1978年の台湾映画。キャストが豪華です。
總鏢頭の家。使用人の陳金海さんが片付けをしていると、物音が聞こえてきます。怪しい4人の男が侵入し、陳金海さんを脅して、鏢局が皇子の真珠「五鳳夜明珠」を運ぶという情報を聞き出します。
總鏢頭が帰宅します。悪党たちは彼らを取り囲み、「五鳳夜明珠」を渡すよう迫ります。鏢局のメンバーは必死に戦います。ボスが張翼さんなのでしょうけど、ここでは顔出しなし。全ての人が殺され、「五鳳夜明珠」は奪われます。
即、悪党たちは指名手配されます。
ある男性が馬に乗って移動していると、道をふさぐ形で馬と棺が。中から嘉凌さんが出てきます。男は悪党「黑風寨」のメンバーで事件関係者でした。嘉凌さんは總鏢頭の友達だったので、仇を討つべく彼を攻撃します。4人の居場所を言わないので、棺に閉じ込めます。
2人の手下が捕まり、茅瑛さんの拷問を受けています。手下が話し始めたところで、背後から別の人物に短剣を突き付けられます。茅瑛さんはドヤ顔のままキックをかますと、手首からスパイダーマンのように布を出して彼らの首に絡ませ、木にぶら下げます。茅瑛さんは捕快でした。
一等侍衞の王冠雄さんが「黑風寨」のメンバー 茅敬順さんをやっつけていました。彼は話せないらしく、紙を見せて、茅敬順さんを尋問します。茅敬順さんは4人が「石崗鎮」にいることを吐きます。
茅瑛さんと王冠雄さんは同時に街に入り、酒樓へ入ります。店内で何度もぶつかって、2人はお互いに対してイラッとします。
店でも紙を見せて、意思を伝える王冠雄さん。メニューの紙もあるんですね~。話せないのではなく、話すのが嫌いなので、紙を見せているとのことでした。
男装した嘉凌さんがやってきます。嘉凌さんは酒樓の2番目に偉い女性経営者に会いに来たのでした。嘉凌さんが女性経営者の腕を触ったことでトラブルとなります。手下が李龍吟さんに見える・・・。
嘉凌さんの暴れっぷりを見て、2階から体格のいい男性が降りてきます。彼は「黑風寨」の總管でした。女性経営者は彼の恋人で、酒樓が「黑風寨」の集合場所になっていたのです。嘉凌さんは彼に戦いを挑みます。斧を振り回す男性の攻撃をかわし、手下を倒します。茅瑛さんと王冠雄さんもサポートします。
男性は強い3人に驚きます。嘉凌さんは彼をホールドすると、足をナイフで刺して、4人の居場所を聞き出します。
嘉凌さん、茅瑛さん、王冠雄さんはライバル。誰が「黑風寨」を潰すのでしょう。茅瑛さんは先に馬を走らせると、案内表示を別な方向に変えて、王冠龍さんを別な場所に誘導します。
さて、4人のうちの1人 司馬空は廃屋に手下たちと潜んでいました。手下は岑潛波さん、張繼龍さん、彭剛さん。そこに茅瑛さんが登場します。バカにした態度を取る手下をやっつけます。しかし、司馬空と岑潛波さん、張繼龍さんは強い。出直すことにします。
街の中で翼が物乞いをしていました。嘉凌さんが彼にお金を恵みます。嘉凌さんは棺屋へ行き、高額のお金を支払って、高級な棺を注文します。
街で再会する3人。何でも先にやろうとする茅瑛さん、要領のよさを大切にする嘉凌さん、何を考えているのかわからない王冠雄さん。
司馬空は今度は王冠雄さんに遭います。戦っていると、茅瑛さんがやってきます。岑潛波さん、張繼龍さんを倒し、司馬空と戦います。王冠雄さんも司馬空を倒したいので、取り合いになります。2人から逃げようとしたところで、司馬空は嘉凌さんが仕掛けていた棺の中に落ちてしまいます。嘉凌さんはそのまま去っていきます。
夜、廃墟で司馬空を拷問する嘉凌さん。残り3人の居場所と「五鳳夜明珠」の在りかを尋ねます。3人の居場所がわかりました。更に「五鳳夜明珠」の在りかを知ろうと拷問しまくっていると、茅瑛さんがやってきます。王冠雄さんも。
嘉凌さんと茅瑛さんのマウント合戦が始まります。キャットファイトをしている間に王冠雄さんは消えます。司馬空は殺されていました。
残り3人と「五鳳夜明珠」は何とかして自分がゲットしたいと張り合う2人。
嘉凌さんは司馬空が殺されたことに疑問をもっていました。王冠雄さんがやったのだろうか。
2人目の余松照さんが手下の新しい鉄の鎧を見て、喜んでいます。側近は史亭根さん。また茅敬順さんがいました。そこに司馬空が殺されたとの一報が入ります。3人によって殺されたとの報告だったので、余松照さんは自分から戦いを仕掛けることにします。が、王冠雄さんは攻撃をかわし、「再見」という紙を見せて、去ります。丁寧。笑
街を王冠雄さんが歩いていると、茅瑛さんがやってきて、なぜ司馬空を殺したのか尋ねます。応答せず、「再見」を出して立ち去ります。
史亭根さんが手下たちを集めて、王冠雄さんを襲おうとします。ここで戴徹さんが登場します。
茅瑛さんは酒樓で食事をしている王冠雄さんを追い、しつこく尋ねますが、彼は返事をしません。彼は殺してない。誰が司馬空を殺したのでしょう。
史亭根さんたちがやってきます。ウザいので2人で倒します。
茅瑛さんのマウントを全てスルーする王冠雄さん。嘉凌さんもやってきて、彼に司馬空殺しをしたか尋ねます。3人は殺していない。では。誰が?
