鶴が小百合に最期まで本当のことを言いそびれてしまったと和也に報告した時「これで和さんに本当のことを言いづらくなった」「最後まで自分の祖母を騙し続けた酷い人間だと思われる」と言った際、和也は「そんなことにはさせない」「水原だけは必ず守る」と約束していたのです。

だから和也はどんな手を使っても千鶴が和に悪い人間だと思われることだけは阻止しなければいけないと思い、立ち去ろうとする和の背中に向けて「違うよ」「水原はそんな子じゃない」と言う。そして「だって、付き合ってるのは本当なんだ」と、トンデモない嘘をつくのであった。和也の言い分はつまりこういうことだった。「もともとレンタル彼女として千鶴と出会ったのは事実」「見栄を張って千鶴を本物の彼女と偽って皆を騙していたのも事実」「千鶴も成り行き上仕方なく小百合を騙していたのも事実」「そのことを麻美に知られて諫められていたのも事実」と、この場でバレてしまったことは全て事実だと認めた上で、ここからが大ウソで「でも、そうしているうちに互いに好きになって、小百合祖母さんが亡くなる1週間前から本当に付き合いだした」「亡くなる直前の小百合祖母さんに今さら『1週間前まで騙してました』なんてショックを与えるようなことも言えなかったので、そのまま言いそびれたまま臨終となってしまった」「でも小百合祖母さんが信じていた2人の恋人関係は最後には本当のことになったのだから、千鶴は小百合祖母さんに嘘は言っていない」「木ノ下家に真実を言いそびれていたのは単に自分が嘘をついていたことを隠しておきたかったからであり、千鶴は優しいからそれに調子を合わせてくれていただけ」「だから千鶴は嘘つきじゃない」というようなものだった。

また「2人が本当に付き合い始めたことは麻美には言いそびれていた」とも説明した。こうなると、麻美の言った「千鶴が木ノ下家を騙していた」という話も、事実を知らされていなかった麻美が勝手に思い詰めて暴走して千鶴のことを悪く解釈して口走っただけということになる。つまり、千鶴は小百合の信じていたものを裏切ってはいなかったし、木ノ下家に対して悪意も抱いていなかったということになる。この和也の言い分が通るならば、千鶴はこの場で非難されるようなことはない。確かに少し前までは皆を騙していたという点は批判されても仕方ないことだが、現在は和也と真面目に付き合っているのならば情状酌量の余地は十分にあるといえるでしょう。

但し、それは「和也の言い分が通るならば」の話です。いや、そんな言い分が通るわけがないでしょう。ここまでの1年半もの間、ずっと皆を騙してきた和也の言葉に何ら信憑性が無いことはこの場に居る全員が分かっていたからです。ましてや「小百合さんが亡くなる1週間前から本当に付き合っていた」なんて都合のいい話、誰がそんなものを信じるものか。どう見ても見え見えの嘘でした。大事な人たちを1年半も騙し続けて、その嘘を認めた上で和也が信頼回復のためにやるべきことは「誠心誠意の謝罪」しかありえない。それなのに更に嘘を重ねるなんて絶対にやってはいけないことです。そんなことをやってしまえば家族からも親友からも完全に見放されて人生おしまいです。和也はそんな危険なことをやろうとしている。だから木部は和也に「ここで嘘ついたら終わりだぞ!」と必死で止めようとする。

だが和也は止まらない。自分が千鶴と付き合っているという嘘を信じてもらうために、自分がどれだけ千鶴のことを好きなのか、どれだけ千鶴が素晴らしい女性であるかと、涙ながらに滾々と語り続ける。何ともみっともない姿ではあるが、ここに関しては嘘ではない。全て和也の偽らざる本心であった。和也だって自分の言い分が誰からも信じてもらえないことぐらい重々承知している。だからせめて自分が千鶴をどれだけ愛しているのかという「本当の話」を強調して押し切ろうとしているのだ。お蔭で今まで千鶴に対してなかなか言い出せなかった「愛してる」という告白が、こうして千鶴のいる場でスラスラと口をついて出て来て、念願の告白は果たすことが出来た。だが、その先に明るい未来なんか無い。無いと分かっているから何の躊躇いも緊張も無く、スラスラと告白できたともいえます。

和也は自分の言い分が信じてもらえないことは分かっている。こんな悪あがきが成功する確率がそう高くないことも分かっている。でも「それでも本当に付き合ってるんだよ」「こんなに千鶴のことを愛してるんだよ」と無理矢理にでも言い通せば、この場ぐらいは切り抜けられるんじゃないかと思っている。この場だけ切り抜けても、どうせ後で全ての嘘はバレて吊し上げを喰らうのは避けられない。でも、この場だけでも切り抜ければ、そこから先は責められるのは自分1人で済ませることが出来る。そう和也は思っていた。とにかくこの場だけ切り抜けて、千鶴はさっさと東京に帰ってもらい、後で皆に「千鶴とは別れた」と報告して、おそらく「やっぱり嘘だったんじゃねーか」と和也はボコボコにされるだろうけど、もう千鶴は木ノ下家の関係者に会うことはないのだから責められるのは和也だけで済ませることが出来るのだ。

