●くるる(代理:本多正信)

「実は今回の天下統一戦、とっておきの秘策を用意してたんだよ」

 

●吉乃ちゃん(嫁)

「とっておきの秘策?

天綾の誓約』を積んで負けても陥落しないという作戦ではなくてですか?」

 

「実は、あれは3つあった秘策の1つに過ぎないんだよね。

今回用意してた一番の秘策は、この人!!!」

 

 

 

 

「シクレ特の名古屋山三郎さんじゃないですか!

こんな武将持ってたんですね……」

 

「全く使ってなかったけど実は持ってたんだよね。

この人を実運用するためには、自己模倣スキルを1つ付ける必要があるんだけど、

統一戦前にダメ元でやった28%の合成に勝ったから、ギリギリ統一戦に間に合ったんだ」

 

 

 

 

「毛利さんであれだけ苦しんでた裏で、すごい幸運に見舞われてたんですね。

とはいえ、名古屋さんなんて何に使う気なんですか?」

 

「それがタイトルにある、不死鳥強襲ブノビ部隊なんだよ。

名古屋さんの初期スキル『天槍の舞』は自己模倣することで100%壊滅(兵士の全損)を防げる

さらにS2にある『真言念破』を付与することで、HP全損も防ぐことができる

つまり一撃では絶対に負傷・壊滅しない部隊が完成するわけだ!」

 

「たしかにこれなら一撃では死にませんが、結局HPが20まで減ってしまうと意味が……。

あぁ。デッキ上にいる限り、ザビエルさん・千利休さんのスキルでどんどん回復していくんでしたね」

 

「その通り!あとは強襲向きの速度&火力に特化した部隊。

つまりブノビ部隊に入れてやれば実用性のある部隊になると考えたわけだ!」

 

「変な部隊ばっかり作りますよね、毎回」

 

「ちなみにブノビ部隊をベースにしたのにはもう1つ意味があってね、

強襲部隊vs攻撃部隊の攻防では相性補正が強襲側にかかるというシステムを利用したかったというのがある」

 

「相性補正が強襲側にかかる……?

つまり弓で攻撃されて、馬の強襲部隊で受けた場合、強襲側の攻撃力が2倍になるってことですか?」

 

「そういうことだね。言い換えれば馬と器で攻撃できるブノビ部隊の場合、

弓多めの攻撃に対しては馬、それ以外に対しては器で強襲してやれば相性補正は必ずこちらの有利に働かせることができる。

いわば後出しじゃんけんをし続けることができるって寸法さ!」

 

「ブノビ部隊は発動率の高いスキルで埋めるため、火力が安定しているのが特徴ですからね。

1回目の報告書の火力で、おおよそ相手の兵科も割り出せるということですか……」

 

「そんなわけで編成した強襲部隊がこちら!」

 

 

 

 

「自部隊移動速度で攻撃力が上がる『武ノ美』を初期スキルに持つ島津豊久さん

部隊内で最も速い兵士速度を部隊移動速度の基礎値とする『穢土滅国』を初期スキルに持つ太田道灌さん

S2で『神光征軍』が出せる馬弓速度武将の蒲生氏郷さん

そして部隊の負傷・壊滅を阻止する名古屋山三郎さんですか……」

 

「本当は蒲生さんの代わりに、帰還速度を3倍にする太田三楽さんを入れたかったんだけど、

僕の位階じゃ強襲コストが届かなかったのでこの辺は妥協だね。

この部隊の期待値がだいたい1300万くらい。強襲で1.25倍されると仮定しても1500万くらいが基礎値になる」

 

「あとは相性補正が掛かればそれ以上に出せるというわけですね……」

 

「ちなみにこの部隊の最大目標は相手合流部隊のHPを削ることにある」

 

「相手のHPを削る?それは予想外ですね。

1500万程度だと合流相手じゃ削れるHPなんてほぼ0に近いのでは?」

 

「ところが実はそうでもない。

削れるHPっていうのは意外と火力差があっても大丈夫なんだ」

 

 

■HP被害計算式

勝利時残存HP = 100 -(敗北側火力÷勝利側火力) × 58(小数点以下切り上げ)
敗北時残存HP = (敗北側火力÷勝利側火力)×42-5

 

