先月、Cafeギャラリー陶水花で開催した
絵画の作家さんの二人展を
無事に終了しました。
私は今回は作家ではなく、
ギャラリストとして
展示のお手伝いをさせていただきました。
作品展示はもちろん、
設営や空間づくり、
お客様をお迎えする準備まで携わる中で、
改めて感じたことをブログに書いてみます。
こんにちは!
陶造形家をしながら金土日だけ
家族でCafeギャラリーを営んでいます
陶芸家の辻本喜代美です。
展示する作品だけではなく
場所も作品の一部
私は陶芸家として、これまで200回以上、
個展や展示販売を経験してきました。
その中で強く感じているのは、
「誰に、どこで、何を見せたいのか」を
考えることの大切さです。
同じ作品でも、展示する場所によって
お客様への伝わり方や、印象が
大きく変わるということです。
「ここで作品展をしませんか?」
そんなお声をいただくと、
とても嬉しいものです。
でも、嬉しい気持ちだけで
お受けするのではなく、
「この場所は、
自分の作品を本当に届けたいお客様に
喜んでいただける場所だろうか?」
そう考えることが、
とても大切だと思っています。
私の過去の経験として実際、お客様から
「喜代美さんの作品は見たいけれど、
この会場なら今回は行かなくてもいいかな。
だから、ご案内の葉書は要らないわ。」
と率直なご意見を
いただいたこともありました。
その言葉は、私にとって
大きな学びになりました。
お客様に届けたいのは「作品」だけではありません
今回、サポートさせていただいた二人展では、
お客様が本当にゆっくりと
会場で過ごしてくださいました。
作品を眺めながらお茶を飲み、
作家さんと話し、
お客様同士が自然に会話を始める。
初めて会った方同士が作品について語り合い、
「こちらも素敵ですよ。」
と、お客様同士で作品を紹介し合う場面も
たくさんありました。
そんな光景を見ながら、
居心地の良い空間そのものが、
お客様へのおもてなしなのだと、
改めて感じました。
作品だけではなく、
その作品と出会う時間まで含めて、
一つの体験なのですね。
場所選びも表現の一つ
展示場所を選ぶことは、
単なる会場選びではありません。
「誰に、どんな時間を過ごしてほしいのか。」
その想いを形にする、
大切な表現のひとつだと思います。
これはアートに限らず、
どんな仕事にも通じることかもしれません。
商品を届ける場所。
サービスを提供する場所。
人と出会う場所。
その場が変われば、
伝わるものも変わります。
だからこそ私は、
これからも作品だけではなく、
その作品が一番輝く場所や、
お客様が「今日来てよかった」と
感じられる時間を大切にしながら
活動していきたいと思っています。
作品も、空間も、人との出会いも。
そのすべてが重なって、
心に残る時間になる。
そんな展示やギャラリーづくりを、
Cafeギャラリー陶水花の
ギャラリストとして、
また、自身の作品を取り扱うときは
陶造形家の辻本喜代美として
これからも続けていきたいと思います。
最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
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