和也の考えは大体そういうところであった。しかし、これは物凄い考え方です。和也は千鶴を守るために「とにかくこの場だけ逃れて、その後すぐに千鶴とは別れたと報告して二度と会わない」と心に決めている。そんな「二度と会わない人間」を守るために自分にとって本当に大事な家族や親友たちからの信頼を完全に失うような嘘をつこうとしているのだ。こんな割に合わない話はそうそう無い。そんな和也の異常な覚悟に薄々勘づいているから木部も必死に止めさせようとしているし、和も唖然として和也の言葉を聞いている。

しかし和也は自分が千鶴も含めて全てを失ったとしても、それでも千鶴だけは守りたいと思っていた。「水原だけは守る」と約束したからというだけではない。もともとは自分が嘘をついたのが原因で千鶴も嘘をつく羽目になったのだという申し訳ない気持ちもある。和也自身、もともと嘘をつくのは好きではなかった。そして千鶴も本当は正直さを愛する人間だということはこれまでの付き合いで和也は分かっていた。だから「嘘をつかないといけない状態」に対して自分と同じように千鶴もずっと苦しんできたということを和也は嫌というほど分かっていた。そして小百合に対しても最期の瞬間まで嘘を打ち明けようと思い悩んでいて、つい言いそびれてしまっただけだということも知っていた。そうした「本当のこと」を説明しようとしても、今のこの状況ではマトモに聞いてもらえそうにない。それが和也には悔しくてたまらない。本来は嘘つきではない和也は「本当のこと」が受け入れてもらえない状況が本当に辛いのだ。きっと千鶴も同じぐらい辛いのだろうということも分かる。だから和也は「せめて千鶴だけはこんな状況から逃がしてやりたい」と懸命になってしまう。たとえそのために自分が全てを失ってもいいと思っている。

そのために和也は大して巧妙な策があるわけでもなく「とにかく俺がこんなに千鶴を愛してるんだから、2人が今は付き合ってるのは本当のことなんだよ」という理屈でこの場だけ押し切ろうとしている。だが、そんな和也に対して麻美の非情な言葉が突き刺さる。麻美は和也がこの場を何とか強引に逃げ切ろうとしていることはお見通しで、その道を封じるように「じゃあ、キスして」と和也に対して、千鶴にキスをするようにと要求する。本当に付き合っているのならキス出来るはず。キスをして本当の恋人なのだということを証明してほしいというのです。和也の説明によれば「麻美には嘘をついていることを諫められていたのに、2人が本当に付き合い始めたことは報告していなかった」という設定になっている。ならば麻美が怒って「本当に付き合ってる証拠を見せて」「キスしてみせて」と要求しても不自然ではない。麻美の作戦に隙は無かった。

もちろん本当に付き合っているわけではないのでキスなんて出来ない。和也は「公衆の面前でキスなんて出来ない」とか言って逃げようとするが、そうなってくると「千鶴のことをこんなにも好きなんだ」なんて言葉に説得力は無くなってきて、これで和也の勢いは完全に削がれて、この場を逃げ切るのは困難になってくる。すると、そこにハワイアンズの係員がやってきて木ノ下家の一団に向かって「他のお客様のご迷惑になりますので」と声をかけてくる。

麻美がスマホを落として以降、しばらくの間、木ノ下家一行の9人がプールサイドの通路に立ち止まって道を塞ぐ形になっていたので係員が注意に来たのです。こういう場合、和は「係の人の迷惑になってはいかん」と言って素直に言うことを聞いて一旦移動となるはず。そうなれば麻美が「キスして」と迫った緊迫した空気は一旦は緩んで、そこから何とか上手く誤魔化せるのではないかと和也は希望を持つ。ところが和はいつもとは違い係員を手で制して「もう少しだけ時間をいただきたい」「数秒で済む」と、麻美の作った空気を継続させる。和もいきなり和也がミエミエの嘘を意味不明に言い出したのに呆れており、和也が千鶴にキス出来ずに嘘を認めるという形でこの茶番を終わらせたいと望んだのです。むしろ和の「あと数秒で済む」という言葉によってタイムリミットが設けられた形となってしまった。そして和は和也に向かって答えを出すよう促すが、和也はもちろん千鶴にキスなど出来ず万事休すとなる。ところが、そこに意外な助け舟を出したのが瑠夏であった。

瑠夏はもともと心臓病のせいで「ドキドキしたこと」が無かった。そんな自分を「人間じゃないみたい」だと卑下していた。そんな時に出会った和也に対して生まれて初めてドキドキした瑠夏は「初めて生きた人間になれた」と思えてボロボロ涙を流して歓喜した。そうして瑠夏は「自分と和也は運命で結ばれている」と思い、彼女になりたいと言ってきた。だが和也は既に千鶴のことを好きであり、そのことには瑠夏もすぐに気付いた。

そして自分では女性として千鶴には勝てないということもすぐに瑠夏は理解した。だからこそ瑠夏は「でも自分は和也の運命の相手であり、特別なのだ」という考えに縋った。千鶴は確かに素晴らしい女性だけど、所詮はレンタル彼女であり、運命の相手じゃない。だから自分の方が和也と結ばれるべきなのだと瑠夏は思うようになった。だから早く和也が家族に本当のことを打ち明けて千鶴との関係を絶って、自分と正式な恋人関係になってほしいと瑠夏は願い、そうしてほしいと促した。ただ、あくまで「和也くんと千鶴さん2人の幸せのためにもその方がいいから」という建前で和也に説いた。それに対して和也は瑠夏がそう言ってくれたことが嬉しくて「俺と水原と瑠夏ちゃん、誰も傷つかないような解決法を探る」と答えた。

