2024春アニメ 4月28日視聴分 | アニメ視聴日記

アニメ視聴日記

日々視聴しているアニメについてあれこれ

2024年春アニメのうち、4月27日深夜に録画して4月28日に視聴した作品は以下の6タイトルでした。

 

 

ワンルーム、日当たり普通、天使つき。

第4話を観ました。

今回はつむぎとのえるにとわが天使だとバレてしまう話でしたが、とても面白かったですね。ヒロインのキャラがみんな面白くて可愛くて、それが絡むことで笑いが増幅していました。まず夜の公園で鉢合わせしてしまった森太郎と3人のヒロイン達は大混乱となります。森太郎は翼の生えたとわの姿をつむぎとのえるに見られて大変なことになると観念しますが、意外にものえるはとわの姿を見て肯定的で「めっちゃ可愛い!」とか言ったりしてる。そういえばのえる自身が雪女なので、羽根が生えてる女の子というビジュアルにあんまり抵抗は無いようです。

それで釣られてつむぎも冷静になり、羽根が生えている女の子が飛んでいるという現実は受け入れたものの、そう見ても天使っぽいその羽根を見て、本当に天使なのかと問いかける。違うと言ったところで怪しさは何も変わらないわけで、森太郎は返事に窮しますが、とわは思い切って自分は天使だと認める。そして人間界のことを勉強しに来たと正直に答えて「よろしくお願いします!」と頭を下げる。そのとわの様子を見て、森太郎はそれで良いのだと思った。こうして正体がバレてしまった以上は、これ以上コソコソする必要など無い。もともと恥じるようなことはしていないのです。このとわの言葉を聞いて、つむぎは呆気にとられてしまっているが、のえるは天使に会えて感激して喜んでくれていて、森太郎はますますこれで良かったのだと思った。

その後、つむぎもとわが天使だということは受け入れてくれて、別に怖がったり嫌がったりはしなかった。それで森太郎はとわがある日突然現れて自分の家に居候している天使なのだということをつむぎとのえるに説明した。そして騒ぎになるといけないのでこれまでとわのことは秘密にしていたのだと言う。つむぎは森太郎が秘密にしていることなら自分も誰にも言わないと約束するが、どうしてとわが森太郎の部屋に来たのかが気になる。森太郎のことが好きなつむぎは2人の間に何か特別な関係でもあるのではないかと心配になったのです。だが、たまたまとわが森太郎の部屋にやって来ただけだと分かり、つむぎは安堵すると同時にそんなとわを行くあてが無いから気の毒だという理由で受け入れているという森太郎の優しさに惚れ直す。だが同時に森太郎にそんなふうに優しくされているとわが羨ましくてモヤモヤしてしまう。

そして同時にもう1つつむぎにとって非常に気になることは、同居しているというとわはともかくとして、どうしてこんな夜遅くに同じ学年のクール系美少女として有名な泉のえるが森太郎と一緒に公園に居たのかという問題だった。森太郎のことを好きなつむぎとしてはそれは気になって仕方がない。それに対して森太郎はのえるとはバイト先が同じで、今もバイトから一緒に帰っていたところだったのだと説明する。それを聞いてつむぎは森太郎とバイトが同じだというのえるを羨ましく思い、自分も同じところでバイトをしたいとか思ってしまう。更に森太郎が泉さんのことを「のえる」と名前呼びしていて、互いに名前呼びであること、それはとわの場合も同様であることに気付き、自分だけが森太郎と他人行儀に苗字で呼び合っていることに気付き、自分だけ出遅れていると思い愕然としてしまう。

一方でのえるは森太郎につむぎととわは森太郎の友達なのかと聞いてきて、森太郎がそうだと答えると、唐突にとわとつむぎに向かって自分は雪女だとカミングアウトする。森太郎は驚き、とわとつむぎはのえるが何を言っているのか最初は意味が分からなかったが、のえるが森太郎に着替えを覗かれた時の恥ずかしさを思い出すことで吹雪を起こすと、とわとつむぎはのえるが雪女だというのが冗談ではなく本当のことだと納得した。なお同時にとわとつむぎは森太郎がのえるの着替えを覗いたという事実も知ってしまった。

森太郎は雪女のことは秘密のはずなのにどうしてのえるがカミングアウトしたのかと質問するが、のえるはとわが天使であるという重大な秘密を自分に打ち明けてくれたのに、自分がとわに雪女だという秘密を隠したままというのはフェアではないと思ったからだと言う。それに森太郎が自分が雪女だということを誰にも言わないと言ってくれたので、このままだと森太郎に友達に嘘をつかせてしまうことになるのも心苦しい。だからのえるは森太郎の友達であるとわとつむぎのことを信じて秘密を打ち明けることで、森太郎に友達に嘘をつかせないで済むようにしようと思ったのだと言う。

