高校教師あれこれ日記 -5ページ目

呑み話2つ

北村です。

教師です。

ちっと呑んでます。


最近「酒」に関する記述がないので、

このところあった呑み話を二つ。


十三で呑み会をしました。

私が幹事をしましたが、

なかなか良い店だったので紹介を。


「ばりばり」というお店。

12名以上だと、2階を貸切。

この残暑の残る中、コース料理のメインは鍋。

2時間飲み放題で3500円。

幅1,2メートル4段の棚に、2列でならんだ焼酎。

「この棚すべて飲み放題です」

えっ?ほんとに?


うぉ~!

それだけの焼酎がすべて飲み放題。

実際に目の前に置かれると興奮します。

しかも盛り上げっていれば、

+800円で1時間延長出来ます。

もちろん盛り上がってなくてもできます。


もちろん私たちは盛り上がりました。

なかなか楽しい一夜でした。



所は変わって、少人数で呑みに行った日。

隣で4人家族が食事に来ていました。

オープンしたてで少し接客にまごつく従業員。

隣のお父さんが従業員に少し怒っています。

どうやらなかなか来ない1品があった模様。


そうこうしているうちに食事が終わり、

家族で和やかに食後の会話をしていました。

とそこに、家族も忘れていた遅れた品が。


「すいません、おまたせしました。

 ガーリック餃子になります。」


・・・・・・。

沈黙する家族。

すでにデザートも食べ終わりかけです。

でもお父さん、「もういらん!」とは言えなかったよう。

「ものすごい匂いだな~」

なんて言いながら私と合った目には、

哀愁と情けなさと照れ隠しの光がありました。


がんばれ、お父さん。


『メディア社会』

エントリー№67 『メディア社会』

佐藤卓己 岩波新書 740円(税別)


昨日、岩波新書が多いと書きました。

本当に多いか過去を調べてみました。


8月30日現在

1 岩波新書       6冊

2 光文社新書     4冊

3 ちくま新書      

  角川oneテーマ21 3冊

※新書 28冊中


真実、多かったようです。

特に意味はありませんが、今回も岩波です。


「現代を読み解く視点」と副題にあります。

確かにメディアは現代を考える一つの指標になるでしょう。

ただ、この本がそのための一助になるか?

そこは何とも言えません。

大いに賛成も出来なければ、全面否定もできない。

私の読後はそんな評価になります。


 「メディア」を知る

 「情報」とは何か

 ジャーナリズムを取り巻く環境

 テレビのゆくえ

 脱情報化社会に向けて


すべてではありませんが、

このような各章タイトルになっています。

知りたい情報が詰まっているようにタイトルからは思います。

でも私が嫌いな、短い一話読みきりなんです。

「京都新聞」での50回の連載を集めたもの。

このスタイル苦手なんですよ。

何か一話一話小粒で、残らない。


正直、新書1冊の中で「これだ!」って論は片手程度のもの。

大きく「知る」「理解する」ことができるのは。

だから50話もあるとちょっと面白いな~と思っても、

それくらいで終わってします。

私の理解力の限界や、集中力のなさにも原因はあるんでしょうが。


読んで欲しい度、3点。

タイムリーに新聞や雑誌にあってこそ光るコラム。

なかなかこのスタイルの本で「凄い!」ってのには出会えない。

もちろんあるにはありますよ。

でもこの本はそうでなかった、それだけのことです。

『小説の読み書き』

エントリー№66 『小説の読み書き』

佐藤正午著 岩波新書 740円(税別)


そうそう、そうなんですよ。

最近、岩波新書なんですよ。

友人のS氏からも指摘を受けましたが、

特に文学部出身だからではありません。

岩波新書が1000点突破で表紙をリニューアル。

そんな書店に平積みの赤い表紙がよく目に付いてだけ。

書店や、出版社の策略にまんまとやられたわけです。

けど、やられて良かったときもある。

この本がそう。


佐藤正午氏

聞いたことが歩けど、読んだことはない小説家。

その佐藤氏が小説家としての目で大家の代表作を批評。

その切り口と語り口が笑える。

「重箱の隅をつつく」と言いますが・・・・・・、


何の気なしにこのとき「重箱」を辞書で引いてみました。

すると「重箱の隅を楊枝でほじくる」とあるではありませんか。

「ほじくる」なんとなく下品で粗野な言い回し。

「重箱の隅をつつく」も同意ということで載せてましたが、

メインは「重箱の隅を楊枝でほじくる」でした。

恥ずかしながら不肖国語教師、このことを始めて知りました。


閑話休題。

そこまでこじ付けながら批評するか!?

