Vol.695『今に集中する or 夢を描く』
質問をいただきました。
"『夢を書きだせ』ということをよく聞くけれど、『今に集中しろ』という話も聞く。
どっちがほんと？"
という質問です。
簡単です。
皆さんもご存じのように、イメージをもつことはとても大事。
「夢を書きだせ」というのは、どの方向にベクトルを向けるのか？という部分になります。
私たちの意識には現実化する力がありますので、「まずは何をしたいのか？」を明確にするという意味ですね。
そして、それがしっかり決まったら。
意図を建てられたら。
そこから先は、目の前に起こってくる出来事に集中しろ、ということです。
何にも方向性を意図していない場合、それはそれでOKですが、それなりの結果になります。
以前、「何も決めない、そういうのが好き」という方もいましたが、そうすると、よっぽど幸福度が高くないと、同じような周波数を持つ人に囲まれ、その中で、エネルギーの強弱で人生をほんろうされる場合もあります。
「自由に起こってくることをすべて受け入れます」も悪くはありませんが、
「こうなりたいという意図」をもって、その通りになっていくのとどちらがいいか、ということですね。
これもさじ加減の部分もあって、「しっかりした意図を建ててから、自由に起こってくることすべてを受け入れます」と「自由に起こってくることをすべて受け入れます」では、大分人生の角度が変わってきますから、要注意。
あまりにもがちがちの意図建てはお勧めしませんが（なぜなら、顕在意識で認識できる現象があまりにも少ないから。細かな経緯、経過は潜在意識にお任せのほうが可能性がより高くなったりします）、何の意図もないのも私は少し「冒険者」かな、と思います（笑）。
なぜなら、最初に難易度を決められるからです。
何も意図していないと、難易度Sクラスに挑戦する人もいたりします。
これは望むものが達成難しいということではなくて、「すぐに達成できる」と思う人と、「時間をかけて達成できる」と意図するのでは、現実が全くかわってきますし、「いつか達成できたらいいなあ」では、いつもゴールを遠くに観る現実を引き寄せてしまうということです。
私の知り合いOさんはもの難易度Sクラスの人生設定なのですが、Oさんのすごいところは「自分はやり遂げられる。それもかなり満足度が高い」と意図しているところ。
私からみたら、「そんなに困難にしなくてもいいんじゃないかな？」と思いますが、結果、手にしたものに満足感を味わっているようですから、これは趣味の領域かな、と思います。
例えば、山に登るとして、健康で登ると意図するのか、途中で休み休みいくと意図するのか、途中で馬に乗せてもらうと意図するのか、ヘリコプターで頂上まで行く、という人もいます。
人生もこれと同じ。
楽々ヘリコプターでいくなら、山道で出会う野花や汗をかいて登る充実感は体験できません。
でも、頂上についてしまえば、見晴らす景色は同じ。
短時間で、さらに、労力も最小限ですみますよね。
だから、「どんな風に人生を設定するのか？」の意図はしっかり決めて、もちろん、途中で修正をかけながら、その上で、目の前に起こってくる出来事にしっかり集中する、ということが人生の達人かな、と感じています。
しっかり意図建てできるとね、その人のエネルギーが変わります。
これほんと。
だから、「未来に目を向け」「目の前に集中する」－どっちもやったらいいと思います。
「もう、自分に起ってくるすべてのことが最高最善」と心底思えるなら、それもまた良しですよ。
その時、同時に、「えっ」と驚くようなことが起こっても、驚かない覚悟を持つこと。
潜在意識が調整をかけて、自分の思考では思いつかないようなことを引き寄せることがあるからです。
例えば、クレーマーを引き寄せたとして、「しまった。こんなの望んでいなかった」と思ったとしても、そこでしっかり対応を学んで、目線を変えたことで、その後の大きな経験につながっていくということもあります。
曖昧な意図建ては時に強引に、時に予想もつかない出来事を起こし、心臓に悪いこともありますから、そこだけは気を付けて。
以前、クライアントさんに、「理想がまったくイメージができないから、もう、お任せにしちゃいます」という方がいました。
「どんなに考えても無理と思っちゃうので、どうしたらいいですか？」と質問されたので、一つ、ピンポイントだけ、ご自身で決めていただいて、「あとは、自分が思いもよらないような方法で達成すると意図を建ててみたら？」とアドバイスすると、１か月後に「叶いました！」と連絡がきました。
「決めて、後は忘れました。そうしたら、あれよあれよといろんなことが起こって。一瞬、これは無理かなあと思った時もありました。心臓にかなりわるかった。こんなに急にではないのがいいです」とおっしゃっていたので「すべてご自身できめられたんじゃないですか？」と返すと、「あ～。そういうことか～」と納得されていました。
皆さんもちょっと、「決めて」「意図建て」して、そして、目の前に起こってくることに集中してみてくださいね。
続きは次回（＾＾）。
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