それを聞いて森太郎もとわもつむぎものえるがとても良い子なのだと思いました。そして、つむぎは自分だけ秘密を打ち明けていないことに引け目を感じて、思い切って自分も秘密を打ち明けようとする。それで話の流れ的につむぎも何か人間じゃない何者かであったのかと森太郎は思わず身構えますが、つむぎは小学5年生までオネショしていたという恥ずかしい秘密をカミングアウトしただけでした。森太郎は拍子抜けしてズッコケますが、とわは森太郎の友達のつむぎものえるも優しい良い人だと知って嬉しく思い、2人とすっかり打ち解けます。そして森太郎の周囲に素敵な人が集まるのは、きっと森太郎が素敵な人だからなのだととわは思うのでした。

しかし、つむぎはよくよく考えたら森太郎が天使とはいえ可愛い女の子と同居しているという事実に気付き、更にバイトが一緒で名前呼びしているのえるも美少女であるというのもあって、森太郎が2人のうちのどちらかと深い関係なのではないかと心配になって夜も眠れなくなってしまい翌朝は寝不足で登校し、森太郎にそのことを確認すると、森太郎はそんなことはないと全力で否定し、つむぎは安堵します。そして、森太郎と秘密を共有する間柄になれたことを秘かに嬉しく思うのでした。

そうして森太郎が放課後になって下校しようとすると、のえるが待ち構えていて一緒に下校して買い食いしたり交換日記を買いに行こうとか、友達になったのだから友達らしことをしようと凄い勢いで迫ってくる。こちらは森太郎に惚れているわけではなく初めて友達が出来たので気合が入り過ぎているようです。その日はバイトだったので2人とも寄り道はせずバイトに行くが、バイト先の店でものえるはやたら森太郎に親密に接してきて店長には2人が交際していると誤解されてしまう。

するとお店にとわとつむぎが一緒に客としてやってくる。とわは猫が森太郎のバイト先を知っていると思い込んで猫について歩き迷ってしまい、そこに森太郎のバイト先を探していたつむぎがバッタリ会って2人で店に来ることになったようです。とわは店内で困っている人を助けようとして客なのに接客をしようとしたりしてつむぎを困らせ、つむぎはのえるが森太郎にベタベタしているのを見て落ち込む。しかしのえるはあまりに森太郎とベタベタしすぎるので店長に控えめにするよう注意されて落ち込み、店では森太郎と友達をやめるという極端な対応をとる。

とわはそもそもバイトが何なのか分かっておらず、つむぎに教えてもらい森太郎がお金を稼ぐために働いていることを知り、自分が居候しているせいで森太郎が困窮しているのではないかと心を痛め、自分が仕事を手伝えば森太郎が早く帰れると思って接客の手伝いを勝手に始めたりする。それで森太郎がビックリして物陰に連れていき事情を聞き、森太郎はとわはちゃんと家で役に立ってくれていると言ってあげます。それでとわも喜んで家でゴハンを作って待っていると言う。それを見ていた店長は森太郎が三角関係に陥っていると誤解しますが、のえるが森太郎と急に距離を置いたのでさっそくのえるにはフラれたのだと勘違いしたりする。今回はそんな感じのドタバタが繰り広げられて「こういうのでいいんだよ」がギュッと詰まっていました。

 

 

怪獣8号

第3話を観ました。

今回はカフカ達が防衛隊の入隊試験を受ける話でした。自分だけズルするわけにはいかないとの思いで怪獣の力を使わずに試験に臨むことにしたカフカだが、30歳超えて衰えは隠せず、体力試験では最下位クラスの成績に終わってしまい、周囲はエリート候補生が揃っており実力差は歴然で、いよいよ後がなくなってしまう。特に前回ラストでカフカと揉めた四ノ宮キコルという女は史上最年少で討伐大学首席卒業とかいう超エリートで史上最高の逸材と言われており、カフカに敵意剥き出しで、最下位に沈んだカフカを思いっきり見下してバカにします。

しかし続く最終審査の適性試験ではここ2年は怪獣の死骸処理が試験課題となっているので解体業者出身の自分達が有利だとレノは言い、それでカフカも大逆転合格を狙うが、なんと今年の適性試験は怪獣の死骸処理ではなく討伐だと知ってカフカは愕然とする。防衛隊が捕獲した多数の怪獣と戦って討伐していくという試験だが、危険なので受験者は防衛隊の怪獣対策スーツを着用することになる。これは怪獣の体組織から作ったスーツらしいが、スーツの性能を引き出せる割合は個人差があるという。通常は10%も引き出せれば受験者としては上出来で、防衛隊員の精鋭ならば20%程度らしい。そんなスーツの性能をキコルは46%も引き出す。一方でカフカは滅多に見たことがない0%という数値で大恥を掻く。

