中目黒の実相山正覚寺に参拝後、光が丘美術館で「モーツァルトの万華鏡」というコンサートに参加
2023年6月9日中目黒駅から徒歩5分ほどの場所に実相山正覚寺があります。山手通りに正門がありますが、御成門から参内しました。御成門を入った正面が鬼子母神堂です。正覚寺に祀られている鬼子母神像は、伊達家側室である三沢初子がわが子の無事を祈念した田兄弟試作開運子安鬼子母神の尊像です。鬼子母神の好物は吉祥果「ざくろ」で、種が多く、子孫繁栄の象徴とされています。伊達家側室である三沢初子が三代目藩主綱宗の隠居謹慎により、わずか2歳で藩主となってしまったわが子の安全を鬼子母神像へ祈念し、当時は正覚寺にも深く帰依していたと言われています。三沢初子は歌舞伎「伽羅先代萩」の主要人物である正岡のモデルであると言われています。境内には三沢初子像がありました。祖師堂堂内には徳川家斉が江戸城で拝んでいた日蓮上人像が安置されています。本堂本尊は釈迦如来で、元和5年(1619年)に日栄上人のよって開山された日蓮宗の寺です。御朱印は寺務所で頂きました。御朱印は境内には布袋尊像や橋本牧場供養碑鐘楼堂淨行殿瘡守稲荷皮膚の伝染病に御利益のある守護神として信仰されています。実相会館正門この後中目黒駅から渋谷駅→表参道駅→光が丘駅と乗り継いできました。地上に出るとヤマボウシの木が何本かありました。光が丘駅から徒歩10分程で光が丘美術館に着きます。ここは初めてです。14時から日本モーツァルト愛好会第534回例会があります。「モーツァルトの万華鏡」~詩情豊かなピアニズム~と題した斎藤亜都沙のピアノ演奏があります。会場はピアノはベーゼンドルファーです。風格のあるピアノですね。ただ椅子が貧弱で座り心地が悪いです。ピアノニストの斎藤亜都沙さん国立音楽大学ピアノ専攻主席卒業の逸材です。今日はモーツァルトのピアノソナタK.309、K.310,K.311をメインにパイジェッロの歌劇<哲学者気取り>の「主に幸いあれ」による6つの変奏曲K.398とデュポールのメヌエットによる9つの変奏曲K.573が演奏されます。ピアノソナタK.310は短調の曲で割と演奏会にとり上げられますが、他は地味な曲であまり演奏される機会が少ないです。ディヌ・リパッティのピアノで聴いてみてください。今日は朝から強行軍だったのでコンサートに集中できなくてあまり愉しめません。役員から連絡事項や報告があり、斎藤亜都沙さんのモーツアルト観や演奏歴などのお話を聞いたりして、モーツアルトは易しそうだけど難しい、上手に引けて当たり前、ということらしいです。このプログラムの練習が大変だっと言っていました。モーツァルトのピアノソナタは初心者でもある程度弾けます。聴かせる演奏は難しい。リパッティなどは名演奏の部類に入ります。女性ピアニストの限定すると、リリー・クラウス、イングリッド・ヘブラー、内田光子、マリア・ジョアン・ピリスがイイのではないでしょうか。今日は椅子が気になってアンコールも聞かずに帰ってきました。