建築デザイン(その2)。
次に天神駅から2駅離れた平尾という地区にある高級セレクトショップ。
調べれば、西日本最大級のセレクトショップらしいです。
もともとはYKKのジッパーを作る工場だったらしく、町の中でもシンボル的な存在感の
あった建物を、新しく建て替えて全く違う形にしてしまうのではなく、その存在感を地域
の中で上手く生かすことをコンセプトにしたそうです。
僕もこのコンセプトにはもっとも共感でき、喜多屋にとってもまさに当てはまるであろう
今回見た中では一番興味深いリノベーションでした。
まだ進化の途中でしたが、周りを6種類のグリーンで囲ってしまうことで、そこに新しい
存在感だけでなく、エコロジーにも配慮したデザインです。
店内も贅沢にスペースを使って、もともと工場にあった素材を上手く再利用して表現を
しています。窓の外にグリーンも見え、店内も明るく涼しげです。
オーナーとデザイナーの想いだけがデザインされたものではなく地域に対しての配慮
も考えられた、喜多屋にとっては大変参考になる建築デザインでした。
建築デザイン(その1)。
天神バスセンターで降りて西鉄グランドホテルのロビーでEさんと待ち合わせをし、
まず始めに向かったのは博多区にある老舗の和菓子屋の本店でした。
現代風のビルに妙にマッチしたカラフルな暖簾が印象的なエントランスを入ると、
左側にカフェ(喫茶店)があり、右側の少し奥まったところにショップスペースがあり
ます。入って直ぐの正面に埋め込んである紅い漆のブロックがとても好みでした。
少し遅れて到着したFさんと挨拶をし、カフェで食事をとりながら話をしました。
簡単に喜多屋の概要を説明して、僕の喜多屋における展開の構想を話しました。
Eさんの言うところでは同世代のFさんの設計デザインに対する考え方なども聞かせ
てもらいました。
『商業(売れている商品)のデザインだけがデザインではなく、作られたモノの全ては
デザインをされたもので、良いデザインはそれに関わる人たちの想いが如何に表現
されているか』、それを聞いた時に僕がそれまで抱えていた『自分の喜多屋に対する
想いをどのように形にするか?』という不安が解けていく気がしました。
また使われている素材についてもその性質を知った上で、新しい技法などにも挑戦し
形にしていく、それが大いに感じられ、今日一日その作品を見て回ることが楽しみに
なったひと時でした。
建築デザイン(まえがき)。
今朝早くに大分市内を出発して高速バスを使って福岡市内・天神に行って来ました。
竹田市のプロジェクトにデザインプロデューサーとして来られているEさんに建築設計
デザイナーのFさんを紹介してもらい、天神周辺にあるデザインの実績を見せてもらう
ためでした。
ことの経緯はこうです、、、。
喜多屋に移り住んで、登録有形文化財となった自宅を修復し将来店舗として“喜多屋”
の名を竹田市の中に復活させたいと考えた時、自分の喜多屋に対する想いをどう形に
するか?が課題でした。
僕自身はコンセプトを考え、事業展開を構想し形に行く作業はキライではありません。
正直デザインを考えたり、それを形にする作業も。
ただプロフェッショナルではないので『こんなデザインで、こんな店作りをしたい!』と
想いがあっても、それをデザインと言う意味で形にする術は残念ながら素人レベル。
今僕のいる喜多屋のオフィススペースは、あくまでも僕のオフィスなので、気に入った
デザインを建築会社に伝えてそれを形にしてもらい、気に入った古い家具や調度品を
置いて、自分だけのお気に入りスペースを作りました。
だからこのデザインが良いか悪いかは別にして、自分の世界で、自分の好きなモノに
囲まれているんだからこれで十分満足です。
でも外に向けて発信していき、店舗として人が惹きつけられるような喜多屋デザインを
考えた時に、正直今手元にある駒だけでは不安でした。
また喜多屋を登録有形文化財として修復した時に、外装については決まりごとの中で
当時の状態への復元をしたとしても、内装に関しては単なる復元ではなく時代に合った
アレンジをして、それをこれからの新しい喜多屋の姿にしたいと思っていました。
少し前Eさんに喜多屋の修復予定箇所を見てもらいながらその想いを話した時、共感
をして的確なアドバイスをいただき、Eさんの仲間で一番この町と喜多屋の想いに合い
そうなデザイナーを紹介してくれる、、、。
それが今日に繋がりました。