そうして最終審査が始まるが、カフカは全く活躍できない。しかしミナも見ていると知って気合を入れ直したカフカは、この試験は怪獣の討伐数だけで審査されているわけではないと見破り、エリート受験生たちの討伐を補助することで自分の適性をアピールしようとする。そして解体業者のアドバンテージを活かして、個々の怪獣の特性や弱点を熟知したカフカとレノは討伐補助で有効な働きを示すが、途中でカフカは怪獣に不意打ちを喰らって重傷を負い失格しそうになる。そこにキコルが助けに入って即時失格は免れるが、それでも危険を避けるために自主的な失格を勧められる。だが諦めきれないカフカがスーツの性能を少し引き出し始めたところで今回は終わり次回に続きます。

 

 

烏は主を選ばない

第4話を観ました。

今回は御前会議で若宮を皇太子から引きずりおろそうという企みが起こされ、そこに若宮が雪哉を伴って乗り込んでいく場面から始まります。ここで若宮は「真の金烏」という権威を嵩に着て今上の金烏である父親を「偽の金烏」と侮辱した挙句に屈服させ、更に兄の長束にも土下座を強要するなど、周囲の怒りを買うような傲慢な言動を繰り返す。

これで御前会議は若宮の勝利に終わり、更にその後は若宮は雪哉を連れて花街で豪遊を始める始末で、雪哉は呆れ果てる。呆れたのは別に若宮が暗愚だと思ったからではなく、わざと敵を増やすような行動や、わざと油断して敵に隙を見せるような行動についてだった。案の定、朝になって花街から帰る際に刺客が襲ってきて、そこに護衛の澄尾が現れて刺客たちを返り討ちにする。

その後、若宮は自分は周りが敵だらけであり信頼できる近習が必要だと言い、雪哉を近習に誘う。これまでの不可解な雑用も雪哉を試していたのだという。それで雪哉は遂に説得されて近習となることを了承するが、御前会議や花街での無茶な振る舞いもわざと敵を刺激して襲撃をさせることで、雪哉に自分の置かれた現状を理解してもらって近習になるよう説得しやすくするためだったのだと若宮に言われて、雪哉は若宮のあまりの無茶な行動に呆れ果て、これから近習になるのは大変だと覚悟させられる。そして最後はさっそく雪哉が若宮に振り回されて酷い目にあっていそうな場面が描かれて、その詳細は次回描かれるようです。

 

 

夜のクラゲは泳げない

第4話を観ました。

今回は花音の過去が明らかになる話で、前回までが仲間が集まってきてJELEEが結成されるお話で、今回からがいよいよメインストーリーの開始という感じでしたね。メインストーリーは花音が過去を乗り越えていく話を中心に展開されていくみたいで、今回はその手始めに花音の過去が明かされたわけですが、過去の全貌が明かされたというわけではない。だいぶ衝撃的な内容ではありましたが、これはまだほんの序の口でしょう。花音の過去もまだ謎が多く、花音のもともと所属していたアイドルグループのサンフラワードールズも物語に本格的に登場してきましたが、まだ花音とは直接絡んできておらず、今後物語がどう展開していくのかも予想が難しくなってきました。

その一方で今回は4人でのJELEEの活動がついに本格始動して、初めて4人全員が顔を合わせての共同作業とぶつかり合いを通して、4人の絆が深まった良いエピソードでありました。まぁ全体的には本編の序章部分と見なすべきエピソードであり、前回までそれぞれ1話完結方式でストーリーを重ねてきたのに比べると大きな盛り上がりには欠けましたが、心温まり、心揺さぶる良い場面が多くあり、最後は前回と同じように完成した新しいMVで締めるという綺麗な構成でありました。ラストでそのMVがバズって、ここから物語が大きく動き出すことが示唆される終わり方も引きとして上出来でした。

今回の冒頭は花音の自宅の場面から始まります。よく考えたらこれまで花音の自宅の場面は無かった。ここからいよいよ花音の物語が始まるという感じです。ただ、この場面は花音の描写はごく僅かであって、最初はサンフラワードールズというアイドルグループが活動を再開するという告知をしている画像がスマホで流れていて、それをたまたま自宅で花音が見て反応するという場面となっています。花音はすぐにその画像を消してしまい、そのことを無視するかのようにさっさと外に出かけていきます。この後はバイト先のお店でまひるとめいと会っている場面となるので、バイトに出かけるところだったのでしょう。

