最近暑くなってから散歩に出る時間を変えようと思い、

朝一で散歩に出るようにしたと前回書いたと思います。

当然、朝の散歩ではこの日差しの中に身を置くことになりますが、

その中で気が付いたことがあります。
朝一で太陽の光を身体に受けるという事が、如何に身体の回復に役立つかという事です。
太陽光にはいろいろ大事な物質を生み出す力があるようです。

健康な時は、日中、太陽が出ている時に外に行くなんてそんなことは当たり前で、

午前中のあまり暑くない時間に屋上に行って洗濯物を干すという普通のことが、

すごく身体にはよかったんだと思えます。

今回は太陽が大切という話ではなく、実は、月の満ち欠けについても私たちの身体には

大きな関係があることに気が付いたのでそのことをお話します。

この病気が分かる前でも、体調を崩して、遅く起きたり、外に出なかったりと、

だんだん身体を自然の中にさらすことが減りました。

今年の4月以降、用事もないのに、無理して外に出るのも面倒だという思いもあり、

部屋で体操をしたりと若干おさぼりの日々でした。

ところが、気が付いてみると今年の6月あたり、もしかするとそれよりも前から月に一度

極端に体調が悪くベットから起き上がるのも辛い日が3日ほどあることに気が付きました。
しかも、その3日以外はどうという事がないのです。

体調を崩すような身体に悪いことをした覚えもないので、どうしたんだろうと思って

カレンダーを確かめると、どの月も「新月」を挟んで3日間具合が悪いのでした。

で、私の場合どう体調が悪いかというと、腰や膝の関節がガクガクとしてしまい、

自分の感覚で力を入れると、突然ガックっと力が抜けることがあり、バランスを崩します。
関節という関節が緩む感じです。
あと、怠さというか何もしたくなぁいというダラーっとした感じになります。

また、今回の場合は(8月8日が新月でした)、地球の引力が倍くらいになったような感じで、

足が地面に吸い付けれられるようになり、一歩一歩がなかなか踏み出せなくて

踏み出した足は今度は、吸いついて持ち上がらないという感じが起きました。

お産や死期は、潮の満ち引きと大きな関係があります。

最近の産婦人科は医者の都合で勝手に日付を割り当てられるようになってしまい、

そのせいもあって、帝王切開やお産の事故が増え、産婦人科医が極端に

少なくなってしまいました。

昔は「満潮」じゃないからまだ生まれない…といい、同様に死ぬときは、

干潮で亡くなる…といったものです。

これもまた、人の身体と自然の摂理が乖離してしまった例ですね。

新月とは「地球→月→太陽」と地球から見て月と太陽がほぼ同じ方向に並んだ状態。
太陽も地球に対して引力を発生しているので、月と太陽が同じ方向にあると、

月の引力に太陽の引力が加わり、海面の引っ張られる力が最大になります。

月は太陽の明るさに隠れて見えなくなり、きれいに重なると日食が起きます。

月と太陽が同じ方向にあるのが新月なので、新月が一番干満の差が激しくなる、

ということです。
地球と太陽と月が一直線になるのが「大潮」で、月と太陽の引力を強烈にうけるので、

引っ張られる力が最大になるのでしょう。

月が上昇して地球を照らすと、月の引力で海は満ち潮となります。
一方、地球の裏側は月の引力は弱いものの、地球の自転の遠心力などによって、

こちらも満ち潮となります。
その中間が引き潮です。

月の動きは地球の自転より余計に時間がかかるため、満潮と干潮の時間が

日々変化していきます。

加えて、太陽との動きが重なることで、潮の満ち引きの大きさが変わり、

満月や新月のときに「大潮」、半月(上弦の月、下弦の月)のときに「小潮」が生じるのです。

潮が動けば海中のプランクトンの動きも活発になり、それを餌にする魚たちも

活動的になります。
釣りの絶好のタイミングが「大潮」と言われるワケもそこにあります。

私は、新月を挟んで3日すると嘘のように治ります。

先月は、全く何もしたくない日々が3日続きました。

私は「新月病」と言っていますが、ここの施設の利用者にも女性の場合、

普段は歩けるのに急に立ち上がれなくなったりする人があるようです。

一方、満月は「月←地球→太陽」と地球から見て月と太陽が逆に並んだ状態。

月は太陽の光を浴びてくっきりと見えます。

ちょっと待って。

月と太陽が逆の方向にあるなら、新月ほど引っ張られる力は強くないんじゃないの?と

思われるかもしれませんが、月に一番近い所で満潮が起きている時、

その反対でも満潮が起きています。

それは遠心力のせいだそうです。
地球の海水は引力と遠心力で、月に一番近い所と反対側で満潮が起きます。

だから潮の満ち引きは1日に2回あるのだそうです。

新月の時は、遠心力で逆が引っ張られているところへ太陽の引力も加わり、

強い影響が出るということなんですね。

満月と新月で通常より強く引っ張られ、海水が大きく盛り上げる現象が大潮です。

満月の日は出産率が高いというのも、人間の体の80%は水で、

特に妊婦さんのお腹の中には羊水が満ちているため、

海水のように引力の影響を受けやすいと考えられます。

お産の経験がないとわかりにくいかも知れませんが、お産は骨盤が緩むと始まりますから、「大潮」で関節が緩むのかもしれないという感覚は的外れではないように思います。

考えてみれば人間の体も70%は水分なので、月の引力の影響を強く受け、

大潮のころは体の中の水分が月に引っ張られることになります。

女性の多くは、満月や新月前後に生理が始まると聞きます。
月の引力が私たちにも生理的な影響を与えていることは間違いなさそうですね。

海は地球の面積の約70%を占めていますが、実は人体の水分量も

全体の約70%となっているのです。

まるで私たちは体の中に海を持っているかのようですね。

そう考えると、月の満ち欠けが人体に影響を及ぼすということも、

自然なことのような気がしてきませんか?


幸い、私の場合満月にはそれほど大きく体調の変化はありません。

体調の変化を病気の悪化と考えず、こんなことに気が付くと

案外自分が地球の一部だという事に思い至ることができるかもしれません。

皆様も月の満ち欠けと体調をチェックしてみるといいかも知れません。