1977年の台湾映画。茅姉弟が出演しています。
OPは馬が走る姿がいっぱい。ちょっと変わった雰囲気です
街の中をラクダが歩いています。モンゴルに近い地域っぽいです。そんな街で客棧の娘 茅瑛さんは働いていました。従業員は葛小寶さんです。
もうすぐ5年に1度の馬の大レースがあり、街の人々は盛り上がっていました。
白鷹さんが泊まりにやってきます。自分の食事は質素でいいから、馬にいいものを食べさせてやってくれと言います。
兄の吉民立さんが帰ってきます。白鷹さんの馬の見事さに驚きます。茅瑛さんから白鷹さん情報を聞き出して、部屋を訪ねます。馬の話で盛り上がり、下に降りて酒を飲み始めます。
白鷹さんは人を探していました。30代、丸顔、ナイフの使い手で馬に詳しい男性。吉民立さんは思い当たる人がいました。1年前、レースで八百長をしたので、彼のことは嫌いだと白鷹さんに告げます。
白鷹さんは彼を見かけたら、知らせてほしいと頼みます。ちなみにその男性、功夫の達人でもあるそうです。白鷹さんも箸でスゴ技を見せて、吉民立さんを驚かせます。白鷹さんも功夫強い設定。
外から馬の鳴き声が。馬泥棒が白鷹さんの馬を盗もうとしていました。がっつり彼らをやっつけます。馬泥棒の1人 王圻生さん、やられていました。
茅瑛さんは白鷹さんにあんまり兄を信用しないようにと言い、探している男性が客棧に来たら、トラブルを避けるため、断るつもりだと告げます。
ある村の村長の息子 汪威江さんが大レースに参加予定のため、婚約者 黃玲珊さんとたくさんの召使いを連れて泊まりに来ます。茅敬順さんは護衛の1人を演じていました。
前歯が金の萬重山さんも泊まりに来ます。白鷹さんに声をかけられると動揺します。
そして、向雲鵬さんが「一番安い料金で泊まりたい。できれば、仕事をしたい。」と客棧にやってきます。馬もお金もないのに大レースに参加したいとのこと。茅瑛さんは彼に仕事と馬の提供を申し出ます。大レースで負けたら、1年間給料なしでここで働くことになります。勝ったら、馬も賞金も彼のもの。すぐにその提案に乗ります。
向雲鵬さんは馬市場で買った気性の荒い馬に何度も落とされます。白鷹さんたちはそれを興味深そうに見ています。茅瑛さんは心配のあまりイライラ。
向雲鵬さんはある村の村長の次男でした。1年前に長男は殺されており、白鷹さんは葬式に参加していました。向雲鵬さんに注目し、萬茂山さんに彼を見張るように頼みます。萬茂山さんはこっそり向雲鵬さんの部屋に入り、荷物を見ます。血で染まった服を所持していました。
向雲鵬さんは傷だらけで客棧に戻ってきます。茅瑛さんが世話を焼いていると、吉民立さんが戻ってきます。妹がよくわからない男に親切にしているのが許せず、襲いかかります。父親が止めに入ります。父親は向雲鵬さんの素性がわからないのをあまり気にしていないようです。
汪威江さんと黃玲珊さんが部屋で寛いでいると、侍女がやってきて、黃玲珊さんの宝石箱が壊されていることを知らせにきます。チェックしてみると、父親が日本から購入した高価な首飾りがなくなっていました。茅敬順さんともう1人の護衛は萬重山さんを疑います。汪威江さんは証拠を見つけるように命じます。
茅敬順さんたちは表向きは汪威江さんの護衛の仕事をしていますが、裏では別なミッションがあるようです。
薛漢さんが客棧に到着。茅瑛さんは泊めたくなかったのですが、以前にも泊ったことがあると言われ、流れで泊めることになります。薛漢さんと白鷹さんはすれ違いますが、どちらも反応がない。茅瑛さんは何かおかしいと感じます。白鷹さんが探していたのは彼じゃなかったのかな。