なお、この「サンフラワードールズ」というのは花音がもともと「橘ののか」という芸名でアイドル活動をしていたグループであり、2年前に花音がメンバーに暴力を振った事件の影響で花音がアイドルを引退したというのはこれまでも言及されていましたが、花音が引退した後のサンフラワードールズがどうなったかはこれまで劇中で言及されていませんでした。だが、この冒頭の場面を見ると「活動再開」と言っていますから、花音の引退騒動の後はサンフラワードールズは活動を休止していたようですね。2年間も活動休止ですから実質的に解散のようなものだと思いますが、それが今回こうして活動再開に踏み切ったようです。これは芸能界から完全に身を引いている花音にとっては寝耳に水だったのではないかと思います。

活動再開メンバーも2年前に花音と一緒にやっていた3人がそのまま変わっておらず、2年前に花音が暴力を振った相手とされている「瀬藤メロ」というメンバーもセンター格でしっかり残っています。ですから、この活動再開報道は花音にはかなり精神的に大きな影響があることだと思いますが、それがどういう感情を引き起こしたのかはこの冒頭の場面ではよく分からない。ただ、1つ気になるのは、花音の始めた覆面アーティスト「JELEE」の活動があくまでサンフラワードールズが事実上解散した状態を前提としたものだということです。

第2話ではめいはハロウィンの路上ライブ動画で唄う花音の歌声で「橘ののか」ではないかと疑い、画像の顔を解析して本人だと特定しましたが、それはつまりコアなファンならばJELEEの歌声だけで「橘ののか」ではないかと疑う可能性は高いということです。おそらくもっと花音の身近でサンフラワードールズの活動に関わっていた人たちは顔出し無しでもJELEEの正体は花音だと気付くであろうし、サンフラワードールズの活動が再開すれば昔のサンフラワードールズを知っているファン達の中にはめいのようにJELEEが「橘ののか」ではないかと疑って騒ぎ出す人たちも出てくる可能性が高い。そうなるとサンフラワードールズ関係者にとってJELEEの活動は迷惑になる可能性が出てきて、花音に連絡してJELEEの活動の中止を求めてくるかもしれない。せっかく前回で4人メンバーが揃ったJELEEですが、この「サンフラワードールズ活動再開」という新展開がJELEEの活動に悪影響を及ぼす可能性は十分ある。そのことに花音は気付いているのではないかと思います。

そして場面は変わって花音とまひるのバイト先の店にめいが来ていて、花音とまひるは先日配信した「最強ガール」のMVが1万再生に達したとか言って喜んでいる。花音の目指しているのはフォロワーが10万人なのでこれではまだ全然及ばないが、それ以前の花音が1人でJELEEをやっていた時の黒バックの動画の時は百回ぐらいしか再生されていなかったのですから、4人のJELEEになったことによってようやく「10万再生」ぐらいは現実味を持ってきたといえます。てゆーか、よくそんな百回ぐらいしか再生されないような状態でフォロワー10万人とか言えたものです。非現実的にもほどがある。

一方めいはDTM、つまり音楽制作ソフトの使い方がよく分からないと悩んでいる。花音もまひるも全く分からないので、仕方なくそういう方面に強そうなキウイに連絡してめいにオンラインでDTMの使い方をレクチャーしてもらいますが、どうもオンラインでは埒が明かないので直接こっちに来てレクチャーしてほしいと花音が言い出し、それを聞いてまひるは焦ります。まだまひるは花音やめいにキウイが引きこもりだということは教えていないのです。前回のCパートでキウイはまひると外で待ち合わせして久しぶりに再会していましたが、あれは特別であってキウイはまだ引きこもりは続けているようです。そういうことや、キウイが生徒会長だと言っていたのは嘘だということも、まだまひるは花音とめいには伝えていない。だから花音は気軽にキウイに今からこっちに来てほしいなどと言うが、そんなことを言われてもキウイは困るだろうとまひるは思った。

それでまひるはキウイは忙しいからとか言って花音に上手く誤魔化そうとしますが、意外にもキウイは花音の家で作業するのなら行ってもいいと言う。キウイも自分のついた嘘のためにまひるが花音たちに嘘をつかねばいけなくなる状況は申し訳ないと思ったのです。ただ、それでもお店みたいな多くの人の居るところに行くのはまだ辛いので、誰かの家ならば何とかなると思い、まひるの家だとまひるの家族は昔馴染みだから今の変わり果てた自分を見せるのは逆に面倒臭いので、それなら花音の家にしようと思いついたのでした。それに、まひるが再びイラストを描くようになったきっかけとなった花音ならば信用出来るのではないかという気もしたからでした。こうして4人は花音の家で作業するという流れとなった。

