若いうちに楽しちゃ本当ダメ
「会社を辞めて初めて気づいたことは、それまでは私は会社のブランドで仕事をしていたということでした。というのも、会社を辞めた後、以前お会いした方にアポをとろうとしたら、相手はなかなか時間を割いてくれません。以前はすぐにでもお会いできたのに...」
だからダメだって。20代のおまえが楽しちゃ。楽をしては。異業種交流会ならまだしも、コンパで名刺出す人。やめとけって。別にいいんだけど、20代のまだ若いおまえはマジやめとけって。ブランドがある企業なら本当やめとけ。
例えば、大阪行って道頓堀行くと。福岡行って天神行くと。名古屋行って栄に行くと。東京に行って渋谷に行くと。そこで歩いてる女性に話かけると。会社名や職業連呼するのはマジやめとけって。おまえが人一倍努力したから、良い大学に入れたし大企業にも入れたんだろうけど、だからこそマジやめとけって。逆にやめとけって。むしろ倍でやめとけって。恥ずかしいから。
何かに頼らなくてもなんとかせな。後になってからさ、「あ!この人、こんな仕事してる人だったんだ!」の方がいいよね。あの手この手使ってさ、なんとかないものをこうなんとかこねくり回してさ。もちろんその方が失敗するけどさ、鍛えられるからさ。ことわざにもさ、若い時の苦労を買ってでもしろなんちゃらってあるでしょ。先代の知恵だよ。
元どこどこのアイドルグループとか、元有名ユニットとか言わなくてもソロで長続きしてる人は中身がすごいし、どこどこの政党所属とか言わなくても当選し続けてる政治家は中身すごいし。
楽しちゃダメ。後できっと困るから。実績も強調しなくても今おまえの内にある考えやそれが表出された行動や文章や話だけでうわっ!すごっ!とわかるようにせな。そのために毎日勉強せな。場数踏んどけって。いけるなら絶対いっとけって。
決しておごることなくね。
でもちゃんとご飯はおごってあげよう。
70年の今日も暑い日だった
狭めんなよ、無限の可能性を
周りにいる20代に言っておきたい。
まだ20代のおまえが「会社のため」とか「組織のため」なんて考えるなよ。とにかく「社会のため」と考えろ。そのためにもっともっと勉強しろ。
若いのに、狭めんなよ、おまえの可能性を。
大人になってからすんなよ、誰かのせいに。
家帰ってテレビつけてさ、世界の裏側の凄惨な事件、問題がやってるじゃん。チャンネル変えんなよ。少しは胸痛ませろよ。そんなの見ても会社の売上が上がるわけじゃないとか言うなよ。社会のこともよく知らない時点でそんな思い込みすんなよ。
それでさ、布団にくるまって、職場の人間関係で悩むなよ。そんなのに悩んでる暇はおまえには1秒もないんだよ。
狭めんなよ、おまえの可能性を。
まだまだ若ぇんだよ。
30になって結婚して子供できて家買って定住したらいやでも狭められるんだから、今のうち見とけよ、おまえを取り巻く社会を。世界の果てまで。行ってくる必要はないけど思いをめぐらせろよ。
おまえに「会社へ恩返し」とか言われなくても大丈夫だよ。うれしいけどさ。10年後でいいよ。てか返さなくてもいいよ。「あ!おまえ、あの時のおまえかー!でっかくなったな。」って。
10年以内におまえが会社に返せることはないよ。その前に社会に返せよ。親に返せよ。
間違っても、狭めんなよ、おまえの可能性を。
まだまだまだ。成長やめんなよ。おい、だから成長だけはやめんなって。まじで。本当これはまじで。
もっと調べてみろ、考えてみろ、社会のことを。社会の問題を知って、自ら解決しようとしろ。そしたらなんと自然と、この会社もでかくなってるからさ。そういうカラクリだ。
でも20代のおまえは、そのカラクリを知らなくていい。証明しようとしなくていい。でもそうなってるから。
間違っても狭めんなよ、おまえの可能性。
下方修正すんなよ、おまえという人間の将来を。
生涯を通してギーリギリ叶うか叶わないかのデカイ夢を持て。今はデカイ夢に向かって進め。そして、挑め。失敗しろとは思ってないけど、失敗しても諦めんな。
20代の君たちの成功を祈ってる。そして君の成功を全力で支援する。
いかにして「主体性」を持ってもらうか
「何をするか」より「誰とやるか」
自分になんにもないからってメソメソすんな
名刺交換しても、絶対うちがどんな会社か知らないからいちいち説明する必要がある…プロダクトやサービスもないから後ろめたい。
ってぜんぜんいいだろ。
知名度もない、金もない、モノもない、人もない、経験もない、実績もない、オフィスすらない、なんにもない。もし「ない」ものばかりに目を向ければ、どんどん沈んでいく。
そもそも「ない」に目を向けるのは、誰かと比べるからだ。そしてそれが生み出す羨みや妬みは、夢の実現を妨げる最も強力な毒になる。
俺らには、「ある」がたくさんある。
夢がある、自信もある、若さもある、上昇志向もある、権限もある、失敗してもちいとも痛くないと思える勇気もある。そしてそしてだ、知名度や売上、オフィス、拠点、知識知恵、人材採用を拡大する無限の「余地」がある。なによりそれを実現する主体性がある。
そう強く思って、少しずつ少しずつ「ない」を「ある」に変えていこう。
思考錯誤しながら、あの手この手で動きまくって助けたり、時に助けられたりして、徐々に「ある」を増やしていこう。
自分自身でなにもないところから「ある」を増やしていくところが一番それはそれはごっつおもろいところだから、沈むどころがワクワクニヤニヤしながらガンガンいこうぜ。
主体性こそ集大成
おまえらの成功が俺の成功
心配すんな、俺といけるところまでどこまでもいこう!