でも本当は瑠夏は「自分は和也の運命の相手なんだから、皆同じじゃなくて、自分だけ特別がいい」と思っていた。そうして瑠夏はこの事態に直面した。麻美がスマホを落として、それで千鶴の正体がバレて、和也と千鶴の嘘もバレて、急にトンデモないことになっている。前もって麻美の怪しい動きを知っていた瑠夏には、きっと麻美が仕掛けたのだということはすぐに理解できた。麻美は一気に決着をつけようとしている。そして和までもその空気に乗って決着を迫っている。和也は言い逃れようとしているが、このままではきっと麻美の要求に応えてキスなんか出来ないから上手くいかない。2人の嘘は完全にバレて和也と千鶴は別れることになるだろう。そうしたら自分はどうなるのだろうかと瑠夏は考える。

今の状況だと、瑠夏もまた「2人の嘘に騙されていた友人のうちの1人」と認識されている。ならば2人の嘘がバレても、そのとばっちりを食うことはない。木ノ下家の人たちの心証は悪くない。それならば、この騒動が終わって和也と千鶴が別れた後、自分が改めて和也の彼女になるというのは可能だと瑠夏は思った。つまりこのままだと「和也と千鶴だけが傷ついて自分は傷つかずに得をする」という形になる。それは和也が目指していた解決法ではない。おそらく今、和也が必死に悪あがきしているのが和也の目指す「誰も傷つかない解決法」、いや「自分は傷ついても千鶴も瑠夏も傷つかない解決法」なのだろう。「和也の彼女」である自分としてはそんな和也を応援すべきなのだろうかと瑠夏は葛藤するが「それは違う」と思い直す。

自分は和也の運命の相手であり特別なのだ、でも千鶴はそうではない。ずっと皆に嘘をついていた。ならば差があって当たり前だ。「自分だけが幸せになりたいと思って何が悪いのか」と思い、瑠夏はこの状況を静観して、このまま和也と千鶴が別れてしまえばいいと思った。だが、その瞬間、目の前で真剣な眼差しで和也の方を見据える和の顔を見て、瑠夏は昨晩の露天風呂の後の和との会話を思い出した。

その会話の場面というのは4期で放送された第46話の出来事だが、第46話では瑠夏が和と2人で会話した後「最後にもう1つだけいいですか?」と言って何か会話したがカットされていた、その部分です。その謎の会話が何だったのかが今回ここで明かされたのだが、そこで瑠夏は「どうして私もこの旅行に誘ってくれたんですか?」と和に質問した。瑠夏はてっきり自分は和から見れば「お邪魔虫」のような迷惑な存在だと思っていたので、どうして自分まで旅行に誘ってもらえたのかよく分かっていなかったのです。だが、それに対して和は「ワシが瑠夏どののことも好きだからじゃ」と答えてくれた。

その時、瑠夏は嬉しく思うよりも、むしろ心苦しかった。それまでは「どうせ自分は迷惑がられている」と思っていたのでそんな感情は湧かなかったが、気に入られていると知って、瑠夏は和を騙していることに対する罪悪感が湧き上がってきたのだ。瑠夏は千鶴が和也の偽の恋人だということを知っていて和には黙っている。そういう意味で和也と千鶴の嘘の共犯者なのだ。そんな自分を和に「好き」だと言ってもらって瑠夏は罪悪感を覚えて苦しくなった。そして「嘘がバレたらもっと辛いだろうな」と思うとますます暗い気持ちになった。

それが昨晩のことだった。その時の自分の気持ちを思い出した瑠夏は、目の前で嘘がバレて真っ青になっている千鶴を見て「自分と同じなんだ」と思った。瑠夏も千鶴が木ノ下家の人たちを騙して平気ではないことは知っていた。きっと悩んでいるのだろうとは思っていた。でもあまりその気持ちを実感は出来なかった。でも昨晩の和と話した後の自分の気持ちを思い出した瑠夏は「きっと千鶴さんも騙している相手である和さんにあんなに好かれて信頼されて、ずいぶん苦しかったんだろう」と実感できた。そして今こうして嘘がバレてしまって、きっと死ぬほど辛いのだろうということも瑠夏は実感できた。

そうすると瑠夏は「自分は特別なんかじゃない」「自分も嘘つきだったのだ」「千鶴さんと同じなんだ」と思えた。だから瑠夏は千鶴が目の前で傷つくのを見たくないと思い、和也に手を貸して、何とかこの場を逃れられるようにしたいと思った。それで瑠夏は緊迫した空気の中、突然口を開き、「皆さん、顔怖いですよ」と場を和ませようとして「2人が付き合ってるって言ってるんですから、それでいいじゃないですか」「今は本当の恋人だって言ってるんだからいいんじゃないですか」と必死で笑顔を作って口を挟む。すると栗林もそれに乗ってきて「みんな頭に血が昇ってるだろうから一旦落ち着こう」「こんな場所でいきなりキスなんて出来るわけがない」と言い、瑠夏と一緒にゲームセンターに行くことを提案したりして、とにかくこの場を逃げ切る手助けをしようとしてくれる。

栗林も和也と千鶴の嘘を知っており、嘘の共犯者のような存在であったが、千鶴が喜んで木ノ下家を騙していたわけではないことは分かっている。だから助け舟を出してくれたのだ。それにしても、栗林にしても瑠夏にしても、最初は和也と千鶴に騙されていた被害者だったはずです。それなのにこんなふうに助け舟を出してくれるのは、2人とも和也と千鶴の2人とも確かに嘘つきではあるが、その嘘の中に確かに「何らかの真実」があると感じてくれているからなのです。そんな2人の気持ちが和也は嬉しくて涙がこみ上げてくる。