そうして土曜日、4人は新宿で待ち合わせすることになった。花音の家は新宿にあって、姉とアパートで2人暮らしだそうだが、姉は仕事であまり家には居ないのだそうだ。そうして新宿で集まった花音とまひるとめいの前にキウイがやって来て、そこでキウイは今まで人気者だとか生徒会長だとか言っていたのは全部嘘であって、本当の自分は不登校の引きこもりだと告白し、花音たちに今まで嘘をついていたことを謝罪した。

花音もめいも驚きますが、花音は全く怒る様子は無く、キウイに対して「自分と同じだね」と笑顔で言う。ここで花音は自分も実は不登校なのだと打ち明ける。花音の通っている高校は芸能人が多い学校なので不登校みたいになっている生徒は多いのであまり目立っていないらしいのだが、花音も全然学校に行っていないのだという。それで自分とキウイが不登校女子高生で、まひるとめいが普通の女子高生だからバランスが取れているのだなどとバカな冗談を言って場を和ませてくれたのでキウイも気が楽になり、この仲間たちなら安心出来ると思うことが出来た。

しかし、花音が不登校であるっぽいことは第2話でも示唆されていたが、やはり不登校だったんですね。しかも芸能人が多い学校だといっても花音は今はもう芸能人ではないのですから仕事が忙しくて不登校状態になっている他の生徒とは全く異なる状況といえます。むしろ、元は人気アイドルで事件を起こして炎上して引退となった花音ですから、周囲に芸能人が多い学校には行きづらくなって、それで不登校になっているのではないかとも思える。まぁそれについては第2話でめいと初めて会ったチェキ会の回想シーンで花音は「子供の頃からレッスンばかりで友達も出来なかった」と言ってますから、もともとアイドルになる以前からあまり学校に行けていなかった可能性も高いですけどね。

そうして4人は花音の家に向かって歩いていきますが、途中で最近人気のカップティラミス屋があって、まひるはそこで並んでカップティラミスを買ってから花音の家に行こうと提案するが、花音は「遊びに来たわけじゃないから」と言ってその提案を却下して家に行くのを急ぎます。そうして花音の家に着くが、そこは予想以上に寂れたアパートで、部屋の中も乱雑に散らかっていて後片付けもちゃんと出来ていない感じで、そこらじゅうにあるゴミを見ても食生活もインスタント系が多く、どうも食生活も乱れているようだった。今や引退して落ちぶれているとはいえ、普段の花音の華やかでカリスマ感ある姿とはどうもギャップがある部屋に3人はいくらか戸惑います。特にキウイは引きこもりである自分の部屋に似た不健康な精神を感じ取り困惑する。

そうした微妙な空気を打ち消そうと、まひるはまずは皆で親睦を深めようと言ってピザを注文してちょっとしたホームパーティーを演出する。実際、花音やめいはキウイとはさっき会ったばかりであり、いきなり作業に入るのではなく、まずは皆で食事でもして仲良くなった方がいい。さっきまひるがカップティラミスを買おうと言ったのもそういう趣旨だったのです。しかし花音はどうもそういうまひるの気遣いが理解出来ないようで、やはりまだ「遊びに来たわけじゃない」とか文句を言っている。どうも花音は早く作業に取り掛かりたいみたいみたいですが、まひるはそういう花音を「集団作業はこういうのが大事」と宥めて皆にピザを振る舞い、更にあらかじめ4人分買ってきていた海の生き物の食玩のお菓子を配る。

どうもまひるはこの食玩が好きみたいで、4人はそれぞれ別々の海の生き物の食玩が当たるが、まひる自身はクラゲの食玩が当たる。クラゲは4人のチームである「JELEE」を象徴するキャラですから、これには皆大喜びで、何かと焦り気味に見えた花音もこれには目を輝かせてまひるを祝福しますが、まひるはこのクラゲを「JELEEのリーダーだから」と言って花音にプレゼントします。それで花音は真っ赤になり、嬉しい様子なのですが、何か素直に喜べない様子です。

こうした花音の態度を見ていると、一見すると照れているだけみたいにも見えるが、普段の花音はそんなに照れ屋ではないので、嬉しいけど素直に喜べない複雑な心境であるというのが正解でしょう。ただ普段の花音はそんな複雑な性格ではなく、もっと単純明快であるはずです。だからやっぱり今日の花音はどうもおかしい。変に焦っているのも不自然だが、そういう協調性の無い自分の態度を恥じているようにも見える。だからまひるに「JELEEのリーダー」と言われても、自分にはそんな資格は無いとでも思っているような煮え切らない態度になってしまう。