そのとき、棺屋が棺を運んできます。翼もやってきます。磁石付きの傘で鉄を集めている姿を見て、王冠雄さんは巨大磁石を買います。何に使うのでしょう。
王冠雄さんは巨大磁石を持って、余松照さんのところへやってきます。手下たちを倒すと、鐵人の金龍さんともう1人(程天賜さんに似てます。)が登場します。磁石を使って、彼らの動きを封じ、倒します。
余松照さんと対戦するかと思われた瞬間、嘉凌さんが登場します。その後、余松照さんとの対戦が開始されます。途中、王冠雄さんのスタントを茅敬順さんがしているように見えます。
嘉凌さんは余松照さんを仕掛けておいた棺に入れることに成功しますが、馬車を茅瑛さんに持っていかれます。
今度は余松照さんが拷問されます。嘉凌さんの拷問と同じような流れで茅瑛さんもやります。残りの仲間の居場所を話します。嘉凌さん、王冠雄さんがやってきます。そして、翼もやってきます。外に出て、4人で話をしていると叫び声が。余松照さんが殺されていました。棺屋の主人もやってきます。
3人目の關洪さんは変わった鳥が好きです。嘉凌さんと王冠雄さんは灰色の鷹を用意して、訪問します。しかし、關洪さんは彼らが怪しいと感じ、閉じ込めます。
棺屋が嘉凌さんが關洪さん宅から出てこないのを心配していました。通りかかった茅瑛さんに相談します。そして、棺屋と協力して彼らを助け出すことにします。棺屋は關洪さんの家の前で騒ぎを起こします。この騒動でみんなは棺屋に注目します。その隙に茅瑛さんが侵入します。
閉じ込められている2人を探す茅瑛さん。助けてもらったのに嘉凌さんが絡むのでけんかに。王冠雄さんが止めます。關洪さんは茅瑛さんの侵入を知り、捜索を開始します。
3人は見つかりますが、協力して戦います。そして、關洪さんを追い詰めます。逃げようとした關洪さんは棺の中に入ってしまいます。今度は王冠雄さんが馬車に乗って逃げて行ってしまいます。コントか。
そして、拷問→嘉凌さん&茅瑛さんが登場の流れになります。翼の「助けて~」という声が聞こえてきたので、みんなは外に出ます。が、こういう瞬間が危ないと気づいて戻ります。
中には棺屋がいました。關洪さんは髷の中に「五鳳夜明珠」を隠しており、棺屋はそれを取り出そうとしていました。とぼけた雰囲気の棺屋は実は「黑風寨」のメンバーでした。逃げますが、すぐに何者かに刺されます。刺した相手は翼でした。
翼が大寨主でした。彼は仲間が自分を裏切ろうとしていることに気づいており、「五鳳夜明珠」を全て自分のものにするために嘉凌さん、茅瑛さん、王冠雄さんを利用して、仲間を殺したのでした。
棺屋は翼の居場所を伝えると亡くなります。王冠雄さんは嘉凌さんたちを追いかけます。
しかし、しばらくすると死んだはずの棺屋が動き出します。実は翼と考えた芝居でした。しかし、しかし、翼は調子に乗っている棺屋を殺します。
嘉凌さんたちは棺屋が言っていた山小屋にたどり着きました。あちこちに恐ろしい仕掛けがされてありました。
そして、殺人傘を使いこなす翼が正体を現します。嘉凌さんはナイフにもなるスティック、茅瑛さんはスパイダーマンリボンで戦います。後から来た王冠雄さんは台詞の紙をダーツのように投げつけます。3人の技を合わせて翼を倒します。
最後、突然話し出す王冠雄さん。台詞を書いた紙を全て戦いに使ってしまったからです。「五鳳夜明珠」は成王から皇帝への誕生日プレゼントだということで茅瑛さんたちは素直に王冠雄さんに渡します。
そして、王冠雄さんは2人のレディーを先に歩かせて、山を去ります。終わり。
嘉凌さんのステックの扱いがかっこよかったです。
同じような流れの繰り返しの中で少しずつ3人が仲良くなっていくという展開がよかったです。
手下役に身軽な俳優さんがたくさんいたのが面白かったです