そうした瑠夏と栗林の発言によって、和也が千鶴にキスできずに嘘が確定するという流れは一瞬グラついた。だが木部が口を開き、瑠夏と栗林を黙らせた上で、和也にもっと根本的な話をする。木部は別に恋人の証明のキスなんて求めてはいなかった。もともと和也が嘘を言っていることは明白だったからです。どうせキスなんか出来るわけがない。キス出来ないことを責める気も無かった。むしろ木部が和也に言いたかったのは「みっともない嘘をつくのはもう止めろ」ということだった。

木部はもともと「世の中なんて嘘ばかり」だと醒めた考え方の持ち主だった。でも「好きな相手のことは信じたい」といつも言う純粋で真っすぐな和也と一緒にいると、世の中も捨てたものではないと思えてきて、そんな和也だからこそ「ずっと親友でいたい」と思っていた。そして、それは和也の周囲にいる和や両親、友人たちもみんな同じなのだと思っていた。だから木部は和也がこんなふうにみっともなく嘘を言い続ける姿は見たくなかった。「それは俺の知ってる木ノ下和也じゃねぇよ」という木部の言葉は和也に鋭く突き刺さる。それは木ノ和也という人間の全否定であり、全ての人間関係の喪失を意味している。

しかし和也はそんな最悪の結末が待っていると分かっても、それでも涙を流して木部に何も応えない。嘘を認めようとはしない。何故ならそれが木部の知る木ノ下和也だからです。「好きな相手は信じたい」という木ノ下和也なのです。千鶴が嘘に苦しんでいたという「千鶴の真実」を信じて守りたい。でもそのための方法がもう自分がつきたくもない嘘をついて自分で自分を否定して自分という存在を全否定されることしかない。木部から見れば「本当に大事にすべき好きな相手」であるはずの家族や友人たちとの関係を捨ててでも、もう二度と会わないと決めている「好きな相手」である千鶴の真実を守る。それでも構わないと覚悟を決められる。それがもともと木部に希望を与えた木ノ下和也なのです。

そうして和也が完全に覚悟を決め、家族や友人たちに心の中で泣いて謝りながらこれまでの自分の行動を後悔しながら、それでも千鶴を守ることを選び、いよいよ和也という人間が皆に全否定されるというタイミングでエンディングに入りますが、その後にCパートがあり、それまでずっと黙って立っていた千鶴が突然動き出し、和也の前に立ち、唇にキスをしたという驚愕の展開で今回のお話は終わり、次回に続きます。

2026年春アニメのうち、4月30日深夜に録画して5月1日に視聴した作品は以下の4タイトルでした。

 

 

氷の城壁

第5話を観ました。

今回は前回のラストシーンの小雪と湊の会話シーンを湊側の視点でもう一度描いて始まります。湊はもともと小雪との会話は拒絶されている感じがして苦手だった。もともと「誰とでも上手く話せる」と自負していた湊にとってはそういう事例というのはあまり無くて、どうにもペースが掴めなくて苦手意識があったのです。それで何を話せばいいのか話題に困って、小雪が五十嵐と中学時代に知り合いだったことを思い出して「五十嵐と先日会った」ということを伝えたら小雪が嫌な顔をしたので湊は「失敗した」と思った。

小雪が嫌な顔をしたのは中学時代に五十嵐との間にトラブルがあったからであり、先日湊が五十嵐と喋っていたのを目撃して「何か自分に関して良くない話でもしているのではないか」と不安に思っていたので、いきなり湊が「先日五十嵐に会って」なんて話し出したので身構えてしまったからです。だが湊は五十嵐と小雪の話をしていたわけではなく、ただ単に会話のとっかかりで五十嵐の名前を出しただけだったので、「氷川さんが五十嵐の名前を聞いただけで嫌な顔をした」と受け取り、「五十嵐のことが嫌いだったのか?」「五十嵐の名前を出したのは失敗だったのか?」と内心で焦る。

その上で更に湊は美姫から先日「中学時代にバスケ部でイジメを受けていた子は小雪だった」と打ち明けられていたので、それを思い出して「そもそも中学時代の話題は氷川さんにはタブーだったのかもしれない」と思い、慌てて小雪に「ごめん」と謝って「中学の話、やめよっか」と言った。だが、それを聞いて小雪は「どうして雨宮くんが私の中学の時の良くない話を知ってるの?」と解釈してしまい「五十嵐から色々なことを聞いたに違いない」と誤解してしまった。

それで小雪が険しい顔で湊の方を睨むと、湊の方はまだ小雪の顔が険しいので「まだ怒ってるよ」と思って気まずそうな顔で黙り込む。すると小雪は「何か焦ってる」と受け取り「何か悪いことを企んでたんだ」「やっぱり五十嵐に頼まれて探りを入れて来たんだ」「それで失敗して焦ってるんだ」とどんどん誤解していき、その結果、湊に向かって「なんで人のこと探ったりするの?」「理解できない」「気持ち悪い」と言って立ち去っていってしまったのでした。