しかし普段の花音はそんな性格ではない。素直にリーダーである自分を受け入れるタイプのはずです。しかし今日の花音は自分はリーダーが務まる人間ではないと思ってしまっているようです。これはどうもサンフラワードールズの活動再開のニュースを見たことと関係があるように思える。かつて花音はサンフラワードールズのセンターでありリーダーだった。しかし花音は暴力事件を起こしてサンフラワードールズを活動休止に追い込んでしまった。事の経緯は不明だが、リーダー失格の行動であったのは間違いない。サンフラワードールズの活動再開を知って花音はそうした自分の過去の失敗を思い出し、同じく4人チームである旧サンフラワードールズをJELEEに重ね合わせて、自分には皆のリーダーを務める資格は無いと思ってしまったのではないか。

このあたりの一連のシーンの合間に、活動再開したサンフラワードールズが地道に活動する場面がインサートされていくが、ここで印象に残ったのは、まずサンフラワードールズには「雪音」という名のプロデューサーがついていて、芸能界ではかなり有名なプロデューサーであること、そしてサンフラワードールズの現在のセンターである瀬藤メロはこの雪音プロデューサーに心酔しており絶対の信頼を置いているということが分かる。このメロというのは2年前の事件で花音に暴力を振われたという相手です。また第2話の回想シーンでも「橘ののか」だった頃の花音はメロと仲が悪いことは自ら認めているので、もともと確執があったのは間違いない。そして「雪音」というプロデューサーは2年前の事件の時もサンフラワードールズを担当しており、おそらくサンフラワードールズの結成当初からずっと雪音がプロデューサーなのでしょう。つまり当然花音とも深い関係にあり、2年前の事件にも関わっている可能性が高い。また、サンフラワードールズのメンバー3人は未だに2年前の事件のことを引きずっているようであり、特にメロは深く思うところはあるようです。

そうして再び場面は花音の家の場面に戻り、夕方になってようやくキウイがめいにDTMの使い方を教え終わったところでミーティングに移行して、花音は今後の方針として「JELEEの最終目標はフォロワー10万人」と従来の目標を繰り返した後、「次の曲は来週の水曜日までに配信したい」と言い出す。あと数日で新曲を仕上げてMVまで完成させるとは何とも無茶な話で、まひる達は唖然としますが、花音は大真面目で「そのためにこれから毎日集まりたい」とか言い出す。

だが皆は当然、毎日集まるのは無理だと言い、花音は「それじゃ間に合わなくなる」とかワケの分からないことを言って焦った様子になる。何に間に合わせるのかとキウイが問い詰めますが花音は答えようとせず黙り込んでしまう。どう見ても花音の言っていることは道理が通っておらず他の3人の意見の方が正しい。それで花音は納得して意見を引っ込めますが、暗い表情をしてそのままコンビニに行くと言って家を出ていってしまう。残された3人は花音が自分の意見が通らなかったので拗ねて出て行ったように思い、どうして花音がそんなに意固地になったのかと不審に思いますが、そこでめいが「来週の水曜日」に花音がこだわっていたことに心当たりがあると言う。

実は「来週水曜日」というのはサンフラワードールズの活動復活の第一弾シングルの発売日なのです。めいはもともとサンフラワードールズの追っかけをしていたので、花音が引退していなくなった後もアイドルオタクは続けており、それなりにアイドル事情には詳しく、サンフラワードールズ復活の動きも把握していたのです。そのことをめいに教えられて、まひるとキウイは花音が自分を追放したサンフラワードールズに対抗意識を燃やしているのかもしれないと思ったが、それでもどうも釈然としない。ただ、サンフラワードールズの2年前の事件に絡んだ何らかの想いが関わっているのだろうとは思えた。すると、そこに花音の姉の美音が酔っぱらって帰宅してきて、3人は美音に花音の過去について教えてほしいと頼み込み、美音は花音の過去について語ってくれたのでした。

実は花音はもともとアイドルをやりたかったわけではないのだという。だが小学校の時に両親が離婚して、それ以降は花音はお母さん子になって、「母親が喜ぶことをしたい」という理由でアイドルになったのだと美音は言う。それを聞いて、まひる達は花音の母親がアイドル好きで、そんな母親を喜ばせようとして花音がアイドルになったのかと思ったが、美音はそうではないと言う。実はサンフラワードールズのプロデューサーである「早川雪音」は花音の母親なのだというのです。

