以前お話した「生ナッツの素晴らしさ」は、情報に大きな誤りがございました。
生ナッツの「酵素阻害成分」は、大変危険です。
また、塩分の摂りすぎもALSの体には負担が大きいこともわかりました。
(その他失敗から様々な学びを得ましたが…)
実はここのところ5月くらいから極度の不調が続き、
自力でベットから起きられなくなりました。
同時期に生ナッツを食べ始め、生ナッツに
「酵素阻害成分」があることは承知していましたが、
どのくらい危険かは知りませんでした。
半年近くも食べ続け胃腸の調子が悪いのがずっと続き、
それでも「酵素阻害成分」の所為だとは思わず食べていました。
ところが以下に詳しく書かれていますが、大変危険な毒物なのです。
参考文献
鶴見隆史;世界の医師が注目する最高の食養生
「食」による病気治療と予防の効果
;株式会社評言社.Kindle版.
生の種は毒(酵素阻害剤)
●フルーツを食べるとき、間違ってリンゴやブドウ、スイカ、ミカンの種などを
飲み込んでしまうことも危険なこと。
●種には酵素阻害剤がある。
●酵素阻害剤が体内に入り、体からどんどん酵素が失われていく。
中略
●アーモンドやナッツも種なので、生アーモンド、生ナッツを食べてはいけない。
●「アーモンドやナッツを食べると体によい」などといわれているが、
「生でない」ことを大前提にしないとおそろしいことになる。
●アーモンドやナッツはローストが必須。
中略
●アーモンドやナッツやピーナッツなどを生で食べたら大変。
●酵素阻害剤であるアブシシン酸の害があるから。
●酵素阻害剤は猛毒
●体に入ると特にすい臓がんになりやすい。
(もちろんあらゆる病気も起こりますが)
●すい臓がんになると長くは生きられない。
(ただし、きゅうり、トマト、ナス、キウイフルーツ、イチゴなどは例外)
ご存じなかった方で私のように食べてしまった方、
本当に間違った情報をお届けしてしまいすみません。
この猛毒を半年近くも食べ続け、今はすっかり症状が進んでしまい、
一人で起き上がれなくなってしまいました。
起き上ってしまえば何とか普通に近く動けるんですが、相当体力は落ちています。
体力の衰えは声にも表れていて、出にくくなってしまいました。
ただ幸いなことに、メンタルはダメージが少ないので、
体は過酷な状況でも何とか持ちこたえています。
不思議と歩行や嚥下には影響が少ないのですが、
お腹の調子はずっと悪いまま(しかも腹筋が働かない)で、
今必死に回復のために酵素を外部から取り入れています。
外部から取り入れているというのは、もちろん食事です。
一時期は下痢と便秘のひどい状態が3か月ほど続き、
一気に7キロ以上痩せてしまい、
お風呂場で自分の骸骨のような体にびっくりしました。
一人で起き上がれなくなったのは、
体力がガクンと落ちてしまったからです。
あれほど腸が大事と言いながら……
生ナッツの通販サイトにも、生でも大丈夫と謳っているので、
信じた私がバカだったと悔やまれてなりません。
施設の人たちは、急激に症状が進んだものと思っています。
失敗するにもほどがある!っと自分にあきれています。
アブシシン酸の害は玄米にもあり、
17時間以上浸水させて必要な処理をしなければ同じような毒があるそうで、
私が市販の玄米を食べるとお腹が重くて食べるのを辞めたのも納得がいきます。
なんで、生ナッツは気づかなかったのか…
やってしまったことは仕方がないので、
代償は大きいですが何とかやってみます。
とにかく、めげずに、半年後にこのおなかの状態、
体の状態が良い方に治っていることをひたすら祈りつつ、
食養生を続けることにします。