その後、小雪は落ち込みました。そして自分の湊への言動が「自分の気持ちを伝えるため」ではなく単に湊に対して苛立ったので湊を「傷つけるため」であったことに気付き自己嫌悪に陥る。更に小雪は2人の遣り取りを見ていた陽太から「陽太と湊が中学の時に小雪がイジメを受けていた話を美姫から聞いて知っていた」ということを教えてもらった。美姫は小雪の名を出しておらず「バスケ部の子」としか言っていなかったのだが、先日の勉強会の時に「小雪が中学の時にバスケ部だった」と知って陽太は「小雪の話だったんだ」と気付いていた。だから同様に湊も気付いたのだと陽太は察していた。実際は湊は美姫から先日ハッキリと小雪の話だと聞いていたのだが、とにかく陽太は「湊もそのことに気付いてたんだと思う」と小雪に伝え、小雪は「だから雨宮くんは気を遣って中学の時の話はやめようと言ったのか」と気付く。五十嵐から何か聞いて探りを入れたとか、そういう話ではなかった。自分の勘違いだったのだと気付き、小雪は恥ずかしくなり「雨宮くんに謝らなければいけない」と思う。

一方で湊の方はいきなり小雪に意味不明の疑惑を向けられてキレられてしまい困惑していた。それで小雪が何を考えているのか色々と想像してみるがよく分からない。結局「価値観が違うんだ」と結論づけ、どうせ迷惑に思われてるんだし、もう関わるのをやめようと考えた。それでも何だかモヤモヤが晴れないまま放課後になり下校しようとしたところ、湊に謝罪する機会が見つからないまま下校しようとしていた小雪と下駄箱でバッタリ出会う。しかし小雪は咄嗟に言葉が出てこず、こわばった表情で湊を見めるだけであったので、湊は「やっぱり迷惑がられてる」と思って立ち去る。

小雪はその寂しそうな湊の顔を見て、自分がこれまで湊のことを勝手に苦手なタイプだと決めつけて本当の姿を見ようとせずに拒絶して、自分はどうせ相手に理解されないんだと決めつけて、そうして壁を作って自分が中学の頃にされていたことを他人に対して平気でやっていたのだと思い知る。湊の方は自分が誰とでも仲良くなれるという自己満足のために距離を詰めて小雪に迷惑をかけてしまったと自己嫌悪して立ち去っていくが、そこに小雪が走って追いかけてきて「少し話がしたい」と言う。

そうして小雪は「ひどい言い方をしてごめん」と謝り、五十嵐から何か聞いたんじゃないかと誤解して嫌な気分になったけど、陽太から話を聞いて誤解だったと分かったと事情の説明をする。その上で、勘違いして酷い態度をとったことについて謝罪しようとするのだが、自分の気持ちを上手く言葉に出来ず涙がこみ上げてきて必死に涙をこらえる。そこに湊がついいつものクセでフォローを入れて優しい言葉をかけたので、それが引き金になって小雪の涙は溢れてしまった。

そこに他人がやってきたので湊は慌てて小雪の涙を隠すために一緒にスマホでゲーム画面を見ているように装ったりして、そうしているうちに小雪も思わず笑ってしまったりして泣き止むことが出来て、2人の間に親密な空気が流れ、とりあえず仲直りは上手くいって2人は別れるが、湊はそれがきっかけで小雪のことを意識し始める。同時に小雪が事情を説明した際に「五十嵐とは仲が悪い」と打ち明けたので、湊は違和感を覚える。何故なら先日の合同練習時に湊が小雪の名前を出した時に五十嵐は「うちの中学にそんな奴いたっけ?」と小雪のことを知らないように装っていたからです。それで湊は「あの2人の間に一体何があったんだろう?」と不審に思うが、あまり過去を詮索してはいけないと思い、考えないようにする。

そうして冬休みに入り本編は終わるが、Cパートで小雪と美姫が中学時代の友達と会う場面が描かれ、ここで小雪が中学の頃に五十嵐と交際していたことが明かされる。そして美姫が「それはきっと私のせいだ」と落ち込む場面も描かれ、どうやら美姫が中学の頃に小雪を「傷つけた」と自覚しているのはこれなのではないかと思わせたところで今回のお話は終わり、次回に続きます。

 

 

Dr.STONE SCIENCE FUTURE 第3クール

第29話を観ました。

今回は千空たちの月面到達計画が着々と進んでいき、驚愕の展開に突入していきます。月面に居るホワイマンのもとに辿り着くためには、まず月面ロケットを作らねばいけない。その月面ロケットを大気圏を突破させて宇宙空間に飛ばすためのジェットエンジンは南米アラシャの地でゼノが超合金をレベルアップさせていき完成を目指している。そして、そうして宇宙空間に飛び出したロケットを宇宙船として月面まで誘導して無事に着陸させるための正確な軌道計算をするためのコンピューターを作るため、千空は半導体の代わりにパラメトロンを使うという計画を立て、コーンシティで復活した杠たちに「20万個のパラメトロンを作って指定した回路図通りに組み上げる」という作業を依頼した。

パラメトロンは直径4ミリほどの大きさのドーナツ状の金属に電線を巻いたものであり、ドーナツは機械で大量生産できるが、電線を巻く作業は手作業となる。細かくて量も20万個と多くて大変です。コーンシティで復活したメンバーだけでは人手が足りない。だからこそコーンシティでやるわけです。コーンシティならばコーンを大量に収穫して大量のエタノールを生成することが出来る。また、もともと弾薬を作るために硝酸を生成する装置も完備している。だからコーンの収穫を待って大量の石化復活液を作って、そこらへんにある石像をかたっぱしから復活させて大量の労働力を確保できる。そうしてマンパワーで20万個のパラメトロン製作ミッションもクリア出来る目途が立つのだ。