当然、雪音は美音の母親でもある。しかし花音の苗字は「山ノ内」であり、つまり花音は小学生の時に両親が離婚した際に父親に引き取られたということになる。ちなみに美音は「早川美音」なので、姉の美音は母親に引き取られたということになる。父親に引き取られたのにお母さん子になったというのも奇妙な話であるが、引き離された母親が恋しいあまりに母親を強く慕い、母親の喜ぶことをして関心を引きたかったのかもしれない。ちなみに美音は「自分は全く逆」と言っているから母親のことは好きではないようです。そういう美音が語っているからなのかもしれないが、どうも花音の「母親が喜ぶことをしたい」という想いは、母親である雪音とはすれ違っていたような印象を受ける。

そもそも花音は第2話のめいとの初対面時の回想シーンで「子供の頃からレッスンばかりだった」と言っているが、それは両親の離婚前も離婚後も続いていたということになる。サンフラワードールズ自体は花音が中学生以降のことだろうと思うので、サンフラワードールズは関係なく両親が離婚する前から花音は母親にレッスンを受けていたのかもしれない。そして、それは両親の離婚後も続いたということになる。花音を引き取った父親がどういう存在であったのかもよく分からないし、どうも花音の過去は一筋縄ではいかない事情がありそうです。

とにかく花音は母親がプロデュースしたサンフラワードールズのリーダーとしてアイドルデビューした。その間も終始一貫して姓は「山ノ内」のままだったから父親と暮らしていたのか、それともアイドルの寮のような場所に居たのか、あるいは母親と暮らしていたのか、詳細は分からない。ただその頃には美音はもう母の雪音とは離れてこの新宿のアパートで一人暮らししていたようです。だから美音はアイドル時代の花音について詳しくは知らないし、どうして花音があんな事件を起こしたのかは知らない。花音もそれについて語ろうとはしないし、美音も聞き出そうとは思っていない。

ただ、確かなのは花音は母親を意識してなのか、サンフラワードールズのメンバーの中で一番ストイックにアイドルの仕事に打ち込んだが、そのせいもあってメンバー内で孤立していたということです。そして事件が起きて引退した花音は美音の部屋に転がり込んで居候するようになり、自暴自棄になったように不健康な生活を送るようになったのだという。何かよほどのことがあったと考えるべきでしょう。もともとアイドルに憧れていたわけではない花音が単にアイドルの夢が破れたからといってそんなに一気に崩れるはずがない。母親のためにストイックにアイドルをやっていた花音が自暴自棄になったのは、母親に見捨てられたからに違いない。アイドル時代は父親のもとに居たのか母親のもとに居たのかは不明だが、そのどちらでもなく、そんなに親しかったわけでもない姉のところに転がり込んできたのも、よほど居たたまれないことがあったのだと推察できる。

そうした事情はまひる達も想像はついた。ただ、それでも美音から聞いた話だけでは、どうして花音がサンフラワードールスの復活シングル発売の日にJELEEの新曲を間に合わせようとしたのかの理由は分からなかった。それでももう1つ確実に分かったことは、さっき花音が自分の意見が通らなかった後、急に部屋を出て行ってしまった理由でした。おそらく花音は母親に対する拘りが強すぎて必死に結果を追い求めて周囲が見えなくなったせいで仲間とトラブルを起こしてしまったサンフラワードールズ時代と同じ過ちを繰り返している自分に気付いて、居たたまれなくなって家を出ていったのだ。

そのことに気付いたまひる達に向かって、美音はそうして自暴自棄になって不健康に生きていた花音が最近になって急に生き生きとしてきて「毎日が楽しい」と言うようになったのだと言う。そして、それはきっと貴方たちのおかげなんだろうと言われたまひる達は、自分達はこのまま花音を2年前みたいに孤独にしてはいけないと思い、キウイとめいは2人で花音を探しに新宿の街に出ていく。

花音の方あても無く彷徨ううちに新宿の街頭でサンフラワードールズの3人の映っている街頭ビジョンを見つけて、その3人の映像が消えて真っ黒になった画面に映った1人ぼっちの自分の姿を対比させると「私は何にも変わってないな」と自暴自棄に呟き拳を握りしめる。しかし拳に握ったままだったクラゲの食玩に気付き、今の自分は2年前と全く同じではないのだと気付き、思い直して別の場所に移動していきます。

そして花音を探すキウイとめいは、めいがサンフラワードールズのミニライブがちょうどやっているのでそっちに行ったのではないかと言うが、キウイは寂しい人間はそういう所には行かないだろうと言う。そしてさっきまひるが行こうとして提案を却下されたカップティラミス屋に行ってみたところ、そこに花音が居て、カップティラミスを買っていた。花音は焦って周りが見えなくなっていた自分の反省して、2年前とは違い今回はJELEEのリーダーとして仲間のために行動しようと思い直して、皆のためにカップティラミスを差し入れして家に戻ろうとしていたのです。そして花音がそういう行動を選ぶだろうと信じたキウイとめいもそこに行き、花音と会うことが出来たのでした。