そして、茅敬順さんたちも薛漢さんの到着に関心を示します。
茅敬順さんは林で王道さんに仕事を依頼します。王道さんはファイターを10人用意することを承諾します。
戻る途中の王道さんは白鷹さんに通せんぼされます。面識のない2人は戦い始めます。白鷹さんは王道さんに茅敬順さんより高い報酬で仕事を依頼します。王道さんは彼の話に乗ることにします。
茅敬順さんは萬重山さんに首飾りを返すように脅します。しかし、証拠がないため、何もできません。結構、茅敬順さんはボコボコにしてましたが。
白鷹さんは黃玲珊さんから呼ばれます。以前からビジネス上の付き合いがあったようで、また手を組むようです。
向雲鵬さんが食事をしていると、萬重山さんがやってきて話しかけます。向雲鵬さんは自分のリベンジの手伝いをしてほしいと頼みます。
モンゴルの偉い人 凌雲さんが登場。白鷹さんは彼が野営の準備を命じている様子を遠くから見ていました。
萬重山さんが部屋に戻ると、向雲鵬さんが座っていました。彼は萬重山さんが誰の指図で動いているのかを尋ねます。白鷹さんの名前を出します。向雲鵬さんは自分と手を組もうと再度誘います。
寝ようとしていた白鷹さん。外からの物音に気付きます。黃玲珊さんでした。萬重山さんが秘密の手紙を所持しているから、それを手に入れてほしいと頼まれます。
翌朝、白鷹さんは萬重山さんを呼び出し、手紙を見せるように言います。いきなり、寝返る萬重山さん。白鷹さんに襲いかかりますが、白鷹さんの方が強いので倒されます。白鷹さんは無理やり手紙を奪います。
薛漢さんが背後から登場。白鷹さんにいろいろ言ってきたので、薛漢さんもやっつけます。そして、黃玲珊さんに手紙を渡します。
白鷹さんたちが馬に乗って立ち去った後、萬重山さんたちは復活します。白鷹さん、薛漢さん、萬重山さんは3人で芝居をしたようです。
ゲルへ行きます。黃玲珊さんだけ中に通されます。凌雲さんがおりました。凌雲さんは手紙を読みます。白鷹さんは召使いから褒美をもらうと戻るように言われます。
街に戻る途中、向雲鵬さんと遭います。兄の仇を討つ気でいました。薛漢さんが犯人だと信じていました。白鷹さんは敵は作りたくないと、リベンジの手伝いを断ります。
白鷹さんは薛漢さんに本当に向雲鵬さんの兄を殺したのか、尋ねると否定します。萬重山さんも入れて話し合い、向雲鵬さんについてもっと調べることにします。
黃玲珊さんが行方不明になったという話を葛小寶さんが茅瑛さんに知らせます。萬重山さんにもこそっと教えてくれました。
汪威江さんが食事をしに来たので、萬重山さんがそれとなく尋ねると、馬に乗って出かけているだけだと答えます。
黃玲珊さんは凌雲さんに白鷹さん、薛漢さん、萬重山さんの殺害を頼みます。
茅瑛さんは向雲鵬さんに「危険だから、帰った方がいい。」と助言しますが、彼は断ります。茅瑛さんは薛漢さんが彼の兄を殺したという話を聞き、薛漢さんを誘い出す手伝いをします。
馬に乗れないと嘘をついて、彼の馬に乗せてもらい、街から離れた場所に連れ出します。薛漢さんが馬から降りて座った瞬間、向雲鵬さんは背後から薛漢さんの首に短剣を突き付けます。2人が言い争っている間に彼女は馬に乗って去ってしまいます。白鷹さんが駆けつけて、争いは終わります。
茅瑛さんは黃玲珊さんがいるゲルを尋ねます。実は彼女たちはグルでした。茅瑛さんは向雲鵬さんには危害を加えないでほしいと頼みます。黃玲珊さんは了解し、別な頼み事をします。
夜、王道さんは数名の仲間と客棧に侵入します。薛漢さんも萬重山さんもすぐに気付き、抵抗します。向雲鵬さんは王道さんと戦います。王道さんたちは逃げます。