と突っ込みたくなる内容なのです。

ただし、それらしく引用し、もっともらしく資料を提示する。

なんとなく強引な説得に、引き付けられつつ苦笑がもれます。


川端康成『雪国』から始まり、

森鷗外、夏目漱石、樋口一葉、太宰治、芥川龍之介、

谷崎潤一郎、田山花袋、開高健などなど。

これで3分の1くらい。

知らない作家が一人だけいましたが、

ほぼ誰でも知っている大家をいじくっています。


読んで欲しい度、7点。

知っていても意外と手にとっていないもので、

半分くらいしか扱われている作品を読んでいませんでした。

これを期に、2冊買いました。

そんな気分にさせてくれた本ですよ。

『冠婚葬祭のひみつ』

エントリー№65 『冠婚葬祭のひみつ』

斎藤美奈子著 岩波新書 740円(税別)


30歳に片足をつっこむような年齢になっても、

冠婚葬祭のしきたりなど分からないものです。

近しい人が亡くなられたり、結婚式に呼ばれたり、

そんなときには慌てふためくもの。

そこで今回、この本を選んでみました。


これを読めば、絶対安心!

もう人前で恥をかくことはない!

といった内容ではやはりありませんでした。

これを読んでもやっぱり冠婚葬祭であせるでしょう。

でも日本のハレの日、

その文化がどのように形作られたのかが分かる本です。

また驚きもたくさんありました。


日本では火葬が当たり前ですが、

1896(明治29)年では27%しか火葬されていません。

ほとんどが土葬でした。

挙式では神前結婚が一時期主流でした。

今はチャペル式になってますがね。

神前結婚のルーツも1900(明治33)年です。

大正天皇の婚礼がそれだそうです。


歴史的な事実だけでなく、現在のデータもあります。

挙式と披露宴にかかる平均額は279・8万。

出席者平均人数70人、招待客一人当たり単価4万円。

なんてのも分かりますよ。


読んで欲しい度、5点。

常識と思われている、伝統だと思われている冠婚葬祭のマナー。

しかし、それそのものが100年程度の歴史でしかない。

これからもどんどん変化するかもしれない。

文化に対しての自分の常識を柔軟にするには、

材料が身近な冠婚葬祭はいいかもしれませんね。


そんなに馬鹿か?

北村です。

教師です。

憤ってます。


昨日、任天堂DSを買いました。

講師の方から、漢字検定学習ソフトやらが9月に出るらしい、

そう聞いて仕事のためだと自分に言い訳しながら買いました。


結構人気なんですね。

ヨドバシカメラでは在庫はもちろん、

予約すら入荷未定のため受け付けていませんでした。

しかし、そこは茨木。

駅前のゲームショップに行くと、中古があり即ゲットしました。

ソフトは脳年齢を測るやつとマリオ。


そんなゲームにうつつをぬかしている教師だからでしょう、

こんななめられたことがありました。


今朝、教室に行くと教卓に宿題が提出さていました。

夏休みの読書感想文です。

期限は過ぎていましたが昨日叱った生徒からだったので、

「よしよし、最低限のことはしようとしているな」

と少し嬉しくなったものです。

と、その下にももう一枚読書感想文が。

他生徒が提出していたのでした。


その場で内容を確認することはせず、

職員室で感想文を読みました。

なんだか本の解説を写したような内容。

まあ、よくある話です。

仕方ないな~と思いながらもう一枚を読みました。


そこで私は一転して怒りの形相に。

まったく内容が同じなのです。

一言一句同じなのです。

もちろん放課後呼び出して叱りまくりました。

昨日叱った生徒が写したのは言うまでもありません。


2人で日をずらすとか、みんなが提出した日でも気づくだろうに、

遅れて2枚だけ提出してその内容がまったく同じなんて。

いくら脳年齢40歳の私でも気づきます。

馬鹿にされているとしか思えません。

不正行為に対してより、

馬鹿にされたことに対して腹が立ちました。


このストレスを解消すべく、

今日も帰ってマリオでもやるか。


『日本語の歴史』

エントリー№64 『日本語の歴史』

山口仲美著 岩波新書 740円(税別)


本の紹介も再開です。

さぞ夏休みは本も進んだことだろう、

とお思いの画面の向こうのあなた!

期待を裏切り申し訳ありません。

むしろ生活リズムが作れず、

本を読む時間がなかなか捻出できませんでした。


え?期待などしてないって?

それより100冊に届かずあせる私を見たいって?

そうはいきませんよ!