そうして家に戻ると、留守番をしていたまひるが部屋を綺麗に片付けてシチューを作って皆の帰りを待ってくれていた。そうして4人でシチューを食べてカップティラミスも食べてから作業に取り掛かり、花音は3人が早く帰らなくて大丈夫かと心配するが、3人は毎日集まれないぶん今日はとことん作業に付き合うと言ってくれる。花音は感激して涙ぐむが、どうして急にそんなにやる気になったのかと問い、それでまひる達は美音から過去のことを聞いたと打ち明ける。そしてキウイは、過去の恥ずかしい話を知られてしまった花音を気遣って、自分が中学デビューに失敗して引きこもりになった恥ずかしい経緯を初めて3人に打ち明ける。それを承けてめいも実は自分は酷い音痴でコンプレックスがあるのだと告白する。そしてまひるは「今ちょっと気になってる人がいる」と打ち明ける。これについては今回は詳細は明かされなかったので次回以降に期待ですね。

そうして徹夜で作業して完成させた新曲のMVをアップロードしたところで全員ダウンしてしまい、そこから特殊エンディングで新曲「月の温度」のMVが流れて、目覚めたらそのMVがバズっていたというところで今回は終わり次回に続きます。

 

 

THE NEW GATE

第3話を観ました。

今回はシンが教会にある孤児院の依頼を受けて、浄化のスキルを持つ人を探してほしいという依頼で、代わりにシンはミリーの能力が星読みだと教えてもらう。浄化のスキルを継承したいというのは教会の神父の孫ラシアで、浄化のスキル持ちでないと教会を継げず別の者が教会を継ぐと孤児院は無くなってしまうらしい。それでシンはラシあが浄化のスキルを獲得出来るように魔物狩りを手伝うことになるという話。まぁとりあえず全然面白くならないので今回で視聴は切らせていただきます。

 

 

ささやくように恋を唄う

第3話を観ました。

今回はひまりが依に告白されてから困惑している場面から始まります。ひまりが困惑していたのは、ひまりが恋愛感情というものをまだ知らなかったからでした。それでひまりは友人の未希に依に告白されたことを打ち明けて相談する。それで自分の依への感情が恋愛感情なのか確かめようとするが、未希に聞いても結局よく分からない。未希は好きでなくても付き合ってもいいんじゃないかとアドバイスしてくれて、ひまりは少し気が楽になって依との関係を前向きに検討してみることにします。

依の方は告白して返事を聞かずに帰ってしまって以降、期待と不安が相半ばして焦った気持ちで過ごしていたが、ひまりからちゃんと考えてから返事するという誠意のあるメッセージが来て嬉しく思う。どうやら両想いかもしれないというのは勘違いだったというのは分かって、それは残念ではあったが、ひまりが自分の告白を真面目に考えてくれているというのが分かっただけでとても嬉しかったのでした。

その後、亜季と一緒に下校した依はひまりに告白して返事待ちだと打ち明けて、亜季は驚くが依と普通に接する。一方ひまりは依と交際するかどうか決められず迷っていましたが、母親が父親と交際を始めた時の話を聞き、高校1年生の時に父親に告白された母親が良い友達だった父親と変な関係になりたくなくて交際を断り、それでも父親は母親を好きでい続けてくれて高校3年生の時に母親も父親を好きになって交際を始めて結婚まで至ったという話でした。その話を聞いてひまりは素敵だと思い、依にどう返事するか決めることが出来た。

そうしてひまりは放課後の屋上で依と会い、自分は恋愛感情が分からないので、今交際して依を傷つける結果になるのが怖いので、今まで通りの関係を続けながら依に恋愛感情を持つことが出来たら交際したいと伝える。そして身勝手なことを言って申し訳ないと言ってひまりは泣きますが、依は告白してフラれて今のひまりとの関係が壊れてしまうのが不安だったのだと打ち明け、だから前向きな返事が聞けたことが本当に嬉しいと伝える。そして依は絶対にひまりを振り向かせたいと思い、そのために自分がやるべきことはやはり歌しか無いと思い、特にひまりが見たいと言ってくれたバンドをやろうと決意し、亜季に誘われていた軽音部のバンドにボーカルで参加することにした。今回はここまでで、いよいよ話が転がり出してバンド編に突入して次回に続きます。