ただ20万個というのは最終的に月面ロケットを飛ばす時に使うスーパーコンピューターに必要となるパラメトロンの量であり、そこに至るまでのレベル1とかレベル2とか各段階のコンピューターにもそのレベルに応じた量のパラメトロンは必要であり、その段階は早く進んでいかねばならないし、それに必要な量のパラメトロンならば現在の人数でも対応可能。そういうわけでさっそく電線を巻く作業の開始となるが、すぐにマグマや陽など脳筋組は音を上げる。

そこでゲンは「ストーンワールド数学オリンピック」を開催すると宣言する。要は計算で勝負して1等になった者には1億ドラゴを賞金として与えるというものであり、しかも「道具使用OK」というもの。そうなればパラメトロンを使った電卓を完成させていればコーンシティ組が断然有利ということになる。こうやってコーンシティ組のパラメトロン製作チームのモチベーションを上げようというゲンの策略であった。

そうしてパラメトロン製作は進んでいった。同時に手持ちの復活液で現地の石像を復活させていき、更にコーンの収穫もして、復活液も増産していき、次第に労働力も増えてきた。そこで千空は「メモリーを作る」と言い出す。実は演算回路の基礎であるパラメトロンだけではコンピューターは作れない。演算回路が高度な計算をスムーズに行うためにはデータの記憶装置である「メモリー」は不可欠なのだ。

21世紀のコンピューターではメモリーには半導体が使われていた。メモリーというのはデータの記録を行うのだが、コンピューターの世界は「0」か「1」かのデジタルの世界ですから「0」か「1」かを示す半導体がメモリーでも使われていた。ならばストーンワールドではパラメトロンをメモリーに使うのかというと、パラメトロンは半導体とは原理が違うのでそういうわけにはいかない。別の方法で「0」か「1」かの信号をデータとして残すことになる。

そのために千空は「磁石にデータをセーブする」と言い出す。原理としては直径0.5ミリのドーナツ状の酸化鉄の真ん中の穴に電線を通して電気を流すと磁石になるのだが、電流を流す向きを変えることで磁石の「S」と「N」を入れ替えることが出来る。この「S」と「N」が「0」と「1」に対応するのだ。この磁石を格子状に編んだ電線の中に大量に組み込むことで、大量の「0」と「1」で構成されるデジタル信号のデータが保存される記憶装置が出来上がるというわけです。

実は単純だが丈夫なこの装置はスペースシャトルやF15戦闘機などにも使われていたらしい。だから千空はこの方法を知っていたのです。だが、この方法はつまり電線をドーナツ型磁石と一緒に0.5ミリの細かい格子状に縫い合わせていく手作業であり、しかもそれは記憶用だけであり、読み込み用に更に斜めにも格子状に編む必要があるらしい。そしてその磁石の数は3000万個だという。気の遠くなる作業だが、これも最終的に月面ロケットの軌道計算作業に必要となる数であり、とりあえず電卓を動かすためには数千個というところのようです。

また計算機の計算結果を表示するディスプレイも製作された。21世紀ならば液晶を使うところだがストーンワールドでそれは無理なので「ニキシー管」というものを作ることになった。これはネオンガスで満たしたガラス管の中に「0」から「9」の数字の形に折り曲げた9つの電線を入れて電気を流して発光させるという原理であり、初期の電子計算機で使われていた技術です。こうした細工は時計技師のジョエルが得意であったので難なく出来た。

そうしてパラメトロンとメモリーとニキシー管を千空の送ってきた指示書の通りに組み上げていき、ストーンワールドで最初の電卓が完成した。電卓といっても卓上に載るような小さいものではなく、かなり大掛かりな装置になったが、つまりストーンワールド初の電子計算機であった。その頃にはちょうどインドで燃料の補充を終えたペルセウス号も出航し、船上で「ストーンワールド数学オリンピック」が開催された。出場者は千空とSAIとクロム、そしてオンライン参加者としてコーンシティ代表でマグマも出場した。もちろんこの中で最も数学力で劣っているのはマグマであったが、完成したばかりの電子計算機を使ってマグマが千空やSAIを破って勝利を収めた。つまり、この日、遂にストーンワールドにおいてコンピューターが人知を凌駕したのです。

こうしてコンピューター作りはコーンシティの杠たちに任せていけるという目途が立った。ロケットエンジンもゼノ達に任せておけばいい。ならば千空たち素材調達チームは次は一体何をするのかというと、千空は「ロケット本体を作る」と言う。ロケットは大気圏を突破して重力に逆らい宇宙空間まで飛んでいかねばならないため、出来るだけ軽くて丈夫でなければならず、そのために素材はアルミニウムでないといけない。そういうわけで千空たちが向かっていた次の目的地はオーストラリアであった。オーストラリア北部にはアルミの原料であるボーキサイトの世界最大の産地があるのだ。

そうしてオーストラリアで現地人を復活させて労働力も増やしてボーキサイトを掘り始めた千空たちのもとに、ゼノの指示でブロディ達が新たに建造した船に乗って太平洋を越えてコーンシティから羽京や陽がやってくる。目的は新たに生成した復活液を補充のために持ってくることと、食糧として大量のコーンの差し入れ、そしてもう1つ最重要なミッションが石化装置メデューサを千空に渡すことであった。

