ずっと会っていなかった父。
肺がんで入院していて、父の奥さんからの連絡で急いでお見舞いに行って。
その後は回復した様子でした。
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父の奥さんから、父の元気な様子を聞けたのが12月5日。
12月14日の夜、家にいる時に父の携帯からの着信。
電話で話せるように更に回復したんだ!と思って気分よく電話に出たら、聞こえてきたのは、父の奥さんの声でした
…なんだか様子がおかしい。
「お父さん死んじゃったよ」
え?えっ…え???
ついこの間退院して、元気な様子を奥さんから聞かせてもらえて、電話口で会話にはならなかったものの父の元気な声を聞いたばかりなのに。
しばらくその場で固まる私。。。
葬儀の日程は決まっていたので、その日に合わせて会社を休むことに。
奥さんの携帯ではなく、父の携帯から電話がかかってきたのはきっと、各方面に連絡を取っているうちに、充電がなくなったからなのでしょう。
父の奥さんのそばにはお友達がついていてくれたようで、ひとりでなくてよかったと、そこだけはホッとしました。
私はお通夜当日に大阪を出発。
新幹線から降りて迎えに来てくれた妹の車で会場へ。
複雑な気分。
娘だとはいえ時々会うことしかしていなかった。
娘だとはいえ、お葬式に関わる手続きは奥さんがやってくれているので一切関わっていない。
どんな顔して入っていけばいいのだろう。
父の奥さんには小学生のときに一瞬見たことがあるだけだから、顔がわかるだろうか。。。
でも、会場で着替えを済ませると、このひとが父の奥さんだ、ということが一瞬でわかりました。
あたたかくそして涙声で迎えてくれた奥さんに、私の不安は小さくなりました。
「顔を見てやって」
お棺に近づき、小窓から見える父は…更に更にさらに小さくなっていました。
お父さん、なんでこんなところに入っているんだろう。
私が帰ってくるの、楽しみに待っててくれたはずだよね?
元気なうちに会いたかった。
声を聞きたかった。
子どもの頃のことや、これまでどんな暮らしをしてきたか、もっともっと聞きたかった。。。
会わない時間が多かったから、亡くなっても私のダメージは少ないかと思っていたけれどそんなことはなく、後からあとから涙があふれてきました。
お棺から離れて振り返って、目に飛び込んできたもの。
父の魚拓でした。
一旦引いた涙が、膝から崩れそうになるほどまたあふれてきました。
父の趣味は釣りなのです。
一瞬でよみがえる、子どもの頃に住んでいた家の中の景色。
壁には父が釣った魚の魚拓がたくさん貼ってありました。
子どもの頃に父の休みの日には釣り堀に連れていかれたことを覚えています。
父と奥さんとでやっていた居酒屋では、父が釣った魚をお客さんに出していたと聞いたこともありました。
魚拓の日付を見ると、母と結婚したばかりの頃、妹が未熟児で生まれた後、母との離婚でゴタゴタしているであろう頃、離婚してから、平成に入ってから、、、ほんとうに釣り一筋だったのだなあ。
私と妹は、会場の後ろの方の席に座っていたのですが、お通夜が始まりそうになると、奥さんや周りの方から「前の方に座ってあげて」と勧められて。
私も妹も涙ながらに「私たち、娘としてお父さんに何もしてあげられてないのにそんなことできない…」と断っていたのですが、みなさんからどうしてもと言われ、奥さんの隣に私、その隣に妹が座ることに。
悲しさ、申し訳なさ、ありがたさ、いろんな気持ちが混じったままお通夜を終え、妹の家でその日は眠りました。
②に続きます
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