・・・・・・多分。

これからも読書にいそしんでいきますので、宜しく。


さて、本題です。

今回はタイトル通り「日本語の歴史」

おおまかな歴史区分の上で、

その区分ごとに特徴的なことを取り上げ1冊にまとめています。


奈良時代は漢字と出会い、日本語に置き換えていく様子を描き。

平安時代は文字を文章として書き表していくさまが中心。

鎌倉・室町は文法の変化を、「係り結び」から見ていく。

江戸時代は文字と音との関係に触れて、

明治時代以降は言文一致を文学作品を軸に語る。


簡単にまとめるとこんな感じです。

なんとなくダラダラと文字や文法の歴史を綴るのではなく、

テーマを決めて各時代の特徴をまとめてくれています。

それがとても面白いところ。

日本語が徐々に現在の形になった流れが、

マンネリを感じずに知ることが出来ます。


読んで欲しい度、7点。

堅苦しい部分もありますし、タイトルもそう感じるでしょう。

でも、これが王道の「日本語」論でないにしても、

一度読んで欲しいと思いますね。

受験生は特に。

試験問題に使われそうな予感ですよ。


お久しぶりです

北村です。

教師です。

切り替えています。


いやいや、ご無沙汰していました。

昨日まで夏休み。

今年は大阪インターハイなどあり多忙でした。

その直後には学習合宿。

そして日々のクラブの練習。


もちろんブログの更新をする時間はあったのですが、

なんとなくパソコンの前に座る機会を逸しまして。

そのままズルズルと。

しかし今日始業式。

学校の授業が始まります。

気持ちを切り替えて、ブログも再開します。

今後ともよろしくお願いします。


さあ、今日は2学期開始でしたが、

1人だけ出席していませんでした。

電話してみると、

「ええっ!28日からじゃないんですか!?」

ととぼけた声を出していました。

まあ、確かに中途半端な日から開始です。

兄弟がいれば間違いもするでしょう。

しかしあなた1人です、うちのクラスで来なかったのは。

明日から元気に登校して下さいな。

そんな再開の一日でした。


『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド<上巻><下巻>』

エントリー№62・63 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド<上巻><下巻>』

村上春樹著 新潮文庫 620円(税別)・580円(税別)


春樹です。

私はあまり春樹が好きではありません。

春樹ファンの方、申し訳ない。

しかし、友人のヒットマソ氏に薦められたので読んでみました。


二つの世界。

これが交互に描写されます。

繋がりあうのか、

いやむしろどう繋がっていくのか。

そのあたりが気になりつつ物語は進みます。


やはり鼻に付くのは、

粘っこくしつこい描写とカルチャーの羅列。

でもそれを差し引けば、後半は面白かった。


中盤に主人公は災難に見舞われ、

大冒険をすることになるが、

終盤落ち着いて終局を迎える。

この終盤は劇的な変化や足掻きがなく、

なんだか不思議な感覚で本を閉じました。


読んで欲しい度、5点。

これまで読んだ数少ない春樹本とは違う印象でした。

あまり食わず嫌いも駄目ですね。


ロスタイム

北村です。

教師です。

審判してます。


と冒頭で書きながら、

今日は審判を相手校の先生に頼みました。

今日は引率が私一人だったもので。


結果、4-0で久々の快勝!

半年以上かかりました、今日の日まで!

もっとも相手校は合同チームで、

ジャスト11人しかいませんでしたが・・・・・・。

まあ、何はともあれ勝ってよかった!


ただ、少しアクシデントが。

後半35分がたち本来なら試合終了。

しかしロスタイムがありますので、

まだホイッスルは鳴りません。

炎天下の中、勝っているとはいえ生徒はヘトヘト。

早く勝利を確定する笛を聞きたい!

でも、普通2~3分のロスタイムが、

とうとう5分たってしまいました。


生徒に最後まで集中しろ!

とゲキを飛ばしながらイライラいらいら。

「もうロスタイムも5分以上たったからラストだ!」

と、審判に聞こえるように言ったりしました。

ついに10分がたってやっとホイッスル。

後半はなんと45分ありました。

これじゃプロと同じ時間だよ。

生徒はヘロヘロでした。


試合後、審判をした先生とは違う方に、

ロスタイムについて理由を尋ねてみました。

その先生もわからないようでした。

「A先生タイムだったんでしょう」

って、お~い!

田舎の人じゃないんだから。

本当に頼みますよ~、A先生。



『ロミオとロミオは永遠に<上><下>』

エントリー№60・61 『ロミオとロミオは永遠に<上><下>』

恩田陸著 ハヤカワ文庫 各640円(税別)


またまた忙しいので軽めの本を。

恩田陸氏でございます。

ちょっといい印象がないんですよ。

これまで何か読んだんですけど。

でももう一度チャレンジしてみました。


ストーリーは近未来の日本、そして東京。

環境破壊により地球は壊滅。

そのために、かなり極端な思想や規制がかかる世界。

詳しい新世界の情報はありませんが、

それよりもストーリーを読ませたいようです。


主人公は高校生。

「大東京学園」に入学した男の子たちの生活です。

学園で簡単に人が死ぬのは、

なんかバトルロワイヤルを思い出させます。

そんな振り切れてしまっている世界の物語。

小説なので詳しい説明は避けます。


読んで欲しい度、3点。

中高生が夏休みにちょっと読むのはいいでしょう。

しかし、大の大人に是非とは言い難い。

なんだかアニメみたいな小説です。