そのメデューサは8年前にコーンシティで稼働して全世界を石化した、もともと宝島で千空たちが手に入れたメデューサであった。宝島で手に入れた後、電池切れですぐに使えなくなってしまっていたのだが、ジョエルが完成させたダイヤ電池によって稼働して石化光線を発することが出来たのです。そのメデューサをどうしてわざわざ千空のもとに届けたのかというと、千空の言うには、月面ロケット計画にこのメデューサが不可欠だからなのだそうです。

なお、このメデューサに入っているダイヤ電池はジョエルの作ったものではなく、アラシャでカセキが作ったダイヤ電池なのだそうです。しかしカセキの作ったダイヤ電池はアラシャでメデューサに入れても稼働しなかった。つまりカセキの作ったダイヤ電池は失敗作だったのだと思っていた。ところがそうではなかったようです。羽京たちはコーンシティーにカセキのダイヤ電池と共にアラシャにあったメデューサも大量に持参していき、それらのメデューサにもジョエルのダイヤ電池を入れてみたが稼働しなかった。逆にコーンシティにあった宝島メデューサにカセキのダイヤ電池を入れると稼働したという。

つまり、ジョエルのダイヤ電池と同じようにカセキのダイヤ電池も成功作だったのであり、壊れていたのはアラシャにあったメデューサの方だったのです。アラシャにあったメデューサというのは南米のマナウスの3700年前の石化光線の爆心地で千空たちが回収したものであり、おそらく3700年という長い年月の経年劣化で壊れていたようです。一方で宝島にあったメデューサは数百年前に宝島に降り注いだメデューサの最後に残った1つでした。こちらは数百年しか経っていないのでまだ壊れていなかったのです。つまり、これで重要なことが判明した。この地球上で「使用可能なメデューサ」はこの場にある宝島メデューサただ1つだけだということです。

その虎の子のメデューサを使って千空は何をしようとしているのか。それは月面で使用するつもりなのでした。千空は「ホワイマンがいつ再び人類総石化を実行するか読めない」という状況である以上、とにかく出来るだけ早く月面に行かねばいけないと思っている。だから「帰りのロケットを作っている余裕は無い」と考えているのです。ロケットを作るのももちろん手間ですし、月面から地球に帰ってくる計画を立てて運用するための準備もかなり時間を要する。最初から「月面行きは片道旅行」と割り切った方が計画は早く進む。

そうなると月面に行ってホワイマンと交渉したメンバーは地球に帰ってこれなくなる。ただ別に千空はそのメンバーが死んでいいとは思っていない。月面でホワイマンとの交渉を終えた後、そのメンバーはメデューサを使って自ら石化して、石像のままで地球からの救助を待つのだ。そうすれば何年でも何百年でも待つことが出来る。だから言い換えれば「使用可能なメデューサを手に入れることによって月面への片道旅行計画にゴーサインを出して、最短時間で月面到達にこぎつけることが出来る」というのが千空の考えということになります。

また、千空はメデューサという「人類を不死にしてしまう危険な道具」をそうして月面に封印することも考えているのでしょう。メデューサが人類を不死にするという点についてはこれまで千空はゼノとクロムと司以外には秘密にしていましたが、ここで龍水は千空のそうした意図にも気付き、メデューサが人類を不死にすることにも気付き、これで皆がその事実を共有することになった。そして他の復活した人類には混乱を避けるために秘密にするということになった。

そもそもホワイマンに再び人類総石化されてしまっては不死など何の意味も無くなるのであり、とにかく今は一刻も早く月面に行かねばならない。だから片道旅行計画が正しいといえる。メデューサを使えばいずれ救助される可能性も残る。だが、もしかしたらもう一生仲間達には会えないかもしれない。千空はおそらくその月面に残るメンバーの中には自分自身が入ることを心に決めており、だからこそそうしようとしているのでしょう。それだけの覚悟なのです。おそらく反対しても決行するでしょう。だがクロムは「最後に全員揃って乾杯してこそ俺らの大勝利」と言って、月から地球に帰るロケットを自分たちだけで作ろうと言い出し、スイカと2人でこっそりと作業を開始する。そういうところで今回のお話は終わり、次回に続きます。

 

 

霧尾ファンクラブ

第5話を観ました。

今回はサッカー部のマネージャーの1年生の田代星羅が登場します。といってもこの星羅というキャラはこれまでにも藍美と波が変なことをしている場面にストーカーのように何度か登場していた謎の女生徒キャラとして何度も登場していました。今回はまずは時間を巻き戻して星羅が2人のストーカーになったきっかけの事件が描かれ、その後は星羅がどんなふうにこれまでのエピソードでお話に絡んできたのかが描かれます。

星羅はハッピーサッカーライフとかいうゲームのキャラを推していた重度の推し活オタクであり、たまたま春先にファミレスで藍美と波のディープな霧尾トークを聞いてしまい、霧尾のオシッコやウンチをご馳走のように語る2人の会話を聞いて最初は何かの二次元キャラへの愛を語る自分の同類の重度の推し活オタクだと思って聞き耳を立てた。だが藍美たちが自分と同じ高校の制服を着ているのに気付き、彼女らの言う「霧尾くん」というのがサッカー部の霧尾先輩だということに気付いた。