生卵をぶつけられるほどの人になる
それは、これから何があっても、批判や非難をしないように。
仲間でも、会社の外の人であっても。
ただし、批判や非難されるのを恐れないように。
批判を批判で返さないように。1つの1つの批判を批判で返せば、より有名な方が必ず負けます。
批判されたら、それはなにかしら批判のし甲斐がある知名度がある影響力がある人、会社ということなので、その方にまで認知されるようになったということで、むしろ喜ぶように。感謝するように。
僕らはなにも人を欺こうとしているのではないのだから。
今後、もし何か幸運なことが舞い込み、我々の名前やサービス名が多くの人に知っていただけることになれば、批判されることは避けられません。相対的に批判される率は、改善努力によって下がるかもしれませんが、絶対数は上がります。
いつか誰かにどこかで生卵をぶつけられるかもしれない。
もしそのようなことがあっても、ぐっとこらえて、必要とあれば頭を下げ、未来を見るように。
明るい将来を描くように。
10年後の自分を思い描いてワクワクするように。
必ず結果が出てるから。批判した人と批判された人でしっかりとした結果が。
そういう考えで行くから、全員がその気持ちで。
ガンガン行こうぜ。もっともっとガンガン行こうぜ。
主体性と自主性
誰かに100指示されて120返してるなら自主性はあるんですけど、主体性はあるかな~。
たぶん少ないんですよ。主体性があるなら、会社の問題を自分のそれと捉えて行動するので、時に指示した人を喜ばすどころか、脅かしますよ。時に、100指示されて、-100で返すこともあるので。
上司なり指示した人が、保身に回る人ならビクビク、そうじゃない人ならワクワクですよ。
だいたい指示した人は、もう気付いてますからね。主体性で負けてることに。
さらに会社の問題が敷衍して、社会の問題をも自分のそれと捉えて行動できるなら、君はもうどこでもやっていけますよ。絶対食いっぱくれない。
それは会社に入っただけでなく、社会に出たということです。会社員と同時に社会人です。
君にそういう人になってほしいし、俺も目指すよ。
そう考えたら、空間的には、世界の果てまでもっともっといけそうな気がするし、時間的には、終わりなく永遠にもっともっと挑戦できそうな気がする。
それがチャプターエイトの経営目標であり経営理念であり行動指針すべての根底にあるもの。
「主体性こそ集大成」
君の成功を自分の成功だと考え、応援します。
「寿命」とはなにか
反対に、もしその人に才能があって、あっさり夢が叶ったら、その後の余生がグダグダになるし、第一、平均寿命80年にもなってないと思うんですよ。
「寿命は、夢が叶うか叶わないかのギリギリ良いところ」にいつの時代も設定されてるんです。昔から。太古から。
昔、平均寿命が40年だったのに今80年なのは、人口も増加して、技術も多様化かつ高度化して、記録もどんどん塗り替えられて、夢を叶えるまでの時間が昔より倍かかるようになったからなんです。
人の夢の多くは、大小あれどまとめると「なんらかの方法で他者へ貢献し、世界の発展に寄与すること」じゃないですか。世界の成長スピードもけっこう落ちてきて、今は80年ぐらい人間に与えないと問題解決ができなくて成長できないどころか衰退してしまうんですね。
だから、才能がないとかコネがないとか金がないとか思ってハナから諦めず、あの手この手を使って、時には有る事無い事言って、なんとかなーんとか少しずつすこーしずつ自分の足りないところは助けたり助けられたりしながら夢に近づけていく。
現時点でなにもないなら、より多くの人に会い、悩みを聞き知り、相手が喜ぶことをして、わらしべ長者的に徐々に自分が与えられることの範囲を増やしていく。
これがものすごい大事なことだと思います。そうすると、ギリギリいけるかいけないか良い線までは多くの人が行けますよ。絶対。もうぜぇぇったい。
取締役就任のお知らせ
私は「何をやるかより誰とやるかで勝負の9割が決まる」と考えており、人材の採用こそが自分の最も重要な仕事だと信じています。
佐野と出会ってから8年。目立ちたがらず、奇をてらわず、損得にとらわれず真面目で、1つのことに没頭すると寝食を忘れる集中力と数字やシステムに対する強さと実務能力、協調性なども含めて前職の時から「俺のパートナーはコイツしかいない」と考えておりました。
今まで何度話し合ったかわかりませんが、今回は本気度を無限大にするため、就任依頼状を美人書道家の荒絵美子氏に書いてもらい、めでたく受諾となりました。感謝。
依頼状を受け取った佐野が開口一番「俺はどんなことやればええの?」、「そらあ、俺ができないところすべてやろ」「まあそりゃそやな」というやりとりのシーンが昨日のことのように思い出されます。
おまえの成功が俺の成功!いけるところまでどこまでもいこう!よろしく!
<プロフィール>
さのたかし。1983年兵庫県生まれ。日本一有名な中高一貫校の灘中灘高校卒にもかかわず、あまりにも英語が苦手なため、国立大学を2回落ち、立命館大学へ。2007年アドウェイズ新卒入社。その後、ゲーム好きが高じて転職した会社でスマホ用ゲーム「ポケサカ」を企画開発し、大ヒットさせる。2015年株式会社チャプターエイト取締役就任。プロダクト開発担当。趣味はゲーム。好きな食べ物はフランスパン。口グセは「すみません。バケットください!」。寿司を食べる時にしょうゆをつけないため早食い。コテコテの関西人のため、ツッコミをボケ終わるか終らないかのギリギリぐらいで前のめりにしてくる。一人っ子。