さて、馬の大レースが始まります。様子を見ている白鷹さんは凌雲さんから呼び出しを受けます。黃玲珊さんと組んでいるのに、彼女を排除しようとしていました。ある場所で待ち合わせすることを約束します。
夜、あちこちを見て回っている萬重山さんは茅瑛さんに見つかります。お互い、裏があると判断。萬重山さんの方から攻撃を仕掛けます。が、茅瑛さんの方が上手でした。押さえ込まれてしまいます。そして、萬重山さんは宝石の秘密の取引について話すことになります。
凌雲さんが指定した寺は「聖劍風雲」の寺でした。白鷹さん、薛漢さん、萬重山さんがやってきます。宝石を盗んだと思われる人たちがいて、3人は宝石を受け取ります。運んでいる途中、萬重山さんは茅瑛さんに脅されたことを話します。いろいろ罠がありそうですが、前進するしかなさそうです。
凌雲さんが届けられた箱を開けると、中は石だけでした。激怒して馬に乗って、白鷹さんを追います。凌雲さんたちが出かけたのを見て、茅瑛さんは父と一緒に追います。
白鷹さんたちは途中で狙われます。向雲鵬さんでした。あなたたちが運んでいるものは石だと言います。確かめてみると、やはり石でした。よくわかりませんが、黃玲珊さんが騙したようです。
彼も入れて4人で戻ります。凌雲さんと遭遇します。お互いがお互いを疑っていると、凌雲さんの横にいた王道さんがいきなり凌雲さんに刃を突き付けます。ってか、いたんだ。
凌雲さんは本物の偉い人ではありませんでした。たくさんの罪を犯してきたようで、モンゴルの潜入捜査官 王道さんは彼を裁判にかけるために宮廷に連れて帰ろうとします。
面倒なことになりそうだと感じた白鷹さんは黃玲珊さんたちがいる谷に向かいます。
王道さんは護衛を倒し、凌雲さんと戦います。王道さんが「逮捕する。」といった瞬間、凌雲さんは自害します。
4人が谷に着くと、王圻生さんっぽい人が出てこいと言います。向雲鵬さんが代表で出ていきます。目の前に宝箱が置いてありました。黃玲珊さんと汪威江さん、茅敬順さんが出てきます。黃玲珊さんは「協力をすれば、リベンジの手伝いをする。」と言います。向雲鵬さんに考える時間を取ってくれます。
後ろから茅瑛さんたちもやってきます。困った4人。更に衝撃的な出来事が。向雲鵬さんは実は捜査官だったのです。彼が探していた悪党は茅瑛さんの父でした。逮捕に協力してくれたら、今までの罪は見逃すと言われます。3人は協力を承諾します。
前後から矢の攻撃が始まります。4人で敵に向かっていきます。薛漢さんのダーツ攻撃が炸裂します。黃玲珊さん、茅瑛さんが亡くなります。
茅敬順さんは仲間と共に置き去りにされている宝箱を持って逃げようとします。吉民立さんが必死にそれをさせまいとします。3人が宝箱にくっついていると、蓋が開き、爆発します。
茅瑛さんも吉民立さんも失い、父が嘆き悲しんでいると、王道さんが部下を連れて到着します。父は降伏します。王道さんは宝を回収するためにすぐに去ります。(宝はモンゴルのものだったようです。)
黃玲珊さんは宝箱に爆弾を仕掛け、3人を爆死させようとしていたようです。向雲鵬さんは白鷹さんたちに泥棒する以外の道を探すように声をかけて、彼らを見逃がします。3人が馬に乗って立ち去る姿で終わりです。
モンゴルっぽい雰囲気がよかったですが、説明不足な部分がかなり多く、犯罪がどう行われていたのかがわかりづらかったです。
そして、もっと馬が登場するのかと思ったのですが、序盤だけでした。
茅敬順さん、多し。薛漢さんがいい感じで活躍していました。
ポスター、誰も似ている人がいないけど・・・
どういうこと!?