霧尾自体には特に興味の無かった星羅であったが、三次元キャラに対してここまで限界オタク化している人材に初めて出会った星羅はすっかり藍美と波に興味を持ってしまい、2人の観察を開始し始め、2人と霧尾の接触を応援し始めた。たとえば第1話で描かれた学ラン事件も、星羅が部室にあった霧尾の学ランを藍美と波が発見できるようにワザと教室に置いていたのは星羅であったのです。しかし2人が学ランを巡って争う姿を見て星羅は「3次元に推しキャラがいるというのはこんなに辛いことなんだ」と悟り、余計なことをしたと反省した。だがすぐに2人が仲直りして楽しそうに学ランと記念撮影したりしているのを見て、星羅は「同担という障壁を乗り越えて絆を深める尊い2人の関係性」にすっかり感動して、2人の霧尾への推し活の限界オタクとなってしまった。それ以降、星羅は藍美と波の奇行をずっとストーキングしている。

後半パートは話が変わって、藍美と波が夏休み最後の日に夜の学校に忍び込む場面から始まる。藍美が夏休み最後の日に弁当箱を教室の自分の机の中に忘れて帰ってしまい、そのことを今になって思い出し、新学期の初日に弁当箱が悪臭を放って霧尾に不潔だと思われるのを阻止するために回収に来たのだ。すると教室で満田に遭遇し、満田が願いの叶う呪術をやりに来たというので、そのやり方を教えてもらうことになった。

その方法とは満月の月明かりに照らされながら水を浴び続け、股間から逆さまに顔を覗かせた状態で願いと逆の言葉を叫び続けると、その願いが叶うというものであった。そうして2人は変な願望を逆さまにして満田がホースで浴びせる水でびしょ濡れになりながら叫び続けるのであったが、途中で満田は満月が明日の晩であったことに気付いてしまい、藍美は満田に思いっ切り弁当箱の悪臭を嗅がせて仕返しする。

翌日、藍美は風邪をひいてしまい学校を休む。新学期早々に久々に霧尾と会うことを楽しみにしていた藍美は落胆し、波に霧尾の様子をスマホで報告し続けるよう命じる。だが波が授業中に先生にスマホを没収されてしまい、波が霧尾にスマホを借りてメッセージを送ったため、藍美はいきなり霧尾本人からメッセが来たと思って動転する。そして更に霧尾本人から「体調大丈夫?汗」というメッセも来て藍美は有頂天になり波に感謝するのであった。一方、霧尾にスマホを返した際に波は霧尾から「染谷さんと三好さんみたいに仲のいい友達は俺にはいない」と言われる。そのことを波は藍美に報告しなかった。そういうところで今回のお話は終わり、次回に続きます。

 

 

姫騎士は蛮族の嫁

第4話を観ました。

今回はまず竜の襲撃事件の後の夜の宴の席でセラはエルフやドワーフや精霊や妖精などの様々な異種族の族長たちと面会することになります。ヴェーオルがセラに会わせたいと言っていた「族長たち」というのは蛮族の族長たちではなくて、こうした異種族の族長たちのことだったのです。セラが生まれ育った西方のイルドレン王国ではそうした異種族たちはあくまで伝説上の存在でしかなかったのですが、この東方の蛮族の地では彼らは身近な存在であるみたいです。

この物語の世界は月が3つ上空に浮かんでいたりして、最初から異世界設定であることは示唆されていましたが、異世界設定だからといって、全ての地にいかにも「異世界住人」であるエルフやドワーフ達が住んでいるという設定ではなく、人間だけが住んでいる国もあれば、異種族共存の国もあるという感じの世界観になっており、「転スラ」の世界観に似てるような気がします。ただ「転スラ」の場合は人間の国でも異種族の存在は認識されていたのですが、この作品の場合は人間の国であるイルドレン王国では異種族はあくまで伝説上の存在と思われており、異種族たちもイルドレン王国とは距離を置く方針のようです。そこには何か理由があるようですが、今回はその詳細は明かされませんでした。

更にこの東方の蛮族の地ではヴェーオルのような人間族も「最古の種族」「コーネル」などと呼ばれており、普通の人間とはちょっと違うのかもしれない。単に人間族のことをこの地ではそう呼ぶだけなのかもしれないが、ヴェーオルは前回の話で竜を倒す時に不思議な力を使っていたので、どうもやはり普通の人間とは違うみたいです。ただ基本的には人間という種族の1つであるのは間違いないと思われる。また彼らは「諸部族連盟」という形で異種族同士が手を組んで大きな敵と戦っているらしい。その敵は「魔物」というのだそうだ。「化生の類」「淀み」などと言っているところを見ると、この世のものではない化け物という扱いのようです。

つまりヴェーオルたち蛮族は異種族たちと共同してこの世界を守るために戦っているのであり、セラたちイルドレン王国は豊かな土地を求めて彼らにたびたび侵略行為を繰り返していた辺境の異分子のような扱いだったということになる。更に翌日はセラのかつての部下の女騎士のナイレアがこの地でヴェーオルの従兄の嫁となって幸せに暮らしているのを見て、セラは自分がこれまでいかに世界のことをよく知ろうともせず侵略を正当化していたのかと恥じる。しかし、それでもなおイルドレンの騎士として貴族としてイルドレンの民の苦境を救いたいという気持ちは変わらないということをヴェーオルに伝える。但し、それは騎士としての気持ちであり、個人的にはヴェーオルのことを好ましく思っていることを伝えるのであった。そういうところで今回のお話は終わり、次回に続きます。