日々の暮らしに福を呼ぶ
お料理 喜想菴 女将の和のおもてなし
鈴木美和です
はじめましての方はよろしければこちらへ⇩桜の絵から
今日のMamoruの手仕事で1番だと思うもの
はい
Mamoruとは?
喜想菴 主人のことです
⬆の『Mamoruの手仕事 解説』を読んでもらえればわかりますが
様々なことをこなす主人
その中でも1番だと私が思うものがあります
ええ
主人のできること集大成的な作品です
うっそうと生い茂るものがなくなって
喜想菴の東側の土地には
うっそうとしたサザンカの木が生い茂っていて
国道からすっぽり隠れていた喜想菴
よく、お客様から国道からもみえない一軒家なので
『場所がわからない』やら
『見えなかった』はよく言われてました(;^ω^)
おまけに
思い返せば
そのサザンカは全くの手入れをされていない
林のような伸び放題で
その下の雑草も伸び放題…
すすきのような雑草が2メートル近く伸び放題…
ここに
死体があってもわからないのでは?😱
と
思うくらいの80坪ほどの土地にあるサザンカの林
火事になったら
間違いなく被災するくらい隣接していて
怖いなぁ〜っていつも思ってました
その作品ができるまで
それでも
ある日突然
地主さんがそのサザンカを切り倒す日がきて
隠れていた喜想菴が道から丸見えになるように…
そうそう
すっぽり隠れていて
それでも
そのサザンカの林が恐怖だった割には
都合が良かったこともあったの
えっ?
だって
店に置いておけない大きな鍋や
主人の手仕事の残材などが積んであったりしましたから
そんなものも丸見えに
そうなると
格好が悪いわけなんです…
だから
今日のキーワードの作品とは、
塀(へい)
今
へえ〜!
と言ってくださった方ありがとうございます(^_-)-☆

何度かの試作の末に
はじめは
夢希望に燃えて
竹垣で作ってました
懇意にしている庭師さんの指導の元
竹の組み方とか教えてもらい
今は竹取りも全部こなしておりますが
当時は、青竹も買ってました
それでもね
竹はすぐ色が褪せる(-_-;)
苦労が報われないっていうか
みすぼらしくなってきちゃうんです
かと言って
なんちゃってプラスチックは絶対NG!🙅
しばらく
考えていた主人
やっぱり
ちゃんとした塀を作ろうと思ってると
そんな時は
引き寄せるのか
たまたま懇意にしてる陶芸家の先生から
陶芸用の粘土を大量にもらえることになり
材木も
銘木屋さんから
雨風に強いといわれ
お風呂の材質にも良いと言われる
高野槇(コウヤマキ)も手に入り
材料は出揃ったのです

思ったより大変だった
何でもそれなりにこなせるので
何でもやっちゃいますが
実は
Mamoruは
同じことをずっとしてると飽きちゃう人です(^o^;
だから
この塀(へい)ができるまで1年近くかかってるので
かなりの忍耐を強いられてたと思います
それでも
【大和張り】という手法で木を組み
上に乗せる瓦も自分で焼きました
これが
簡単ではなかったのは
焼き物は歪むんですよ…
真っ直ぐに作っても微妙に歪む…
それをぜ〜んぶ並べて真っ直ぐになるように
パズルを組み合わせるようにコツコツ並べるんです
まぁ
今にして思っても
気の遠くなる作業です
よう!頑張った👏
だからこれが1番
瓦の止めの焼き物も多めに作り
1番はハマるものを載せました
残った瓦の止めは
⬆の写真のように店内に飾る事ができるほど
アートな作品になりましたし
お客様から見える位置に
古い
近江八景の景色が彫り込まれた
欄間(ランマ)を組み込むデザインに
欄間(ランマ)ってわかります?
昔の日本家屋の座敷で
ふすまの上の隙間を埋めてるもので
昔はアートな作品に溢れていた所です
昔の人は、この欄間(ランマ)に凝ったんですよね
だからね
まさかの
こんな欄間(ランマ)を組み込んた塀なんて
きっと、どこにもない!
だから
Mamoruの手仕事 数ある中で
この塀(へい)が一番の大物だと思っているわけなんてす
へえ〜🤔
となれば
おあとがよろしいようで(^_-)-☆
🔴今月のいちオシ記事🔴