 

「この場合、攻撃側のHPを考えたいわけなので勝利時残存HPを見ればいいわけですね。

例えば強襲側(敗北側火力)が1500万として、攻撃側(勝利側)を10倍の1.5億と見積もると」

 

 

勝利時残存HP = 100 -(1500万÷1.5億) × 58 = 100 - 5.8 = 95

 

 

「つまり、火力差が10倍あってもHPは5程度は削れるわけだね。

こちらの火力を1500万として、攻撃側の削HPと火力の関係を並べてみると」

 

 

削HP 火力

HP=1 4.3億~8.7億

HP=2 2.9億~4.3億

HP=3 2.2億~2.9億

HP=4 1.7億~2.2億

HP=5 1.5億~1.7億

 

 

「今適当に計算した結果なので合ってるか不明ですが、だいたいこんな感じになりますね」

 

「しかも、盟主城に凸する場合、敵武将数依存系スキルを積むことが多い。

強襲は当然4武将で行うわけだからこれ系のスキルはほぼ不発と言ってもいい。

つまり9鯖の場合は少なくともHP2~3くらいは削れるだろうという計算になる」

 

「意外と強襲されたときって火力落ちますもんね。

これを複数回打ち込めれば、あるいは強襲だけでHP10程度削れる可能性もある…と」

 

「まあ僕の茶人レベルだと打てて2回だけどね!

もっと茶人レベルが上がれば、あるいは無限に打ち込める可能性もある!!!」

 

「なるほど……。

でもこれ成功したなら堂々と統一戦の記事に書けばよかったのでは?」

 

「まあ成功しなかったんだよね

理由は未だによくわかってないけど、26合流相手に強襲した時の報告書がこれ」

 

 

 

 

「兵士被害は全損を防いでいますが、HP被害が全損……。

なんでなんでしょう?」

 

「考えられる可能性は4つある」

 

 

①敵スキル発動率低下系スキルで『真言念破』が発動しなかった

②追撃ダメージ系スキルでHP20に踏みとどまった後、0にされた

③そもそもこういう仕様

④バグ

 

 

「①②④はなんとなく分かりますが、③の仕様でこうなってるってどういうことですか?」

 

「例えば相手の火力が3億出てたと仮定した場合、こちらのHP被害ってこうなるじゃん?」

 

 

敗北時残存HP = (敗北側火力÷勝利側火力)×42-5

勝利側火力:3億 敗北側火力:1500万とした場合

 

敗北時残存HP = (1500万÷3億)×42-5 = 0.05 × 42 - 5 = -2.9

 

 

「敗北時の残存HPがマイナスになってますね」

 

「この部隊を組む前は当然HP計算にも天井があると思ってたんだけど、

仮に『真言念破』の計算時に天井がなかった場合、いくら20%減少したところでダメージが100になる可能性は十分ありえるわけだ」

 

「うーん、それはサポセンに聞いて教えてもらえるのか微妙なところですね」

 

「ただ、一応空地凸して確かめた感じだと100倍以上火力差があってもHPは残ったから、

よっぽど③の可能性はないと信じたいけどね」

 

 

 

 

「普通に考えればスキルの効果でHPが0になってしまったということですね」

 

「仮に①が理由なら『天香山命』を積めばいいし、

②が理由なら『玄武の落延』を積めばいい。

道のりは長いけど、③でなければこの部隊は実戦でも使えるようになりそうだね」

 

「名古屋さんなんて古い武将ですから、探せばどこかに答えがありそうなものですが」

 

「逆に古すぎて見つけられなかったんだよね。

なのでもしこのブログを読んでくれた人で、答えを知ってるよって人がいれば

是非コメント欄か、9鯖北畠家の桔梗あてに書状を貰えると嬉しいな」

 

「同じようなことをした人は過去にもいたはずですから、何か手掛かりがあるといいんですね」

 

「ということ秘策の1つは完全に失敗に終わりましたってことで、今日はこの辺で!

おつでした!」

 

「お疲れ様でした」

 

 

 

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